国道452号線

ROUTE452

起点:北海道夕張市→終点:北海道旭川市(124.5km)

 国道452号線は北海道夕張市と旭川市を結ぶ3ケタ国道。北海道の中央部を南北に貫く北海道縦断国道である。19

93年(平5年)4月に誕生した国道で、1998年頃まで一部区間ではダート(未舗装)が残っていたが、現在では全区間舗装されている。2003年11月時点では、北海道芦別市と北海道美瑛町の間は建設中で分断国道となっている。

 町中を除いては人気の全くない深い山中を淡々と走り抜ける国道で、北海道の山中3ケタ国道の雰囲気が濃い。北海道夕張市内では炭坑の廃止によって廃墟と化した町跡や人口の減少によって寂しくなった町中を抜けるなど、北海道の炭鉱地帯の現実を見ながら走るといった一面も持つ3ケタ国道である。

走行日:各項参照

走行方向:各項参照

レポート:各項参照

 【2003年12月07日 Update】 

国道452号線

北海道旭川市〜北海道上川郡美瑛町

北海道芦別市

北海道芦別市〜北海道三笠市

北海道三笠市〜北海道夕張市

国道452号線

北海道旭川市〜北海道上川郡美瑛町

【レポートは北海道旭川市→北海道美瑛町方向(終点→起点方向)です。】

北海道旭川市

 R452の終点は、R237と同じく旭川市市街地内のR12との4条2交差点。ここからR237と重複して旭川市街中心地を南西に向かい、JR函館本線をくぐって忠別川を渡る。r98(道道旭川多度志線)との交差点を左折すると、R452は旭川郊外の街中へ入りJR富良野線と平行して富良野方面へ向かう。

 路肩の広い2車線幅の道を淡々と進んで行く。旭川と富良野を結ぶ幹線道路なので交通量は非常に多い。信号も多く渋滞しがちで大阪郊外の街中を走るのとあまり変わりはないが、大阪郊外の街中のようにごちゃごちゃとしておらず、所々に広い畑が見えることもあってそんなに気にはならない。

 旭川市街地から6kmほど走ると立派な高架となっているr90(道道旭川環状線)と交差。ここを過ぎると市街地郊外から離れる。町と町の間隔が広がり町の間には畑が広がるという『北海道らしい』風景になって行く。交通量は相変わらず多いが、信号が少なくなるので流れは良くなる。

 旭川市街地から13kmほど進むと、R452が別れる西神楽1−17交差点に到着する。

北海道旭川市〜北海道上川郡美瑛町

 r68(道道旭川空港線)の分岐点でもある西神楽1−17交差点を右折するとR452単独区間に入る。辺別川を渡ると美瑛町に入り、R452は畑の中を通る2車線国道となる。農村を抜けると道は左に大きくカーブして急勾配の上り坂になる。坂を上りきると美瑛の北西部に入る。1kmほど何もない丘陵地帯を進むと、ポツポツと畑と農家が現れる。

 旭稜橋で美瑛川を渡ると平坦な2車線道となり田畑の中を淡々と進んで行く。R237からの分岐点より約8km進んだ五稜橋近くの十字交差点を右折すると、R452は丘陵地帯へ入って行く。美瑛町五稜地区の農家が点在する丘陵地帯は、緩やかな勾配のある路肩の狭い2車線道。2.5kmほどは島牛川沿いに進む2車線ワインディング区間があるが、二股路を左に曲がると広い路肩の整備された見通しの良い2車線道となり、美瑛の丘陵地帯を眺めて快走することが出来るようになる。

 しかし快走できるのは1kmほど。緩やかな勾配のあるカーブのある坂道を進むとやがて工事現場に到着。工事現場の入口にはゲートが設置されており、一般車の進入は不可能となっていた。R237分岐交差点から約13kmであった。

1.R237からの分岐交差点。写真左側がR

  237旭川市街地方面。直進するとr68に

  入る。(R452側より撮影)

2.R452は美瑛北西部の静かな農村地帯

  を進む。(夕方で暗かったために、写真を

  意図的に明るくしてあります。)

