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●変遷 1953年(昭28年)5月18日:三重県志摩郡神明村(現:志摩市)〜三重県宇治山田市(現:伊勢市)の国道として誕生。 現在に至る。 |
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*1955年(昭30年)1月1日付けで、志摩郡鵜方町・神明村・立神村・志島村・甲賀村・国府村・安乗村の1町6村が合併して『志摩郡阿児町』になりまし た。さらに2004年(平16年)10月1日付けで、志摩郡浜島町・大王町・志摩町・阿児町・磯部町が対等合併して『三重県志摩市』になりました。 *1955年(昭30年)1月1日付けで、度会郡豊浜村・北浜村・城田村・四郷村の4村が三重県宇治山田市に編入。宇治山田市は『三重県伊勢市』に改称 しました。 |
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◆Update:2007年11月28日 |
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国道167号線 |
■三重県伊勢市〜三重県鳥羽市〜三重県志摩市阿児町 |
○国道167号線 【三重県伊勢市〜三重県鳥羽市〜三重県志摩市阿児町】 |
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【レポートは三重県伊勢市→三重県志摩市方向(終点→起点方向)です。】 |
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■三重県伊勢市〜三重県鳥羽市 |
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三重県伊勢市と鳥羽市の間のR167はR42と重複する区間。1993年(平8年)4月の改定の時に、R42が浜松に延長された時に重複区間となった。後から設定されたR42の方が格上なので、地図上でも道路標識でも全てがR42と表記されている。同区間の標識で、上からR42のシールを貼っているのはそういう経緯があるためだ。脇道などにある一部の古い標識には『R167』と表記されているモノもありそうだ。 R23から分岐するとR42(R167)は東へ向かう。すぐに伊勢市二見町(旧:度会郡二見町)に入る。二見浦で伊勢二見鳥羽ラインへの連絡道路(R42)が分岐して少し走ると伊勢志摩の名所である夫婦岩前を通る。入口付近は車や観光バスがひっきりなしに出入りするので渋滞気味だ。その後は交通量の多い狭い2車線道をJR参宮線に沿って進む。 伊勢二見鳥羽ラインとの交差点(堅神IC)で、東に向きを変えると道幅は片側2車線の4車線道路となり、流れはいきなり良くなる。JRと近鉄線と併走して堅神ICから2kmほど進むと鳥羽市街に到着。JR・近鉄鳥羽駅前を過ぎて、ミキモト真珠島や鳥羽水族館といった鳥羽の有名観光施設地帯を過ぎる。片側2車線道でもシーズン中は渋滞する地帯だ。やがて左側に伊勢湾フェリーのフェリーターミナルが見えてくる。 フェリーターミナル入口に当たる交差点がR167単独区間始まりの交差点。ここで左折してFTに向かう2車線道はR42である。この交差点までR23分岐から約14kmである。 |
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<<撮影年月の記載が無い写真は平成17年(2005年)12月撮影>> |
■三重県鳥羽市〜三重県志摩市磯部町 |
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鳥羽フェリーターミナル(伊勢湾フェリー乗り場)前からR167の単独区間が始まる。分岐点から約1kmは片側2車線の4車線道路。R42との重複区間の続きの様な区間である。鳥羽市内から伊勢志摩パールロード方面に向かう車・観光バスなどが多いために拡張してあるのだろう。 r750(県道阿児磯部鳥羽線)が分岐する安楽島交差点でR167は右折して近鉄志摩線に沿って南に向かう。分岐するとR167は対面通行の2車線道路となって南(賢島方面)に向かう。分岐直後は加茂川沿いのウネウネしたカーブが連続するが、しばらく進むと走りやすい道になる。 2車線の道を淡々と走って鳥羽市岩倉付近まで来ると、鳥羽市街の観光地という雰囲気はなくなり伊勢志摩地方の田舎という雰囲気が濃くなってくる。鳥羽市松尾を過ぎると徐々に建物は減り始め、白木を過ぎると勾配のある上り坂区間に入り沿道から民家の姿はなくなる。 鳥羽市白木〜志摩市磯部町(旧:志摩郡磯部町)五知の間にある五知峠を越える区間に入ると、R167の東側に廃線となった旧近鉄志摩線の線路跡が平行する。近鉄志摩線の複線化の際に五知峠区間は複線トンネルという形の別ルートで建設されたため、単線の峠を越える区間は線路を撤去されてしまったのだ。廃線から何年か経過するのだが、線路を敷き詰めていた砂利が残り、架線柱がポツリポツリと残っていた。廃線跡が結構気になってしまう区間だ。峠を越えると 志摩市磯部町に入る。磯部町側は緩いカーブが連続するのだが勾配は緩やか。交通量は少ないので快走出来る。磯部町沓掛(くつかけ)を過ぎると町に入る。磯部町市街に入ると交通量が多くなる。 |
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<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成17年(2005年)12月撮影>> |
■三重県志摩市磯部町〜三重県志摩市阿児町 |
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以前のR167は磯部市街を南に突っ切っていたのだが、経路が変更となり磯部町上之郷付近で右折してr32(県道伊勢磯部線)方面に向かい、全区間のうち 北半分が完成・先行供用開始されているR167磯部バイパスに誘導されるようになった。R1 67バイパスまでのr32はR167に昇格している。 R167磯部バイパスは山をぶち抜いて作られた2車線の高規格道路。山中を通るのでアップダウンが続くことになる。r32交差点から約2kmでr16(県道南勢磯部線)との交差点を過ぎると磯部トンネルを抜ける。その先、道の駅『伊勢志摩』前を過ぎ少し進むと国道指定を解かれた旧道と合流する。 その先のR167は旧道からの車も加わり交通量は増加して渋滞気味となる。R167は志摩市阿児町(旧:志摩郡阿児町)に入るが、だらだらと町中を走ることになる。渋滞気味の町中国道をダラダラと進んで行くと、やがてR260との交差点に到着する。鳥羽市のR42分岐点より約20kmである。R260分岐交差点の1kmほど手前は渋滞頻発区間であった。 |
