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国道166号線(3)

三重県松阪市飯高町

三重県松阪市飯高町〜三重県松阪市飯南町〜三重県松阪市

○国道166号線

 【三重県松阪市(1)】

【レポートは松阪市飯高町→松阪市方向(起点→終点方向)です。】

■松阪市飯高町【高見トンネル〜飯高町森】

 高見トンネルは高見峠下に作られた全長約2.5kmの長いトンネルで、昭和59年(1984年)3月末に供用開始となった。高規格2車線道路の豪快な高見トンネル(L=2470m)を過ぎると三重県松阪市飯高町(旧:飯南郡飯高町)に入る。

 トンネルを出ると2車線の急坂を下り、ループ橋に入って一気に標高を下げて行く。しばらくは急カーブの続く2車線ワインディング道路を行く。一気に谷間に下ると勾配は緩やかになる。淡々と山間の2車線道を進んで行き、やがて松阪市飯高町木梶地区に至る。ここで高見峠を越えてくる旧道と合流する。木梶の集落を過ぎると、内部がカーブしている木梶トンネル(L=120m)を越える。続いて2車線急坂を一気に下って落方トンネル(L=188m)を出ると平坦な2車線道となり、飯高町波瀬地区に至る。

 波瀬地区からは櫛田川に概ね沿って平坦な2車線道となって東に進む。見通しの良い区間が続き、マイペースで走ることが出来る。やがて飯高町森地区の町中に入り、ほどなくしてr569(県道蓮峡線)との交差点に到着する。このr569交差点までがR166高見峠道路区間で、交差点角には記念碑が建っている。

1.長い高見トンネルを出ると三重県に入る。

  トンネル東口(三重県側)を撮影。(0105)

2.三重県側はループ橋と急カーブが連続する。

  眺めは良いが楽しむ暇はない。

3.谷まで一気に下がるとループ橋が見える。

  (三重県→奈良県方向を撮影)

4.飯高町森までは改良が進み快適な2車線道

  になっている。

5.淡々と櫛田川に沿って平坦な2車線道が続

  く。(三重県→奈良県方向を撮影)(0405)

6.平日昼間は交通量の少ないローカル国道。マ

  イペースで走ることが出来る。

   

7.飯高町森のr569交差点角にある高見峠道

  路の記念碑。(0506)

 

 

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2008年7月撮影>>

■松阪市飯高町【飯高町森〜飯高町宮前】

 飯高町森のr569交差点を過ぎるとやや狭い2車線道となって東に向かう。r569(R422旧道)が分岐して少し進むと狭い2車線道となり、飯高町七日市の町中を行く。町を過ぎるとセンターラインのない狭い2車線道で薄暗い林の中を進み、R422との交差点である大谷橋北詰に到着する。

 大谷橋北詰からはR422と重複して東に向かう。飯高町富永〜田引粟野地区は未整備区間となっており、1.5〜狭い2車線が断続する。この区間ではR166田引バイパス(L=5.0km)が建設中で、一部区間の道路拡張・整備による改良と新道建設により改良が続く。一部供用開始されており高規格2車線道も混在している。いずれは快適な2車線道になるのだろう。

 田引トンネル(L=650m)を出ると飯高町赤桶地区に至りR422が分岐。再び単独国道となったR166は蛇行する櫛田川と同じようにカーブを描きながら進む。やがて旧道が分岐し、櫛田川を渡ると見通しの良い2車線の直線道となり、ほどなして道の駅『飯高』前の交差点に到着する。

8.森地区を過ぎるとカーブの続く区間に入る。

  この付近は防災工事が行われた模様。

9.センターラインのない2車線道を行く。少し見

  通しが悪い。

10.飯高町七日市の町中を行く。狭い2車線道。

  (三重県→奈良県方向を撮影)

11.やや狭くなり1.5車線区間もある。R166ス

  テッカーがあった。

12.R166でも最もローカル国道らしい場所。

  晴れていれば良かったのだが・・・。

13.川沿いを行く平坦な狭い2車線道を行く。この

  付近は未整備。

14.建設中の田引バイパス。

  (三重県→奈良県方向を撮影)

15.田引バイパスは一部供用されている。

  快適な2車線道だ。

16.道の駅『飯高』前は見通しの良い2車線道。

  速度に注意。

<<写真はすべて2008年7月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 奈良県東吉野村〜三重県松阪市飯高町の間、奈良県と三重県の県境にあるのが高見峠。この高見峠越えの区間は、大阪方面から来ても松阪方面から来ても『走り』を楽しめる区間です。全区間別ルートで建設された バイパス区間で、道は高規格の2車線道。路面の舗装状態は良くて整備されています。

