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国道494号線(1)

愛媛県松山市〜愛媛県東温市〜愛媛県上浮穴郡久万高原町

○国道494号線

  【愛媛県松山市〜愛媛県東温市〜愛媛県上浮穴郡久万高原町】

【レポートは愛媛県松山市→上浮穴郡久万高原町方向(起点→終点方向)です。】

■愛媛県松山市〜愛媛県東温市

 R494の起点は愛媛県松山市。R11・R33・R56などの起終点と同様、松山市役所前が起点となる。R494はR11と重複したまま松山市街から郊外に抜け、やがて愛媛県東温市(旧:温泉郡重信町)に入る。東温市東部の (旧)温泉郡川内町に入ってしばらく走ると松山自動車道川内IC前に到着。ここから4.5kmほど進んで、ようやく東温市(旧:温泉郡川内町)則之内のR494単独分岐交差点に到着する。松山市役所前から約20kmである。

■愛媛県東温市【東温市則之内〜黒森峠】

 東温市則之内でR11から単独分岐すると、R494は2車線道で南に向かう。分岐するとすぐに山間に入り、2車線ワインディング道路となって山間に広がる集落を繋ぎながら進んで行く。分岐点から4kmほど進むと集落はなくなり山中へと入る。しばらく勾配のある2車線坂道を走り続けるが、分岐点から6.5kmほど進むと整備された2車線道が終わって狭路区間に入る。

 未整備区間に入るとほぼ同時に1〜1.5車線幅の狭路が断続する悪路区間に入る。見通しの悪い小刻みなカーブが連続しており、薄暗い杉林の中を進む狭路坂道を進んで行く。やがて道は見通しの悪い急カーブが連続する狭路の山道となる。ひたすら杉林の中を走る。落ち葉や落石が目立つようになり、路面状態もあまり良くない。『四国の道』らしい狭路をひた走ることになる。

 狭路区間に入って8kmほど進むと唐岬の滝入口前の急カーブを曲がる。その後もいくつか急カーブを曲がりながらウネウネと進んで行き、やがて黒森峠に到着する。R11交差点から約17kmである。

1.東温市則之内のR11交差点。R494方向か

  ら撮影。左に向かうと松山市街へ。(0504)

2.R11からR494に入る。山間に向かう整備さ

  れた2車線道が延びている。(0504)

3.しばらくは2車線ワインディングで集落内を通り

  抜ける。(0504)

4.徐々に標高を上げて行く。道はまだ2車線道

  のまま。(0504)

5.やがて杉林の中を進む狭路区間に入る。四

  国らしい悪路区間。(0504)

6.R494の国道標識が誇らしげに立っている。

  見通しの悪い狭路区間が続く。(0504)

7.黒森峠までの距離数がカウントされる。『黒森

  峠まで9km』と記されている。(0504)

8.淡々と山中の狭路を進んで行く。道路状態の

  悪い箇所もあるので注意が必要。(0504)

9.いくつか急カーブをクリアして行く。この先にも

  急カーブが待っている。(0504)

■愛媛県上浮穴郡久万高原町【黒森峠〜久万高原町笠方】

 黒森峠を越えると上浮穴郡久万高原町(旧:上浮穴郡面河村)に入る。道は相変わらずの1〜1.5車線幅で、急勾配・急カーブが連続する狭路酷道区間をひた走る。峠から1.5kmほど進むと急な右カーブをクリアする。そこから1kmほど進むと何かの作業所が現れ、そこからほどなくすると久万高原町笠方地区の小綱集落に到着する。久々の集落だ。

 集落を抜けると部分的に2車線道も現れる1.5車線狭路が続く。やがて川沿いに谷間を進むようになる。そして1kmほど進むとr153(県道落合久万線)との交差点 に到着し、黒森峠越え区間が終わる。黒森峠から約6kmである。

10.黒森峠に到着。切り通しの静かな峠。峠を

  越えると久万高原町に入る。(0504)

11.峠を越えても狭路坂道には変わりがない。

  (久万高原町→東温市方向を撮影)(0504)

12.相変わらずの狭路を淡々と進んで行く。

  地名標識は『面河村』のまま。(0504)

13.久々の集落に到着。山間の静かな農村集

  落を進んで行く。(0504)

14.薄暗い山間の狭路を進む。3ケタ国道らしい

  道が続く。(0504)

15.面河ダム北岸では2車線道となる。

  (久万高原町→東温市方向を撮影)(0504)

■愛媛県上浮穴郡久万高原町【久万高原町笠方〜久万高原町中組】

 r153交差点を左折して川を渡り、ほどなくして面河ダムによって出来たダム湖の湖岸に出る。ダム湖湖岸は整備された2車線道となっている。 しかし1kmほど進むと2車線道は突然終わり、杉林の中を進む1車線狭路に戻ってしまう。見通しの悪いカーブが続くアップダウンのある狭路だ。1kmほど進むと笠方地区の妙集落に至る。部分的に2車線道が現れるが、集落を過ぎると谷間を進む1〜1.5車線狭路となり、淡々と川沿いに進んで行く。

