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国道371号線(6)

和歌山県東牟婁郡古座川町(1)

和歌山県東牟婁郡古座川町(2)

和歌山県東牟婁郡古座川町〜和歌山県東牟婁郡串本町

○国道371号線

 【和歌山県東牟婁郡古座川町(1)】

■和歌山県東牟婁郡古座川町【木守平井林道交差点〜大鹿橋東詰】

【レポートは木守平井林道分岐点→R371端点方向(終点→起点方向)です。】

 R371は木守平井林道(本山谷平井林道)との交差点から北に3kmほど進んだ所まで通行可能となっている。交差点手前の案内標識には『R371この先行き止まり』と標示され、周囲のガードレールにも『この先1.5kmで行き止まり』と標された案内が出ている。交差点のR371側には通行止めのゲートは設置されていないので、バイク・車での進入は可能だ。

 1車線道に入る。路面は舗装はされてはいるが、舗装が剥がれていたり路肩の草木が伸びて来ている など、ほとんど整備されておらず荒れている。路面に注意してゆっくりと進んで行く。1kmほど進むとR371の国道標識が立っていた。恐らくR371全区間において、もっとも見られる機会の少ない国道標識だろう。

 標識を過ぎて1車線狭路を進むにつれて周囲はさらに山深くなる。林道交差点から約 1.3kmで北海道大学演習林入口前に到着。この付近の道幅は少し広くなっており、路面もそう荒れてはいない。オンロードバイクだとここまでが限界だろう。この先、進めないことはないが無理をしないで引き返した方がよい。演習林入口前となる大鹿橋東詰から北側は路面が大荒れの状態。廃道に近いか、半分ダートに戻っているような荒れた路面状態となる。

1.林道交差点から1車線狭路となり北上する。

  早くもコケが生えていた。

2.少し進むとこういう状態になる。こんな状態で

  もマシな方。

3.写真右側には川(谷)となっているのだが、ガー

  ドレールはない。(端点→R42方向を撮影)

 

4.端点区間にある国道標識。国道であることの

  証。現役のR371で人目に触れる機会が最も

  少ない標識でることは間違いない。

5.北大演習林入口前となる大鹿橋東詰。橋を渡

  ると演習林に入る。

  (端点→R42方向を撮影)

 

<<写真はすべて2008年5月撮影>>

■和歌山県東牟婁郡古座川町【大鹿橋東詰〜R371端点】

 北大演習林前となる大鹿橋東詰を過ぎてからも路面中央にコケが生えた荒れた1車線狭路を進む。やがて木々が途切れて明るい場所に出る。この付近にはコケは生えておらず比較的走りやすい路面となっていたが、ほんの少しの距離だけ だった。再び杉林の中に突入すると、轍の部分以外は落ち葉で埋もれた悪狭路に戻る。

 路面中央にはコケが生えているのは当たり前なのだが、土砂が積もってそこから草が生え始めている場所さえあった。落石も多く、枝や落ち葉が積もっている中に隠れていることが多い。うっかりバイクで突入すると、石に乗り上げたりしかねない。実際、@管理人は1999年(平11年)11月に走った時に落ち葉の中にあった石に乗り上げてバランスを崩して転倒している。バイクの場合は走行ラインをよくよく見極めて走らなくてはならない区間である。

 端点に向かう狭路は演習林入口前から緩やかな坂となっている。端点に向かって左側には成井谷が流れているのだが、そちら側にはガードレールはない。路肩には要注意だ。路面状態は進むにつれて悪化してゆく。もはや轍の部分以外は落ちた枝や葉っぱで埋もれているような路面状態。落石が転がりコケが生えているのは当たり前なのだ。

 やがて杉林から抜け出すと農機具小屋(?)が建っていた。そのすぐ先で突然に舗装道路は終わりとなり、そこから先はダート道となって山奥に向かって進んでいた。以前はこの地点で道路が消失していたのだが、いつのまにやら作業道が建設されていた。木材搬出用に開削された作業道(林道?)とのことなので、R371としての車道は舗装路の途切れる地点付近までとみなした。この端点まで大鹿橋から約1.8km、木守平井林道交差点から約3kmであった。