 個人的には、山中2車線ワインディングの奈良県側から走り、TNを抜けて開放感のある三重県側に走るのがお勧めです。ただし奈良県側から来た場合、快走路の高見トンネル内で速度を出しすぎ、そのままの速度で『高見ループ』に入ると事故を起こしかねないので、速度には十分に注意して下さい。

 高見トンネルを出てからの三重県松阪市飯高町内のR166はの一部の区間を除いて、ほとんどの区間が整備された2車線幅の区間になっています。櫛田川 沿いからはクネクネと進みますが、道は平坦できつい勾配もなく自分のペースで走ることが出来ます。

 松阪市飯高町七日市地区内の狭路区間は三重県内のR166最後の狭路区間で、現在バイパス建設工事が進んでいます。狭路区間のr569(旧R422)交差点〜大谷橋北詰間であれば、r569(旧R422)〜R422経由で櫛田川 右岸(南岸)を走った方が早いかも知れません。

 交通量はそれなりにありますが、信号がほとんどないので流れも良く、さして気にはなりません。

■ガソリンスタンド

 奈良県吉野郡東吉野村木津の新木津トンネル東側のR166沿いにあるGSを過ぎると、高見峠を挟んで三重県松阪市飯高町森地区までGSはありません。注意してください。

■アドバイス

 バイク・車での走行はほとんど問題ありません。速度の出し過ぎには注意が必要です。

 自転車ではかなりハードな峠越えとなります。高見 トンネル内及びその前後の区間では、バイク・車ともかなりの速度で走行しています。トンネル内を走行する際は目立つ格好で走られた方が良いでしょう。トンネル前後は急勾配の坂道が連続します。ブレーキワイヤーの切断などには注意して下さい。高見峠を越える旧道も存在しますが、体力・時間に余裕があれば旧道経由の方が安全かも知れません。

■注意点

 冬期は路面凍結・積雪のある区間です。山間の走行は特に注意が必要です。悪天候時の走行も注意してください。

 高見トンネルは全長約2.5kmという長いTNです。TN内部では夏でもかなり冷え込みます。冬期はかなり気温が低くなるために路面凍結があるそうです。冬期の走行は十分に注意して下さい。TN前後の区間も、冬期は路面凍結・積雪でチェーンが必要になる区間です。関西の峠といえども冬の準備はしておいた方がいいでしょう。冬期はバイクで高見 トンネルを走ることはお勧めしません。やめておいた方がいいでしょう。

 山間では野猿などの野生動物に注意して下さい。道路を横断していたり、道の真ん中で堂々と座っていることがあります。飯高町木梶地区内では人家や畑があるためか、猿の群を時々見かけます。平成15年(2003年 )11月中旬のことですが、木梶トンネルを出てカーブをクリアしたら、猿が道路の真ん中に座っておりました・・・。すぐに逃げたので何事もなかったのですが、後ろには車が続いていたのでかなりヒヤリとしました。(^^;)

●走行DATA

三重県松阪市飯高町

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:2005年6月10日/08年7月10日/他多数

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:2004年5月25日/他多数

注意>>この区間は、走行方向問わず頻繁に走行しています。走行日は主な走行日です。

【合併情報】

●2005年(平17年)1月1日付けで、一志郡嬉野町、一志郡三雲町、飯南郡飯南町、飯南郡飯高町の5町が三重県松阪市と対等合併して『三重県松阪

 市』になりました。 このうち飯南町と飯高町は、それぞれ『松阪市飯南町』『松阪市飯高町』となりました。

○国道166号線

 三重県松阪市(2)

【レポートは松阪市飯高町→松阪市方向(起点→終点方向)です。】

■松阪市飯高町〜松阪市飯南町

 道の駅『飯高』から東も2車線道が続く。別ルートで建設されたバイパス道路と拡幅・整備された2車線道が続くので走りやすいのだが、松阪市に近づくにつれて交通量が多くなる。

 松阪市飯高町下滝野の旧道分岐点から少し進むと松阪市飯南町(旧:飯南郡飯南町)に入り、ほどなくして飯南町粥見(かゆみ)地区に至る。現R166は粥見の町の北側を通るバイパス道路で旧道は町中を通っている。少し進むとr710(県道飯南三瀬谷停車場線)との交差点である粥見出鹿交差点に到着。道の駅『飯高』から約7kmである。

