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国道422号線(3)

三重県津市美杉町〜三重県伊賀市

三重県伊賀市〜滋賀県甲賀市

○国道422号線

 【三重県津市美杉町〜三重県伊賀市】

【レポートは三重県津市美杉町→三重県伊賀市方向(終点→起点方向)です。】

■三重県津市美杉町〜三重県名張市〜三重県伊賀市

 津市美杉町(旧:一志郡美杉村)上多気でR368と合流したR422は、R369と共にR368と重複して西へ向かう。表示などには出ないのが、この区間は3国道の重複区間ということになる。約11km進んだ奈良県宇陀郡御杖村敷津でR369が分岐すると、R368・R422の重複区間を北上する。

 道は広狭混在で山間のローカル国道という感じの道を淡々と走る。比奈和ダム湖湖岸に出ると、整備された2車線道となり、

津市美杉町上多気のR368合流交差点から約33km進んだ三重県名張市内でR165との交差点に到着する。ここでR422は相方をR165に変えて、R165と重複して三重県伊賀市方面に進んで行く。

 名張市街を抜けると緩やかな峠を越えて三重県伊賀市(旧:名賀郡青山町)に入る。やがて木津川に沿って進み、名張市のR165交差点から約8kmで阿保交差点に到着する。ここがR422単独分岐交差点となる。 

■三重県伊賀市【伊賀市阿保〜伊賀市八幡町】

 三重県伊賀市の阿保(あお)交差点は、1993年(平5年)までR422終点だった交差点だ。R422はこの交差点でR165から単独分岐してR25に向かって北上する。道は整備された2車線道で、R25とR165を結ぶ道だけあって交通量は多い。阿保交差点から600mほど進むと近鉄大阪線を越え、続いて 旧上野市に入る。近鉄伊賀線を越えた付近で木津川西岸に出て、以後は木津川に沿って進んで行く。

 R422は平坦な2車線道で小さな町を繋ぎながら淡々と進んで行く。伊賀市(旧:上野市)上林付近からは近鉄伊賀線と平行して進むようになる。R165から R25に向かって、左側に木津川、右側に近鉄線という状態がしばらく続く。その間にもいくつかの町を通り過ぎる。

 伊賀市(旧:上野市)市部で近鉄線の踏切を渡ると、近鉄線がR422と木津川の間に入る。左側に近鉄線の狭軌単線を見ながら淡々と進んで行く。やがて跨線橋で近鉄線を越えると 旧上野市の市街に入る。市街に入ると交通量はかなり多くなる。

 やがてR25名阪国道が見えてきた。そしてR165との阿保交差点から約11kmで上野東ICに到着する。名阪国道を過ぎると伊賀市上野の市街中心部へ向かうが、500mほど進んだ伊賀市上野桑町で交差点を左折して市街中心部から離れてしまう。市街南部の町中を西へ800mほど進んで、 伊賀市八幡町でR25・R368との八幡交差点に到着する。

 この後R422はR25と重複して、市街西部の町中を北上。1.2km先で近鉄伊賀線の踏切を越えて、伊賀市上野西大手町でR163との交差点に到着する。伊賀市阿保のR165交差点から約16kmである。

1.この先が阿保交差点。R165名張方向から

  来た場合は交差点を左折する。

2.R422は整備された2車線道。名阪国道とR

  165を結ぶので交通量は多い。

3.R422は小さな町を繋いで進んで行く。右に見

  える鉄路は近鉄伊賀線。

4.伊賀市上野の市街へ入る。市街地内を通る

  ため、交通量は多い。

5.伊賀市八幡町の八幡交差点に到着。R422

  は右から来る。R368側から撮影。

6.八幡交差点手前のR368にあった標識。八幡

  交差点からR25・R422が重複している。

<<MEMO>>

■概況・交通量など

>>三重県 津市美杉町〜三重県伊賀市

 三重県伊賀市(旧:名賀郡青山町)でR165と合流するとR422の姿は消えます。そして 津市美杉町で思い出したかのようにR422が現れてR368から分岐します。この間はR165〜R368と重複して大きく迂回して進みます。この間の上位国道との重複距離は約41kmで、この区間の重複区間だけでR422全区間の 約25%を占めています。

 もともとは三重県青山町(現:伊賀市)で終わっていたR422を 、1993年(平5年)4月に紀伊半島の南端まで一気に延長した時にこのようなルートになったとはいえ、かなり大きく迂回となります。どうせならR165との阿保交差点からr29(県道松阪青山線)のルートを直進し、三重県美杉村北部〜中部を縦断してR368と交差させた方が距離も短く済んだように思います。

