>>R338(1)

国道338号線(2)

青森県むつ市脇野沢〜青森県むつ市/青森県むつ市〜青森県下北郡東通村

○国道338号線

 青森県 むつ市脇野沢〜青森県むつ市

【レポートは青森県 むつ市脇野沢→青森県むつ市方向(起点→終点方向)です。】

■青森県 むつ市脇野沢〜青森県むつ市川内町

  むつ市脇野沢(旧:下北郡脇野沢村)の脇野沢の町中にある脇野沢交差点から500mほど進むと、むつ湾フェリー乗り場前を通り過ぎる。ここからの道は佐井〜脇野沢間のように海岸近くの断崖上を通るのではなく、海岸線のすぐ近くを通る平坦な2車線道となる。

 フェリー乗り場から1kmほど進むと松林の中を進む短いワインディング区間に入る。ここを抜けると海岸線のすぐ脇を通り、やがて むつ市脇野沢小沢(旧:脇野沢村小沢)地区の町に着く。陸奥湾に面した小さな漁港町だ。1.5kmほどで町を抜けるとむつ市川内町(旧:下北郡川内町)に入り、すぐに松林の中を進むようになる。相変わらず海岸線のすぐ近くを進む平坦な2車線道が続く。交通量の少ないローカル3ケタ国道だ。

 川内町蛎崎(かきざき)の町を過ぎると、長浜と呼ばれる海岸線を通る。この付近は見通しの良い平坦な2車線道となっている。3kmほど進むと急カーブが現れ、ここを曲がると川内町宿野部地区の町中に入る。町は長くは続かず、1kmほどで町中を抜けるとまたもや海岸沿いを進んで行く。『町→海岸→町→海岸』の繰り返しで、淡々と陸奥湾を見ながら進んで行く。

 川内町桧川地区を過ぎて町中を通るようになると、道幅は1.5〜狭い2車線道となりセンターラインもなくなる。川内川に架かる川内橋を渡ると川内の町中を進んで行く。川内町役場を通り抜け、少し進むとr46(県道川内佐井線)との交差点に到着。脇野沢交差点から約19kmである。

1.脇野沢港を過ぎると海岸線沿いに進む2車

  線道となる。

2.時々松林を抜けるローカル2車線国道で、概

  ね平坦な道が続く。

3.川内町蛎崎にある長浜付近は、見通しの良い

  2車線道となっている。

4.町との間には、このよな殺風景な場所を通る

  こともある。

5.川内町桧川地区に入る。ここからしばらくの

  間は町が続く。

6.やがてセンターラインがなくなり、狭い2車線道

  区間が現れる。

■青森県 むつ市川内町〜青森県むつ市

  むつ市川内町川内のr46交差点を過ぎて1kmほど進むと道は2車線道に戻りセンターラインも復活する。川内町田野沢の町を離れると、見通しが少し悪い道を3kmほど進み川内町戸沢の町に着く。ここが 旧川内町最後の町で、町を抜けて少し進むと合併前の青森県むつ市に入る。旧むつ市に入っても道には変化はなく、相変わらず平坦な2車線道で海岸線近くを進んで行く。

 むつ市城ヶ沢地区に入り町中を抜けると、城ヶ沢海岸沿いを進んで行く。松林の中を抜けて左に大きくカーブする。むつ市堺田の町を抜けると、海上自衛隊大湊航空隊基地前を通り過ぎる。この付近からは町が続くようになり、交通量がいきなり増加する。むつ市大湊町の町中に入ると、やや狭い2車線道となる。車が増え、信号も多くなるため流れは悪くなる。航空隊前から約6kmでJR大湊線大湊駅前を通り過ぎる。

 やがて改修された広い2車線となり、r176(県道赤川下北停車場線)との交差点を越えると田名部川ぞに進むようになり、市役所前を通過し、むつ市市街へと入って行く。r4(県道むつ恐山公園線)との交差点を過ぎると、市街中心部南側を通り抜け、

R279むつBPとの交差点に到着する。川内町のr46交差点から約26km、脇野沢村脇野沢交差点から約45kmである。

7.川内町の町中はこんな感じ。川内川東岸付

  近ではクランクカーブがある。

  (むつ市大湊→脇野沢方向を撮影)