3.美瑛町五稜地区まで来ると通行止の警告

  が表れる。R452は、この先の交差点を右

  折する。直進はr580で工事中の道道。

4.写真3の交差点を右折すると、森の中を

  進む2車線ワインディング道が現れる。

  この区間は自転車に要注意。

5.指示通りに進むと、整備された快適な2

  車線道になって北海道らしい風景の中を

  進んで行く。

6.快適な2車線道は1kmほどで終わり、美

  瑛町側の分断地点に到着する。工事中で

  一般車の進入は出来ない。

☆★☆ 国道452号線 ☆★☆

【北海道旭川市〜北海道上川郡美瑛町】

■概況・交通量など

 美瑛町内のR452は点在する農村を繋ぐローカル国道区間ですが、道は整備された2車線道となっています。案内もしっかりしているので、指示通りに走れば問題なく工事現場入口(北側分断地点)まで到達出来ます。分断地点へ初めて訪れたのは1998年9月。ZRX400で行ける所まで進んでやろうと走ってみたら工事現場入口に到着したという訳です。末端部の道路が整備されているとは思っていなかったので、走ってみたら進むにつれて走りやすい道になって行くので『おや?』という感じで走った覚えがあります。

 美瑛町内のR452の交通量は少ないのでマイペースで走ることが出来ます。走っている車は農家の人達のトラクターや車以外では、美瑛の丘巡りをしている観光客のレンタカーぐらいです。なお、観光客のレンタカーは何の前触れもなく止まることがあるので注意して下さい。

 自転車で美瑛の丘巡りをしている観光客も多いので、自転車には十分に注意して下さい。集団で3列ぐらい横になって喋りながらトロトロ走っている女性の集団が走っていたり、後方を全く確認せずに突然車線変更する輩もいます。下り坂ではかなりスピードを出して走っている自転車もいます。とにかく観光客の自転車には特に要注意です。

 2003年11月時点で、分断区間はまだ工事中のようで開通していません。今のところ交通量はほとんどありませんが、開通した後は芦別市市街から旭川市街へ抜ける最短ルートとなるので、車やトラック・観光バスの通行量が激増するものと思われます。

 静かな美瑛の農村地帯が騒がしくなりそうで少し不安です。

■ガソリンスタンド

 R237との重複区間にはGSはありますが、R452単独区間内にはGSはありません。

■注意点

 冬期は路面凍結・積雪があります。

 【走行DATA】 

北海道旭川市(R237重複区間)

【起点→終点方向を走行】

1998年9月17日/他

【終点→起点方向を走行】

2000年9月11日/他

【両方向を走行】

2001年6月30日/他

北海道旭川市(R237分岐点)〜北海道上川郡美瑛町(美瑛町側分断地点)

【起点→終点方向を走行】

1998年9月17日/99年9月15日

【終点→起点方向を走行】

1999年9月13日/2000年9月11日/2001年9月14日

【両方向を走行】

2001年7月1日

注1)分断地点を含む末端部は両方向を走行

注2)2001年6月30日/7月1日はレンタカーにて走行。

国道452号線

北海道芦別市

【レポートはR38交差点→R452芦別市側分断点方向(起点→終点方向)です。】

 R452は芦別市街の南側、R38芦別大橋西詰めでR38と合流すると重複して滝川方面へ向かう。道央と道東を結ぶ一大幹線国道であるR38との重複区間だけあって道は整備されている。JR根室本線を越えて芦別市街へ入ると、実質4車線分の道幅はあろう路肩の広い2車線道となる。R38との合流交差点から2kmほど進むと北1西1交差点に到着。ここでR38から分岐する。R38の案内標識にはR452分岐の表示は見当たらないので行き過ぎてしまいそうになるが、『芦別市役所→』の標識が設置されているのでそれを目印にすれば良い。

 R452は単独分岐すると芦別市街中心地を進んで行く。街中の2車線幅の道なので交通量は多い。芦別市役所や消防署、市民会館といった芦別市の官公庁の前を通り過ぎる。市街地内を800mほど進むと空知川の西岸に出る。市街地はここで途切れる。旭橋で空知川を渡ると旭ヶ丘公園の脇を通りすぐの分岐点を右折すると、林の中へと入って行く。

 林の中を抜けると芦別市旭町地区の町中へ入る。市街地郊外近くの町である。町中を抜けると、周囲には民家はなくなり山中へと入って行く。道幅は路肩の狭い2車線道で、路面の舗装は少し荒れている。

 R38分岐点から7kmほど進むと芦別温泉が右側に現れる。オートキャンプ場もあって訪れる人も多いようだ。この付近からは道は整備され、路肩の広い2車線道となる。緩やかな勾配の坂道を上り始めると、左側に『カナディアンワールド』という芦別市民公園(元テーマパーク)が見えてくる。その前を過ぎた辺りに『夕張から98km地点』の表示があり、その先にある市道(?)の分岐点を過ぎた所で通行止めのゲートが現れた。R452芦別市側の分断地点である。R38分岐点から約10kmであった。

