○国道256号線 |
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【レポートはR153→飯田市市街方向(起点→終点方向)です。】 |
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中央自動車道飯田ICへのアクセスもかねて建設されたR153飯田BPの開通により、それまで飯田市街を経由していたR15 3は、市街を迂回する飯田IC経由の現ルートに変更された。そのため、それまでR153と重複していたR256は単独国道として飯田市街に現れることになった。 R153からの分岐点はインター入口交差点。長野県阿智村方面から北上して来た場合だと、R153が右折してBPへ入る交差点である。R256はそのまま2車線道で直進して飯田市郊外を進んで行く。まだ田畑が多く残っておりローカル国道の雰囲気が残っているが、R153から飯田市街に向かう道なので交通量が多い。 中央自動車道を越えてJR飯田線切石駅前を過ぎると、松川を渡ってJR飯田線と交差する。飯田市街は小高い丘の上にあるので、R256は市街地手前で少し急な勾配の坂道を上ることになる。坂を上り、飯田市役所前を過ぎると飯田市街に入る。町中は交通量の多い2車線で、典型的な地方の町中国道の様相を呈する。町中を淡々と進み、飯田駅近くの中央通2・3丁目交差点でR151に合流する。インター入口交差点(R153分岐点)より約3.8kmである。 |
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<<MEMO>> |
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■概況・交通量など 元はR153だった区間です。R153のルート変更によりR256単独区間として現れました。飯田市南部より市街中心部への主要道路となるので交通量は多めです。市街市内はやや混雑しています。 飯田市街では、飯田駅前から東に向かうR151の方が整備されている感じを受けました。やはり同じ3ケタ国道でも、200番台は格下として扱われているのでしょうか? |
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●走行DATA |
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長野県飯田市(飯田市北方〜飯田市市街)【起点→終点方向を走行】 >>走行日:2000年7月20日 |
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○国道256号線 |
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【レポートは長野県飯田市→長野県木曽町方向(終点→起点方向)です。】 |
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■長野県飯田市〜長野県下伊那郡清内路村 |
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R153と合流したR256は重複したまま2車線道を南に向かう。飯田市南部の農村地帯を淡々と進んで行くが、交通量が多くやや混雑しているように感じる。中央道と併走したりしながら南下を続けると、やがて長野県阿智村に入る。阿智村の町を通り過ぎて2kmほど進むとR153・R256交差点に到着する。R153インター入口交差点より約10kmである。 R153との分岐点では側道がR256となる。再び2車線道となると昼神温泉の近くを通る。R153分岐点からのR256は国道として一番最初に設定された『生え抜きのR256』でもある。国道に設定されてからかなり経つためか、道はかなり整備されおり走りやすい2車線道となっている。 2kmほど進むとr89(県道園原インター線)が分岐。その先でTNを越えると長野県清内路村に入る。道は2車線道のまま谷間に沿って広がる清内路村の町を繋ぎながら進んで行く。村役場を過ぎ、清内路中学校前を過ぎると、R256は清内路川に沿って北西に向かって進むようになる。勾配のある2車線坂道を淡々と進み、徐々に深い山中へと入って行き、沿道の民家も少なくなって行く。 R153分岐点から13kmほど進むと清内路村七ヶ平に到着。七ヶ平橋南詰でR256旧道が分岐すると整備された高規格2車線道が現れる。ここからは清内路峠BPと呼ばれるR256のBP区間に入る。 |
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■清内路峠 |
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清内路峠を越える区間は、2000年(平12年)7月に清内路TNが開通。現在は高規格の2車線道で難なく通り抜けることが出来るようになった。 R256旧道が分岐する、七ヶ平橋南詰から約600mほど緩やかな坂道を上ると清内路TN南側(清内路村側)抗口に到着。ここから約1.6kmもの長いTNに入る。TNは快適な2車線道で大変走りやすい。ほどなくして北側(南木曽町側)抗口を出てしまった。ここからは長野県南木曽町に入る。 なお、清内路峠を越えるR256旧道はゲートが設置されており通行不可能となっている。 |