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<<撮影年月の記載が無い写真は平成17年(2005年)12月撮影>> |
■三重県志摩市阿児町 |
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志摩市阿児町の市街にあるR260分岐から南のR167は、閑散としたローカル3ケタ国道。走る時間帯・時期にもよるのだろうけど、走った時は交通量はほとんどなかった。R167の表示もあまり見られないために国道を走っているのかどうか不安になるが、r17(県道浜島阿児線)分岐交差点直前にR167標識が立っているので国道であることを確認出来る。 近鉄賢島駅東側でr17との分岐交差点に着く。R167は、ここで左折して踏切を渡り賢島駅南側に出る。最後は駅南側を下る狭い2車線道幅の緩い坂道となって賢島駅前に出た。駅前周辺がR167起点らしいのだが周囲に表示を見つけることは出来なかった。駅前から30mほど南に賢島港があるので、恐らくその付近がR167起点だろう。R260分岐点より約3.5kmである。 |
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<<写真はすべて平成12年(2000年)11月撮影>> |
<<MEMO>> |
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■概況・交通量など R167は全区間整備された道ですので、ほとんど問題なく走ることが出来ます。ただ観光国道でもあるので、渋滞などが発生しやすい道でもあります。 >>三重県伊勢市〜三重県鳥羽市(R42重複区間) R42重複区間は三重県の一大観光地の伊勢市と鳥羽市を結んでいるので、交通量は非常に多い区間です。伊勢市と鳥羽市の間にはBP的存在の伊勢二見鳥羽ライン、有料道路の伊勢志摩スカイライン、抜け道の無料県道r37がありますが、沿道に夫婦岩があることや通行料金が必要ないということもあり、R42(R167)は1年中(特に夏の観光シーズン)観光客の車や観光バスで渋滞します。バイクでもすり抜け困難な場合もあります。前が詰まっている場合は無茶な追い越しはせずに諦めてゆっくりと走りましょう。 鳥羽市内は観光客が結構歩いています。まれに車道を横断する観光客もいるようですので、市街は注意して走って下さい。車もトロトロと走っている車は要注意。いつ突然停まるか分かりませんので車間距離は明けておいた方が無難です。 >>三重県鳥羽市〜三重県志摩市阿児町 伊勢市内から志摩市へは、r32(旧伊勢道路)〜R167磯部BP経由のルートがメインとなってしまったようで、R167鳥羽市街〜磯部町はローカル国道の雰囲気が漂っています。シーズン中以外は交通量もさほど多くはなく、のんびり走ることが出来ます。 R167磯部BP合流地点〜R260分岐交差点までの間は、 志摩市阿児町鵜方の町中で信号も多いために渋滞気味。狭い2車線なのでバイクではすり抜けも難しいです。追い越しは厳禁です。車で渋滞に引っかかったならば諦めるしか手はないようです。 しかしそこを過ぎるとR167は再びローカル国道になり交通量も減ります。賢島駅北東側にあるr17との交差点は信号はなく、伊勢市方面からだと右にr17が分岐、左が踏み切りなので、列車の発着時間によっては一時的に渋滞します。踏切を渡る際には十分に注意して下さい。 駅南側にあるR167起点ですがはっきりしません。昔、賢島港と志摩町御座の間に定期フェリーが就航していたそうで、その関係から恐らく賢島港がR167起点だと思われます。港周辺にはR167起点を示すモノはありませんでした。なお賢島駅から賢島港周辺は観光客が歩いています。走行には注意して下さい。 >>R167磯部バイパス R167磯部BPはr32にぶち当たって終わっています。ほとんどの車はここからr32経由で伊勢市に向かうのでBPの役割は果たしています。BPはこのまま北上して 志摩市磯部町五知辺りでR167本道に繋がるようですが、工事は行われておらず当分このままだと思われます。 かつては磯部市街を通っていたルートがR167だったのですが、2004年(平16年)頃にR167磯部バイパスがR167本道となったようです。磯部市街を通り抜けていた旧道は、r61(県道磯部大王線)と市町 道(?)に降格されています。 他にバイパスは磯部バイパスの南側延長区間に当たる鵜方磯部バイパス(志摩市阿児町金谷〜志摩市磯部町)と、鳥羽市街を迂回する第二伊勢道路(伊勢市二見町松下〜鳥羽市白木間、L=7.6km)、この2つのバイパスを結ぶ伊勢志摩連絡道路(L=8.6km)の3つが計画されています。 |
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●走行DATA |
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三重県伊勢市〜三重県志摩市 【起点→終点方向を走行】 >>走行日:2005年12月4日〜5日他 |
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【終点→起点方向を走行】 >>走行日:2000年11月18日他 |
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注意>>この区間は、走行方向問わず何度か走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。 注意>>2005年12月4日〜5日は車(Spike)にて走行しています。 |
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【合併情報】 ●2004年(平16年)10月1日付けで、志摩郡浜島町・大王町・志摩町・阿児町・磯部町の5町が対等合併。それぞれ『志摩市浜島町』『志摩市大王町』 『志摩市志摩町』『志摩市阿児町』『志摩市磯部町』になりました。 ●2005年(平17年)11月1日付けで、三重県伊勢市と度会郡二見町・小俣町・御園村の1村2町が対等合併。それぞれ『伊勢市二見町』『伊勢市小俣 町』『伊勢市御園町』になりました。 |
国道167号線【終】 |
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