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国道169号線(3)

奈良県吉野郡大淀町〜奈良県橿原市

奈良県橿原市〜奈良県桜井市〜奈良県奈良市

○国道169号線

 【奈良県吉野郡大淀町〜奈良県橿原市】

【レポートは吉野郡大淀町→橿原市方向(終点→起点方向)です。】

 吉野郡大淀町の土田交差点は、付近の道幅が広がり右左折レーンが設置されるなど改良された。以前よりはマシになったようだが、やはり渋滞は良く発生している。土田交差点を右折して吉野川から離れて北に向かう。しばらくは大淀町の町中を進むが、やがて町から離れると郊外の農村地帯に入る。2.5kmほど進むと道の駅『吉野路大淀iセンター』前を過ぎる。この付近から片側2車線の4車線道となり、少し急な勾配の坂道を上り始めて新芦原トンネルに向かう。

 竜門山地を越える芦原峠前後の区間は、橿原と吉野を結ぶ主要ルートの一部であったことから交通量が多くなった。そのため昭和40年(1965年)3月に開通した芦原トンネル(L=770m)の西側に、新芦原トンネル(L=706m)を平成4年(1992年)に開通させて上下線を分離させた。芦原トンネルは下り線(南行き)、新芦原トンネルは上り線(北行き)とし、混雑の解消を図っている。なお芦原トンネルの方が新トンネルより標高の高いところにあるため、下り線の方が勾配が急となっている。

 芦原交差点で峠を越える旧道(通り抜け不可能)が分岐すると、ほどなくして新芦原トンネルを抜けて高市郡高取町に入る。トンネルを出てからは2車線の坂道を下る。下り線と合流して少し進むと対向2車線道となって高市町内を北上する。高取町清水谷地区を過ぎると山間から抜けだし、長閑な農村地帯を平坦な2車線道で進む。

 r35(県道橿原高取線)交差点を過ぎると近鉄吉野線と併走するようになる。やがて高市郡明日香村に入り、飛鳥駅前を通り過ぎるとすぐに奈良県橿原市に入る。岡寺駅前を過ぎると橿原市の町中を行く2車線道となる。橿原神宮前駅の東側を通り過ぎるとほぼ直線の2車線道で橿原市街に入って行き、橿原市に入って約3.5kmでR165大和高田バイパスとの小房交差点を通過。その先は奈良県立医大・同付属病院横を走り、約900mでR24との兵部町交差点に到着する。

1.道の駅付近から4車線道路となって北に向か

  う。

2.新芦原トンネル(北口)。こちらは上り線用のト

  ンネル。

3.左下の2車線道が上り線(北行き)車線。右の

  坂道が下り線(南行き)車線。

4.高市町内の農村地帯を行く。交通量は多い。

  (橿原市→大淀町方向を撮影)

5.明日香村内は昔ながらの家屋が多い。

  (橿原市→大淀町方向を撮影)

6.橿原市街を行く。平坦な2車線道続く。

  (橿原市→大淀町方向を撮影)

 

7.奈良県立医大横を通る。

  (橿原市→大淀町方向を撮影)(0801)

8.この先の交差点がR24との兵部町交差点。

  R169は兵部町交差点を右折する。(0801)

 

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2008年3月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 吉野郡大淀町から橿原市の間は、昔から橿原〜吉野を結ぶルートの一つで交通量が多い区間です。それゆえ芦原峠前後は

平成4年(1992年)に新芦原トンネルが開通するなど整備・改良が行われてきました。他区間は2車線道ですが、それなりに整備が進んでおり走りやすい道となっています。

<<R169高取バイパス>>

 高市郡高取町清水谷〜高取町兵庫までの約3.4kmにおいて建設されているバイパス道路です。現R169の西側を通り、r35との交差点付近まで建設される予定で、最終的にはさらに北上して橿原市のR24にまで達する計画です。計画では平成25年(2013年)度の完成を目標に建設が進められています。

