国道374号線

ROUTE374

起点:岡山県備前市→終点:岡山県津山市(57.6km)

 R374は岡山県備前市と津山市を結ぶ中国地方を縦断する3ケタ国道。誕生は1975年(昭50年)4月。同時期に誕

生した両隣の中国地方縦断国道(R373,R375)が瀬戸内と日本海を結んでいるのに、R374だけは中央の津山で終

わっている。主立った道路がすでに国道指定されていたからだろうか。そのためR374は岡山県内のみの国道となってい

る。

 R374は岡山県東部を縦断し、山陽道筋と津山地方を結ぶ主要幹線道路だけあって道は整備・改良が終わっている。

車・運送会社のトラックの姿が目立つ。また沿道に湯郷温泉などの観光地があるので観光バスの姿もよく見かける。

 吉井川沿いに進む整備された道が続くので、ぶらっと流して走るのには丁度良い道である。

走行日:2002年11月19日

走行方向:起点→終点

レポート:起点→終点方向

国道374号線

岡山県備前市〜岡山県英田郡美作町

岡山県英田郡美作町〜岡山県津山市

国道374号線

岡山県備前市〜岡山県英田郡美作町

岡山県備前市〜岡山県和気郡和気町

 R374はR2とR250との伊部東交差点から始まる。R250からだとそのまま直進するとR374に入る。R374は2車線幅の道で伊部(いんべ)の町中を少し進むが、JR山陽新幹線を過ぎると急勾配の坂道となって山間に入って行く。急な坂を上ると「伊部越え」と言われる峠を越える。この先、緩やかな2車線道を進んで行き、伊部東交差点より4kmほど進むと傍示ヶ峠を越えて、岡山県和気郡和気町へ入って行く。

 岡山県和気町に入ったR374は山間の農村地帯を淡々と進んで行く。伊部東交差点より7kmほど進むと、山陽自動車道和気ICを過ぎる。少し進むと和気町の町の南をかすめるように進み、急な右カーブを曲がってJR山陽本線と金剛川を渡って吉井川の東岸に出、1kmほど進むとr96(県道岡山赤穂線)との交差点となる和気橋東詰に到着する。

 伊部東交差点から約10kmである。

1.伊部東交差点をR374側から見る。トラッ

  クが走っているのがR2で、写真左が姫路

  方面となる。

2.R374に入る。伊部の町中を2車線道で

  進んで行くが、新幹線をアンダーパスす

  ると山間に入って行く。

3.急勾配の後、緩やかな勾配の坂道で峠を

  越える。この少し先の付近が傍示ヶ峠らし

  い。峠という雰囲気はあまりない。

 

 

4.和気町に入り山間の農村地帯を進んで行

  く。整備された2車線道が続く。

   

岡山県和気郡和気町〜岡山県赤盤郡吉井町

 岡山県和気町和気からのR374は吉井川の東岸を、川に沿ってひたすら北上する。道は整備・改良された2車線道で、大変走りやすい快適な道となっている。川幅の広がった吉井川を左側に見ながら淡々と平坦な2車線道を進んで行く。

 岡山県佐伯町に入り、町の南で佐伯大橋東詰でr53(県道御津佐伯線)との交差点を過ぎると、R374は吉井川に沿って少し山間に入って行く。川沿いから離れる区間もあるが、おおむね川のすぐ東岸に沿って進んで行く。ウネウネと蛇行する吉井川に沿って、R374もカーブを繰り返す。

 r90(県道赤穂佐伯線)との交差点を過ぎると、備作大橋で吉井川を渡って川の西岸に渡る。川の西岸は岡山県吉井町となる。ほどなくしてR484が分岐する交差点に到着。伊部東交差点から、このR484分岐点までの約27kmの間、R374はR484と重複していているのだ。

