国道258号線

起点:岐阜県大垣市→終点:三重県桑名市(41.5km)

●概況

 揖斐川沿いに岐阜県大垣市と三重県桑名市を結ぶ3ケタ国道で、別名『大桑国道』とも呼ばれている。揖斐川に沿って進む国道で、所々では揖斐川を眺めて走る区間がある。また水田地帯を通り抜ける区間もあって、のんびりした雰囲気が残っている。

 平日はトラック街道となる国道であるが、岐阜方面と伊勢方面の間の最短路となるので利用価値は大きい。

●取材DATA

>>走行日:各項参照

>>走行方向:終点→起点

>>レポート記述方向:終点→起点

●変遷

 昭和38年(1963年)4月1日:岐阜県大垣市〜三重県桑名市の国道として誕生。

 現在に至る。

◆Update:平成22年(2010年)年1月30日

>>R245〜R271に戻る

国道258号線

三重県桑名市〜岐阜県大垣市

○国道258号線

 【岐阜県大垣市〜三重県桑名市】

【レポートは三重県桑名市→岐阜県大垣市方向(終点→起点方向)です。】

■三重県桑名市〜三重県桑名市多度町

 R258の終点となるのは、三重県桑名市小貝須のR23との交差点となる。この交差点は立体交差しており、R258がR23をオーバーパスしている。R258はR23南行き(四日市方面車線)からの側道から始まることになる。この側道はカーブを描きながらR23を跨ぐ高架道路に接続するのだが、高架道路と側道がT字交差点を作って接続している。そのため高架道路上に信号機が設けられたT字交差点が現れている。

 高架道路は伊勢湾岸道湾岸桑名ICとR23を結ぶr69(県道湾岸桑名インター線)に接続。R258大垣方面から湾岸桑名IC方面へスムーズに移動できるように設置されたのだが、高架道路 のR23からの側道交差点からがR258ということになる。

 高架道路を大垣方面に向かう。R23を越えて地上に下りるとR23からの側道(地道)と合流。片側2車線の4車線道となって北西に向かう。1.5km ほど先の安永交差点でR1と立体交差。本道はR1を高架橋で跨いで行く。R1を過ぎたところで地上道になり、JR関西本線と近鉄名古屋本線をアンダーパスすると上野交差点に到着。ここからはR421と重複するが、次の西別所交差点で早くもR421が分岐するため、単独区間に戻ることになる。

 西別所交差点から3kmほど進むと東名阪自動車道桑名東ICに至る。ここまではR1やR23、伊勢湾岸道と東名阪自動車道を結ぶアクセス道路であるため、主要道路との交差は立体交差となっており、R258は高速道路のような4車線道として整備されている。信号も少ないので結構良いペースで走ることが出来る。

 4車線区間は桑名東ICを過ぎてしばらく進んだ桑名市上深谷付近で終わり、この付近からは片側1車線の対向2車線国道になる。将来的には4車線化される予定なのだが、現時点では暫定的に2車線のままとなっている。

 桑名市上深谷付近からは沿道には水田が広がり始めるので郊外に来たことが分かる。 2車線道となって少し進むと桑名市多度町(旧:桑名郡多度町)域に入る。沿道は相変わらず水田が広がり、淡々と2車線道を進んで行くとr26(県道北勢多度線)との香取南交差点に到着する。

1.R23交差点から片側2車線の4車線道が続

  く。大型車の通行が多い。

2.上野交差点からはR421と重複するが、標識

  はR258のみの設置となっている。

3.桑名市上深谷地区で4車線道は終わり、対向

  2車線道となる。(0011)

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成21年(2009年)10月撮影>>

■三重県桑名市〜岐阜県大垣市

 r26交差点からは桑名市多度町香取の町中を過ぎる。新多度橋で多度川を渡ると町は途切れ、再び水田の中を進んで行く。

やがて山除川支流(?)を越える付近で岐阜県海津市南濃町(旧:海津郡南濃町)に入り、養老鉄道(旧:近鉄養老線)をオーバーパスし、しばらくの間は並行して北上して行く。

