ROUTE437 |
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起点:愛媛県松山市→終点:山口県玖珂郡玖珂町(62.4km) |
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R437は、愛媛県松山市と山口県玖珂町を結ぶ本四連絡国道の1つ。R28・R30・R317のように連絡橋で結ばれていない海上分断区間を有する3ケタ国道で、海上区間はフェリーで結んでいる。 同じく本四連絡国道でありながら海上分断区間があるR436との違いは、四国に単独区間があること。松山市から波方港に向けて約4.5kmの単独区間がある。松山港を結ぶ港国道かと思うかも知れないが、道はそのまま海を渡って屋代島に至っている。屋代島に渡った後は、島の北岸を回って大島大橋で本州に渡り、山口県玖珂町まで続いている。 誕生は1982年(昭57年)4月。その時点で大島大橋は完成していたので、誕生以来、四国〜屋代島間が分断されたままとなっている。橋を架けるという計画もないので、当分の間はこのままの状態が続くのだろう。 |
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国道437号線 |
国道437号線 【愛媛県松山市】 |
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R437の起点となるのは松山市街の外れにあるR196BP・r19(県道松山港線)との交差点。R196自体は本道と接続していないので、R437自体も宙に浮いたような形である。 R437は片側2車線の4車線道路。松山港への主要道路として整備されている。緩やかなカーブを過ぎると、緩やかな坂道を下って松山市の港近くの町へと入って行く。起点(R196BP分岐点)より約3km進んだ若葉交差点を右折すると、道は町中を進む対向2車線道となる。そのまま川沿いに600mほど進み松山市神田町の交差点を左折。港に向かって進んで行く。 町中を700mほど進むと再び右折して、松山市三津町の町中を進んで行く。ほどなくして道なりに左折すると三津浜港に到着。ここがR437四国区間の終点となる。起点より約4kmである。R437はここより屋代島の伊保田に渡る。 |
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☆★☆ 国道437号線 ☆★☆ 【愛媛県松山市】 |
■概況・交通量など R437四国区間です。この区間は松山市市街と松山の三津浜港・松山観光港を結ぶ主要ルートに当たるため、交通量はかなり多めです。大型トラックやトレーラの姿が目立ちます。 ただR437の末端は静かな下町を進む町中の道となります。町中では歩行者や自転車に注意が必要です。 ■ガソリンスタンド 町中にいくつかあります。 ■アドバイス 三津浜港までウネウネと曲がりくねりながら進むので、交差点では注意して下さい。うっかりしているとミスコースします。 ■注意点 市街や町中を通るので、歩行者・自転車には注意して下さい。 |
【走行DATA】 愛媛県松山市 【起点→終点方向を走行】 2002年11月09日 |
【終点→起点方向を走行】 2000年5月26日 |
国道437号線 |
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山口県大島郡周防大島町 (旧大島郡東和町〜旧大島郡橘町) |
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屋代島に渡ったR437の始点は、山口県大島郡周防大島町伊保田地区(旧:東和町伊保田地区)となる。防予汽船のフェリーが発着する伊保田港の前ではなく、港より300mほど走った伊保田地区の集落内にあるr60(県道橘東和線)とr351(県道油田港線)の交差点付近となる。 道は海岸沿いを進む整備された2車線道。ほぼ平坦な道が続く。謎の爆沈をとげた戦艦『陸奥』の引き上げ資料などを展示している「陸奥記念館」の近くを通り抜けると、R437は島の海岸線ギリギリの所を海岸線に沿って進んで行く。道は整備・改良されており、走りやすい2車線道が続く。 周防大島町小伊保田の集落脇を通る抜けると、切り立った崖下を進む1.5〜2車線道が断続する未整備区間に入る。見通しの悪い小さなカーブが連続するが、1.5kmほどで終わり再び整備された2車線道に戻る。 周防大島町和田・神浦といった小さな漁港のある海岸近くの集落を結びながら、淡々と海岸線を進んで行く。一部にアップダウンがあるが、おおむね平坦な2車線道で見通しも良い。やがて周防大島町森野の町中を通り過ぎると、交通量も増え始める。周防大島町下田の町中を過ぎてほどなくして旧山口県橘町へ入り、4kmほど進むとr4(県道大島環状線)との交差点に到着する。伊保田地区の始点から約18kmである。 |
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山口県大島郡周防大島町 (旧大島郡橘町〜旧大島郡大島町) |
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r4との交差点を過ぎると、R437は町中を進んで行く。町から離れると海岸線に沿って進んで行き、再び海岸線近くの小さな集落を結びながら進んで行くようになる。道は整備された平坦な2車線道が続く。適度なカーブと走りやすい道が続くのでスピードが出やすい。 旧大島郡久賀町に入ると海岸近くまで山が迫ってきているので、大崎TN・弁天TN(?)という2つのTNをくぐって進んで行く。やがて大崎鼻近くで大きく左にカーブし町中へ入って行き、r4交差点から約7kmで中心街に到着する。前島に渡る町営旅客船が発着する港もあるので賑やかな町中だ。ここからは交通量はさらに増える。 町中から3kmほど進むと、静かな海岸線に沿って進んで行くようになる。遠くに本州の姿が見え始める頃になると旧大島郡大島町に入る。淡々と海岸沿いの整備された2車線道を進んで行く。やがて大島大橋が見えてくると、対岸を進むJR山陽本線やR188を走る車が見えてくる。ほどなくして大島大橋南詰(屋代島側)に到着。r4交差点から約18km、伊保田より約36kmである。 |