■ガソリンスタンド

 主な町中にあります。

■アドバイス

 明日香村内では観光客や自転車に注意してください。

■注意点

 冬期は凍結・積雪する可能性がある区間なので、走行時は注意してください。

●走行DATA

奈良県吉野郡大淀町〜奈良県橿原市

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:2008年3月18日/他

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:2008年1月17日/他

注意>>この区間は、走行方向問わず何度か走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

○国道169号線

 奈良県橿原市〜奈良県桜井市〜奈良県奈良市

【レポートは橿原市→奈良市方向(終点→起点方向)です。】

■奈良県橿原市〜奈良県桜井市

 奈良県橿原市の兵部町交差点を右折すると、R24・R165と重複して北に向かう。以前は奈良県大和高田市が終点だったので、兵部町交差点を左折してR24と重複して大和高田市に向かっていたが、平成5年(1993年)4月に奈良市まで延長されて起点が奈良市となったので北に向かうようになった。

 兵部町交差点から300mほど北に進むと、JR桜井線をアンダーパスして橿原郵便局前交差点を右折。早くもR24から別れる。郵便局前交差点からはR165と重複して東に進むが、区間内の表記はR165のみとなっている。2kmほど東に進むとJR桜井線を踏切で越える。踏切から1kmほどで奈良県桜井市に入り、交通量の多い2車線道をしばらく走ると桜井市市街に入り、郵便局前交差点から約4kmでR169桜井バイパスが分岐する阿部交差点に至る。R169本道分岐点はまだ少し先となり、阿部交差点から500mほど東にある谷交差点となる。共にR165から北に向かって分岐する。

■R169桜井バイパス【桜井市阿部〜桜井市箸中】

 R169桜井バイパスは桜井市街を通るR169の渋滞緩和を目的に建設されたバイパス道路。R165より阿部交差点で分岐して北に向かう。阿部交差点から450mほど進むとJR桜井線、続いて近鉄大阪線をアンダーパスする。桜井市戒重でr14(県道桜井田原本王寺線)が分岐すると寺川を渡って桜井市上之庄へ入り、ジャスコの横を過ぎると中和幹線と交差する。阿部交差点から約1.5kmである。

 中和幹線交差点から北は田畑の中を突っ切り、大和川を渡るとr152(県道大三輪十市線)と交差する。中和幹線交差点〜r152交差点の間は一番最後(平成15年3月)に供用された区間となる。r152交差点を過ぎると芝運動公園横を通って約1km先の桜井市箸中でR169本道と合流する。阿部交差点から約3.3kmである。

1.r15(県道桜井明日香吉野線)から見た阿部

  交差点。左右がR165。直進すると桜井BP

  に入る。(0902)

2.桜井バイパスは走りやすい2車線道。この先

  は中和幹線との交差点。

  (奈良市→桜井市方向を撮影)

3.r152交差点を過ぎると芝運動公園の西を通

  る。見通しの良いほぼ直線の2車線道を走る。

  通行量は多い。

 

 

4.R169本道奈良市側から見た箸中の交差

 点。直進・左方向ともR169の表記がある。

 

 

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2003年12月撮影>>

■奈良県桜井市【桜井市谷〜桜井市箸中】

 阿部交差点から約500m東にある谷交差点でR165から分岐するのがR169本道。本道とは言っても、平成5年(1993年)4月にR169として指定された区間となる。R169は市街地内を行く2車線道で、典型的な町中国道となっている。谷交差点から400mほど進むとJR桜井線の桜井駅西側にある踏切を渡る。JRの踏切からすぐの所で、今度は近鉄大阪線をアンダーパス。近鉄線から北側は桜井市役所などがある桜井市の中心地を行く。

 通行量の多い市街地内を淡々と進み、大和川を渡ると市街地から抜けて郊外を進むようになる。r238(県道三輪山線)交差点では大きな鳥居を右側に見ながら進み、芝運動公園の東側を北上。やがて桜井市箸中でR169桜井バイパスと合流する。

5.R165榛原市方向から見た谷交差点。この先

  の交差点が谷交差点。

6.谷交差点からは市街地内を行く2車線道とな

  る。歩道などなく狭く感じる。(0902)

7.JR桜井線を踏切で渡り、今度は近鉄大阪線を

  アンダーパスする。

 

 

8.桜井市市街北部を行く。左側に芝運動公園が

  ある。

 

 

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2008年1月撮影>>

■奈良県桜井市〜奈良県天理市

  桜井市箸中でR169桜井バイパスと合流すると北東に進路を向ける。r50(県道大和高田桜井線)が分岐する箸中交差点から少し進むと、JR桜井線を跨線橋でオーバーパスする。桜井市巻野内の町を過ぎると奈良県天理市に入る。天理市南部は田畑と町が混在した郊外の町が続く。平坦な2車線道を淡々と北上。r36(県道天理王寺線)との交差点を過ぎると徐々に市街地に入り始め、谷交差点から約9kmで天理市勾田町の勾田町交差点に到着する。

