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国道178号線(3)

京都府与謝郡伊根町〜京都府宮津市

京都府宮津市〜京都府舞鶴市

○国道178号線

  【京都府与謝郡伊根町〜京都府宮津市】

【レポートは与謝郡伊根町→京都府宮津市方向(終点→起点方向)です。】

■京都府与謝郡伊根町〜京都府宮津市

 与謝郡伊根町平田の町中は1.5〜狭い2車線幅が続く。伊根港に出ると右折して海岸線近くを進んで行く。この付近は町中を進のだが、道路ギリギリにまで家や造り酒屋が軒を連ねている。海岸線側には『舟屋』と呼ばれる、伊根独特の家屋が建ち並んでいる。

 伊根町平田〜日出にかけての町中は1.5車線幅の狭路となるが一方通行ではないため、交通量が多くなったりすると渋滞が起こる。R178には路線バスが走っているが、この区間についてはバス会社の先導車がバスの前を走って対向車に注意を促す措置がとられている。

 2kmほど町中の狭路を進むと伊根町日出地区に至る。海岸沿いに進む狭路の旧道との交差点を過ぎると高校の横を通ってR178養老伊根BPに出る。養老伊根BPは、宮津市養老地区〜伊根町平田地区の狭路区間をパスするために建設されている地域高規格道路で、宮津市側の一部区間(L=2.3km)が先行供用という形で2000年(平12年)8月に開通している。BP開通以前は海岸沿いの狭路を走っていたが、ここも渋滞がよく起こる区間であった。

 交差点を左折して養老伊根BPに入る。道は高規格の2車線道路。BPを走り出すとすぐに宮津市に入り、大島TN続いて岩ヶ鼻TNの2つのTNを越える。2.3kmほど進んだ、宮津市岩ヶ鼻地区の犀川を渡った付近で海岸沿いに進む旧道と合流。ここから先は海岸線を進んで行く。

1.伊根町平田地区の町中を進んで行く。1.5〜

  狭い2車線道が続く。

2.途中にある狭路区間。時期によっては、離合

  困難などで混雑する。

3.伊根町日出地区まで狭路区間が続く。

  (宮津市→伊根町方向を撮影)

4.高校前を過ぎた辺りでR178BPに入る。

  R176へはこの先を左折する。

5.R178養老伊根バイパスの大島TN。

  (宮津市→伊根町方向を撮影)

6.R178BPは山間を淡々と進んで行く高規格道

  路。当たり前だが走りやすい。

■京都府宮津市〜京都府与謝郡与謝野町

 宮津市岩ヶ鼻からは若狭湾の海岸に沿って進んで行く平坦な2車線道となる。宮津市長江の町を過ぎると、だいたい2kmおきぐらいに町を繋ぎながら南に向かう。宮津市里波見(さとはみ)、日置、江尻といくつかの町中を通り抜ける。宮津市日置のr75(府道浜丹後線)との交差点から約4kmで宮津市江尻地区の中心に至る。この付近が天橋立の北側の付け根に当たる。町中にある交差点を左折すると傘松公園の麓に出る。傘松公園は有名観光地なので土日やシーズン中のR178は大変混雑している。

 傘松公園を過ぎると町中を進んで行くようになる。2kmほど進むと、与謝郡与謝野町(旧:与謝郡岩滝町地域)に入る。ほどなくしてr53(府道網野岩滝線)との交差点を過ぎると、旧岩滝町市街地をやや狭い2車線道で走る。交通量が多くなるので少し渋滞気味のように思える。

 市街地を抜けて岩滝橋を渡って少し進むと再び宮津市に入る。そしてr53交差点から3kmほど走ると、宮津市須津のR176との交差点に到着。丹後半島周遊区間が終わる。京丹後市丹後町間人のR482交差点から約68kmである。

7.海岸線に沿って淡々と進んで行く。平坦な2

  車線道が続く。

8.町と町の間はこんな感じの道路となる。長閑

  なローカル道という感じ。

9.南に進むにつれて人家が増え、やがて町中・

  市街地を走る。(宮津市→伊根町方向を撮影)

 

 

10.この先でR176と合流する。R9以来、初め

  ての上位国道との重複となる。

 

 

