○国道439号線 【高知県幡多郡四万十町〜高知県四万十市】 |
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【レポートは高知県四万十市→幡多郡四万十町方向(終点→起点方向)です。】 |
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■高知県四万十市【R56交差点〜四万十市中村京町】 |
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R439の終点は高知県四万十市(旧:中村市)のR56との右山(うやま)交差点。ここから(旧)中村市街を2車線道で進んで行く。土佐くろしお鉄道中村駅前を過ぎると市街中心部を進んで行く。交通量の多い市街地国道で道も整備改良されており、これから先の酷道区間など想像できないような道路状態である。 土佐くろしお鉄道の高架橋を越え、R56交差点から1.2kmほどで四万十市中村大橋通に至り交差点を左折。市街地内の交通量の多い2車線道を進むが、300mほど進んだよく見られる町中の交差点を右折すると(旧)中村市街を北に向かって進んで行く。そして850mほど市街地内を進んで行き、後川を渡る後川橋南詰到着する。 |
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■高知県四万十市【四万十市中村京町〜四万十市住次郎】 |
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後川橋で後川を渡ると市街地から離れ、水田が目立つ郊外の農村地帯に入る。R56交差点から3kmほどでローカル国道となる。大小様々のいくつかの町を繋ぎながら淡々と水田地帯を進んで行く。道は整備された平坦な2車線道で、見通しも良くかなり走りやすい。 杓子峠が「大型車通行不可」であることを示す標識が何枚かあり、快適な2車線道であってもいずれ酷道になることを予告している。 R439は後川に沿って進んで行く。概ね整備改良された2車線道が続き、山間に入って川が蛇行する場所でも橋とトンネルで貫くような形になっている。四万十市伊才原地区に至ると徐々に山深くなり始めても2車線道が続く。四万十市大用(おおゆう)地区を過ぎると山間深くを通るようになる。 R56交差点から20kmほど進むと四万十市住次郎に至る。住次郎トンネルを出てr367(県道住次郎佐賀線)交差点を過ぎて1kmほど進むと谷間を進むようにな る。住次郎トンネルから1.5kmほど進むと『大型車通行注意』の標識が現れる。そのすぐ先にある右カーブを過ぎて少し進むと道幅は狭くなり、1車線道となって山間に入る。ここから狭路区間が始まる。 |
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■高知県四万十市【四万十市住次郎〜杓子峠】 |
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狭路区間に入ると、R439は鬱蒼とした山間を1車線狭路で進んで行く。見通しの悪い区間が続き、やがて山中にはいるとコケの生えた路面も現れ、先ほどのまでの快適2車線国道と同じ道だとは信じられないような悪路となる。悪路好きの方達にとっては『これぞR439だ』と言えるような道である。 最初は平坦な狭路が続くが、やがて揺るかな勾配のある狭路坂道となる。周囲も徐々に山深くなり、杉林の中を進む薄暗い寂しい山中狭路を延々と進んで行く。路面の舗装も荒れている場所や、草木が浸食している場所も見受けられるようになる。路面は徐々に悪くなる。 狭路区間が始まってから5kmほど進むと急勾配の狭路坂道となる。道路状態には変化はなく、見通しの悪い区間が相変わらず続く。急勾配の狭路坂道を4kmほど進むと林道分岐点を過ぎて杓子峠に到着する。狭路区間になってから約9km、R56交差点から約30kmである。 |
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■高知県幡多郡四万十町【杓子峠〜四万十町轟崎】 |
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杓子峠を越えると高知県幡多郡四万十町(旧:幡多郡大正町)に入る。道は相変わらず山中を走る勾配のある狭路坂道が続く。峠から山腹をウネウネと進みながら谷間に向かって進んで行くのだ。 所々に明るい場所を通る場所もあるが、鬱蒼とした暗い山中を走る区間が長い。場所によっては一部分だけ真新しいガードレールや舗装跡が現れる所を見ると、災害による被害が多い区間なのだろう。 |
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■高知県幡多郡四万十町【四万十町轟崎〜R381交差点】 |
