●国道329号線〜国道390号線

 R329〜R332は、沖縄県の日本復帰に伴って、昭和47年(1972年)5月15日付けで日本の国道になった沖縄国道。R333〜R390は昭和50年(1975年)4月1日付けで国道になったグループです。

 両ブループとも整備・改良が進んで快適な2車線道になった国道も目立ちますが、整備・改良が進まず今だに『悪路』という道も存在します。

●DATA

 指定路線:62路線

 未開通路線:なし

 

 

3ケタ国道走行記

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国道332号線

起点:沖縄県那覇空港〜終点:沖縄県那覇市垣花町(3.1km)

 沖縄の空の玄関である那覇空港と那覇市街を結ぶ空港国道です。全長3kmほどの短い国道ですが、空港アクセス道路として整備されています。

 1999年(平11年)5月に新ターミナルが開業していますが、起点は旧ターミナル前付近のままとなっています。

 

国道333号線

起点:北海道旭川市〜終点:北海道北見市端野町(173.5km)

 R39石北峠の北側にある北見峠を越えて旭川市と北見市端野町を結ぶ3ケタ国道。歴史的には明治中期から旭川と遠軽・北見を結ぶ幹線道路だった経路で、その流れでR39だった時代もあります。

 遠軽〜北見間では道路改良工事が進み快適な道路になり、交通量が増加しています。しかし旭川〜遠軽まではR450(旭

川紋別自動車道)が開通したことでローカル国道になってしまいました。遠軽を境に東西で交通量に大きな差のある国道です。

国道334号線

起点:北海道目梨郡羅臼町〜終点:北海道網走郡美幌町(123.3km)

 知床峠を越える日本最北東部を進む国道です。知床半島を周遊する国道の北半部を構成しています。

 自然環境の厳しい知床半島を越える道なので、早くも10月下旬から通行止めとなり、翌年5月までは通り抜けることが出来ません。全区間を走ることが出来るのは1年のうち5ヶ月弱という道です。

 平野部は長閑な北海道的ローカル国道です。

国道335号線

起点:北海道目梨郡羅臼町〜終点:北海道標津郡標津町(42.7km)

 北海道北東に位置する知床半島の南岸を走る北海道3ケタ国道。近くて遠い『日本固有の領土』である国後島の島影を間近に見ながら走ります。

 標津と羅臼を結ぶ唯一の道であることから整備が進んでいます。典型的な北海道国道です。北海道国道の中では一番短い国道となります。

国道336号線

起点:北海道浦河郡浦河町〜終点:北海道釧路市(234.6km)

 日高支庁の浦河郡浦河町と道東の釧路市を結ぶ北海道3ケタ国道。広尾郡広尾町〜幌泉郡えりも町にかけては『黄金道路』と呼ばれる難所を通り抜けている区間ですが、広尾町以東は丘陵地帯や平野部を進む北海道国道らしい区間です。

 『黄金道路』区間は長大トンネルを建設するなどして道路状態は大幅に改善されています。十勝郡浦幌町内ではR336浦幌道路の建設が進み、平成23年(2011)度中には開通予定となっています。

国道338号線

【1】:北海道函館市/青森県下北郡大間町〜青森県むつ市脇野沢

【2】:青森県むつ市脇野沢〜青森県むつ市〜青森県下北郡東通村

【3】:青森県下北郡東通村〜青森県上北郡六ヶ所村〜青森県上北郡下田町

○下北半島を「S字」型に進んで行く3ケタ国道。下北半島周遊国道ですが、本州・北海道連絡国道でもあるのです。

国道339号線

【1】:青森県弘前市〜青森県五所川原市〜北津軽郡中泊町小泊〜東津軽郡外ヶ浜町字三厩

【2】:青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩

○津軽半島を半周少しする3ケタ国道。半島の西側を構成しています。R339階段国道は有名です。

国道346号線

起点:宮城県仙台市〜終点:宮城県気仙沼市(122.2km)