1.道の駅を過ぎてからも2車線道が続く。交通

  量が多くなる。

2.松阪市飯南町粥見の町は北側を通る。この先

  にはアップダウンがある。(0105)

3.粥見出鹿交差点手前ではカーブとなっている。

  (飯南町→飯高町方向を撮影)

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2008年7月撮影>>

■松阪市飯南町〜松阪市

 粥見出鹿交差点を過ぎると1kmほどで粥見 井尻交差点に至る。粥見井尻交差点からはR368と重複する。道の駅『茶倉』前を通り、アップダウンとカーブが続く区間を1kmほど走ると粥見赤滝交差点に到着。ここでR368が分岐しR369が合流する。

赤滝交差点から東はR166とR369との重複区間となるが、国道表示はR166のみとなる。

 飯南町横野、飯南町深野と2つの町を過ぎると三重県松阪市に入る。松阪市小片野町までは町中を進むが、r700(県道小片野駅部田線)交差点を過ぎると、櫛田川から離れて2kmほど山中を走る。松阪市辻原町のr29(県道松阪青山線)との交差点を過ぎると阪内川沿いに進むようになる。平坦な2車線道を淡々と進むと、やがて伊勢自動車道を過ぎ、r59(松阪第二環状線)と交差する付近から松阪市郊外を走る道となる 。やがてスーパーや大きな薬屋のチェーン店などが沿道に目立ち始めた。

 R166は2車線のまま町中を進んで行く。松阪市田村町 のr147(県道松阪嬉野線)との交差点を過ぎると市街地へと入って行き、典型的な町中国道となる。やがて緩やかな右カーブを曲がると、R42との交差点である大黒田西交差点に到着する。重複していたR369は大黒田西交差点で終わるが、R166は引き続きR42と重複してJRと近鉄線を跨ぐ陸橋を越え、R42とr37(県道鳥羽松阪線:旧R23)との交差点である宮町交差点まで続く。宮町交差点がR166終点となる。

4.飯南町横野から東は町が続き、店舗なども多

  い。交通量も多くなる。

5.松阪市小片野町〜辻原町間は山中を走る区

  間がある。(0105)

6.辻原町から伊勢自動車道付近まで山間の町中

  を通る。r29交差点近くにて撮影。

7.伊勢自動車道を過ぎると郊外の町中を走るよ

  うになる。(0105)

8.松阪市街に入り市街地内を行く。この先は右

  に向かう。

9.案内標識にR42の表示が現れる。支柱にR16

  6ステッカーがあった。

10.この先が大黒田西交差点。付近は郊外型の

  店舗が建ち並ぶ。

11.R42との大黒田西交差点。左がR42で右が

  R166。逆光気味・・・。

12.信号の支柱には国道標識が設置してある。

  R369のはない。

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2008年7月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 松阪市飯高町から東の区間も2車線道が続きます。一部山中を通る区間がありますが、勾配もそれほど急ではなく問題なく走ることができます。松阪市街と飯南町と飯高町の町を結ぶ幹線道路なので交通量が多い道で、東(松阪市街)に近づくにつれて増えて行きます。伊勢自動車道から東は郊外〜市街地内を通る町中国道となります。

 大黒田西交差点付近は郊外型ショッピングモールなどの店舗が建ち並んでいます。交差点の信号待ちの時間も長いため、やや渋滞気味です。

■ガソリンスタンド

 比較的大きな町中にあります。

■アドバイス

 交通量の多い区間です。自転車の場合は注意して走ってください。

■注意点

 店舗から出てくる車、店舗に入る対向右折車が多いので注意してください。バイクですり抜けはやめましょう。

 冬期は路面凍結・積雪があるので注意して走行してください。

●走行DATA

三重県松阪市飯高町〜三重県松阪市飯南町

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:2001年5月11日/03年11月17日/08年7月 10日/他多数

注意>>この区間は、走行方向問わず頻繁に走行しています。走行日は使主な走行日です。

三重県松阪市飯南町〜三重県松阪市

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:2001年5月11日/08年7月10日

【合併情報】

●2005年(平17年)1月1日付けで、一志郡嬉野町、一志郡三雲町、飯南郡飯南町、飯南郡飯高町の5町が三重県松阪市と対等合併して『三重県松阪

 市』になりました。 このうち飯南町と飯高町は、それぞれ『松阪市飯南町』『松阪市飯高町』となりました。

 

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