 R169は勾田町交差点でR25と合流。約900m先の川原城町交差点まではR25とR169は重複して進む。この900mほどの間はもともとはR169単独区間であったのだが、平成18年(2006年)6月30日にR25(非名阪)の経路が変更となり重複するようになったもの。(天理市川原城町〜滝本町間のR25は指定を解除。) R25と重複したからと言って、劇的に道路が変わるわけでもなく、今までと同じような2車線道で天理市街中心地を北上し、市役所近くの川原城町交差点に到着する。

9.箸中交差点を過ぎるとJR桜井線を越える跨

  線橋を渡る。

10.天理市南部は郊外の農村地帯という感じの

  町が続く。

11.奈良市〜天理市〜桜井市を結ぶ幹線道路だ

  けあって通行量は多い。

12.この先が勾田町交差点。左と直進はR25と

  表記されている。

13.R25との重複区間を900mほど進むと川原

  城町交差点に至る。

14.川原城町交差点北側にある南行き車線の案

  内標識。変更のシールが目立つ。

<<写真はすべて2009年2月撮影>>

■奈良県天理市〜奈良県奈良市

 天理市中心部の川原城町交差点からは再びR169単独区間となって北に進む。800mほどで市街地を抜けて再び郊外を進む。そして川原城町交差点から約2.5kmでR25名阪国道との交差点に至る。

 R25名阪国道を過ぎてからは天理市北部の町中を進んで行き、約1kmで奈良県奈良市に入る。その後も郊外の町中を淡々と北上。r41(県道奈良大和郡山線)が分岐する古市町を過ぎた辺りから徐々に町中に入り、奈良市南紀寺町でS字坂道を過ぎると奈良市市街地へと入る。

 国立奈良病院横を通り過ぎると妙な構造の紀寺交差点に至り、そこから450mほど進むと奈良ホテル前に至る。ここから北側は奈良公園の敷地内を通るようになり、荒池を通り過ぎると春日大社参拝道と交差。そこから300mほどでR169起点となる県庁東交差点に到着する。R25名阪国道との交差点から約8km、桜井市谷交差点から約21kmである。

15.川原城町交差点からはR169単独区間とな

  って北に向かう。

16.再び郊外を行く。先に見える緑の標識の向こ

  うがR25名阪国道との交差点。

17.奈良市南部を行く。この付近はまだ郊外という

  感じ。

18.奈良市市街に入る。荒池付近。向こうの建物

  は奈良ホテル。

  (奈良市→桜井市方向を撮影)(0502)

19.県庁東交差点。交差点角に最初のR169国

  道標識が立っている。交差点北側、R369側

  から撮影。(0502)

20.奈良公園内を通り県庁東交差点に至る。この

  先がR169起点である県庁東交差点。直進、

  左折はR369となる。

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2009年2月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 奈良県橿原市〜奈良県奈良市の間は、平成5年(1993年)4月にR169に指定された区間となります。奈良県北部の主要都市である奈良市・天理市・桜井市・橿原市を 結び、R25名阪国道や西名阪道へのアクセス道路にもなっている都市連絡国道となっています。なので車やトラックの通行が大変多い区間で、市街地内では時間帯によっては渋滞が発生しています。奈良市自体が観光都市でもあるために観光バスの姿も目立ちます。奈良観光でもしない限りは長距離ツーリングのコースには組み入れない方がいいでしょう。

■ガソリンスタンド

 適当な距離間隔で町中にGSがあります。

■アドバイス

 市街地内や町中を行く区間なので、歩行者や自転車には注意してください。

■注意点

 冬期は平野部でも時々路面凍結・積雪がありますが、交通量が多いのでよほどの事がない限りは大丈夫でしょう。ただし早朝・深夜は注意が必要です。

●走行DATA

奈良県橿原市〜奈良県桜井市〜奈良県奈良市

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:2000年4月8日/他

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:2003年12月2日/08年1月17日/09年2月9日/他

注意>>この区間は、走行方向問わず何度か走行しています。走行日は主な走行日です。

 

国道169号線【終】

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