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国道166号線(1)

大阪府羽曳野市〜大阪府南河内郡太子町

大阪府南河内郡太子町〜奈良県葛城市〜奈良県大和高田市

○国道166号線

 【大阪府羽曳野市〜大阪府南河内郡太子町】

【レポートは南河内郡太子町→羽曳野市方向(終点→起点方向)です。】

*他の区間は『起点→終点方向』で文章を書いていますが、羽曳野市内には終点→起点方向の一方通行区間があるため、羽曳野市〜南河内郡太子町の

  間は『終点→起点方向』で文章を記しています。

大阪府南河内郡太子町〜大阪府羽曳野市飛鳥地区

 R166とr33(府道富田林太子線)との交差点が太子町交番前交差点。R170(大阪外環状線)からr33を走って来て竹内峠を越えて大和高田に向かう場合は、この交差点を直進してR166に進むことになる。

 r33から羽曳野市方面に向かうには、太子町交番前交差点を左折する。六枚橋交差点でr32(府道美原太子線)が分岐すると、R166は2車線幅のまま太子町内の町中を進む。この付近はどこにでもある町中国道区間。やがてr703(府道香芝太子線)分岐交差点を越えてしばらく進むと羽曳野市に入り第2阪奈道路の高架橋を過ぎ、近鉄南大阪線上ノ太子駅東側で踏切を渡って近鉄線の北側に出る。

 ここからR166は羽曳野市飛鳥地区の町中に入る。R166は2車線のまま30mほど進むが、上ノ太子駅前で道幅が1車線幅に減ってしまう。突然狭路となるので一瞬ミスコースしたかと思ったが、一本道なので道を間違うはずがない。続く1車線狭路の道が国道なのだ。

  町中のR166は、昔の竹内街道の道をそのまま車道にしたような感じで、沿道には土蔵や石壁のある昔造りの家が建ち並ぶ。『村の中を進む』と表現した方が分かりやすいかも知れない。道幅は進むにつれて0.8車線ぐらいに狭くなる。車であれば離合に苦労するような道幅で、沿道には待避帯などは無く、どちらかが広い箇所まで戻らなくてはならない。人が歩いていても抜くに抜けない状態に陥る。そんな狭路でもR166なのだ。

 200mほど進むと少し広い箇所に出た。そこからは左側に飛鳥川が流れているがガートレールはほとんどない。所々に待避帯(というか民家への入口前に架かる橋)があるので、上ノ太子駅側寄りの区間よりはすれ違いはしやすい。そういう狭路を50mほど進んだ民家が途切れた付近から2車線道となっていた。

1.この先がr703との春日北交差点。R166は

  左に向かう。(0701)

2.町中を行く狭い2車線道が続く。R166の国

    道標識が北を向いている。(0701)

3.南阪奈道路の高架をくぐる。直進が国道なのだ

  が、案内標識には何も表示がない・・・。(0701)

4.近鉄南大阪線の踏切を越えると、郊外の農村

  という感じの町に入る。

5.路肩に立てられた警告標識。狭路になる予告

  である。(0701)

6.上ノ太子駅前から狭路になる。沿道には昔なが

  らの家屋が立ち並ぶ。

7.一部に最近の家もある。離合困難な1車線狭

  路が続く。旧街道の面影が残る。

8.1車線狭路なのだがトラックが走っていた。

  (羽曳野市→太子町方向を撮影)

9.町中を飛鳥川が流れる。ご覧の通りガードレー

  ルはほとんどない・・・。路肩に注意。

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2008年6月撮影>>

大阪府羽曳野市駒ヶ谷地区

 上ノ太子駅前から500mほど進むと、羽曳野市飛鳥地区の町を抜けて田圃の中に出た。ここからは羽曳野市駒ヶ谷地区に入る。R166は2車線道となって近鉄線に平行して進む。800mほど走ると駒ヶ谷小学校前を通過して羽曳野市駒ヶ谷地区の町中に入る。道幅は狭い2車線幅となり、飛鳥川を渡る月読橋に至る。

