国道390号線 ROUTE390 |
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起点:沖縄県石垣市→終点:沖縄県那覇市(58.0km) |
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●概況 R390は沖縄県石垣市を起点とする沖縄3ケタ国道。1975年(昭50年)4月に誕生した国道で、石垣島から宮古島を経て沖縄本島に向かう南西諸島を縦断する離島3ケタ国道である。当然のことながら島の間は海で、事実上の分断国道でもある。 R390として道路が通っているのは、石垣島(30.2km)、宮古島(27.2km)、沖縄本島(0.6km)の3島のみ。石垣島と宮古島も含めた八重山諸島では唯一の国道となっている。 R390は日本最西端かつ最南端の国道でもある。 |
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●DATA/走行日:各項参照/走行方向:各項参照/レポート記述方向:各項参照 ◆Update:2004年2月6日 |
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国道390号線(1) |
■石垣島 |
○国道390号線【石垣島】 |
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【レポートは石垣市街→石垣市伊原間方向(起点→終点方向)です。】 |
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■沖縄県石垣市【石垣市市街〜石垣市真栄里】 |
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R390の起点となるのは、沖縄県石垣市市街にある730交差点(ななさんまるこうさてん)。起点からR390は二つのルートで始まるが、市街地の中を進んで行くのが本道となる。 R390本道は起点交差点を北に向かい、150mほど進んだ郵便局近くの交差点を右折する。道は市街の住宅地を走るやや狭い2車線道。市街だけあって交通量はそれなりにある。道を歩く人の姿も目立つ。600mほど進んだ住宅街で左折すると再び北に向かう。道幅は少し広くなるが300mほど進むと、またもや交差点を右折して東に向かう。この間は『気象台通り』という名称が付いていた。 市街地をクネクネして進んだR390は、石垣市登野城(とのしろ)地区から郊外を走る2車線国道となって北東に向かってひた走る。どこにでもある郊外を走る道の風景なのだが、どことなく『琉球』の雰囲気が漂っている。1.2kmほど進むと石垣空港に向かうr214が分岐する交差点に到着し、ここでR390BPと合流する。R390起点から約2.2kmである。 |
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■R390石垣BP |
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R390起点の730交差点から別れるもう一方の道がR390BP。こちらは市街市を迂回するように海岸線近くを通って行く。道はBPだけあって路肩の広い2車線道が続く。石垣空港から石垣離島桟橋に向かう時はたいていはBP経由である。信号も少なく交通量は多いが流れているので、そう気にならないで走ることが出来る。2kmほど進むと石垣空港近くの交差点でR390本道と合流する。 |
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■沖縄県石垣市【石垣市真栄里〜石垣市白保】 |
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石垣空港近くでR390本道とBPが合流すると、2車線道のまま進んで行く。八重山諸島の行政の中心地である八重山支庁や八重山病院の前を過ぎて、しばらくは町中を進んで行く。沿道に飲食店・パチンコ屋などが建っている。ビデオレンタル屋も建っており、本土でいう都市近郊の町という感じだ。交通量も多く、流れが悪くなってしまうこともある。 石垣市大浜地区を過ぎた所でr209(県道大浜富野線)が分岐すると、宮良湾の海岸線に沿って進んで行く。ほどなくして石垣市宮良地区の町中に入る。この付近は静かな郊外の住宅地という感じの町だ。宮良地区から1kmほど進むと、新空港建設で大揺れした石垣市白保地区の町中に到着する。石垣市郊外の町といえるのは白保地区ぐらいまでだろう。R390本道・BPの交差点から約7.2kmである。 |
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■沖縄県石垣市【石垣市白保〜石垣市伊原間】 |
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石垣市白保を過ぎると交通量は減り始め民家も少なくなっていく。大体2〜3kmおきに小さな町が点在するようになる。R390はそれらの町を繋ぎながら進んで行く。町の間には何もなく、左側に畑や広野が広がり右側に青い海が広がっている。しばらくはそうした風景の中を淡々と進んで行くことになる。 石垣市白保地区から6.5kmほど進んだ石垣市盛山地区で、石垣島を横断するr211(県道新川白保線)と交差。その先は石垣市大里、星野といった小さな町(集落)を過ぎて行く。交通量の少ない整備された2車線道が続いている。 r211交差点より約6.5kmで石垣市伊野田地区の町中に入る。町を抜けると海岸線のすぐ近くを走るようになる。伊野田地区から北は、海岸線近くまで山が迫ってきている。山の標高は高くはないが、その山の麓と海岸線のわずかな平地は牧草地帯になっていた。この区間を走っているとまるで道北(北海道北部)の国道を走っているような錯覚に陥るほど、道北と石垣の雰囲気が似ていた。やはり両地とも日本本土離れしているのだろう。 玉取崎の手前で旧道が分岐すると、R390はやや山深い所を走る。この付近は金武岳の麓を走るので山中を走っている気分になる。緩やかな勾配の適度なカーブが続く2車線道。バイクならかなり気分良く走る事が出来る。 玉取崎展望台から下ってきた旧道が合流すると、R390は平坦な道となり北に向かう。旧道合流点から北に800mほど進むと、石垣市伊原間のr79(県道石垣港伊原間線)とr206(平野伊原間線)との交差点に到着。R390石垣島区間の終点である。石垣空港近くのR390本道・BP交差点から約27kmである。 |
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<<MEMO>> |
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■概況・交通量など 石垣市街〜石垣市宮良までは交通量は多いですが、宮良から北は走っている車は少なく快適に走ることが出来ます。所々にアップダウンのある坂道がありますが、坂のてっぺんからは綺麗なコバルトブルーの八重山の海が見えます。よそ見しないように注意して下さい。また石垣市街は、車はともかく歩行者や観光客が結構歩いています。よそ見していると事故を起こしますのでそれなりに注意を払って運転して下さい。 車を飛ばす人や無茶な追い越しをする人もいますが、基本的に石垣島に住む人達の車の運転はのんびりしています。市街に入ってもトロトロ走るからと言って無茶な追い越しをかけると事故を起こします。のんびり走りましょう。 R390の石垣島区間は全区間整備された2車線区間となっていますので問題なく走ることが出来ます。しいて言えば、石垣市街のR390本道の一部にやや狭い2車線区間があるくらいでしょう。バイク・車共に問題なく走ることが出来ます。 >>R390石垣島終点 石垣島のR390起点が賑やかな市街中心部にあるのに対し、R390終点は広野の中にあるだけです。周辺には何も在りません。広野と海が広がるだけです。R390は伊原間から宮古島城辺(ぐすくべ)町に渡り、そこから再び始まるのですが、伊原間から宮古島行きのフェリーは出ていません。宮古島(平良港)行きのフェリーは石垣港から出航しています。 フェリーが発着する港が起点もしくは終点のみで、島のもう一つの端点にはフェリーは発着していないという、離島(3ケタ)国道の典型例を示してくれています。 ■ガソリンスタンド 石垣市白保までは数軒のGSがありますが、白保地区を過ぎるとGSはなかったように思います。あったとしても日曜日は休みということが多いでしょう。ガソリンは石垣市街で給油した方が良いでしょう。 ■アドバイス 一部に坂道がありますが、自転車でもそう問題なく走ることが出来るでしょう。ただ真夏の昼間は脱水などに注意してこまめに水分補給などを心がけて下さい。 ■注意点 台風接近時や悪天候時は大変危険なので走らない方が良いでしょう。 |
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●走行DATA |
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R390石垣島区間【両方向を走行】 >>走行日:2000年10月28日 |
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注意>>2000年10月28日は車(レンタカー)にて走行しています。 |
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