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■長野県木曽郡南木曽町【清内路峠〜R19交差点】 |
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清内路TNを出た直後の区間は、路肩にチェーン脱着場が整備されいた。TNの取り付け道路となる500mぐらいの区間は整備された高規格2車線道路が続いたが、程なくして未整備の狭い2車線道に戻ってしまった。高規格BP道路の前後は未整備道路という、3ケタ国道でよく見られるパターンである。 TN北側の区間はかなり荒れた路面で、センターラインのない(消えた?)狭い2車線道のまま、急勾配・急カーブが連続するワインディング区間へと入る。1.8kmぐらいの間に8つのヘアピンカーブを曲がって急激に標高を落として行き、鍋割川沿いまで下り、少し進むと南木曽町保神の集落に到着。TNから約3kmである。 r8(県道飯田南木曽線)との交差点を過ぎると、R256は再び整備された2車線道となって谷間を進んで行く。蘭(あららぎ)川に沿って進む旧道があるようなので、別に建設されたBP道路のようだ。南木曽温泉街を過ぎると、山間の農村地帯を淡々と繋いで進んで行く。思い出したかのように急勾配の坂道が現れるが、特に問題はない。 r7(県道中津川南木曽線)との交差点を過ぎると中山道の宿場町であった妻籠宿に到着する。R256は妻籠宿を通るのではなく、宿場町のある中山道から少し離れた所を通る。妻籠宿を過ぎると谷沿いに進んで行き、宿から約1.5kmでR19との交差点に到着する。R153(阿智村)分岐点より約31kmである。 |
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<<MEMO>> |
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■概況・交通量など この区間は昼神温泉や南木曽温泉などの温泉や、中山道妻籠宿などの観光地があります。そのため、休日やシーズン中は観光客の車やバスが多い観光国道ともなっています。 >>長野県飯田市〜長野県下伊那郡阿智村 R153との重複区間。三州街道に沿うルートです。交通量の多い2車線道となっています。 >>長野県下伊那郡阿智村〜長野県下伊那郡清内路村 清内路峠の東側の区間。ほぼ道路は整備・改良されており走りやすい2車線道となっています。R256が昼神温泉〜南木曽温泉〜妻籠宿の観光地を結ぶため、観光客の車と観光バスの通行も目立ちます。 沿道には製麺所や製麺所併設の饂飩屋・蕎麦屋を多く見かけます。その店に入るために突然止まる車もいるので、観光客の車の後ろを走る時は注意して下さい。 >>長野県下伊那郡清内路村〜長野県木曽郡南木曽町 清内路峠を越えると、この区間唯一の未整備区間に入ります。路肩の狭い2車線道で8つのヘアピンカーブがあるワインディング道路が約3kmほど続きます。短い距離で一気に標高を下げて行くので、急勾配・急カーブが連続します。前に観光バスや大型トラックが走ると、走行ペースはかなり落ちます。また一部では離合困難な箇所もあり、大型車同士のすれ違いで渋滞が起こることもあります。 ■ガソリンスタンド R153重複区間では比較的大きな町にGSがあります。 R256単独区間では、長野県清内路村の役場近くのGSを過ぎると、峠を挟んだ南木曽町の南木曽温泉近くまでGSはないので注意が必要です。 また南木曽町内も南木曽温泉付近〜R19までの区間はGSはありません。一番近いのはR19沿いの南木曽町役場近くのGSのようです。 ■アドバイス 土日祝日やシーズン中のR19〜妻籠宿の間は、観光客の車で大混雑します。2002年9月に走った時は、妻籠宿からR19に向かう車・バスで約2kmもの大渋滞が発生しており、もろに巻き込まれました。妻籠宿に行く目的がなければ、観光シーズン中には走らない方が良いでしょう。 バイク・車の運転初心者は、南木曽町内のワインディング区間は注意して走れば大丈夫でしょう。他の区間は問題なく走ることが出来ます。 急勾配の峠道なので自転車での通行の際は時間・体力に余裕を持って走って下さい。TN内は通過する車・トラックに要注意です。清内路TN内では目立つ格好で走られることをお勧めします。下りはブレーキワイヤーの切断・タイヤのパンクなどに注意して下さい。 ■注意点 冬期は路面凍結・積雪がある区間です。清内路TN内は晩秋・早春でも路面凍結があるので注意して下さい。また南木曽町内のワインディング区間は、冬期は大変危険となるので運転は慎重にして下さい。悪天候時の走行も危険なので走らない方が無難です。 |
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●走行DATA |
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長野県飯田市〜長野県木曽郡南木曽町【終点→起点方向を走行】 >>走行日:2000年7月20日/2002年9月15日 |
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