 芦別市側の分断地点のゲートには工事詰め所などなく、ゲート代わりの簡単な柵が置かれているだけである。『この先通行止め』と書かれた看板が立っているだけだ。工事が行われている気配はない。この先は緩やかな左カーブとなって山中に向かっている。

1.R38との重複区間は2kmほど。その間

  にはお団子標識があった。

2.R452分岐交差点。R38滝川側より撮

  影。R425はここを左折する。

3.芦別市街地内は街中の2車線道。芦別市

  の官庁街を通る。

4.空知川を渡るとのどかな農村地帯へ入

  る。すでに北海道の農村風景。

5.芦別温泉が右側に見える。この付近から

  再び整備された2車線道となる。

6.整備された2車線道を進むと、やがて通行

  止めのゲートが現れる。

☆★☆ 国道452号線 ☆★☆

【北海道芦別市】

■概況・交通量など

 R452分断区間南側の区間はR38の支線という感じです。市街地内を通るのは1kmほどの間だけ。空知川を渡ると北海道らしい風景の中を進みます。分断地点に近づくにつれて道は未整備狭路になっていく場合が多いのですが、R452芦別市側の分断地点付近には芦別温泉や市民公園があるので道は整備されていると確信していました。実際その通りでした。末端まで安心して進むことが出来ます。

 交通量は市街地は多いですが、空知川を渡るとまばらになります。芦別温泉へ向かう車がほとんどです。テーマパークは採算が合わずに倒産して閉鎖され、その後無料公園として再生したそうです。そこへ向かう観光客の車もちらほらとあります。

 分断地点から美瑛町方面への連絡道路(林道)はありません。道はここでぷっつりと途絶えています。分断地点手前で左に別れる1.5車線道は芦別市北西部へ抜ける市道のようでした。地元車が数台出入りしていました。

 芦別市街では市街地をパスするR38芦別BPが建設中です。R452とは旭橋の市街地寄り付近で交差するようです。BP完成後、現在の重複区間〜芦別市街地内のルートがR452として独立するのか、国道指定を解除されるのかは今のところ不明です。

■ガソリンスタンド

 区間中にGSはありません。芦別市街のR38沿いにGSがあります。

■注意点

 冬期は路面凍結・積雪があります。

 【走行DATA】 

北海道芦別市(R38〜芦別市側分断地点)

【両方向を走行】

2001年9月16日

国道452号線

北海道芦別市〜北海道三笠市

【レポートは北海道芦別市→北海道三笠市方向(終点→起点方向)です。】

【北海道芦別市】

R38分岐点〜r135分岐点

 R452は芦別市街南部にある芦別大橋西詰めでR38から単独分岐して南に向かう。道は2車線幅の整備された舗装道。1.5kmほど人家のまばらな山中を走り抜けると芦別市西芦別町の町中に入る。山間の静かな小さい町中を過ぎるとr115(道道芦別砂川線)分岐点に到着する。R38分岐点から4kmほど進んだ付近で、R452の左側(北側)には廃線となった三菱夕張鉄道の橋があった。

 炭山川を渡って2kmほど進むと芦別市頼城地区の町中へ入る。炭坑の町といった感じの町だが静かでどこか寂しい雰囲気が漂っている。2kmほどで頼城地区の町中を通り過ぎると人家は途切れ、R452は何もない山中へと入って行く。

 道は整備された路肩の広い2車線道で、平坦な道が淡々と続く。適度な半径のカーブが続くが、見通しの悪い所もある。淡々と山中の2車線道を進んで行く。道はひたすら森の中を進むため、沿道の風景にはほとんど変化がない。人工物は道路以外にはないという山中を進んで行くことになるのだ。

 頼城地区の町中より9kmほど山中の2車線道を進むと、r135(道道美唄富良野線)との交差点に到着する。R38分岐交差点から約17kmである。

1.R38分岐点は信号のないT字交差点。

  この先左折するとR38芦別市街へ向か

  う。(夕張市→芦別市方向を撮影)

2.山間の小さな町を通り抜けてゆく。芦別

  市西芦別地区にて。

  (夕張市→芦別市方向を撮影)

3.この先で炭谷川を渡って右に向かう。橋の

  北詰で左に分岐するのは、r115(道道芦

  別砂川線)。

4.芦別市頼城地区から先は、こんな感じの

  山中をひたすら走ることになる。

  (夕張市→芦別市方向を撮影)

5.おおむね平坦な2車線道が続く。北海道

  の国道らしい道だ。

  (夕張市→芦別市方向を撮影)