 ここからは飛鳥川沿いに進む道があり、ほとんどの車は整備されて走りやすい川沿いの道を走って行く。川沿いの道がR166だと 思うかも知れないがそれは間違い。月読橋を渡って直進する1車線狭路がR166なのだ。

 駒ヶ谷地区の町中を通る道は、直角に何度か曲がる1車線道。沿道は昔ながらの家屋が建ち並ぶ、旧街道色の濃い道筋である。R166の表示が一切ないので『国道を見失ったのでは?』と不安になるが、この0.8〜1車線幅の細い道が国道なのだ。

 どうみても『村中の道』という狭路を進む。3箇所ほど直角カーブを曲がってゆっくりと 町中を進むと、やがて飛鳥川沿いの道との交差点に出た。ここの角にR166国道標識がある。集落内の1車線の生活道路が国道であることの証である。駒ヶ谷地区の狭路区間はここで終わりを告げる。

10.飛鳥地区の町中を抜けると2車線道になる。

  (羽曳野市→太子町方向を撮影)

11.駒ヶ谷地区からは2車線道となり、田圃の広

  がる郊外を行く。すぐ左には近鉄線が走る。

12.駒ヶ谷地区の町中に入ると再び道幅が狭くな

  る。(0701)

13.月読橋に至る。R166は橋を渡って直進す

  る。川沿いの道は市道。(0701)

14.月読橋を渡ると昔の家屋が建ち並ぶ町中を

  行く。(羽曳野市→太子町方向を撮影)

15.ウネウネと何度か曲がりながら進む。旧街道

  らしい風情が残る。

16.どうみても生活道路という道が国道。この先

  は左に進む。(0701)

17.飛鳥川沿いの道に出る。交差点にR166標識

  があった。(羽曳野市→太子町方向を撮影)

18.全景。R170方向から来た場合は左に向か

  う。標識がなければまずルートを見失うだろう。

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2008年6月撮影>>

大阪府羽曳野市駒ヶ谷地区〜大阪府羽曳野市古市

 駒ヶ谷地区の町中を抜けて飛鳥川右岸に出る。ここで右岸を走る道路と合流すると、すぐに逢坂橋北詰でr27(府道柏原駒ヶ谷千早赤坂線)との交差点に至る。逢坂橋北詰を左折して飛鳥川を渡ると、近鉄南大阪線駒ヶ谷駅前交差点(逢坂橋南詰)で今度は右折して、飛鳥川左岸を通るようになる。この付近、太子町→羽曳野市方向に走る分には道筋が分かるのだが、羽曳野市→太子町方向で走る場合は道を見失いやすい。

 r27と重複したR166は2車線道で西に向かう。すぐ横を近鉄線が走っている。1kmほど進むと石川の東岸に出る。石川の堤防上に出るが、すぐ先に架かる臥龍橋と大乗橋を渡って石川の西岸に渡る。

 臥龍橋続いて大乗橋を渡ると左折して石川沿いに南に向かう2車線道に入る。道路的にはこのまま直進する道が本道と思ってしまうがそれは間違い。20mほど進むとR166は2車線道から別れて羽曳野市古市地区の町中に向かう。ここの交差点は分かりずらい。標識があるのだが、うっかりしていると見逃してしまうので注意を要する。

19.駒ヶ谷駅前の逢坂橋を石川方向から見る。

  R166は橋を渡ってすぐ右折する。(0806)

20.r27と重複すると2車線道となって石川に向

  かう。

21.石川東岸の堤防に上がる。先の信号のある交

  差点を右折する。

22.2車線幅の臥龍橋を渡る。橋西詰から東詰

  方向を撮影。

23.臥龍橋に続いてもう一つ小さな大乗橋を渡

  る。西詰は左折。標識がある。

24.石川西岸に出て100mほど南下すると古市駅

  方向に向かって右折する。(0806)