 なお、この先は登山道となり峠を越えて木守側の端点まで続くらしいが、道は途中で消失していて遭難する可能性が高いという話なので徒歩での峠越えはやめた方が良い。

6.狭路は緩やかな勾配となって山奥に続いてい

  る。

7.深い山中を行く。断崖下を走る区間もある。

  (端点→R42方向を撮影)

8.途中で何度か谷(川)や支流を渡る。

  (端点→R42方向を撮影)

9.杉林の中を行く。轍以外は落ち葉や枯れ枝な 

  どで覆われている。(端点→R42方向を撮影)

10.路肩にある落ち葉の中には石が隠れている

  ことが多い。(端点→R42方向を撮影)

11.端点近くの狭路。中央部のコケはしっかりと

  生えていた。(端点→R42方向を撮影)

12.農機具小屋まで来ると端点はすぐそこ。

  バイクであれ車であれ、方向転換はこの場所

  で行うことを勧める。

13.アスファルト舗装が途切れる場所が端点とな

  る。以前のこの先は草木で覆われていた。今

  は木山搬出用の作業道が出来た。

14.作業道。ご覧の通り、大きな石がゴロゴロして

  いる荒れっぽい区間だ。国道指定はされている

  ようだが。車の通行ははなはだ困難だ。

   

15.99年撮影の端点。ここより先は細い登山道

  らしい道があるだけで、バイクでの進入すら不

  可能だった。(9911)

   

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2008年5月撮影>>

<<MEMO>>

■概況

 初めて訪れたのは1996年(平8年)11月。この時は林道交差点にバイクを停めて歩きました。1.5kmで行き止まりだろうと信じたからです。しかしどこまで進んでも行き止まりは見えず・・・。谷間の鬱蒼とした所を1人で歩いていると不安になってしまいました。時間の都合とスタミナが切れため、北大演習林入口を過ぎた辺りで引き返しました。で、1999年(平11年)11月に再訪して端点まで往復しました。

 この区間はひたすら狭路が続きます。路面が荒れている箇所が多く、また落石も多い区間です。落ち葉なども結構積もっています。本文にも書いていますが、1999年 (平11年)11月の時は落ち葉に隠れていた大きな石に乗り上げて転倒してしまいました。道路的にはR371でも最悪の道路状態といえるでしょう。この約3kmの区間だけなら、R439やR425を上回る悪路といえるのはないでしょうか。橋本市付近の4車線道路とコケが生えて落石・落ち葉だらけの舗装林道のような悪狭路が同じ国道とは信じられないでしょう。

 2008年(平20年)5月末に3度目の走行を果たしました。道路状態は相変わらず極悪狭路状態です。変わったのは端点から先に作業道が開設されたことでしょう。ただこの狭路は木材搬出のための作業道のようで、切り開いて平地にしただけのガレ場の続くダート道となっています。いちおう点線国道区間に沿っているようですが車道はないようです。国道(車道)としての端点は舗装路とダート道の境付近とのことです。

■交通量

 交通量は基本的には皆無です。基本的にはまず車は走っていません。だからと言って対向車が来ないとは限りません。対向車には注意して走って下さい。離合はかなり困難です。

 ”基本的には”と記したのは、2008年5月に訪れた時は車5台と出会ったからです。地元の林業関係の方か演習林関係の方が運転する車ばかりでした。時期や時間的なこともあるのでしょうが、車が走らない道ではありませんのでご注意を。ちなみに2008年5月の時は、R371の合川〜木守間を走行時に出会った車(1台だけ)よりも多い車とこの区間で出会っています。

 歩行者やバイクにも出会うことがありますので注意してください。今まで3回訪れていますが、山菜取りに来た地元のおばちゃんが運転するカブと1人で歩いていたハイカーらしき人に会っています。

