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国道165号線(1)

国道165号線(2)

三重県名張市〜三重県津市

奈良県橿原市〜奈良県宇陀市〜三重県名張市

○国道165号線

 【三重県名張市〜三重県津市】

【レポートは津市→名張市方向(終点→起点方向)です。】

■三重県津市【津市〜津市白山町】

 R165終点となるのがR23との津市雲出(くもず)本郷町交差点。ここから片側2車線の4車線道で東に向かう。600mほど進むとJR紀勢本線を跨線橋で越える。その後は津市高茶屋地区の市街地内を進む。r114(県道上浜高茶屋久居線)が分岐して少し進むと津市久居(旧:三重県久居市)に入る。しばらく4車線道を進み、近鉄名古屋線を越えると津市久居の市街地内を淡々と進む。

 雲出本郷町交差点から6kmほど進むと伊勢自動車道久居IC前を通過。IC先で伊勢道を越えてからは郊外の町中を進んで行く。津市庄田町のr503(県道一志出家線)との交差点を過ぎた付近で2車線道になり郊外の町中を進んで行くが、やがて農村地帯に入って行く。

 津市白山町(旧:一志郡白山町)に入ると山間の農村地帯を行くようになり、走る車が途切れたりするとローカル国道のような風景の中を進む。近鉄大阪線を越えると白山町二本木の町中に入り、しばらくは2車線道でいくつかの町を通り抜ける。白山町垣内(かいと)のr664(県道垣内御城線)との交差点を過ぎると町は途切れて山中へと入る。道も急カーブ・急坂の続く2車線ワインディング道路となり、ウネウネと山中を進みながら標高を上げて行く。

 白山大橋を過ぎて2kmほど進むと白山トンネル(L=290m)に至る。白山トンネルを出るとやや平坦な2車線道で山中を進み、1.2kmほどで青山トンネル(L=335m)に 至る。青山トンネルを出ると伊賀市(旧:名賀郡青山町)に入り、トンネル東側でr512(県道青山高原公園線)との交点に到着する。

1.この先がR165終点となる雲出本郷町交差

  点。R23松阪市側から撮影。

2.津市内の市街地内は片側2車線の4車線道

  となっている。逆光で標識が分からない・・・。

3.この付近から久居の市街地を迂回するように進

  んで行く。

4.淡々と農村地帯を進んで行く。この付近には

  追い越しレーンがあった。

5. ローカル国道っぽいのだが、実際には交通量

  が結構多い。

6.2車線国道を進んで行く。トラックの通行が結構

  多い。撮影時は車列が途切れるまで待った。

 

7.白山町垣内地区からは徐々に山中へと入っ

  て行く。

8.白山トンネルと青山トンネル間の区間で撮影

  したと思う。この付近は平坦な2車線道。

 

<<写真はすべて2008年7月撮影>>

■三重県伊賀市〜三重県名張市

 青山トンネルを出ると急勾配の小刻みなカーブが続く2車線坂道を下って行く。やがて青山川沿いの谷間を進むようになる。

2.5kmほど進むと近鉄大阪線西青山駅前に至る。山奥のひっそりした小さな無人駅であるが、コンクリートの高架駅だったりする。R165は駅前を通るのだが、駅周辺には民家などはなにもない。

 西青山駅前を過ぎて少し進むと近鉄大阪線を越えて、2kmほど山間を進むと伊賀市(旧:名賀郡青山町)伊勢路の町に到着する。津市白山町垣内以来、久々の町である。伊勢路の町中からは平坦な2車線道となって木津川に沿って進んで行く。青山町駅前を過ぎて阿保交差点でr29(県道松阪青山線)との交差点を過ぎ、400mほどでR422バイパスとの交差点に到着。ここからはR422と重複する。

 R422交差点を過ぎてしばらく行くと木津川から離れて急な坂道となり、旧上野市域を通り三重県名張市に入る。市境付近が峠のようなのだが、峠付近には山を切り開いて造成されたニュータウンからの道路が接続していた。カーブの続く坂道を下ると水田の中を行くようになるが、ほどなくして桔梗が丘と呼ばれるニュータウン内を通る。もともとはR165が通るだけの丘陵だった場所のようだが、後年になって開発・宅地造成されて新興住宅地となったようだ。

 この桔梗が丘を通る区間は片側2車線の4車線道に拡幅されていた。アップダウンのある4車線道を過ぎるが、桔梗が丘駅前に向かう市道(?)との交差点を過ぎると2車線道に戻り、緩やかな坂道を下るとやがてR368との蔵持 町原出交差点に到着する。三重県津市のR23交差点から約45kmである。

9.青山トンネルを出ると2車線の下り坂に入る。

  トンネル西口は青山高原に向かう県道との

  交差点となっている。(0105)

