国道430号線

起点:岡山県倉敷市→終点:岡山県玉野市(38.8km)

●概況

 国道430号線は岡山県倉敷市と岡山県玉野市を結ぶ3ケタ国道。岡山から瀬戸内に突き出た児玉半島の西岸を走っている が、沿道風景は変化が激しい。

 瀬戸中央自動車道の西側が倉敷市内の工業地帯を通り抜ける産業道路で、東側が瀬戸内の海岸沿いを 行く2車線道となっている。

●取材DATA

>>走行日:2003年4月28日

>>走行方向:終点→起点

>>レポート記述方向:終点→起点

●変遷

 1982年(昭57年)4月1日:岡山県倉敷市〜岡山県玉野市の国道として誕生。

 現在に至る。

◆Update:2006年2月2日

>>R391〜R449に戻る

国道430号線

岡山県玉野市〜岡山県倉敷市

岡山県倉敷市

○国道430号線

 【岡山県玉野市〜岡山県倉敷市】

■岡山県玉野市〜岡山県倉敷市

 R430の終点は玉野市の宇野港周辺だろうか。宇野港から1kmほどの間はR30と重複して西に進む。市街地内を進む区間で4車線道となっている。ループ橋南交差点でR30から単独分岐すると、2車線道となって玉野市宇野の市街地を進んで行く。

1kmほど進むと玉野TNを抜けて玉野市玉地区の町中へ。続いて玉第一〜第三TNと3つのTNを抜けると和田地区の町中に入る。R430は町外れを進んで行く。そのまま南に向かって行き、R30分岐交差点から5kmほどの日比交差点で右折して進路を西に向ける。日比交差点までは別ルートで建設されたBPのような感じの道だった。

 日比交差点から西に少し進み、r427(県道槌ヶ原日比線)との交差点を過ぎると玉野市渋川地区に入る。渋川地区は海岸沿いに広がる静かな町中で、夏は海水浴で賑わう所のようだ。町中を抜けると海岸沿いに進む2車線道となり、遠くに瀬戸大橋を眺めながら西へと向かう。玉野市渋川地区の西部から倉敷市にかけての海岸線を行く区間は、海岸線近くまで山が迫ってきている所なので、R430は海のすぐ脇を進んで行く。バイクで走っていると潮の香りを感じるので、シーサイドランを楽しむことが出来る。

 やがて岡山県倉敷市に入る。倉敷市に入ってからしばらくの間も海岸線に沿って淡々と進んで行く。玉野市渋川より約3kmほど海岸線を走り続けると、倉敷市児島唐琴町の町に入る。これまた静かな漁港町という感じの町。センターラインのない狭い2車線道で町中を抜けると、再び海岸沿いに出る。今度はそう長くはなく、500mほど進んだ漁港の付近で右に急カーブを描いて倉敷市児島田の口地区の町中へ入り、R30分岐点(ループ橋南交差点)から約13kmで田の口交差点に到着する。

1.この先の交差点でR30から単独分岐する。R

  430はこのまま直進して行く。

2.R30から別れからも、しばらくは4車線道が

  続く。市街地内はこんな感じ。

3.やがて2車線道となると、市街地西部の町中を

  進んで行く。この先に玉野TNがある。

4.玉野市渋川地区まで来ると、のんびりした町

  中を進む3ケタ国道区間となる。

5.倉敷市東部では産業道路となるR430だが、

  西部では海岸線を走る道路となっている。

6.玉野市〜倉敷市にかけての約3kmで、海岸線

  沿いに進んで行く。

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 岡山県玉野市〜倉敷市にかけての区間は海岸線に沿って走る区間で、倉敷市西部の産業道路と同じ国道であることが信じられないような風景が続きます。瀬戸内の海、遠くに瀬戸大橋、四国や島々の島影を見ながら走ることが出来ます。ツーリングのコースに組み入れても損はないでしょう。

 玉野市街はよくある町中国道で、交通量などは多いのでのんびりと走りましょう。

■ガソリンスタンド

 玉野市街を始め、数キロおきにGSがあります。

■アドバイス

 実走調査した時は、平日の朝6時台に走っています。写真に車がほとんど写っていないのはそのためです。早朝に海岸線を走ると大変気持ちよいので、機会があれば是非走ってみて下さい。