 宮城県仙台市と気仙沼市を内陸経由で結ぶ、宮城県北東部を縦断する3ケタ国道。

 西郡街道・佐沼街道に沿うルートを進むが、道は整備・改良が進んでほとんど2車線道となった。旧街道筋の雰囲気が残っているのはわずかな区間だけとなっています。一方では水田の中を通り抜ける、東北の国道らしい区間も残っています。

 

国道361号線

起点:岐阜県高山市〜終点:長野県伊那市高遠町(131.7km)

 南信州を横断する3ケタ国道。2006年(平18年)2月に権兵衛トンネルを含む、R361権兵衛峠道路の供用開始により分断区間が解消。晴れて全通しました。

 他区間でも整備・改良が進み、ほとんどが快適な2車線国道へ生まれ変わっています。しかし狭路を含む悪路区間も残っています。

国道367号線

【1】:福井県遠敷郡上中町〜滋賀県高島市〜滋賀県大津市〜京都府京都市

○比良山系と丹波山地の間を進む3ケタ国道。かつての『若狭街道』(鯖街道)に沿ったルートを進みます。

国道368号線

起点:三重県伊賀市〜終点:三重県多気郡多気町(74.5km)

 三重県伊賀市と三重県多気郡多気町を結ぶ3ケタ国道。三重県内をL字型で走っていますが、少しだけ奈良県内を走っています。

 近年、整備・改良が進み走りやすい道になっていますが、仁柿峠越え区間は未整備のままで1車線狭路が続く悪路区間のままとなっています。

国道369号線

起点:奈良県奈良市〜終点:三重県松阪市(122.3km) 

 奈良県北東部をウロウロしながら進む3ケタ国道。地図を見ると奈良県内完結の国道に見えますが、三重県内は上位国道と重複して奈良県奈良市と三重県松阪市を結んでいます。

 以前はあちこちに未整備の狭路区間が残っていましたが、整備・改良が一気に進んで快適な国道に生まれ変わりました。未整備の狭路区間は奈良県内にほんの少しだけが残るだけとなってしまいました。

国道370号線

起点:和歌山県海南市〜終点:奈良県奈良市(134.1km) 

 和歌山県海南市から奈良県五條市・奈良県吉野郡吉野町を経由して奈良県奈良市を結ぶ紀伊半島3ケタ国道。3ケタ国道らしく、途中に6回も上位国道との重複区間を有します。

 近年、和歌山県内の道路整備が進んでおり、快適な2車線国道区間が徐々に延びつつあります。

 

国道371号線

起点:大阪府河内長野市〜終点:和歌山県東牟婁郡串本町(206.1km)

 大阪府河内長野市と和歌山県串本町を結ぶ紀伊半島縦断国道。紀伊半島のほぼ中央を通る紀伊半島縦断国道としては最長の国道です。

 近年は整備・改良が進み快適な国道区間が増えていますが、まだまだ秘境区間を通る区間が長く、悪路区間が残っています。和歌山県内で2区間分断されています。

国道374号線

【1】:岡山県備前市〜岡山県英田郡美作町〜岡山県津山市

○起点終点が岡山県内にある中国縦断国道です。川沿いの整備された快適な2車線道が続きます。

国道383号線

【1】:長崎県平戸市〜長崎県伊万里市

○平戸島と九州本島を結ぶ離島国道。離島国道ながら島を走っているように感じられない国道です。

国道388号線

【1】:大分県佐伯市〜宮崎県延岡市

【2】:宮崎県延岡市〜宮崎県東臼杵郡南郷村

【3】:宮崎県東臼杵郡南郷村〜宮崎県東臼杵郡椎葉村

【4】:宮崎県東臼杵郡椎葉村〜熊本県球磨郡湯前町

○大分県佐伯市と熊本県湯前町を結ぶ3ケタ国道。リアス式海岸に沿う区間や、標高1120mの峠を越える区間もあり、変化に富む道です。

国道390号線

【1】:石垣島区間

【2】:宮古島区間/沖縄本島区間

○沖縄県石垣市と沖縄県那覇市を結ぶ日本最西端・最南端の国道です。石垣島〜宮古島〜沖縄本島と海を渡る3ケタ国道なのです。

3ケタ国道走行記

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