>>三重県伊賀市阿保〜三重県伊賀市八幡町

 R25名阪国道とR165を結ぶ幹線道路区間です。同じくR25名阪国道とR165を結ぶR368の東側を通りますが、R368ほどではありませんが、車・トラックの通行量の多い道です。

 道は全区間2車線道で、平坦な道が続きます。交通量が多くても流れは良いので淡々と進めば、この区間をクリアすることが出来ます。

■アドバイス

 バイク・車での走行にはさして問題ありません。自転車の場合はトラックなどに注意して下さい。

■注意点

 山間部では冬期に路面凍結・積雪があるかも知れないので注意して下さい。

●走行DATA

三重県津市美杉町〜三重県名張市〜三重県伊賀市町

R368・R165の走行DATA参照 

三重県伊賀市阿保〜伊賀市八幡町

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:1997年11月25日/2003年3月14日/他

【合併情報】

●2004年(平16年)11月1日付けで、三重県上野市、阿山郡伊賀町、阿山郡島ヶ原村、阿山郡阿山町、阿山郡大山田村、名賀郡青山町の2村3町1市

 が対等合併して『三重県伊賀市』になりました。

●2006年(平18年)1月1日付けで、三重県久居市、安芸郡河芸町、安芸郡芸濃町、安芸郡美里村、安芸郡安濃町、一志郡香良州町、一志郡一志町、

 一志郡白山町、一志郡美杉村の1市7町1村が三重県津市と対等合併しました。このうち一志郡美杉村は『津市美杉町』になりました。

○国道422号線

 【三重県伊賀市〜滋賀県甲賀市

【レポートは三重県伊賀市→滋賀県甲賀市方向(終点→起点方向)です。】

■三重県伊賀市【伊賀市上野西大手町〜伊賀市諏訪】

 伊賀市上野西大手町でR25から分岐すると、R422はR163と重複したまま上野市街を北上する。2車線道を900mほど進むとR163から単独分岐して北に向かう。道はほぼ直線の路肩が広い整備された2車線道で、1kmほど進むと新伊賀上野橋で服部川を渡り、さらに500mほど進むとJR関西本線伊賀上野駅前に到着する。

 2車線道は伊賀上野駅前までで、駅前で右折すると1.5車線幅の狭路で駅前の町中に入って行く。300mほどで町中を抜けるとr680(県道高倉佐那具線)との交差点に出て、ここを左折する。r680が駅前の狭い道を迂回するBPの役目を担っているのだ。JR関西本線を越えるとr680が分岐。ここからR422は1.5車線幅の狭路となって 伊賀市(旧:上野市)三田地区の集落に入って行く。

 やや勾配のある狭路の坂道で集落内を進んで行く。r680分岐点から800mほどで集落を過ぎて山間に入って行く と、1.5〜狭い2車線幅の狭路となり、急勾配の坂道と見通しの悪い急カーブが連続するようになる。小刻みなカーブをいくつか曲がりながら3kmほど進むと峠らしき所を通り過ぎる。その先は坂道を下って進み、やがて2車線幅のヘアピンカーブをクリアする。そこからほどなくして 伊賀市(旧:上野市)諏訪地区の集落に入る。R163分岐点から約8kmだった。

 諏訪地区は山間の農村で、水田の中を1〜1.5車線幅の平坦な狭路で淡々と進んで行くローカル国道となる。1kmほど集落内を進んで行くと、町道(?)との交差点に到着する。

1.R422は西大手町の交差点からR163と重

  複し、この先で単独分岐する。

2.伊賀上野駅前までは2車線道が続く。この先

  の交差点はr680との交差点。

3.駅前を通り抜けJRを渡るとローカル国道らしい

  狭路区間に入る。

4.この付近はヘアピンカーブが連続する。

  (伊賀市諏訪→西大手町方向を撮影)

5.諏訪地区の農村地帯を進んで行く。

  (伊賀市諏訪→西大手町方向を撮影)

6.伊賀市諏訪地区の集落内を行く。のんびりした

  ローカル国道区間

■三重県伊賀市【伊賀市諏訪〜伊賀市丸柱】

 伊賀市(旧:上野市)諏訪地区の集落で町道(?)の交差点を左折すると、R422は急勾配の坂道で集落内を通り抜ける。坂道を駆け上ると丸柱小学校前を通り過ぎ、ほどなくして 旧阿山郡阿山町に入る。旧阿山町に入った途端に2車線幅のヘアピンカーブを曲がり、伊賀市(旧:阿山町)丸柱地区の農村地帯に入って行く。