■注意点

 町中では歩行者・自転車に注意が必要です。渋川海岸付近は、海水浴シーズン中は混雑するようです。

大荒れ時、特に台風接近時は高波の恐れがあるので走らない方が良いでしょう。(おそらく交通規制が行われます)

●走行DATA

岡山県玉野市〜岡山県倉敷市

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:2003年4月28日

○国道430号線

  岡山県倉敷市

■岡山県倉敷市【倉敷市児島田の口町〜倉敷市広江町】

 岡山県倉敷市児島田の口町の田の口交差点を左折すると、R430は市街地の海側を進んで行くようになる。道幅も路肩の広い2車線道となり、沿道にはパチンコ屋や量販店などの姿も見える。4.5kmほど走るとJR瀬戸大橋線児島駅前を通り抜け、ほどなくしてr21(県道岡山児島線)との元浜団地口交差点に到着する。

 元浜団地口交差点で右折すると、JR線をくぐって3車線という中途半端な道幅となって西へ向かう。瀬戸中央自動車道児島IC入口となる交差点からは片側2車線の4車線道となる。この先は丘を越えて進むために、軽いアップダウンの坂道が連続する。

 瀬戸中央自動車道を越えると児島半島の西側に出ると、R430の海側には工場が目立ち始める。しかし、まだ山側には田畑が見える。この付近まで来ると一部に坂があるものの、ほぼ平坦な4車線道となって北に向かって進んで行き、元浜団地口交差点から10kmほど進むと、

1.倉敷市児島田の口町の町中を行く。狭い2車

  線道が続く。田の口交差点の南側で撮影。

2.児島の町に向かって進んで行く。路肩の広い

  2車線道となる。

3.やがて道は片側2車線の4車線道路となり、倉

  敷市西部へと入って行く。

 

 

4.児島半島の西海岸を北上するにつれて、R4

  30は徐々に産業道路に姿を変えて行く。

   

■岡山県倉敷市【倉敷市広江町〜倉敷市中島町】

 広江1丁目交差点を左折するとR430は水島の工業地帯に入り産業道路に姿を変えた。R430のどちら側を見ても工場が建ち並び、大型トレーラーが出入りしている。走ったのが朝の通勤時間帯とぶつかったこともあり、4車線ある道路は通勤車と運送トラックで早くも渋滞気味となっていた。水島臨海鉄道の水島駅近くの歩道では、三菱重工に向かう列車通勤の社員がどやどやと歩いており、工場地帯を走っているという感じがする。海岸沿いを進んでいた2車線道と同じ国道とは思えない光景だ。

 広江1丁目交差点から6kmほど進むと、道は突然2車線道となり高梨川の左岸堤防にぶつかり、高梁川左岸に沿って北上するようになる。今度は堤防上を進む2車線道となり、団地を眺めながら北上を続ける。水島ブリッジラインを過ぎて少し行くと、河原にGSが広がっている。対岸にはR429が見え、R429霞橋が見えてくる。堤防上を3kmほど進むと、R429との交差点に到着。ここでR430単独区間が終わる。

 どこが起点だがよく分からないので、そのままR429を北上。R429をさらに3kmほど進んだ倉敷市中島でR2との交差点に到着した。ここをR430起点と見なして走行を終える。倉敷市児島田の口町の田の口交差点から約26kmである。

5.広江1丁目交差点を左折すると工場地帯に

  入る。朝の通勤時間帯なので車が多い。す

  でに大型トレーラーが走っていた。

6.工場地帯は4車線の産業道路。玉野市の海

  岸線を行く道と同じ道である。信号で、たまた

  ま車が途切れた時に撮影。

7.高梁川左岸の堤防城上を3kmほど北上すると

  R429と合流。R2方向より撮影。右の道がR

  430北行き車線となる。

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 倉敷市東部の児島地区は都市近郊の町という感じです。路肩の広い2車線道で走りやすい道が続きます。倉敷市西部に入ると、R430は完全に産業道路と化していまいます。車・運送トラックの通行量が多くいのでツーリングにはお勧めできません。

■ガソリンスタンド

 適度な距離でGSがあります。

■注意点

 産業道路区間は大型車などに注意して下さい。平日の早朝から大型トレーラーが走っています。

●走行DATA

岡山県倉敷市

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:2003年4月28日

【国道430号線終わり】

>>R391〜R449に戻る