■アドバイス

 オンロードバイクでも注意すれば走れないことはないですが、北大演習林入口で引き返すことをお勧めします。また車も 演習林入口まででやめておいた方が無難です。演習林入口から先は、完全1車線幅となり引き返そうにもUターンするスペースがありません。もし突っ込んでしまったら、端点まで進むしか手はありません。行き止まり手前に広い空き地があるので、そこで方向転換することになります。ただし端点にまで行くまでに車の側面が傷だらけになるかも知れませんので注意して下さい。

 リッターバイクでも端点まで往復することが出来ることは@管理人が証明しましたが、自惚れではありませんが、ある程度の悪路走行経験と技量が必要となります。路面状態の読みと先の道路状態を予測出来ないと往復は大変です。初心者の方は訪れない方が無難です。訪れるならば最低でも2人で訪れてください。

 2008年5月走行時は、往路はひたすら路面状態の確認をしながら走行し、復路は下りということもあってかなり慎重に下りました。往路に撮影ポイントを確認しながら走ったので、”端点→R42方向”を撮影した写真が多いのはそのためです。往復時、狭路区間内で対向車と出会わなかったのは幸いでした。

 無理だと思ったら引き返しましょう。最終の引き返しポイントは演習林入口の大鹿橋東詰です。

■注意点

 端点から先 はバイク・車の通行は不可能です。荒れたダート道が続いていますが、行き止まりとなっているそうです。その先は人1人分ぐらいの幅がある登山道が続いるそうですが、やがてその道も消失しているとのこと。地図上では高尾山の東を越えて田辺市(旧:西牟婁郡大塔村)木守のコンクリ舗装登山道まで続いています。このルートがR371として国道指定されていますが、尾根(峠?)と古座川町側の谷の間は、道自体が消失しているとのことなので徒歩での進入は遭難する恐れが高いのでやめておきましょう。

 冬期は路面凍結の可能性が高い区間です。また悪天候時はどうなるか分からない区間なので、冬期・悪天候時は訪れないほうがいいです。(いないでしょうけど・・・)

●走行DATA

和歌山県東牟婁郡古座川町(木守平井林道交差点〜端点)

【 往復走行】

>>走行日:1996年11月3日/99年11月6日/2008年5月22日

*1996年11月3日は途中まで徒歩にて往復。

○国道371号線

 和歌山県東牟婁郡古座川町(2)

【レポートは東牟婁郡古座川町→東牟婁郡串本町方向(起点→終点方向)です。】

■和歌山県東牟婁郡古座川町【古座川町平井】

 林道交差点から南側(R42側)のR371は完全1車線幅の極狭路が続く。平井川に沿って進む平坦な道が続くが、谷間の鬱蒼とした杉林の中を通るので薄暗く、見通しの悪いカーブが連続する。国道とは思えないコケの生えた狭路を2.5kmほど進むとようやく民家が現れた。古座川町平井地区の集落に入った。中心地は川を挟んだ向かい側にあるのでR371沿道には数軒の民家がある程度。田辺市(旧:西牟婁郡大塔村)木守地区以来の久々の人家となり、気分的にもかなり落ち着く。

1.木守平井林道との交差点をR371端点方向

  から見る。

2.案内標識。こちら側は消されておらず、”大

  塔”の表記が残る。逆光気味で見づらい。

3.橋西詰にあった注意書き。文字は薄くなり判読

  困難。99年撮影の写真では判読できた。

4.林道交差点から南は整備されている。アスフ

  ァルト舗装がちゃんと見える。

5.断崖下を通る狭路区間もある。

  (R42→端点方向を撮影)

6.中にはコケの生えた区間も残るが、端点区間と

  比べれば格段に走りやすい。

7.見通しの悪いカーブが続く。倒れ掛けの標識

  が悪路らしい。(R42→端点方向を撮影)

8.久々の人家と出会う。平井地区の集落に到着

  した。

9.平井地区から南は整備された狭路となり、かな

  り走りやすくなる。(R42→端点方向を撮影)

