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国道333号線 (1) |
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R333紋別郡遠軽町〜北見市端野町間は、平成21年(2009)3月末の新佐呂間トンネル区間のバイパス道路供用開始で快走路に大きく変化しました。昔は交通量の少ない道でしたが、整備されたこともあって交通量が増加。特に大型車の通行量が増えてしまっています。旭川〜北見間の幹線ルートになりつつあるようです。 この区間のうち、紋別具遠軽町〜常呂郡佐呂間町栄間までが、かつてのR39だった区間。もとを辿れば地方費道旭川根室線だった道路。旭峠の道路は大正時代に開通したので、中央道路だったことはありません。ちなみに中央道路時代は今の共立峠(昔は五号峠と呼ばれた)を経由していました。 |
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■北海道紋別郡遠軽町〜北海道北見市 |
国道333号線 【北海道紋別郡遠軽町〜北海道北見市】 |
【レポートは北見市端野町→紋別郡遠軽町方向(終点→起点方向)です。】 |
■北海道北見市【北見市端野町〜北見市仁頃町】 |
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R333の終点は北見市端野町(旧:常呂郡端野町)のR39交差点。道幅の広い4車線のR39から分岐する2車線道がR333で、R39交差点から入って遠軽方面に向かうと、左側に屯田の杜公園が見える。公園を過ぎるとすぐに郊外の農村地帯に入り、ほどなくして北海道らしい広大な畑の中を進んで行く。1kmほど進むと勾配のある坂道となって標高を上げて行く 。その途中、最初に現れる左カーブ手前にあるパーキングからは、端野町市街の町並みと広大な畑を見下ろすことが出来る展望ポイントになっている。 パーキングを過ぎて2車線坂道を上って行くと、端野峠旧道が分岐して2カ所目のパーキングを過ぎると端野トンネル(L=1319m)に入る。端野トンネルは平成5年(1993)に開通したバイパストンネルで、それまではトンネル上の峠を越えるダート道が国道だった。峠をトンネルで越えると揺るやかな坂道を下って約6kmで北見市仁頃町の町中に至り、r7(道道北見常呂線)との交差点に到着する。 |
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<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成22年(2010年)9月撮影>> |
■北海道北見市【北見市仁頃町〜北見市北陽】 |
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北見市仁頃町のr7交差点を過ぎると農家が点在する農村地帯を 路肩の狭い2車線道で進む。以前は交通量の少ないローカル国道的な区間だったのだが、近年道が整備されたため大型車を中心に交通量が増えている。特に大型車の通行量増加で路面状態も悪化しており、路面に轍が出来て波打っている箇所があちこちに見受けられるようになった。早急に改良整備されるのだろうが、雨天時のバイクだと少々走りづらい道になっている。 北見市北陽地区の農村地帯を淡々と進む。r7交差点から6kmほど進むとルクシニコロ川沿いに走るようになり、R333は山間に入る。適度なカーブが連続する勾配のあるワインディング区間で、しばらく進むと緩やかな勾配のある区間に入り、通行量増加に対して設置されたのか、登坂車線が現れる。この付近からは整備された走りやすい2車線道になる。登坂車線が終わると仁頃トンネル旧道が分岐し、ほどなくして左側にパーキングが見えてくる。仁頃トンネル建設時は工事事務所の敷地だったのだろう。そのパーキングを過ぎると仁頃トンネル(L=910m)に入る。 仁頃トンネルは平成13年(2001)10月に発生した北見市北陽での北陽岩盤崩落災害を受けて建設されたバイパストンネル。ルクシニコロ川沿いを進む旧道が災害で河川もろとも厚さ10mもの土砂で埋まったため、旧道沿いは危険と判断されて建設され、平成15年(2003)12月に開通している。仁頃トンネル手前から整備された2車線道になっているのはそのためである。 |
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<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成22年(2010年)9月撮影>> |