25.写真25の標識を拡大。右折がR166とは記

  されていない。直進が国道と勘違いしやす

  い。(0806)

26.写真24の交差点をR170方向をから見る。

  案内標識には古市駅方向は”車両通行止め”

  の表示がある。

27.写真24の交差点を右折すると住宅街の中を行

  く狭路になる。どうみても生活道路にしか見え

  ない道路なのだが、立派なR166である。

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2007年1月撮影>>

大阪府羽曳野市駒ヶ谷地区〜大阪府羽曳野市古市

 石川西岸から離れて古市地区の町中に入る。古市地区の町中は典型的な下町。下町の中を進む1〜1.5車線道を進むことになる。R166の国道標識などは一切無い。『竹内街道』と書かれた石碑建っている公園を過ぎると、近鉄南大阪線古市駅前の商店街筋に入る。ここから古市駅南側の踏切までの区間は、7〜20時まで自動車通行禁止区間であり、東→西向き(終点→起点方向)一方通行区間となる。しかし昼間でも車は堂々と走っていた。

 商店街と言っても店があるのは古市駅近くの100mぐらいで、その手前は民家が建ち並ぶ。駅に近づくにつれて歩行者や自転車が増えてくる。駅周辺では結構混雑している。古市駅の南側にある踏切を渡ると、バスターミナル前に出た。通行規制区間は踏切西口までで、ターミナル前からは2車線道に戻る。駅前のメインストリート風な街中を通るのだが、踏切から100mほど進むとR170(旧R170)との交差点である白鳥交差点に到着した。ここがR166起点である。

28.町中を進む。この付近には昔の建物が多く見

  られる。

29.やがて一方通行区間が現れる。この交差点

  から”東→西方向”の一通区間となる。

30.一方通行区間は古市駅南側の踏切までとな

  る。歩行者・自転車が多い。

31.白鳥交差点〜踏切までは街中となる。路駐

  車が多い。(羽曳野市→太子町方向を撮影)

32.R170との白鳥交差点。R166起点となる。

  写真右側がR170八尾方面となる。

33.交差点角にある案内標識。この区間唯一のR

  166標識となる。

   

34.白鳥交差点をr31側から見る。直進するとR

  166に入るが、案内標識には表記がない。

 

 

<<写真はすべて2008年6月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 大阪府内の羽曳野市〜南河内郡太子町の間のR166は、1975年(昭50年)に国道に昇格した区間ですが整備は進んでおらず、旧竹内街道の面影を色濃く残る狭路区間となっています。

 私自身、実際に走るまでは『大阪府内なので整備された2車線道だろうな』と思い込んでいました。それゆえ、実走した時は驚きました。羽曳野市駒ヶ谷地区の狭路区間では、『国道を見失って他の道を走っているのではなかろうか?』と、かなり不安になって走っていました。

 大阪府内の3ケタ国道はほとんど整備されているのですが、R308同様R166も狭路区間が残っていたのです。地図をよく見ると、太子町から近鉄古市駅や藤井寺方面への近道であるはずなのに、羽曳野市飛鳥地区・駒ヶ谷地区のR166にはバス路線が設定されていません。そのことからも同区間は狭路区間であることが予想されました。実際は、乗用車の通行すら困難な道でした。

■アドバイス

 古市駅前付近には東→西向き(終点→起点)方向の一方通行区間があります。R166を正確にトレースする場合は太子町側から走る必要があります。(それゆえ、この区間のレポートの記述は終点→起点方向になっています。) ただ車については、時間通行規制が行われています。7〜20時までは乗用車の通行はできません。

 古市駅〜上ノ太子駅の間はバイク・車で走るよりも徒歩で歩いた方が、旧街道の雰囲気を楽しめて面白いかも知れません。

■注意点

 この区間の狭路区間は車の通行はほとんどありません。あっても地元 車がほとんどですが、たまに狭路区間を走るトラックがあるようです。歩行者や自転車に乗っている人は結構見かけます。旧竹内街道を歩いているハイカーの姿も見かけました。狭路区間では注意して走って下さい。2車線区間は交通量が多い区間です。