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 丹後半島の東側付け根付近の若狭湾西岸を行く区間です。経ヶ岬付近のようなリアス式海岸ではなく、砂浜の続く穏やかな地形をしているので走りやすい平坦な道が続きます。

 与謝郡伊根町平田〜日出地区にかけての区間は、平坦な土地が少ないために海岸線ギリギリにまで民家が密集しており、海岸沿いに『舟屋』と呼ばれる伊根独特の家屋が建っています。町中は狭路区間が長く、離合困難な箇所がいくつもあります。土日やシーズン中は渋滞がよく発生する区間です。町中は見通しが悪いために、路線バス(丹海バス)の通行に支障が起きないよう路線バスには先導車が付いて走っています。

 BPから宮津市須津のR176交差点までは概ね2車線道となるので問題なく走ることができるでしょう。途中にいくつか海水浴場と天橋立という一大観光地があるので、土日やシーズン中は大変混雑します。平日も南に向かうにつれて交通量も多くなるので、天橋立〜R176交差点間はやや渋滞気味になりますが、迂回路や抜け道はないので大人しく走りましょう。

>>R178養老伊根バイパス

 京都府宮津市養老地区〜京都府与謝郡伊根町平田地区に建設されている地域高規格道路(L=4.7km)です。同区間の狭路区間における渋滞解消と宮津市と丹後半島のアクセス改良を目的に、1994年(平6年)度から事業が開始されています。

 2000年(平12年)8月に宮津市養老〜伊根町日出までの第工区(L=2.3km)が完成し、同区間が先行供用されています。現在(2006年)時点では、伊根TNと伊根舟屋高架橋を含む残る区間(L=2.4km)の建設が進んでいます。2007年(平19年)度の開通を予定しています。

■ガソリンスタンド

 町中に何軒があります。

■アドバイス

 特にありません。平坦な道路が続くので、自転車でもそう苦にはなりませんが、交通量が多いので注意して走って下さい。

■注意点

 町中では歩行者や自転車に注意が必要です。天橋立などの観光地や海水浴場付近では特に注意して下さい。

 海岸線を行く区間が長いので、悪天候時は走らない方が無難でしょう。冬期は路面凍結や積雪があります。

●走行DATA

京都府与謝郡伊根町〜京都府宮津市

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:2000年4月18日/他

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:2005年4月23日/他

注意>>この区間は、走行方向問わず何度か走行しています。走行日は使用写真の撮影日を記載しています。

【合併情報】

●2006年(平16年)3月1日付けで、京都府与謝郡の加悦町、野田川町、岩滝町の3町が対等合併して『京都府与謝郡与謝野町』になりました。

○国道178号線

  【京都府宮津市〜京都府舞鶴市

【レポートは京都府宮津市→京都府舞鶴市方向(終点→起点方向)です。】

■京都府宮津市【宮津市須津〜宮津市島崎】

 京都府宮津市須津からはR176と重複して宮津市中心街に向かう。R9以来、初めての上位国道との重複である。須津の町中を抜けると、R176(R178)は須津大橋を渡り急勾配の坂道を一気に駆け上がる。天橋立の南側付け根を迂回するように建設され、1994年(平6年)8月に開通したR176宮津BP区間である。坂道を駆け上がって須津峠を宮津TNを抜ける。急勾配の坂を一気に下ると西宮津大橋を渡り、宮津市漁師で旧道となるr2(府道宮津八鹿線)と合流。そのまま宮津市市街地へと入って行く。

 この付近は宮津市街地の商業地域。市街中心地でもあるので交通量は非常に多い。r9(府道綾部大江宮津線)との交差点

付近にはR176とR178の団子標識があり、R178も続いていることが分かる。ちなみにR312も重複しているのだが、端区間となるためか標識の設置はない。r9交差点を過ぎて市街地を少し進むと大手川を新大手橋で渡る。この新大手橋西詰がR17

6とR312起点とのこと。標識などはないが、新大手橋からR178が復活する。

1.宮津市須津からR176と重複する。この付近

  の標識はR176だけ。

2.宮津市中心街に来るとR176・R178団子標

  識が現れた。

3.r9交差点前にて。交差点の先もR176と表示

  されている。

■京都府宮津市〜京都府舞鶴市

 かつてあった宮津城の東端となる大膳川を渡ると、R178は宮津市街地から離れて郊外の町へ向かう。ほどなくして宮津市波路の町中を通り、r605(府道栗田半島線)が分岐すると山間に入る。2車線の坂道を上ると栗田TNで栗田峠を越えて宮津市上司地区に至る。