8.川内町田野沢付近からは2車線道に戻り、

  センターラインが復活する。町中は歩行者な

  どが意外と多い。

9.しかし町を離れるとこんな感じの場所を通る。

  所々に松林が残っており、海沿いを進むローカ

  ル国道っぽい雰囲気を残している。

10.むつ市城ヶ沢海岸近く。ここを過ぎると、道

 路上から陸奥湾を見ることは出来ない。

11.むつ市大湊の市街地を通る。少し狭い2車

  線道で交通量が多い。

12.むつ市中央地区。市役所などの官公庁があ

  る。この付近は整備された2車線道だった。

■R338BP【むつ市柳町〜むつ市大湊浜町】

【レポートはむつ市柳町→むつ市大湊浜町方向(終点→起点方向)です。】

 むつ市大湊町〜むつ市市街地の北側にはR338BPが供用されている。

 R338むつBPは、むつ市柳町のR279むつBPより分岐する。広い道幅の2車線道で見通しの良いほぼ直線道路。R279BP交差点から1.5kmほど進むと市街地内を南北に走るR279旧道と交差。その先で栗山橋で小川を渡るとr4と交差した後、淡々と整備された2車線道で西へ進んで行く。

 r176との交差点を過ぎるとR338大湊BPと名称が変わるが、広い2車線道のままでむつ市大湊町市街北方を通る。むつ運動公園南側を過ぎると住宅街近くを通り抜ける。3つほど川を渡るとむつ市大湊浜町内の十字路に着く。BPはこの交差点からすぐの所でぷっつりと途切れていた。この交差点を左折して町中を200mほど港に向かって走るとR338に到着する。全長約

6.5kmであった。

13.むつ市柳町のR279むつBPからR338BP

  が分岐する。左折するとR338BPに入る。

  (R279BP、野辺地方面より撮影)

14.R338むつBP・大湊BPは、共に整備され

  た広い2車線道路。歩道も設置されている。

  まだ全区間未開通。

15.走る時間帯によるのだろうが、海沿いの市街

  地を通るR338本道と比べると交通量は少な

  め。なお、BPは突然終わるので注意。

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 青森県佐井村〜脇野沢村間と比べるとかなり走りやすい区間です。アップダウンや短いワインディングが存在しますが、概ね平坦な2車線道路が続きます。町中では拡幅が難しいのか、1.5〜狭い2車線道が残っていますが問題はないでしょう。海沿いの町や集落を結ぶローカル3ケタ国道区間です。

 交通量は脇野沢からむつ市市街へ向かうにつれて増えて行きます。

>>R338BP

 むつ市大湊町市街〜むつ市市街北側を迂回するように進んでいます。むつ市桜木町〜むつ市柳町を結ぶ、全長約11kmの都市計画道路です。2004年11月時点では、むつ市大湊浜町〜むつ市柳町までの約6.5kmが部分供用されており、R338本道交差点(むつ市大湊浜町)〜r176交差点(むつ市中央)までが『R338大湊BP』、r176交差点〜R279むつBP交差点(むつ市柳町)が『R338むつBP』という名称が付いています。

 むつ市桜木町〜むつ市大湊浜町の約4.6kmは未開通となっています。計画では大湊変電所の近くから分岐するようです。未開通区間のうち、むつ市桜木町〜むつ市宇田町間の約1.2kmは『R338宇曽利BP』として建設開始されています。全通まではまた時間がかかるようです。

■ガソリンスタンド

 青森県脇野沢村内は脇野沢の町中、川内町内は川内の町中にしかGSはありません。むつ市市内は、むつ市城ヶ沢地区から東でポツポツと町中にGSがあります。自衛隊基地前付近からは市街地に入るので、何軒かGSがあります。

■アドバイス

 バイク・車では特に問題なく走ることが出来ます。自転車の場合も、途中で緩やかなアップダウンがあるぐらいでそう問題なく走ることが出来るでしょう。

■注意点

 海岸線近くを通る区間です。悪天候時や風の強い日、大波の時は走らない方がいいでしょう。冬期は路面凍結・積雪がありますので、注意して走って下さい。冬期の通行止め規制はありません。

 町中では歩行者・自転車に注意して下さい。

●走行DATA

青森県下北郡脇野沢村〜青森県むつ市

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:1998年9月7日/2003年9月1日

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:2003年9月1日

注意>>2003年9月1日は、この区間を往復しています。

【合併情報】

●2005年(平17年)3月14日付けで、青森県下北郡脇野沢村、川内町、大畑町の1村2町が青森県むつ市に編入されて『青森県むつ市』になりました。

○国道338号線

  青森県むつ市〜青森県下北郡東通村

【レポートは青森県むつ市→青森県東通村方向(起点→終点方向)です。】

■青森県むつ市〜青森県下北郡東通村

 R279むつBPとの交差点を過ぎると、R338は太田橋で新田名部川を渡り市街西側に広がる郊外の町中を進んで行く。1kmほどで民家が途切れると酪農地帯を通るようになる。青森県下北郡東通村に入ると山中を進む2車線道となり、見通しの悪いカーブをいくつもクリアして行く。R338は山間の農村を繋ぎながら淡々と進んで行く。