 古市駅前周辺は買い物客や学生で混雑しています。

●走行DATA

大阪府羽曳野市〜大阪府南河内郡太子町

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:2007年1月16日/08年6月4日/他

注意>>この区間は、走行方向問わず何度か走行しています。走行日は主な走行日です。

○国道166号線

 大阪府南河内郡太子町〜奈良県大和高田市

【レポートは大阪府南河内郡太子町→奈良県大和高田市方向(起点→終点方向)です。】

大阪府南河内郡太子町〜奈良県大和高田市

 大阪府南河内郡太子町の太子町交番前交差点でr33(府道富田林太子線)から直進してR166に入って奈良県を目指す。ここからのR166は勾配のある2車線坂道となる。太子町山田地区の町を抜けて道の駅『近つ飛鳥の里太子』前を通り過ぎる。 続いて南河内グリーンロードとの交差点を過ぎると、辺りには民家は無くなり徐々に山中へと入って行く。二上山登山口入口を過ぎてやや急勾配の2車線道を上りきった所が、R166最初の峠である竹内峠となる。

 峠を越えると奈良県葛城市(旧:北葛城郡當麻町)に入る。R166竹内峠の奈良県側は急勾配の2車線下り坂となっている。現R166の道路はバイパス道路で、クネクネと曲がっていた旧道に対して一気に直線で峠を越えるようにしたものだ。 峠前後では旧道を見ることが出来るが通行はできなくなっている。

 急坂を下ると右側に大きな溜め池が見えてくる。旧道と合流するとr704(県道竹内河南線)との交差点に至る。交差点では右側に南阪奈道路の高架を見ることが出来る。r704交差点を過ぎると急なヘアピンカーブを曲がると2車線坂道となって葛城市竹内地区の集落の外れを進み、やがてr30(県道御所香芝線)との交差点に到着する。

 r30交差点を過ぎると葛城市竹内地区続いて長尾地区の町中に入り、近鉄南大阪線磐城駅南側で踏切を渡ると、ほどなくしてR168との長尾交差点に至る。ここから先はR166・R168の重複区間となって東に向かう。長尾交差点から300mほど東に向かうと奈良県大和高田市に入る。平坦な2車線道で町中を進むが、交通量が多く歩行者や自転車の通行が多い。

 しばらく2車線道を淡々と進む。やがて大和高田市民病院前を過ぎるとr132(県道河合大和高田線)との大中橋交差点に到着する。R166はこの交差点を直進するのだが、大和高田市内中心部の区間は東→西行き(終点→起点方向)の一方通行区間が設定されており、大阪方面(羽曳野方面)から車で来た場合は直進することは出来ない。先に進むにはr132〜R166(旧R24)という迂回ルートを走らねばならない。

1.太子町交番前交差点。R166奈良方面へは

  直進する。r33側から撮影。

2.竹内峠に向かって急勾配の2車線坂道を進ん

  で行く。

3.『R166竹内街道』と記された標識が設置され

  た。(奈良県→大阪府方向を撮影)(0806)

4.竹内峠の府県境。旧道から撮影する。現道は

  切り通しになっている。(0801)

5.峠を奈良県側から撮影。舗装の継ぎ目が境な

  のだろうか?(0801)

6.峠を下ると平坦な2車線道となる。

  (奈良県→大阪府方向を撮影)(0508)

7.近鉄南大阪線磐城駅南側で踏切を渡る。

  長尾交差点は踏切からすぐの所。(0806)