■北海道北見市〜常呂郡佐呂間町 |
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仁頃トンネルを出てからも山間を進む。ほどなくするとルクシニコロ川を渡って新佐呂間トンネル(L=4110m)に入る。この新佐呂間トンネルを含む約5.7kmの区間もバイパス道路。ルクシ峠は岩盤崩落が起こった現場のすぐ東側にあり、同じような崩落の恐れがある地盤であったことから佐呂間防災事業として建設された付け替え道路で、平成21年(2009)3月末に供用開始となった。 それ以前はルクシ峠を越えていた。仁頃トンネルと新佐呂間トンネルの間で旧道が分岐しているが、この旧道は急坂と急カーブが続く難路で、山稜下にある佐呂間トンネルを越えて佐呂間町側に出ていた。新トンネル開通で佐呂間トンネルは閉鎖され、旧道についてはルクシ峠展望台〜 北見側旧道分岐点の間が通行止めとなり、北見側旧道入口にゲートが設置されている。ちなみに佐呂間トンネル自体もバイパストンネルで、トンネルの上に山稜を越える旧旧道が存在している。 新佐呂間トンネルを出ると常呂郡佐呂間町に入る。佐呂間町側も高規格の2車線道で、適度な勾配とカーブのある快走路を進む。坂を下って佐呂間町側の旧道分岐点を通過すると、以前からのやや狭い2車線道となり農村地帯を進み、佐呂間町若佐のr103(道道留辺蘂浜佐呂間線)とr685(道道計呂地若佐線)との交差点に到着する。 |
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<<写真はすべて平成22年(2010年)9月撮影>> |
■常呂郡佐呂間町【佐呂間町若佐〜佐呂間町大成】 |
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常呂郡佐呂間町若佐の道道交差点を左折すると、R333は南西方向に向かって進んで行く。4kmほど農村地帯を進んで行くと佐呂間町栄の町中に至り、r103との交差点を右折する。佐呂間町栄からは再び進路を北西に向けて2車線道で進む。 オンネルベシベ川沿いに農村地帯を進むが、栄の町中から5kmほど進むと山間に入り、ほどなくして旭峠道路と町道(R333旧道)の分岐点に到着する。 旭峠道路は、地域高規格道路の遠軽北見道路の一部として建設された。平成14年(2002)11月に開通したもので、旭野トンネル(L=1485m)を含む全長3.5kmの自動車専用道である。そのため徒歩・自転車と125cc以下の原付バイクは通行できないため、旧道の旭トンネルは廃隧道にならず存続。旭峠を越える旧道は町道に格下げとなっている。 |
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<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成22年(2010年)9月撮影>> |
■常呂郡佐呂間町〜紋別郡遠軽町 |
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将来的には遠軽北見道路の一部となっている旭峠道路であるが、現在のところはR333の一部という感じである。高規格道路を進み旭野トンネルを出ると紋別郡遠軽町生田原(旧:紋別郡生田原町)に入る。トンネルを出て揺るやかな坂道を下ると、旭トンネルを経由してきた町道(R333旧道)と合流。整備された高規格道路は終わり、旧道合流点からはやや狭い2車線道でR242に向かう。 R333は旭野川に沿って進み、3kmほど進むと生田原川を渡って遠軽町生田原安国の町中に入る。R333はJR石北本線の東側に広がる町中を進み、2kmほどで石北本線を越えてR242との交差点に到着する。北見市端野町のR39交差点から約45kmである。 |
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<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成22年(2010年)9月撮影>> |
■昔のR333 |
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R333を初めて走ったのは平成13年(2001)9月の北海道ツーリングの時で、北見→遠軽→旭川方向に走行している。当時は現在の旧道がすべて現役国道で、急カーブ・急坂が続くことから交通量はそんなに多くなかったように思う。 当時すでに”道活動”に勤しんでいたので写真を撮影しながら走行していたので、現在は通行止めとなった新佐呂間トンネルの旧道区間の写真があった。当時は高価だったコンデジを購入し持参して撮影していたのだが、容量が少なく撮影枚数が限られていたので数が少ないのが残念。フィルム撮影で何枚かあると思うのだが、探し出すのに一苦労しそうなのでいずれ見つければ追加します。m(_ _)m ちなみに@管理人がR333を走った約3週間後に北見市北陽での岩盤崩落災害が発生。災害現場を走っていたのですな・・・。((( ;゚Д゚))) |