 R258は海津市南濃町に入ってからも水田の中を進むが、南濃町松山の町を過ぎると沿道に町が続くようになる。道は平坦な対向2車線道が続く。大型車の通行が多いが、流れが良いのでスムーズに走ることが出来る。

 やがてr1(県道岐阜南濃線)との盤若谷交差点手前から片側2車線の4車線道となるが、R258唯一のトンネルである盤若石トンネルを越えると再び元の対向2車線道に戻ってしまう。この付近はR258の中間付近では唯一の4車線道であるが、距離が短いため追い越しポイントとなっているようだ。

 南濃町安江からは平坦な2車線道で町中や丘陵地帯を淡々と進んで行き、駒野橋で津屋川を渡ると一大水田地帯に入り、ほどなくして岐阜県養老郡養老町に入る。養老町に入ってからはちらほらと建物が沿道にあるぐらいで、ほとんどは水田の中を進んで行くことになる。

 養老町船附地区のr213(県道県道養老平田線)との船附南交差点付近からは4車線道となり北東に向かい、岐阜県安八郡輪之内町を少しだけ通ってから養老大橋で牧田川を渡り、岐阜県大垣市に入る。大垣市内に入ると郊外の町中を通るようになり、沿道に建物が増えてくる。やがて名神高速の大垣ICを過ぎると大垣市の町中を行く4車線道となって北に向かう。

 東海道新幹線を越えると大垣市街に入る。市街地内ではトラックよりも普通乗用車の方が目立つ。いくつか信号を過ぎて進んで行くと、やがてJR東海道本線と樽見鉄道を高架橋で越え、ほどなくして起点であるR21との楽田町交差点に到着する。

4.岐阜県海津市南濃町内を2車線道を進んで

  行く。交通量は相変わらず多い。

5.養老町では水田の中を突っ切る区間がある。

  ご覧の通り何もない。

6.大垣市に入り北に行くにつれて徐々に町中へ

  と入って行く。この付近は4車線化された。

 

7.大垣市街地内を4車線道で進む。市街地だけ

  に乗用車が目立つようになった。

8.R21との交差点にあるR258起点標。

  右には『00kmポスト』も立っている

 

<<写真はすべて平成12年(2000年)11月撮影>>

<<MEMO>>

■最初に・・・

 258を全区間走ったのは平成12年(2000年)11月のこと。それ以後は平成21年(2009年)10月に桑名市のR23〜R1とR421重複区間を走ったぐらいです。実質、平12年以来走っていないことになります。

 なので記事は平12年走行時のレポを基にして、平21年走行時のレポを加えて修正した程度となっています。あとは某大手検索サイトの地図にある航空撮影写真から判断しています。

■概況・交通量など

 R258は全区間整備が完了しており急勾配・急カーブもなく、地図上だけで見ればかなり走りやすい3ケタ国道です。しかしR258は湾岸道〜R23〜R1〜東名阪道〜名神高速〜R21を結ぶ幹線道路となることから、大型トラックやトレーラの通行量が多く、曜日や時間帯によっては一部で渋滞が発生するため走りずらい時もあります。突然渋滞が始まることがあるので、速度には注意して走りましょう。

■ガソリンスタンド

 適度な距離にGSがあります。

■アドバイス

 特に問題なく走ることができます。

■注意点

 大型車の通行が多いので走行には注意してください。

 見通しの良い水田地帯を行く快走路が続きます。速度取り締まりなどにも注意が必要です。

●走行DATA

岐阜県大垣市〜三重県桑名市

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:平成12年(2000年)11月 4日/平成21年(2009年)10月29日

*平21年は桑名市内R23〜R1〜西別所交差点のみを走行。

【合併情報】

●平成16年(2004年)12月6日付けで、三重県桑名郡多度町と桑名郡長島町の2町が、三重県桑名市と対等合併しました。2町はそれぞれ、『桑名市

 多度町』『桑名市長島町』になりました。

●平成17年(2005年)3月28日付で、岐阜県海津郡の海津町・平田町・南濃町の3町が対等合併して『岐阜県海津市』になりました。3町はそれぞれ、

 『海津市海津町』『海津市平田町』『海津市南濃町』になりました。

 

国道258号線【終】

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