8.大中橋交差点に到着する。R166は直進する

  のだが、車での進入はできない。

9.案内標識。直進は”車輌通行止め”になってい

  る。橿原市方面へはr132で迂回する。

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2001年2月撮影>>

奈良県大和高田市【大中南町〜今里町】

【レポートは奈良県大和高田市→大阪府羽曳野市方向(終点→起点方向)です。】

 R166の大和高田市中心部の区間には東→西方向(終点→起点方向)の一方通行区間が存在する。そのため大阪府方面から来た場合は大和高田市の大中橋交差点でr132(県道河合大和高田線)〜R166(旧R24:後述)経由で迂回して進まなくてはならない。

 大和高田市内東側から西(葛城市方面)への走行は今里交差点から始める。かつてはR24との交差点であったのだが、R24のルート変更に伴い、R165とR166・R168の交差点となった市街地内にある交差点である。ここから北に向かう2車線道に入る。

 R166は今里交差点から北に200mほど進んだ所にある旭北町交差点でR165から分岐して西へ向かう。この区間にある標識はR165のみであるが、正式にはR165・R166・R168の3国道が重複している区間 となる。旭北町交差点を左折すると、R166は大和高田市市街の町中を通る1.5〜狭い2車線道となる。国道には見えない道だ。沿道の家は建て替えられて近代的な住宅になっている家が多いが、ほとんどは昔ながらの家もあり旧市街地という感じの町中 だ。この付近は一方通行ではないので対向車がある。

 JR和歌山線の踏切を越えると1.5車線狭路のまま高田駅南側にある市街地へと向かう。踏切を越えて少し進むと、東→西行きの一方通行区間に入る。高田駅の南側市街地には昔造りの家が目立つ。旧街道の道筋のようだ。かつては市街中心地であり、この道がメインストリートであったことを物語っている。この付近から道は旧街道の雰囲気が濃くなってくる。人通りは少なく静かな下町という感じの町中を進む。

 r5(県道大和高田斑鳩線)との北片塩町交差点を過ぎると 片塩ロータリーからの道路と合流。ここからは西行きの車が目立つようになる。狭い2車線幅の道を450mほど走ると大中橋交差点に到着する。大和高田市内のR166は約2kmの旧市街地を走る区間であった。

10.R166は旭北町交差点から分岐する。案内

  標識にはR166の表示がある。交差点をR

  165北側から撮影。

11.旭北町交差点からは1.5〜狭い2車線で

  町中を西に向かう。R166とR168の重複区

  間なのだが、国道には見えない。

12.JR和歌山線の踏切を渡る。撮影時、遮断機

  が降りると105系電車が通過した。

  (大中橋交差点→旭北町交差点方向を撮影)

13.淡々と1.5車線狭路で高田市街の町中を

  行く。この先にあった『高田大劇場』は取り壊

  された。

14.沿道には昔ながらの家屋が多い。かつては

  街道だった道筋のようだ。一方通行の始点交

  差点近くには道路元標がある。

15.r5より西側は交通量が多くなる。区間中、唯

  一のR166表記。この狭路が国道であることを

  物語る。この先が大中橋交差点。

<<写真はすべて2008年6月撮影>>

■南阪奈道路

 地域高規格道路として建設され南阪奈道路のうち、有料道路区間である美原JCT〜弁之庄ランプまでの約17kmの区間は平成16年(2004年)3月末に供用開始となった。うち美原JCT〜羽曳野IC間は大阪府道路公社が管轄しており、残る羽曳野IC〜R165大和高田バイパスとの交点である弁之庄ランプまでの約8kmの区間はR166となっている。

 葛城ICでr30(県道御所香芝線)と交差するが、この交差点からの側道(一般道)はR166として指定されているのはそういう経緯からだろう。ちなみに竹内トンネル(L=1450m)の奈良県葛城市側のr704(県道竹内河南線)をオーバーパスする付近からも側道が平行するが、こちらの道は市道のようだ。

 側道のR166は2車線道ぐらいの道幅があるのだが、1車線道として使用されている。r30との交差点から1kmほど進むと、R165大和高田バイパスとの交差点に至り、以後はR165(大和高田バイパス)と重複して東に向かう。