6.r135との交差点。T字交差点を左に向か

  うのがr135。ここから交通量が増える。

  写真奥方向がR452夕張市方面。

北海道芦別市〜北海道三笠市

 r135分岐点を過ぎると、R452は北海道のほぼど真ん中を縦断する区間に入る。ここからは深い山中をひた走る区間になる。沿道の風景はr135分岐点から北側の区間同様、山中を走る2車線国道で沿道の風景にはさほど変化は見られない。しかし交通量はr135分岐点から北側の区間に比べるとかなり増加する。特に運送会社などの大型トラックやトレーラ、観光バスの姿が目立つようになる。

 それまで平坦だった道も勾配のある坂道が現れて山道っぽくなり始める。何もない山中をぶち抜いて建設された国道なので沿道には集落はなく、ひたすら山中を走ることになる。r135分筋点から5kmほど進んだ所にある三段滝パーキングを越えると本格的に深い山中へと入る。勾配がきつくなり急カーブが増え、山中の2車線ワインディング国道となる。

 r135分岐点から約16km走ると三芦TNを越えて三笠市に入る。TNを越えると下り坂となり、見通しの悪い小刻みなカーブが増える。芦別市側と比べるとより山中の国道っぽくなってくる。途中で平坦な区間が2kmほど続くが、道はほぼ勾配のある急カーブが連続する山道である。

 何もない山中の道をひたすら走り続け、r135分岐点より約24km、R38分岐点より約41kmで桂沢湖湖畔にあるr116(道道岩見沢三笠線)分岐点に到着する。

7.R452は北海道のほぼ中央部の深い山

  中をひた走る。三段滝パーキング付近に

  て撮影。

8.三笠市側の区間はこんな感じの道が続

  く。山中を走るが交通量は多い。

  (夕張市→芦別市方向を撮影)

9.桂沢湖を渡る桂竜橋北詰にあるr116分岐

  点。写真右がR452芦別方面となる。

  (R452夕張市→芦別市方向を撮影)

☆★☆ 国道452号線 ☆★☆

【北海道芦別市〜北海道三笠市】

■概況・交通量など

 この区間はr135分岐点を境に北部と南部に分けることが出来ます。r135分岐点より北部の区間が交通量の少ない山中2車線国道なのに対して、南部の区間は交通量の多い国道となっています。というのもr135(道道美唄富良野線)の富芦TN完成によって、r116〜R452〜r135という滝川から富良野へ抜ける最短ルートが形成されたからです。このルートの出現によって、R38経由だったそれまでのルートと比べると距離・時間とも大幅に短縮できるようになりました。

 そんなわけで大型トラックやトレーラの通行量が比較的多く、観光バスもちらほらと見かけるようになりました。そのために勾配のきつい坂道になると大型車を先頭に走行ペースが落ちてしまいますが、見通しの悪い区間が多く追い越し禁止区間も長いために大人しく車列に入って進むことをお勧めします。

■ガソリンスタンド

 この区間内にはガソリンスタンドはありません。芦別市街でガソリンの残量の確認は必ず確認して下さい。またアクセス道路となるr116の三笠市街以遠とr135のR38分岐点以遠の区間内にもガソリンスタンドはありません。三笠市街もしくは富良野市街からR452に向かう場合も、市街地内でガソリン残量を確認して下さい。

■アドバイス

 この区間は、途中に町と信号のない区間なので、乗用車やトラックはかなりの速度で走っています。自転車で走る場合は要注意でしょう。特に三芦TN内は目立つ格好で走られることをお勧めします。

 芦別市頼城地区の町を過ぎると民家や公衆電話はありません。三段滝パーキングに公衆便所があるぐらいです。食料や飲み物は市街地内で購入しておいて下さい。

■注意点

 悪天候時は危険なので走らない方が良いでしょう。冬期は通行止めはありませんが、路面凍結・積雪に注意して下さい。

 【走行DATA】 

北海道芦別市

(R38分岐点〜r135分岐点)

【起点→終点方向を走行】

2001年9月16日

北海道芦別市〜北海道三笠市

【起点→終点方向を走行】

2001年6月29日

【終点→起点方向を走行】

2000年9月18日/01年9月17日/03年11月2日

注>>2001年6月29日と2003年11月2日はレンタカーにて走行。

国道452号線

北海道三笠市〜北海道夕張市

【レポートは北海道三笠市→北海道夕張市方向(終点→起点方向)です。】

 桂竜橋北詰にあるr116分岐点を左折すると、R452は南に向かって進路を向ける。左折するとすぐに桂竜橋で桂沢湖を渡る。道は整備された2車線幅の道。そのまま高速並の桂沢TNを抜けると、桂沢大橋で桂沢湖を渡る。湖の対岸に旧道らしき道が見える。

