国道 276号線 ROUTE 276 |
|
起点: 北海道檜山郡江差町市→終点:北海道苫小牧市 (314.5km) |
|
●概況 国道276号線は北海道檜山郡江差町を起点とし、複雑な経路を経て北海道苫小牧市に至る3ケタ国道。檜山郡江差町からR229に重複して日本海沿いに北上し、岩内郡岩内町でようやく単独分岐。 しかしすぐにR5と重複。虻田郡倶知安町から単独分岐して北西→南東方向に北海道を縦断して苫小牧市に至る。R276の単独国道区間よりもR229との重複 国道区間の距離の方が長いという、これまた珍しい国道でもある。 誕生は1970年(昭45年)4月。当初は虻田郡倶知安町〜苫小牧市だった。その後、1993年(平4年) |
|
4月に 岩内郡岩内町を経て檜山郡江差町まで延長され、総延長300km越えの国道となった。岩内町起点で良かったと思うのだが、わざわざ江差町を起点にしているところが謎な国道だ。 |
||
●DATA/走行日:各項参照/走行方向:各項参照/レポート記述方向:起点→終点 |
国道 276号線(1) |
■北海道檜山郡江差町〜北海道岩内郡岩内町 ■北海道岩内郡岩内町〜北海道岩内郡共和町〜 北海道虻田郡倶知安町 ■北海道虻田郡倶知安町〜北海道有珠郡大滝村 |
○国道 276号線 |
|
【檜山郡江差町〜瀬棚郡北檜山町のみ走行。残りは未走行】 |
|
R276全区間の約6割を占める区間がR229との重複国道区間。2004年末時点で、この区間の檜山郡江差町〜爾志郡熊石町〜瀬棚郡北檜山町の約73kmを走っただけで、残る瀬棚郡北檜山町〜岩内郡岩内町までの約120kmは未走行のままとなっています。 基本的には整備・改良が進んだ2車線道で、日本海沿いにひたすら走る快走路となっています。 |
|
●走行DATA |
|
北海道檜山郡江差町〜北海道爾志郡熊石町町 【終点→起点方向を走行】 >>走行日:1997年9月14日/98年9月6日/2003年9月3日 |
|
北海道爾志郡熊石町〜北海道瀬棚郡北檜山町 【終点→起点方向を走行】 >>走行日:1998年9月6日 |
|
○国道 276号線 |
||||||||||||||
【レポートは 岩内郡岩内町→虻田郡倶知安町方向(起点→終点方向)です。】 |
||||||||||||||
■北海道岩内郡岩内町〜 北海道岩内郡共和町 |
||||||||||||||
檜山郡江差町からR229と重複してきたR276は、岩内郡岩内町の市街地にある交差点でようやく単独分岐することになる。起点から約190kmもの重複国道区間から離れて東に向かう。 単独分岐したR276は幅の広い2車線道で市街地を進んで行く。すぐに坂道で小高い丘を越えると岩内郡共和町に入り、酪農・農村地帯を進んで行く。整備・改良が進んだ平坦な2車線道を淡々と進んで行く。8kmほど走ると田園地帯へ入りやがて山間に入る。山間はすぐに終わり、共和町国富の町中に入るとほどなくしてR5との交差点に到着する。R229交差点から約11kmである。 |
||||||||||||||
|
■北海道岩内郡共和町〜 北海道虻田郡倶知安町 |
|||||||
岩内郡共和町国富からはR5と重複して倶知安町方面へと南下する。整備された2車線道なのだが、大型車両の通行量が多いために路面は荒れている箇所があるものの概ね走りやすい道が続く。しばらく山間の農村地帯を進んで行くが、共和町小沢地区を越えると山深くなる。国富から6kmほど進むと2車線道のまま急勾配・急カーブが連続するワインディング区間に入る。 ウネウネした山道を3kmほど走ると倶知安峠を越えて虻田郡倶知安町に入る。峠から2kmほどワインディング道路を進むと峠下の平坦な土地に出、やがて倶知安町の町中に入る。峠から4kmほど進んだ町中からは平坦な4車線道となり道幅が広がる。4車線道になってから800mほど進むとR276分岐交差点となる北3東1交差点に到着する。 共和町国富のR5・R276交差点から約15km、岩内町のR229・R276交差点から約26kmである。 |
|||||||
|
<<MEMO>> |
|
■概況・交通量など この区間は1993年(平4年)4月に延長された区間です。岩内郡岩内町〜岩内郡共和町までの約12kmの区間は、小樽から岩内へ向かう最短ルートとなっているため、大型トラックや車などの交通量が多い区間です。酪農・農村地帯を進んで行く区間が長く、北海道的な国道という感じがします。 R5との重複区間(倶知安峠越え)も交通量が多く、こちらは大型車で遅くなることがあるので気長に走りましょう。 >>R276岩内共和道路 整備された2車線道のR276なのですが、岩内郡岩内町と共和町の間ではBPが計画されています。それがR276岩内共和灯籠。平坦な土地を通る区間なので冬期は地吹雪などによる視界不良が続くため、アクセス確保や夏期の渋滞解消を目的として建設が計画されています。