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<<写真はすべて平成13年(2001年)9月撮影>> |
<<MEMO>> |
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■概況・交通量など R333の紋別郡遠軽町〜北見市端野町間は、防災事業や地域高規格道路建設などにより近年大きく変貌した区間です。旭峠やルクシ峠は急カーブ・急坂が続いていましたが、今ではトンネルで一気に通り抜けるようになりました。走りやすくなったのと、R450(旭川紋別自動車道)の延伸により、R39石北峠のバイパスとして交通量が増えています。特に大型車の通行量が増えており、路面が波打ったりアスファルトが剥離するなど路面状態悪化が目立つようになりました。 バイパス道路の建設は一段落した模様で、あとは既存道路の改良がメインになると思います。バイパス道路ということでは地域高規格道路の遠軽北見道路が計画されており、現在は一部区間で事業中となっていますが、全区間が開通するのはいつのことになるか分かりません。 ◆遠軽北見道路 紋別郡遠軽町と北見市の間に計画されている地域高規格道路。旭川紋別自動車道と北海道横断自動車道を結ぶもので、旭川〜網走間の高速道路網の一部を形成することになります。R333と同じようなルートを経由するので、R333のバイパス道路のような形となります。 平成14年(2002)に開通した旭峠道路は同道路の一部となります。現在は旭峠道路に接続するR333生田原道路の建設が進められていますが、残る区間の事業着手は目途が立っておらず計画だけとなっています。 ■ガソリンスタンド 町中にGSがありますが、町中を外れるとGSはありません。給油は早めに行って下さい。 ■アドバイス 整備された2車線道なので問題なく走ることが できます。大型車の通行が多いのでペースが落ちることがありますが、無理な追い越しは事故になるのでやめましょう。 なお、R333旭峠道路は自動車専用道路となっています。徒歩・自転車、125cc以下の原付バイクは旭隧道を抜ける町道(R333旧道)に迂回しなくてはなりません。旧道は急勾配・急カーブが連続するワインディング道路なので、自転車の場合は下りで 速度やブレーキワイヤーの切断などに注意して下さい。 ちなみに平成17年(2005)に撮影した写真にはKSRUが写っていますが、旭峠道路は走らず町道(旧道)を走っています。 ■注意点 悪天天候時は土砂崩れなどの災害の危険性があります。通行は注意して下さい。晩秋〜早春は路面凍結・積雪があります。 |
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●走行DATA |
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北海道北見市端野町〜北海道紋別郡遠軽町生田原 【終点→起点方向を走行】 >>走行日:平成13年(2001年)9月14日/平成17年(2005年)9月22日/平成22年(2010年)9月23日/他 |
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注意>>この区間は、走行方向問わず何度か走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。 注意>>平成22年(2010年)9月23日は車(Spike)にて走行しています。 |
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【合併情報】 ●平成17年(2005年)10月1日付で、北海道紋別郡遠軽町と紋別郡生田原町、紋別郡丸瀬布町、紋別郡白滝村の1村3町が対等合併して、それぞれ『紋別郡遠軽町生田原』 『紋別郡遠軽町丸瀬布』『紋別郡遠軽町白滝』になりました。 ●平成18年(2006年)3月5日付で、北海道北見市と常呂郡端野町、常呂郡留辺蘂町、常呂郡常呂町の1市3町が対等合併して、それぞれ『北見市端野町』『北見市留辺蘂町』 『北見市常呂町』となりました。 |
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■この項終わり |