<<写真はすべて2008年5月撮影>>

■和歌山県東牟婁郡古座川町【古座川町平井〜古座川町添野川】

 古座川町平井集落の先でR371は平井川左岸に移る。左岸に移ると人家はなくなり、再び薄暗い谷間を平坦な狭路で進んで行く。道路状態は平井集落以北よりもはるかに良くなり、一部に狭い1.2車線幅があるものの概ね1.5車線道が続く。見通しの悪いカーブが続くのには変わりはないが、路面状態は比較的良いので走りやすい。

 蛇行する平井川に沿ってウネウネと曲がりくねった狭路を進む。途中には断崖下を通る区間もあるが、防護ネットがあるので落石などは少ない。淡々と平坦な1.5車線狭路を進む。やがて平井川は七川貯水池となり、R371は貯水池沿いを進むようになる。そして木守平井林道交差点から約9kmで、r38(県道すさみ古座線)との交差点である湯ノ花橋東詰に到着する 。

10.薄暗い谷間を行く。断崖下を通る区間もあっ

  て山深い所を進んでいることが分かる。

11.見通しの悪い小刻みなカーブが続く。

  (R42→端点方向を撮影)

12.平坦な1.5車線狭路道が続く。路面状態は良

  い。山中のローカル国道といったところ。

13.薄暗い杉林の中を行く。

  (R42→端点方向を撮影)

14.湯ノ花橋東詰から北(端点)方向を見る。

  長い悪路区間が終わる。

15.東詰からは整備された広狭混在区間となる。

  ここで南行き向けの標識がやっと現れた。

<<写真はすべて2008年5月撮影>>

■和歌山県東牟婁郡古座川町【古座川町添野川〜古座川町三尾川】

 田辺市(旧:西牟婁郡大塔村)合川地区から木守平井林道を挟んで東牟婁郡古座川町添野川地区まで、およそ50kmの悪路区間はr38との交差点である湯ノ花東詰で終わり、湯ノ花橋東詰から南は狭い2〜2車線道で七川貯水池沿いに進んで行くようになる。 

 貯水池沿いの整備されたほぼ平坦な道を2kmほど進むと今津橋を渡ってr229(県道古座川熊野川線)交差点を過ぎ、古座川町佐田の集落に入る。佐田地区を抜けると1.5〜2車線道が断続する区間となり、川の流れが戻った古座川左岸に沿って谷間を進んで行く。一部にほんのわずかだが1車線狭路区間もあるが、悪路というほどではない。道はやがて下り坂となる。

 1.5〜狭い2車線幅の坂を下り終えると、整備された平坦な2車線道となって古座川横を南下するようになり、湯ノ花橋東詰から約8kmでr39(県道串本古座川線)交差点でもある三尾川橋東詰に到着する。古座川町平井の木守平井林道交差点から約17km、R371端点からだと約20kmとなる。

16.今津橋北詰。この付近はダム建設によるつ

  け替え区間。渡るとr229交差点がある。

(0805)

17.古座川町佐田の町中を通り抜けると、狭路

  にもどる。

  (串本町→古座川町方向を撮影)(0805)

18.佐田から三尾川の間は広狭混在区間。1車線

  狭路区間も残るが、距離は短く、また整備され

  ている。

19.平坦な狭路区間を走る。ローカル国道らしい

  風景。

20.三尾川では整備された2車線道になる。

  (串本町→古座川町方向を撮影)

21.この先が三尾川橋東詰。右から来るのがr39

  で、R371はこのまま直進する。

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2005年10月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 木守平井林道交差点〜r38交差点の間は1〜1.5車線の狭路が延々と続きます。路面に落石・落ち葉などがあるので注意して下さい。見通しの悪い道が続きます。r38交差点から南は、一部に狭路区間がありますが問題なく走ることが出来ます。