10.道路をまたぐ高架が西青山駅。ご覧の通り

  駅周辺には何もない。

  (名張市→津市方向を撮影)

11.伊賀市伊勢路の町に向かって山間を進んで行

  く。沿道に民家はほとんどない。車が走ってい

  なければ山間のローカル国道だ。

12.木津川に沿って旧青山町の市街地を進んで

  行く。

13.名張市に入り町中を淡々と進んで行く。

  交通量は再び増える。(0105)

14.桔梗が丘付近は片側2車線の4車線道とな

  る。アップダウンが続く。

   

15.この先がR368との蔵持交差点。ここまでは

  R422が重複している。(0105)

 

 

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2008年7月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 アクセスの関係で、どうしても津市→名張市方向に走ることが多く、その方向でしか写真を撮影していないので、(その1)とは逆方向で記事を書いています。

 昔の初瀬街道に沿って走るこの区間は全区間整備されており、狭路区間は存在しません。市街地の中から 農村地帯、山中と沿道の風景もバラエティーに富んだ区間です。

 奈良と三重を結ぶ幹線道路なので交通量は非常に多く、大型トラックの通行が目立つ国道です。 青山トンネル前後の区間は走行ペースが落ちることがあります。また名張市内ではニュータウンの中を 通ったりするため、乗用車の通行が非常に多く、西行き・東行きとも慢性的に渋滞が発生しています。

■ガソリンスタンド

 市街地や町中にGSがありますが、津市白山町垣内〜伊賀市伊勢路の間にはGSはありません。

■アドバイス

 整備された道路が続くので走行には問題ありません。

 青山トンネル前後のワインディング区間では速度に注意してください。大型車の通行が多いため、路面状態が悪い箇所があります。自転車の場合は下りの路面には十分注意してください。

■注意点

 青山峠前後の区間を含め、山間の区間は冬期に路面凍結・積雪があります。冬期の通行は十分注意してください。また悪天候時の通行にも注意が必要です。

●走行DATA

三重県名張市〜三重県津市

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:2001年5月11日/08年7月10日/他

注意>>この区間は、走行方向問わず何度か走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

【合併情報】

●2004年(平16年)11月1日付けで、三重県上野市、阿山郡伊賀町、阿山郡島ヶ原村、阿山郡阿山町、阿山郡大山田村、名賀郡青山町の2村3町1市

 が対等合併して『三重県伊賀市』になりました。

●2006年(平18年)1月1日付けで、三重県久居市、安芸郡河芸町、安芸郡芸濃町、安芸郡美里村、安芸郡安濃町、一志郡香良州町、一志郡一志町、

 一志郡白山町、一志郡美杉村の1市7町1村が三重県津市と対等合併しました。このうち 久居市は一部を除き『津市久居○○』に、一志郡白山町は『津市

 白山町』になりました。

○国道165号線

 奈良県橿原市〜奈良県宇陀市〜三重県名張市

【レポートは名張市→橿原市方向(終点→起点方向)です。】

■三重県名張市〜奈良県宇陀市

 名張市蔵持町原出交差点でR422はR368と重複して別れるので、同交差点から西は再びR165単独国道区間となる。R165は2車線道のまま名張市の町中を進んで行く。名張川と近鉄大阪線を越えると郊外の町中を進むようにな り、市街地から3kmほど進むと沿道の風景は田畑が広がる田舎の風景になる。市街地国道からローカル国道の雰囲気が濃くなるのだ。

 宇陀川に沿って進むようになると、ほどなくして奈良県宇陀市室生区(旧:宇陀郡室生村)に入る。この付近はローカル国道らしく、山間の農村地帯を行く2車線道が続いている。しばらく山間を進むが室生区三本松を過ぎると農村風景の中を進むようになり、幾つかの町を繋ぎながらアップダウンの続く2車線道で西に向かう。

 宇陀市室生区から宇陀市榛原区(旧:宇陀郡榛原町)に入って少し進むと近鉄線と平行して進むようになる。4kmほど進むと

R369榛原バイパスをアンダーパスして榛原区福地の町中に入り、ほどなくして萩原交差点に到着する。R369・R370との交差点であり、かつての伊勢本街道(R369)と三本松経由で初瀬街道に至る伊勢阿保越え街道(R165)の分岐点であった『萩原の辻』である。

1.名張市市街を越えると山間の2車線道にな

  る。三重県から奈良県に入り、近鉄線をくぐる 

  付近にて。

2.奈良の山里らしい農村地帯を西に向かう。交

  通量が少なければ、ローカル国道っぽい区間

  である。

3.榛原区福地地区まで来ると町中を走る。萩原

  交差点の近くにある標識が識別不可能な状態

  だった。(宇陀市→名張市方向を撮影)(0801)