 桂沢湖を過ぎるとR452は山中に入り、緩いカーブが続く2車線幅のワインディング道路が続く。交通量は少なく、すれ違う車は大変少ない。会社の営業車かレンタカーぐらいだ。淡々と幾春別川にそって深い山中を進んで行く。r116分岐点から10kmほど進むと、勾配のある坂道となり小刻みなカーブが連続する2車線ワインディングとなる。

 やがて三夕TNに到着。TNを通り抜けると北海道夕張市に入る。夕張市といっても周囲は深い山中で人工物は道路以外に何もない。TNを越えると、勾配のある下り坂を下り小刻みなカーブをいくつも越えて行く。夕張川が見えてくると平坦な2車線道となり、川沿いに淡々と南下して行く。

 三夕TNから11kmほど進むと夕張市鹿島地区に入るが、あるのは廃墟ばかり。小中学校まであった炭坑の町だったのだが、閉山と共に人が消え家屋は全て廃墟と化したようだ。北海道の現実を思い知らされる光景だ。芦別市頼城地区以来の『人の住む町(集落)』に出会うのはまだ先となる。

 鹿島地区を抜けると路肩の狭い2車線道となる。路面は少し荒れており、舗装が剥がれていたりする箇所もあってあまり速度を上げることが出来ない。シュウパロ湖湖畔の区間に入り4kmほど進むと大夕張ダム横を通過。やがて夕張市南部地区の町中へ到着する。芦別市頼城地区以来、約67kmぶりに到着した『人が住む町(集落)』である。

 少し元気のない南部地区の町中を過ぎて3kmほど進むと幌南地区の町中へ入る。ここからは交通量が増えてくる。路肩の狭い平坦な2車線道を淡々と進むと、夕張市清水沢地区に到着。久々の大きな町だ。JRの踏切を渡って左折すると、路肩の広い整備された2車線道となる。車やトラック、観光バスが多く走る交通量の多い道だ。

 清水沢地区から8kmほど2車線道を南に進むと夕張市紅葉山地区に到着。R452は町の外れでR274と合流する。R452起点である。北海道三笠市のr116分岐点から約49kmである。

1.r116との分岐点を曲がると桂竜橋で桂

  沢湖を渡る。交通量は少ない。

2.淡々と山中を走って三夕TNへ到着する。

  正面のTNが三夕TNの三笠口。

3.夕張川沿いに南下を続ける。この付近は平

  坦な2車線道路。

4.夕張市幌南地区の町中を進んで行く。

  この付近から交通量が増える。

5.夕張市清水沢地区に到着。踏切を越える

  と左折する。

6.R452起点標。ここからR452は始まる。

  (夕張市→芦別市方向を撮影)

☆★☆ 国道452号線 ☆★☆

【北海道三笠市〜北海道夕張市】

■概況・交通量など

 r116分岐点から夕張市の起点までの間も深い山中を進む区間です。夕張市南部地区までは民家など一切ない深い山中を走ることになります。北海道縦断ルートの南部を形成していますが、この区間を走る車やトラックは、かなり少なくマイペースで走ることが出来ます。また観光地から外れるためか観光バスの姿も少なく、走行時には観光バスには一台も出会うことはありませんでした。

 夕張市南部地区まで来てようやく町が現れます。ここから先は交通量も増え少し走行ペースが落ちますが、流れも良いのでそう気にすることもなく走ることが出来ます。清水沢地区から南は交通量が多く、車・トラック・観光バスの姿が目立ちます。

■ガソリンスタンド

 r116分岐点〜夕張市幌南地区の間にはガソリンスタンドはありません。この区間に入る前にはガソリンの残量の確認は必ず確認して下さい。r116分岐点で一番近いGSはr116三笠市街です。

■アドバイス

 アップダウンが続くので自転車では少しつらいルートです。途中に人家はもちろんのこと商店や自動販売機もないので、食材や飲料水などは事前に購入しておくことをお勧めします。

■注意点

 悪天候時は走らない方が良いでしょう。何かあった場合はなかなか車が通らないので大変なことになります。冬期は通行止めはありませんが、路面凍結・積雪に注意して下さい。

 【走行DATA】 

北海道三笠市〜北海道夕張市町〜町

【起点→終点方向を走行】

2001年6月29日

【終点→起点方向を走行】

2001年9月17日

注>>2001年6月29日はレンタカーにて走行

【R452終わり】

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