 交通量ですが、林道交差点〜r38交差点までは平井集落に向かう車や 田辺市(旧:大塔村)に抜ける車が走ります。離合困難な箇所があるので対向車には注意して下さい。あまり注意していない車も見受けられました。r38交差点から南は、3ケタ国道としては結構交通量があります。一部に狭路が残っているとはいえ、ほとんど整備拡幅されているので離合には問題ありません。

■ガソリンスタンド

 この区間内にGSは古座川町佐田地区と三尾川地区に1軒づつありました。古座川町佐田のr229(県道古座川熊野川線)分岐点から北には、田辺市(旧:大塔村)合川地区までGSはありません。これらのGSも終業時間が早かったり休日が休みの場合があるので注意して下さい。

■アドバイス

 田辺市側から来た場合、疲れと緊張状態がピークに達する頃に林道を含めた悪路区間を走ることになります。かなり注意して走らないと事故を起こします。休憩しながら進むと良いでしょう。

 バイク・車の運転初心者には、1人で行かれることはお勧めできません。2人以上で行かれることをお勧めします。無理だと思ったら迷わず引き返すこと。そうでないと立ち往生するかも知れません。

■注意点

 かなり山深い所を走ります。悪天候・大雨の時は土砂崩れ・崖崩れなどがあるかも知れませんので走っては行けません。r38交差点以北は大雨の時は通行規制が行われます。大雨の後は路面に要注意です。道路情報を確認してから向かって下さい。

 冬期ですが、路面凍結・積雪がある区間です。晩秋・早春には路面凍結が有り得ます。冬期は走らない方がいいです。

 夜間走行はお勧めできません。かなり危険です。絶対に1人では夜間走行しないで下さい。

●走行DATA

和歌山県東牟婁郡古座川町(木守平井林道交差点〜湯ノ花橋東詰)

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:1996年11月3日/99年11月6日 /2008年5月22日

和歌山県東牟婁郡古座川町(湯ノ花橋東詰〜三尾川橋東詰)

【起点→終点方向を走行】

>>走行日: 1996年11月3日/99年11月6日/2005年10月20日/08年5月22日

○国道371号線

 和歌山県東牟婁郡古座川町〜和歌山県東牟婁郡串本町

【レポートは和歌山県古座川町→和歌山県串本町方向(起点→終点方向)です。】

■和歌山県東牟婁郡古座川町【古座川町三尾川〜古座川町鶴川】

 三尾川橋東詰を過ぎると、道は1〜1.5車線狭路となって古座川に沿って進んで行く。川は蛇行しているので大きくカーブを描いて進んで行く。2kmほど進むと蔵土隧道という1938年(昭13年)に完成した短いトンネルを通り抜け、古座川町蔵土(くろづ)地区に入る。蔵土地区は山間の農村で、R371は山間のローカル国道となって1車線狭路で集落内を通り過ぎる。2008年(平20年)5月末に走行したが、蔵土地区はバイパス工事が進み大きく姿を変えようとしていた。写真3の地点付近は拡幅工事で大きく姿を変えていた。将来的には蔵土隧道を含む区間は旧道となる予定のようだ。

 さて蔵土地区を過ぎると600mほどで道は整備された2車線道となり、川沿いに進む旧道が分岐すると、緩やかな右カーブを曲がって古座川を渡って一枚岩TNに入る。TNを抜けると高規格の2車線道路となって古座川右岸を一気に進む。

 古座川の一枚岩という巨大な岩の前を過ぎると、相瀬トンネルと立合トンネルという2つのトンネルと鳴滝橋を一気に通り抜ける。古座川の対岸を進む旧道を見ながら2車線の高規格道路を進むと、やがてr38(県道すさみ古座線)との交差点である鶴川橋南詰に到着。三尾川東詰から約7.5kmである。

1.R371は再び広狭混在区間になる。山間の

  農村地帯を進んで行く。

2.蔵土隧道を越える。この付近は将来旧道とな

  るルート。(串本町→古座川町方向を撮影)

3.山間の蔵土地区 にて。典型的なローカル国

  道。(串本町→古座川町方向を撮影)

4.一枚岩TNから南は整備された2車線道にな

  る。(TN南口を撮影)