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☆★☆ 国道437号線 ☆★☆ 【山口県大島郡周防大島町】 |
■概況・交通量など 屋代島区間ですが、この区間は基本的に海岸沿いに進んでいます。典型的な『島国道』で、小さな集落や漁港を繋ぎながら進んで行きます。道自体は一部区間を除いて整備・改良されているので、そう問題なく走ることができるでしょう。 交通量は東和町伊保田から大島町へと、西に向かうにつれて増えて行きます。 ■ガソリンスタンド 大きな町にはGSがあります。 ■アドバイス 海岸線を進みますが、意外とアップダウンのある道です。自転車の場合は少し大変かも知れません。夏場は海水浴客の車で混雑しそうです。 ■注意点 町中などでは歩行者や自転車に注意して下さい。悪天候時や台風の時は、高波や横風に要注意です。 |
【走行DATA】 山口県大島郡周防大島町 (旧山口県大島郡東和町〜旧山口県大島郡大島町) 【起点→終点方向を走行】 2002年11月09日 |
◆山口県大島郡久賀町、大島町、東和町、橘町の4町は、2004年10月1日付けで対等合併し「山口県大島郡周防大島町」となりました。 |
国道437号線 【大島大橋】 |
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大島大橋は1976年(昭51年)に完成した本州と屋代島を結ぶ連絡橋。全長1020mのトラス橋である。有料だったこの橋は1996年(平8年)に無料開放されている。対向2車線の橋を渡る。橋の下は難所として知られる大畠瀬戸で、橋の下をゆっくりと船が行き来しているのが見下ろせる。 1kmほどで本州に渡る。本州側には料金所跡の路肩の広い直線道があり、そこを過ぎると急勾配・急カーブの坂道を下ってR188との交差点である大島大橋入口交差点に到着する。 大島大橋南詰(屋代側)から約2kmである。 |
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☆★☆ 国道437号線 ☆★☆ 【大島大橋】 |
■概況・交通量など 現在は無料開放されている大島大橋です。本州と屋代島を結ぶ交通の要となっており、車や観光バスなどが頻繁に走っています。海面から高い位置を通るので、横風には注意が必要です。 R188へ下る場合、急勾配・急カーブの坂道となっており、いきなり信号が現れるので速度には注意して下さい。 |
【走行DATA】 大島大橋 【起点→終点方向を走行】 2002年11月09日 |
国道437号線 |
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山口県玖珂郡大畠町〜山口県柳井市 |
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本州のR437はR188との大島大橋入口交差点から始まる。急勾配・急カーブの坂道を上るとT字交差点に到着する。直進すると大島大橋を渡り屋代島へ向かうが、山口県玖珂町方面に向かう場合は左折する。 交差点を左折すると急勾配の2車線坂道となり山裾を進んで行く。やがて平坦な2車線道となり山間の農村地帯を進むようになるが、大畠町本谷地区を過ぎると再び急勾配の2車線道となる。TNを越えると大畠町殿畑地区の山間の農村地帯を過ぎて、やがて山口県柳井市に入る。 柳井市とは言っても山間の農村地帯なので風景はほとんど変わらない。R437は整備・改良されており大変走りやすい2車線道で山間の田畑の中を進んで行く。集落内をパスするように迂回しているので、多くは別ルートで建設されたBPなのだろう。 山間の農村地帯を淡々と進んで行く。やがてr68(県道光日積線)との交差点に到着。大島大橋入口交差点から約8kmである。 |
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山口県柳井市〜山口県玖珂郡玖珂町 |
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r68との交差点を過ぎると、ここからは別ルートで建設された区間に入る。ほどなくして山口県由宇町に入ると、登坂車線のある坂道を一気に上る。その途中には広島カープの(ファーム用?)球場があった。 山口県由宇町と周東町の間にある峠(峠名?)付近は、以前は狭路の峠越え区間だったようだが、整備・改良が進んで快適な2車線道となっていた。急勾配の坂道が続くが、快適な道路となっている。山口県周東町に入ると、山間の農村地帯を進んで行く平坦な道となる。周東町内の道も別ルートで建設されたBPで、現道の向かい側に見える集落内を通る道が旧道となる。 淡々と快適な2車線道を走り続ける。r68交差点から約10kmで山口県玖珂町に入る。玖珂町に入っても山間の農村地帯を進んで行くが、1.5kmほど進んで山陽自動車道をアンダーパスすると、ようやく町中へと入って行く。やがてr70(県道柳井玖珂線)との交差点を過ぎると、JR岩徳線をアンダーパスし急な坂道を上るとR2との交差点に到着する。ここがR437終点。 山口県大畠町のR188との交差点から約20km、屋代島の東和町伊保田地区から約56kmである。 |
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☆★☆ 国道437号線 ☆★☆ 【山口県玖珂郡大畠町〜山口県玖珂郡玖珂町】 |
■概況・交通量など R437の本州区間です。この区間は山間の農村地帯を通る道となっています。それまでの『島国道』とは別の道となっています。道路自体は整備・改良がかなり進んでおり、今では快適な3ケタ国道となっています。整備が進んだためか、交通量は結構多く、時折車列の中を走っていました。 ■ガソリンスタンド GSは少なく、2〜3軒ぐらいしかなかったように思います。ほとんどが別ルートで建設されたBP区間のようなので、旧道沿いの町や集落に入ればあるかもしれません。少ないと思った時は給油した方が無難でしょう。 ■アドバイス そう問題なく走ることができるでしょう。ただ自転車の場合は、アップダウンが大きいため、時間に余裕を持っておいた方が良いです。 ■注意点 そんなに深い山中は走りませんが、悪天候時は土砂崩れの恐れがあります。大雨時の走行は注意して下さい。 |
【走行DATA】 山口県玖珂郡大畠町〜山口県玖珂郡玖珂町町 【起点→終点方向を走行】 2002年11月09日 |
【R437終わり】 |