5.和気町和気からは吉井川に沿って北上し

  て行く。道は整備された快適な2車線道。

6.淡々と川に沿って平坦な道を北上して行

  く。のんびりと流して走るには丁度良い。

7.この付近は川から離れて進む。民家の少な

  い山間を進んで行く。

岡山県赤盤郡吉井町〜岡山県英田郡美作町

 R484が分岐すると、R374は吉井町の町中を進んで行く。2kmほどで町を通り抜けると、吉井川と吉野川の合流点付近を周匝橋で渡り岡山県英田町に入る。ここからR374は吉野川に沿って進んで行く。英田町に入ってからは川から離れた町中を進んで行くが、やがてウネウネと蛇行して進む吉野川に沿って、カーブを描きながら川の東岸を進むようになる。

 R484分岐点から5kmほど進むと岡山県美作町に入る。谷間にある小さな集落をいくつか過ぎると、やがて周囲は開けて盆地へと入って行く。美作町に入り4.5kmほど進むと、鷲湯橋で吉野川を渡って湯郷温泉街に入る。R374は

温泉街の中を通らずに東の外れをかすめるようにして通り抜ける。温泉街から2kmほど進むと美作町入田の町中に入り、入田交差点でR179と合流する。R484分岐点から約16km、伊部東交差点から約43kmである。

8.R484が分岐すると、吉井町の町中を進

  んで行く。

9.山間の小さな町を繋ぎながら進んで行く。

  交通量は比較的多い。

10.英田町からR374は吉野川に沿って進ん

  で行く。(美作町→備前市方向を撮影)

11.美作町樫村地区を進んで行く。この付近

  は路肩の狭い2車線道だった。

12.湯郷温泉街の外れを北に向かう。町の

  郊外らしい風景が広がる。

13.やがてR179と合流する。この先、R37

  4はR179と合流して直進する。

☆★☆ 国道374号線 ☆★☆

【岡山県備前市〜岡山県英田郡美作町】

■概況・交通量など

 岡山県備前市〜岡山県和気町の峠越え区間を除けば、ほどんど川沿いに進む快適な2車線道です。R2と中国道美作ICを結ぶ幹線道路でもあり、かなり以前から道は整備・改良されています。

 平日でも車・トラックの通行量は多く、全区間均一的に交通量があるようです。町中を除けば流れは良いので、さほど気にはなりません。土日や祝日は湯郷温泉に向かう観光客の車や観光バスの姿も見られるようです。

■ガソリンスタンド

 大きな町にGSがあります。ただ伊部東交差点〜和気IC付近までの間の峠越え区間にはGSはありません。

■アドバイス

 さほど問題なく走ることが出来ます。自転車の場合はトラックの通過に注意して下さい。

■注意点

 町中では歩行者・自転車などに注意して下さい。

 【走行DATA】 

岡山県備前市〜岡山県英田郡美作町

【起点→終点方向を走行】

2002年11月19日

【終点→起点方向を走行】

2000年0月00日

町〜町

国道374号線

岡山県英田郡美作町〜岡山県津山市

 岡山県美作町でR179と合流すると、R374はR179と重複して岡山県津山市に向かう。1.3kmほど吉野川に沿って北上するが、r51(県道美作奈義線)との交差点を左折すると、JR姫新線と中国自動車と平行して、あとはひたすら西に向かって進んで行く。

 道は2車線道。アップダウンがあるが走りやすい道が続く。ただ交通量が多いので、走行ペースが落ちる場合がある。淡々と岡山県勝央町の町を通り過ぎて行く。岡山県津山市に入り、郊外の農村地帯を進んで行く。やがて進路を北西に向けて進み始める。JR姫新線を跨線橋で越え、坂道を下り終えるとR53との新河辺交差点に到着。ここがR374終点だろう。入田交差点から約14kmである。

☆★☆ 国道374号線 ☆★☆

【岡山県英田郡美作町〜岡山県津山市】

■概況・交通量など

 R179との重複区間ですが、交通量の多い2車線道が続きます。トラックの通行量も多く、また流れもあまり良くないので少しばかり時間がかかります。長距離ツーリングではパスした方が無難です。

 特に問題なく走ることが出来ます。

 【走行DATA】 

岡山県英田郡美作町〜岡山県津山市】

【起点→終点方向を走行】

2002年11月19日

【R374終わり】

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