5.右の巨大な岩が一枚岩。一つの岩で出来て

  いる。(串本町→古座川町方向を撮影)

6.快走路を一気に走って鶴川橋南詰に到着す

  る。r38が左に分岐する。

<<写真はすべて2005年10月撮影>>

■和歌山県東牟婁郡古座川町〜和歌山県東牟婁郡串本町

 鶴川橋南詰からは古座川の支流である鶴川沿いに進んで行く。道はしばらく山間に広がる鶴川地区の集落内をセンターラインのない狭い2車線道で通り抜ける。やがて道は急勾配・急カーブのワインディングとなり、ウネウネと曲がりながら標高を上げて行く。約2.7kmで峠を越えて東牟婁郡串本町に入る。

 串本町に入るとセンターラインのある2車線道で下って行く。急カーブが連続するワインディング区間だが、2kmほど進むと平坦な2車線道となりJR紀勢本線としばらく併走する。陸橋でJRを越えると南に進路を向け、平坦な2車線道を2kmほど進むとR42との交差点に到着。ここがR371終点であり、紀伊半島縦断国道も終わる。古座川町側分断地点から約35km、林道交差点から約32kmである。

7.鶴川橋南詰からもしばらくは快適な2車線道

  が続く。

8.鶴川地区を狭い2車線道で通り抜ける。

  (串本町→古座川町方向を撮影)(0510)

9.古座川町と串本町の境に到着する。

  (串本町→古座川町方向を撮影)

10.整備された山間の2車線道を淡々と走って

  行く。(0510)

11.JR紀勢本線沿いを進むようになるとR42も

  近い。この先でJRをオーバーパスする。

12.南に向かってしばらくするとR42との案内標識

  が現れる。

13.R42から木守平井林道交差点方向を見る。

  さすがに田辺市(旧:大塔村)の表記はない。

14.最初に設置されたのはこちらの方だろう。

  (串本町→古座川町方向を撮影)

15.三尾川までの区間は通行規制区間に指定さ

  れている。

 

16.R42との交差点。R371終点でもある。

  写真右方向がR42白浜方面となる。

17.R42白浜方向から撮影した、R371交差点

  手前の案内標識。

 

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2008年5月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 古座川町三尾川地区から南は一部に未整備区間が残っていますが、概ね整備された2車線道となっています。通行はほぼ問題ないでしょう。あえて困難な道と言えば古座川町と串本町との境にある峠道ぐらいです。

 この区間でも改良工事が進んでおり、拡幅工事にって写真3にある蔵土地区のローカル国道然とした風景は消失しています。

 交通量は結構あります。見通しの悪いカーブでは対向車に注意して下さい。

■ガソリンスタンド

 古座川町三尾川地区に1軒ありますが、終業時間が早かったり休日が休みの場合があるので注意して下さい。三尾川地区以南のR371沿いにはGSはありません。R42まで出て串本市街か串本町有田地区の町中まで行かないとGSがないので注意して下さい。

■アドバイス

 整備された道なのでまず問題はないでしょう。速度の出し過ぎには注意して下さい。

■注意点

 悪天候・大雨の時は土砂崩れ・崖崩れなどがあるかも知れませんので 注意して下さい。道路情報を確認して下さい。

 冬期ですが、路面凍結・積雪がある区間です。晩秋・早春には路面凍結が有り得ます。

●走行DATA

和歌山県東牟婁郡古座川町(三尾川橋東詰〜鶴川橋南詰)

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:1996年11月3日/99年11月6日/2005年10月20日/08年5月22日

和歌山県東牟婁郡古座川町(鶴川橋南詰〜R42交差点)

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:1996年11月3日/99年11月6日/08年5月22日

【往復走行】

>>走行日:2005年10月20日

【合併情報】

●2005年(平17年)4月1日付けで、和歌山県西牟婁郡串本町と東牟婁郡古座町が対等合併して『和歌山県東牟婁郡串本町』になりました。

 

国道371号線【終】

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