 それも長くはなく、2kmほど進むと道は整備された2車線道になる。土泥地区に入ると部分的に狭路はあるものの、概ね川沿いを進む平坦な2車線道を淡々と進んで行く。やがてかつての面河村役場(現:支所)のある久万高原町渋草地区に至る。山間の小さな町を過ぎてほどなくすると、r12(県道西条久万線)との交差点に到着する。黒森峠から約18kmである。

16.ダム湖北岸の2車線道は1kmほどで終わ

  る。この先から狭路区間となる。(0504)

17.約1kmで短いが本格的な狭路区間を進ん

  で行く。(0504)

18.狭路区間を過ぎると整備された2車線となる。

  かなり走りやすい道となる。(0504)

19.途中には未整備区間があり、1.5〜狭い2

  車線道が現れる。(0504)

20.やがて川沿いの快適な2車線道になる。

  (久万高原町→東温市方向を撮影)(0504)

21.r12との交差点に到着。R494は写真右方向

  に進む。(0504)

■愛媛県上浮穴郡久万高原町【久万高原町中組〜久万高原町東川】

 久万高原町中組地区のr12交差点を右折すると、R494は面河川に沿って進んで行く。川沿いを走る平坦な2車線道で見通しの良い区間が続く。一部で狭い区間があるものの、かなり走りやすい道となる。

 久万高原町(旧:面河村)本組地区を抜けると、久万高原町のうち(旧)上浮穴郡美川村の地域に入る。薄暗い山間を通る2車線道を淡々と進んで行く。r12交差点から7kmほど進むと久万高原町東川の町に入り、やがてr12が分岐する仕七川(しながわ)に到着する。中組のr12交差点から約9km、黒森峠から約26km、東温市のR11交差点から約43kmである。

 r12の整備された2車線道から分岐する1.5車線狭路道がR494という、県道よりも国道の方が道がしょぼいという、典型的な3ケタ国道交差点である。

22.r12との重複区間を進んで行く。川沿いの快

  適な2車線道が続く。(0504)

23.途中には狭い幅横山トンネルがあった。

  (久万高原町→東温市方向を撮影)(0504)

24.見通しの良い2車線道を淡々と進んで行く。

  平日だったので交通量は少ない。(0504)

 

25.久万高原町東川(東古味?)の町に到着。

  (久万高原町→東温市方向を撮影)(0504)

26.r12分岐点。R494は左に向かうが、右に向

  かうr12の方が格上に見える。(0504)

 

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 R494北部の黒森峠越え区間です。取り付け区間では整備が進み2車線道となっていますが、峠越え区間は整備が遅れているため四国らしい酷道区間となっています。基本的には見通しの悪いウネウネクネクネした狭路急カーブが続くワインディング区間となります。

 途中の集落までは車の姿をチラホラ見かけますが、峠越え区間は交通量はかなり減ります。旧:面河村内も渋草地区から南になるとそれなりに交通量が増えてきます。r12交差点から南はよくある山間の3ケタ国道です。もともとr12として整備された道をR494に昇格させた区間なので、交差点を見るとどうみてもR494の方が”間借り”しているように感じます。

 r12との重複区間では石鎚山方面に向かう観光客の車や観光バスが多いので、シーズン中は注意しましょう。

注意>>写真23にある横山TNですが、2006年(平18年)6月末にR494横山BPが開通したため旧道となりました。

■ガソリンスタンド

 単独区間では東温市則之内地区に1軒GSがあるだけで、その先は黒森峠・面河ダム湖を越えて久万高原町土泥の町までGSはありません。その先は久万高原町中組のr12交差点近くと同町東川の町にGSがあるだけです。

■アドバイス

 四国らしい狭路酷道区間が続きます。バイク・車の運転初心者の方は2人以上で行かれることをお勧めします。

 標高差の激しい峠道なので、自転車の場合は時間的・体力に余裕を持って計画を立てて下さい。峠越え区間には民家はないので、飲料水・食料の購入は早めにすることもお勧めします。

■注意点

 悪天候時、大雨の時や台風接近時、夜間は大変危険なので走らない方が無難です。通行規制が行われる場合はそれに従いましょう。冬期は路面凍結・積雪のある区間です。晩秋〜早春の冬期は走らない方が無難です。

●走行DATA

愛媛県松山市〜愛媛県東温市〜愛媛県上浮穴郡久万高原町

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:2005年4月22日

【合併情報】

●2004年(平16年)8月1日付けで、愛媛県上浮穴郡久万町、面河村、美川村、柳谷村の1町3村が対等合併して『愛媛県上浮穴郡久万高原町』になり

 ました。

●2004年(平16年)9月21日付けで、愛媛県温泉郡重信町と温泉郡川内町の2町が対等合併して『愛媛県東温市』になりました。

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