 R178は宮津市上司の町中を通らずに、北近畿タンゴ鉄道を挟んだ山側を通る。1976年(昭51年)7月に完成した栗田BPの一部だろう。2.5kmほど平坦な2車線道を進むと人家は途切れて海岸線に出る。あとは海岸線を進む平坦な2車線道となるが、入り組んだ地形を進むために見通しの悪いカーブが続く。

 3.5kmほど奈具海岸の海岸線を進むと、宮津市由良に至る。2kmほどで由良の町中を抜けると由良川河口に出る。ここからは由良川左岸に沿って内陸に向かうため、海岸線から離れることになる。タンゴ鉄道をくぐり進路を南に向ける。平坦な2車線道を淡々と進んで行く。

 しばらく進むと舞鶴市に入る。長閑な農村地帯を進む2車線道を淡々と進み、宮津市由良から8kmほど進むと舞鶴市八田のR175との交差点に到着。R178単独区間はここで終わる。宮津市須津のR176交差点から約25kmである。

 R178はまだ続く。八田の交差点を左折するとR175と重複して滝尻峠を越えて舞鶴市街に向かう。峠を越えて舞鶴市街地に入り、八田の交差点から約6kmで舞鶴市のR27・R175・R177との大手交差点に到着する。ここがR178起点である。

4.宮津市街地を抜けるとR178単独区間に戻

  る。

5.ほどなくして山間を進むようになる。R178の

  右側にはタンゴ鉄道が走っている。

6.やがて海岸線に出る。しばらくこんな感じの2

  車線道が続く。

7.宮津市由良を過ぎると由良川に沿って内陸

  に向かう。

8.長閑な農村地帯を繋ぐ2車線道を淡々と進ん

  で行く。

9.舞鶴市八田でR175と重複。この先を左折して

  大手交差点に至る。

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 京都府宮津市〜舞鶴市の区間。両市を結ぶ幹線道路なので交通量が多い道です。宮津市街は少し渋滞気味で、時間帯によっては宮津BPや栗田BP区間も流れが少し悪くなります。海水浴シーズンは由良付近は混雑するようです。

 京都・大阪方面から丹後半島や天橋立などの観光地に向かうルートの一部になるために、土日やシーズン中は交通量が多くなります。多少流れが悪くなりますが、大人しく走りましょう。

>>R176起点

 宮津市市街のR176起点まではR176とR178の重複区間となります。走行時はR176起点がどこなのかがはっきりしていなかったので、おおよその予想を立てて走りました。

 最初はr9交差点かと思ったのですが、写真3の通りだったので違うことが判明。その先の官公庁前付近かとも思いましたが、

そうでもなさそう。宮津駅前に至る道との交差点付近からはR178となっていたので、r9交差点〜宮津駅前付近のどこかにあるのだろうと推測しました。帰宅後、調べてみたら大手川を渡る新大手橋西詰がR176・R312起点であることが判明した次第

です。

 もともと大手川と東側にある大膳川の間はかつて宮津城があった場所。現道より少し南を進む市街地内の旧道に大手橋がありますが、”大手橋”という橋名からも城の入り口となる大手門があったことが分かります。江戸時代の街道もこの大手橋付近で終わっているとのことで、その流れから行くとR176の起点は大手橋西詰(東詰は城内となる)→新大手橋西詰というのが流れではないでしょうか。 

■ガソリンスタンド

 宮津市街と由良などの町中にありますが、BP区間内にはありません。

■アドバイス

 特に問題なく走ることが出来ます。BP区間は速度が出やすいので取り締まりなどに注意して下さい。

■注意点

 町中では歩行者・自転車に要注意です。由良付近の海岸も海水浴客に要注意です。

 悪天候時は災害の可能性があるので注意して下さい。2004年(平16年)10月の台風23号で由良川が氾濫したことは記憶に新しいところです。冬期は路面凍結・積雪があるので注意して下さい。

●走行DATA

京都府宮津市〜京都府舞鶴市

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:2005年4月23日/他

注意>>この区間は、走行方向問わず何度か走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

>>国道178号線 【終わり】

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