 1.5車線幅の狭路をしばらく進む。丸柱地区の集落内にある交差点を左折すると、平坦な狭路のまま集落を通り抜け、伊賀市上野西大手町のR163分岐点から約12kmでr674(県道河合丸柱線)との交差点に到着する。

7.伊賀市諏訪地区の集落内の1.5車線道を

  進んで行く。

  (伊賀市丸柱→伊賀市諏訪方向を撮影)

8.集落内で左折すると急勾配の狭路坂道で修

  羅区内を通り過ぎて行く。

  (伊賀市丸柱→伊賀市諏訪方向を撮影)

9.丸柱地区の集落内を進んで行く。集落内は1.

  5車線狭路である。

  (伊賀市丸柱→伊賀市諏訪方向を撮影)

■三重県伊賀市〜滋賀県甲賀市

 伊賀市(旧:阿山郡阿山町)丸柱のr674分岐交差点から、R422は整備・改良された2車線道となる。滋賀県甲賀市からのR422〜r674は、R307〜R25名阪国道の連絡ルートとなるのでトラックの通行量が目立つようになる。しばらく山間の農村地帯を進んで行くが、やがて急勾配の坂道となり山中へ入る。道幅は1.5〜狭い2車線幅となるが、拡幅ならびに改良工事中であった。r674分岐交差点から1.5kmほど進むと桜峠を越えて滋賀県甲賀市信楽町(旧:甲賀郡信楽町)に入る。

 滋賀県に入ると整備・改良された2車線道となり、山間の農村を繋ぎながら淡々と進んで行く。アップダウンがあるが、おおむね走りやすい道が続く。桜峠から6kmほど走り、江田交差点で久々の信号に出会う。その先、1kmほど進むとR307との立石橋交差点に到着する。三重県伊賀市のR163分岐交差点から約21kmである。

10.伊賀市丸柱でr674と合流する。

  (甲賀市→伊賀市方向を撮影)

11.丸柱地区からは整備・改良された2車線道

  となって滋賀県甲賀市へ向かう。

12.滋賀県甲賀市に入る。淡々と山間を進んで行

  く。

 

13.甲賀市信楽町神山地区の南側を進んで行

  く。

14.やがて立石橋交差点交差点に到着。写真左

  がR307宇治田原方面となる。

 

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 三重県伊賀市丸柱(旧:阿山郡阿山町丸柱)を境に、南部の山間を進むローカル狭路国道と北部の快適な2車線国道に別れます。

>>三重県伊賀市(伊賀市諏訪〜伊賀市丸柱)

 この区間は農村地帯を繋ぐ、狭路のローカル国道です。山間を進んで行くので、一部では急勾配の坂道があります。見通しの悪い区間もありますが、注意して進めば大丈夫でしょう。

 旧上野市と旧阿山町の境付近には丸柱小学校があります。児童は狭路の坂道を歩いて通学しているので、登校・下校時は注意が必要です。

 交通量はあまりありませんが、対向車には注意して下さい。

>>三重県伊賀市丸柱〜滋賀県甲賀市信楽町

 整備された2車線道で走り易い区間です。桜峠の区間は整備・改良 が終了しています。R307とR25名阪国道を結ぶ最短ルートになるので、トラックを初め交通量は多めです。

■ガソリンスタンド

 三重県伊賀市上野市街と滋賀県甲賀市信楽町の町中(R307沿い)にしかGSはありません。区間中でGSを見かけていません。集落内などに個人経営の小さなGSはあるかも知れません。

■アドバイス

 狭路区間は対向車に注意して下さい。他はあまり問題なく走ることが出来るでしょう。

 自転車の場合は、アップダウンが続くので時間に余裕を持ってトライするのが良いでしょう。

■注意点

 冬期は路面凍結・積雪があるので注意して下さい。悪天候時・大雨時も要注意です。

●走行DATA

三重県伊賀市〜滋賀県甲賀市

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:1997年11月25日/2002年6月28日

【合併情報】

●2004年(平16年)10月1日付けで、滋賀県甲賀郡水口町、土山町、甲賀町、甲南町、信楽町の5町が対等合併して『滋賀県甲賀市』になりました。

●2004年(平16年)11月1日付けで、三重県上野市、阿山郡伊賀町、阿山郡島ヶ原村、阿山郡阿山町、阿山郡大山田村、名賀郡青山町の2村3町1市

 が対等合併して『三重県伊賀市』になりました。

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