 

 

4.この先が萩原交差点。信号待ちの時間が長く

  渋滞しがち。(0807)

 

 

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2001年5月撮影>>

■奈良県宇陀市〜奈良県桜井市〜奈良県橿原市

 宇陀市榛原区の萩原交差点における信号待ち時間は長い。やっと信号が変わり交差点を右折すると、R165は2車線坂道となり西峠を越えて奈良県桜井市へ向かう。奈良県桜井市に入ったR165は山間の農村地帯を進んで行くが、桜井市初瀬(はせ

)地区からは町を繋ぎながら初瀬川(大和川)に沿って進んで行く。

 桜井市朝倉町に入ると町中を走るようになり、桜井市市街に近づくにつれて交通量も増え始める。桜井市街は交通量が多く渋滞が頻発しているため、R165のバイパス的な役割を果たす中和幹線道路が建設中で、桜井市朝倉町では橋脚が姿を現していた。

 朝倉町を過ぎると初瀬川を渡り、近鉄大阪線をアンダーパスすると坂道を上り外山(とび)交差点に至る。ここからはR166と重複して西に向かう。外山の町を抜けると急坂を下り桜井市街に入る。R169が合流する谷交差点付近からは市街地の中を走るのだが、桜井市市街地〜橿原市市街地間の約5kmの区間は狭い2車線道で信号が多い上に、大型車の交通量が多いために流れが非常に悪く渋滞しがちな区間となる。

 平坦でほぼ直線の2車線道を進んで行く。奈良県橿原市に入りJR桜井線を越えと、1.5kmほどでR165バイパスが分岐する醍醐西交差点に至る。この先は橿原市の旧市街地という感じがする街中を1kmほど走り、JR畝傍駅北側付近でR24との橿原郵便局前交差点に到着する。三重県名張市の蔵持町原出交差点から約35kmである。

5.桜井市出雲付近にて。この付近から渋滞気味

  だった。(0807)

6.桜井市街に入るとやや狭い2車線道を行く。

  (桜井市→宇陀市方向を撮影)(0105)

7.外山交差点を過ぎるとアップダウンの2車線道

  を進んで行く。(0807)

8.桜井市郊外の町中を行く。

  (桜井市→宇陀市方向を撮影)(0102)

9.大和高田バイパスに向かうR165バイパスが

  分岐する醍醐西交差点。本道は直進する。

10.昔の街道の雰囲気が残る。橿原市街地を行

  く。センターラインのない狭い2車線道。

   

11.この先がR24との郵便局前交差点。ここま

  でR165・R166・R169と3国道が重複する。

 

 

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2008年1月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 奈良県桜井市〜三重県名張市の間は山間の町を結ぶ区間となります。宅地開発で新興住宅地も増えてきているので、町中や市街地内を通る区間もあります。それらの生活道路の他にも奈良三重連絡国道の役目もあるため、交通量は全体的に多くなっています。ただ信号が少なかったりするので、流れは良いようです。

 奈良県内の橿原市〜桜井市の間は、昔の町中を走る区間で道路拡張が難しいこともあって狭い2車線道のままとなっている区間もあります。通行量の許容量はすでに限界を超えており、この区間も慢性的渋滞が発生しています。路肩が狭いためにバイクでもすり抜けは困難です。 平日の朝夕ラッシュ時や土日祝日の夕方は車が集中するために停滞が発生することもしばしばあります。 そのバイパスとして中和幹線が建設されるようです。

 もう一つの渋滞頻発箇所は宇陀市榛原区の萩原交差点。交差点の構造上ゆえ仕方ないのかも知れませんが、信号待ちの時間がかなり長くなっており、R165を始め交差点に接続する各国道では渋滞が起こっています。

 R165の奈良県橿原市〜奈良県桜井市〜三重県名張市の区間は、長距離ツーリングのコースに組み入れない方がいいでしょう。時間がかかるだけです。迂回してでもR166を走ることをお勧めします。

■注意点

 冬期は路面凍結・積雪のある区間なので、冬期の通行は注意してください。また悪天候時の通行にも注意が必要となります。

町中や市街地内では歩行者や自転車に注意してください。

●走行DATA

奈良県橿原市〜奈良県宇陀市〜三重県名張市

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:20 01年5月10日/08年7月10日/他

注意>>この区間は、走行方向問わず何度か走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

【合併情報】

●2006年(平18年)1月1日付けで、奈良県宇陀郡大宇陀町・菟田野町・榛原町・室生村の1村2町が対等合併して『奈良県宇陀市』になりました。 各町

 村はそれぞれ、『宇陀市大宇陀区』『宇陀市菟田野区』『宇陀市榛原区』『宇陀市室生区』となりました。

国道165号線【終】

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