1.葛城IC出口からr30との交差点を撮影。直進

  がR166と記されている。

2.東行きの側道区間。高架は南阪奈道路で、こ

  の付近はまだ有料道路区間。

3.弁之庄ランプ手前でR165と合流する。左はR

  165の未開通区間。

 

 

4.写真3の反対側。西行きの側道にて。R166

  として指定されている。将来はここから右側に

  R165が出来る予定。

 

 

<<写真はすべて2008年1月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

>>大阪府南河内郡太子町〜奈良県大和高田市

 この区間のR166は阪奈連絡の役割を担う区間です。大和高田から大阪方面への最短路ということで、峠越え区間でありながら交通量が多い区間です。

 平成16年(2004年)3月末に南阪奈道路の供用が開始されたことにより、多くの車・トラックがそちらを走るようになったため、交通量はかなり減っており頻発していた渋滞などはあまり見られなくなりました。それでも平日はトラック、土日祝日は行楽の車が目立ちます。大阪府側の太子町交番前交差点と奈良県側のr30との交差点付近は、たまに渋滞しています。時々対向車線を逆行して進むバイクを見かけますので、走行の際には注意して下さい。

>>奈良県大和高田市市街(一方通行区間を含む狭路区間)

 旭北町交差点には、R166の案内標識はR165の交差点北側にあるだけで、今里交差点方面 (南側)から来た場合はそれとは分からずに行き過ぎてしまいます。見逃しやすいので注意してください。

 R166のこの区間は市街地の旧街道沿いの下町の中を通り抜ける1.5車線道で、完全に下町の生活道路となっています。知っていなければ国道とは思えない道で、私も走ったときは市道ではないかと思ってしまいました。走る際には歩行者・自転車に注意してゆっくりと走ってください。この区間は歩くのが一番良いかも知れません。

 一方通行区間ですが、一方通行規制の対象となるのは車だけです。二輪は除外されます。原付などは平気で走ってきますが、それは違法ではありません。車の場合は対向するバイクに十分に注意して下さい。なお、原付より上のクラスのバイクでは走らない方がいいでしょう。

>>南阪奈道路

 有料道路なので詳細は書いていません。概略だけ記載しています。r30からの側道はR166として指定されていますが、見逃しやすいR166なので全区間走行の際は忘れずに走行してください。

 なお側道では一時停止や携帯・シートベルトの取り締まりが頻繁に行われています。時々ねずみ取りとサイン会も開催されていることがあります。西行き(奈良県→大阪府方向)車線で開催していることが多いようですが、東行きでも走行時は十分に注意してください。

■ガソリンスタンド

 大阪府内はGSはありません。R166を羽曳野市方向に向かい、太子町の町中に向かう必要があります。竹内峠を越えた奈良県側にはR166とr30との交差点角にGSがあります。町中にも数軒あります。

■アドバイス

 大和高田市内の大中橋交差点から東 には東→西行き(終点→起点方向)の一方通行区間が設定されています。大阪方面から車で来た場合はr132で迂回しなくてはなりませんので注意して下さい。二輪車は規制対象外で走ることが出来るようですが、さすがに大型バイクで走るのは危険ですので、普通のバイクで来た場合も迂回した方が賢明でしょう。

■注意点

 竹内峠を越える区間は、整備・拡張されて走りやすくなっていますが、冬期は時々路面凍結・積雪があります。冬期の早朝・晩の走行は注意が必要です。

●走行DATA

大阪府南河内郡太子町〜奈良県大和高田市

【 両方向を走行】

>>走行日:2005年8月18日/08年1月17日/08年6月4日/他多数

注意>>この区間は、走行方向問わず頻繁に走行しています。走行日は主な走行日です。

【合併情報】

●2004年(平17年)10月1日付けで、奈良県北葛城郡新庄町と北葛城郡當麻町の2町が対等合併して『奈良県葛城市』になりました。

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