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杓子峠から4kmほどで葛籠(つづら)川沿いの谷間に至ると、R439は谷間の平坦な狭路となる。鬱蒼とした薄暗い区間で見通しは悪い。ウネウネとした見通し悪い狭路をしばらく走ると明るい場所に出る。ほどなくして道は2車線道となり、唐突に狭路酷道区間が終わる。狭路区間は約16kmであった。 2車線道になるとR381交差点はすぐである。ほぼ直線の2車線道を400mほど進むと轟崎橋を渡ってR381交差点に到着する。R56交差点から約36kmである。 |
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★昔の話 |
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1997年(平9年)6月の時は、この日早朝に高松港着。その後R56で一気に中村市(当時)に移動して、昼前からR439による四国横断ツーリングを開始しました。最初は快適な2車線道だったのですが、やがて杓子峠越えの悪路区間に突入。R439の悪路区間を体験することになりました。 杓子峠越え区間では、見通しの悪い狭路にかなり疲れてしまい、峠にて20分ほど休憩してR381に下って行きました。当時は国道走行を初めて間もない頃。あまりの悪路ぶりに「さすがはR439」と驚いていたのを覚えています。しかし、2006年に走ってみても、97年当時と状態がほと |
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んど変わっていないのもねぇ・・・。 このような杓子峠区間もバイパス建設工事が計画されているそうですが、建設を開始した話は聞きません。数年後には姿を変えている かも知れません。 |
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【写真】 1997年6月に走行したときの写真。写真17と同じ地点。2006年とほとんど変わっていない。 |
<<MEMO>> |
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■概況・交通量など この区間もツーリングのコース設定とアクセスの関係で、終点→起点(R56→R381方向)で走行しています。1997年(平9年)6月以来、9年ぶりの走行でした。しかし杓子峠越え区間はなんら変わりなく、以前の通り狭路3ケタ酷道のままでした。変わったいえば住太郎トンネルが完成して2車線道が延びたことぐらいです。 この区間は高知県内のR439の中では、かつての3ケタ国道R439を色濃く残す区間です。97年頃にはあちこちに狭路酷道区間が残っていたのですけどね・・・。悪路探索を目的に走られる方は、終点→起点(R56→R381方向)で走られることをお勧めします。 後川沿いに広がる農村を繋ぎながら進みます。沿道の町や農村と市街地を結ぶ生活道路なので、(旧)中村市街地から遠くなるにつれて交通量は減って行きます。杓子峠前後はかなり少ないです。 (旧)中村市街からR381に出るならば、R441経由の方がまだ走りやすいでしょう。 ■ガソリンスタンド (旧)中村市街には数軒のGSがありますが、後川から北には四万十市藤、大用地区などの町にしかGSはありません。四万十市大用地区から北側には杓子峠を挟んで幡多郡四万十町のR381沿いまでGSはありません。注意して下さい。 ■アドバイス 2車線区間は問題なく走ることができますが、峠越え区間は見通しの悪い狭路が延々と続きます。ガードレールが設置されていないもあるので、対向車には要注意です。離合困難な箇所は何カ所もありました。 バイク・車の運転初心者は二人以上で行くことをお勧めします。峠越え区間は16kmほどですが、倍以上の距離に感じます。 自転車の場合も対向車に注意して下さい。四万十市大用地区から北には商店や自販機はないので、飲み物などの購入は早めにしておいた方がよいでしょう。峠越え区間は坂道が続くので時間的に余裕を持って走って下さい。 ■注意点 杓子峠越え区間は土砂災害が起こりやすい区間です。悪天候時は走らない方が無難です。大雨時は通行規制が行われます。山中を走るので、冬期は路面凍結があるかも知れません。 |
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●走行DATA |
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高知県四万十市〜高知県幡多郡四万十町 【起点→終点方向を走行】 >>走行日:1997年6月1日/2006年5月12日 |
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【合併情報】 ●2005年(平17年)2月1日付けで、高知県高岡郡東津野村と高岡郡葉山村の2村が対等合併し、『高知県高岡郡津野町』になりました。 ●2005年(平17年)4月10日付けで、高知県中村市と高知県幡多郡西土佐村が対等合併して、『高知県四万十市』になりました。 |
国道439号線【終】 |
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