計画では廃止された旧国鉄岩内線の跡地を利用して、現道の北側に中央分離帯を有する2車線幅のBP道路を建設するというもの。事業はまだ始まっていないようですが、何年か先にはBP道路ができるかも知れません。 ■ガソリンスタンド 数軒のGSがあります。 ■アドバイス 特に問題なく走ることができます。自転車の場合は歩道があれば歩道を走られた方が良いでしょう。 倶知安峠越えは目立つ格好で走られることをお勧めします。距離は短いですが、体力・時間的に余裕を持たれた方が良いでしょう。 ■注意点 冬期は路面凍結・積雪があるので注意して下さい。平野部では地吹雪で視界不良となることが多いので、冬期の通行は十分に注意して下さい。 |
|
●走行DATA |
|
北海道岩内郡岩内町〜北海道岩内郡共和町 【起点→終点方向を走行】 >>走行日:200 3年9月4日 |
|
北海道岩内郡共和町〜北海道虻田郡倶知安町 【起点→終点方向を走行】 >>走行日:200 3年9月4日 |
|
○国道 276号線 |
||||||||||||||
【レポートは 虻田郡倶知安町→有珠郡大滝村方向(起点→終点方向)です。】 |
||||||||||||||
■北海道虻田郡倶知安町〜 北海道虻田郡喜茂別町 |
||||||||||||||
虻田郡倶知安町でR5から分岐すると、R276は2車線道で町中を東へ向かう。町中でもほぼ直線で幅広い道が続くのが北海道の国道らしい。1.7kmほど進むとR333分岐交差点を過ぎる。ここからR276は単独国道となって一路喜茂別町へ向かう。 直線道路はR5交差点から6kmほど続く。町中を出ると羊蹄山の間近を通り、羊蹄山の北東山麓を回って虻田郡京極町の市街地へと入って行く。市街地の南でr97(道道豊浦京極線)との交差点を左折すると町は途切れ、R276は羊蹄山の東側に広がる原野の中を進んで行く。平坦で見通しの良い2車線道が続く。 虻田郡喜茂別町に入って少し進むと左にカーブして進路を南東方向に変え、しばらくするとR230との交差点に到着する。倶知安町のR5交差点から約25kmである。 |
||||||||||||||
|
■北海道虻田郡喜茂別町〜 北海道有珠郡大滝村 |
|||||||||||||
虻田郡喜茂別町で3度目となる上位国道との重複区間はR230が相手となるが、重複区間は1kmほどで終わりすぐに単独分岐する。単独分岐したR276は、虻田郡喜茂別町南東部のトウモロコシ畑などが広がる農村地帯を進んで行く。整備された2車線道で淡々と進んで行く。 R230交差点から11kmほど進むと有珠郡大滝村に入る。尻別川を渡ると平野部から山間へと入り、急カーブ・急勾配が連続する2車線ワインディング区間に入る。広島峠を越えてからも深い山間を進んで行き、やがてR453との交差点に到着する。 R230交差点から約21km、倶知安町のR5交差点から約46kmである。 |
|||||||||||||
|
<<MEMO>> |
|
■概況・交通量など 道路は概ね整備・改良が終わり、大変走りやすい2車線道となっています。典型的な北海道ローカル国道区間もあるなど風景を楽しんで走ることができます。 交通量は多めで、大型トラックの姿が結構目立ちます。 ■ガソリンスタンド 倶知安町市街、京極町市街、R230交差点付近の3カ所にGSがあります。他の区間にはGSはなかったように思います。 R230交差点以東(苫小牧方面)は苫小牧市街までGSはありません。注意して下さい。 ■アドバイス 特に問題なく走ることができます。かなり走りやすい道路なので、速度取り締まりに注意して下さい。覆面パトカーが結構出没しているようです。 自転車の場合ですが、アップダウンのある区間や広島峠越えなどがあるので、時間・体力には余裕を持って走ることをお勧めします。またR230交差点以東(苫小牧方面)は店などがないので、食料・飲料水などは町中で購入しておいた方が良いでしょう。 ■注意点 冬期は路面凍結・積雪に注意が必要です。 羊蹄山周辺では天候が激変することが多いようです。2003年9月に走った時は、倶知安市街は快晴だったのに、わずか2kmほど離れた羊蹄山北東辺りから大雨となっていました。京極市街を出たら雨がやんだので 雨雲の通り道だったようです。掲載している写真1〜11まですべて同じ日に撮影しています。ちなみに写真2と3の時間差は40分ぐらいです。 |
|
●走行DATA |
|
北海道虻田郡倶知安町〜北海道虻田郡喜茂別町 【起点→終点方向を走行】 >>走行日:200 3年9月4日 |
|
北海道虻田郡喜茂別町〜北海道有珠郡大滝村 【起点→終点方向を走行】 >>走行日: 1997年9月15日/2003年9月4日 【 終点→起点方向を走行】 >>走行日: 1997年9月22日 |
|