 横流峠という峠を越えると下北郡東通村砂小又地区へ入る。この地の、R338から離れた所に村役場がある。国道沿いにある集落を過ぎると、R338は再び山中(森中?)を進む見通しの悪い2車線ワインディング道となる。砂小又から3kmほど進むと、山中に突然GSが出現。このGSを過ぎて2kmほど進むとr248(県道尻労小田野沢線)との交差点に到着する。むつ市のR279むつBP交差点から約18kmである。

1.むつ市市街を離れ2kmほど進むとローカル

  国道に戻る。

  (東通村→むつ市方向を撮影)

2.R338は東通村に入り太平洋岸を目指して

  東進して行く。この少し先から2車線ワイン

  ディング道が始まる。

3.淡々と山中の2車線道を進んで行く。見通しの

  悪いカーブが連続する。道自体は未整備のま

  まである。東通村砂小又付近にて。

■青森県下北郡東通村【東通村小田野沢〜東通村白糠】

 r248との交差点を過ぎると、R338は整備された快適な2車線道となる。丘をぶち抜いて作られた、広い歩道のある2車線道が南に向かっている。ここから整備された2車線道になると思ったが、下北郡東通村小田野沢の町外れ(西側)を下って3kmほど進むといきなり未整備の2車線道に戻った。

 森中を進む平坦な2車線道には歩道などなく、ただ淡々とひたすら森中を進んで行く。3kmほどでr7(県道むつ東通線)との交差点に到着。ここから南側は道路に左側(海側)にフェンスが延々と延びている。その向こうの土地は建設中の東通原子力発電所(2005年10月稼働予定)の敷地となっている。R338はその敷地を避けて西側を迂回しながら進んで行く。

 4kmほど進むと老部川を老部橋で渡ると下北郡東通村老部の町中に着く。未整備の少し狭い2車線道で町中を南下して行くと、東通村最南端の町となる白糠地区へ入る。老部橋から2kmほど進んだ付近で旧道分岐点に着く。案内標識には左に進む道が『バイパス』と記されている。ここを左に進むと、町のすぐ海側を通っている平坦な2車線道に入る。海岸沿いを1.5kmほど進み白糠漁港横を通り過ぎると、丘上を通る旧道との交差点に到着する。r248交差点から約14km、むつ市のR279交差点から約32kmである。

4.r248交差点から南は歩道のある立派な道

  になっている。

5.しかし3kmほどで終わり、未整備の2車線道

  に戻る。

6.小さな漁港町である東通村白糠地区に入る。

  平坦な2車線道が続く。

7.北側の分岐点。直進は旧道で狭路となる。左

  に向かう道がBPで海岸沿いを進んで行く。

8.南側の分岐点。BPは右、旧道は左の狭路。

  (六ヶ所村→東通村方向を撮影)

9.旧道は1.5車線狭路で白糠の町中を通る。

  生活道路と化していた。

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 青森県むつ市〜下北郡東通村までは山中を通るワインディング道ですが、下北郡東通村のr248交差点から南は下北半島の太平洋岸を進む区間です。ただR338は少し内陸を走っているので、時々海を見ることが出来るぐらいで絶えず太平洋を見ながら走るというのではありません。

 この区間内のR338は、東通村南端の白糠地区内を除けば、快適な2車線国道となっています。その白糠地区には、海岸よりの漁港近くを通るBPと町中を通る狭路(旧道)の2ルートがあります。写真7の案内標識では両方の道とも『R338』と標されていますが、漁港前を通る道が実質的に本道となっています。もう少し内陸寄りを通るBPが建設されるらしいのですが、走行当時はその気配はありませんでした。

 この区間の交通量は少なく快適に走ることが出来ます。地元車よりも、原発やその他の工事などの関係車両の姿が多いように見えます。

■ガソリンスタンド

 などなど。

■アドバイス

 特に問題なく走ることが出来ます。

■注意点

 悪天候時は土砂崩れなどに注意が必要です。海岸線ギリギリを通る場所はありませんが、海からの横風をまともに受ける区間があるので注意して下さい。冬季は路面凍結・積雪に注意して下さい。

●走行DATA

青森県むつ市〜青森県下北郡東通村

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:1998年9月7日/2003年9月 2日

>>国道338号線(3)

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