国道225号線

ROUTE225

起点:鹿児島県枕崎市→終点:鹿児島県鹿児島市(53.1km)

 国道225号線は、鹿児島県枕崎市と鹿児島県鹿児島市を結ぶ3ケタ国道。薩摩半島を南西→北東に向かって貫いている。

 平坦な土地のイメージがある薩摩半島ではあるが、指宿スカイラインが走る山脈は海岸から直ぐに山が立ち上がるために、わずかな距離で標高差が生じる。そのためR225の川辺峠を越える区間は急勾配・急カーブが連続する山岳ワインディング道路となっており、短い距離ながら豪快なワインディングを体験出来る。川辺峠を挟んで東側は市街地国道、西側はローカルっぽい3ケタ国道と、道の雰囲気も大きく変わる道だ。

 第1期3ケタ国道の一員として1953年(昭28年)5月に誕生。区間変更のないまま現在に至っている。

走行日:2002年4月10日〜12日

走行方向:終点→起点

レポート:終点→起点方向

国道225号線

鹿児島県鹿児島市〜鹿児島県川辺郡川辺町

鹿児島県川辺郡川辺町〜鹿児島県枕崎市

国道225号線

鹿児島県鹿児島市〜鹿児島県川辺郡川辺町

鹿児島県鹿児島市

 R225の終点は鹿児島市照国神社前交差点。ここはR3とR10の終点でもあり、中央公園入口には起点・終点標のモニュメントが設置してある。鹿児島市南部からR225と重複するR226の終点でもあるのだが、R226の表示はない。

 照国神社前交差点からのR225は街路樹のある4車線道なのだが、100mほど進むと鹿児島市街中心地の繁華街へ入りビル街の中に入る。交通量は大変多く人通りも多い。400mほど走ると鹿児島市電谷山線が走る『いづろ通り』と交差。市街中心地の問屋街やオフィス街を通り抜け、1kmほど進んだ城南町交差点でr216(県道鹿児島港線)と合流する。

 城南交差点からは交通量はさらに増加し、大型トラックや運送トラックなどの姿が目立つようになる。甲突川を渡ると市街中心部から抜けて市街地郊外へ。鹿児島大学水産学部や市の施設、スーパーなどが建ち並ぶ。道は片側2車線の4車線道なのだが、交通量は多く走行ースは上がらない。

 城南町交差点から約3km進むと鹿児島市郡元でr217(県道郡元鹿児島港線)が分岐。ここで多くの大型車がr217に入るので、郡元から先は少しは走行スペースが上がる。鹿児島市市街郊外の町中を淡々と進むと、やがて右側に鹿児島市電谷山線が見えてくる。照国神社前交差点から約8km進むと笹貫陸橋交差点に到着。ここでr20(県道鹿児島加世田線)が分岐し、R225は対面通行の2車線道になる。

 鹿児島市電との併走は1kmほどで終わり、永田川を渡り鹿児島市谷山地区の町中へ。r219(県道玉取迫鹿児島線)を過ぎると急な勾配の坂道となり、坂を上った坂の上交差点でr19(県道鹿児島加治田線)が分岐。そこから先はJR指宿枕崎線と併走しながら、鹿児島市南部の町中を進んで行く。

 照国神社前交差点から15kmほど進むと影原交差点に到着。ここでR226が分岐する。R226との重複区間はここで終わる。

1.R225終点の照国神社前交差点。R22

  5へは左折する。この左側が中央公園。

  (R10宮崎方面より撮影)

2.中央公園のモニュメントにあったR225

  終点の印。三角錐の一面(南側)R225

  であった。

3.照国神社前交差点からは4車線道が続く。

  鹿児島市街中心地を通る道で、交通量は

  大変多い。

 

4.鹿児島市街を進んで行く。交通量が多く

  走行ペースは上がらない。都市国道を進

  んで行く。

5.鹿児島市内だが、街路樹で南国気分を少

  しは味わえる。4月12日に撮影。

  (枕崎市→鹿児島市方向を撮影)

 

鹿児島県鹿児島市〜鹿児島県川辺郡川辺町

 影原交差点でR226が分岐すると、R225は勾配のある2車線道の坂道となる。1kmほど進むと民家はなくなり山中へはいる。そこから先は急勾配の坂道と急カーブが連続するワインディング道路になる。影原交差点から4kmほど進むと登坂車線が現れる。結構長い上り坂が続くことになるのだ。登坂車線が1.5kmほどで終わると、ほどなくして指宿スカイラインを過ぎる。指宿スカイライン川辺IC付近に川辺峠がある。

 峠を越えると鹿児島県川辺町へ。ここからは延々と下り坂が続く。峠の東側(鹿児島市側)とは違い、西側(川辺町側)も急勾配の坂道が続くが急カーブは少ない。だらだらと長い勾配のある坂道が続く。峠から4kmほど進むと川辺町仁之野地区の集落が現れる。そこから3kmほど進むと右側に道の駅『川辺やすらぎの郷』を通過。ここから先は平坦な2車線道を淡々と進んで行く。

 いくつか小さな町を繋いで走り、影原交差点から約17kmで川辺町両添交差点に到着する。照国神社前交差点から約32kmである。

6.この先が影原交差点。R225枕崎方面は

  右折する。ほとんどの車が右折して行く。

  直進はR226指宿市方面となる。

7.影原交差点を右折すると、R225は指宿

  スカイライン目指して2車線ワインディング

  道路となる。4月11日に撮影。

8.川辺峠を越えると平坦な2車線道が続く。

  ローカル国道っぽい風景が流れるが、交通

  量は結構多い。4月11日に撮影。

☆★☆ 国道225号線【鹿児島県鹿児島市〜鹿児島県川辺郡川辺町】 ☆★☆

■概況・交通量など

 鹿児島市南部の谷山地区までは完全な都市国道となっています。鹿児島市街から指宿方面への幹線道路でもあることから、車・バスの他にも、運送会社の大型トラックやトレーラーなどが走っています。交通量はかなり多めで走行ペースは上がりません。しかし川辺峠を越える区間からは、交通量は少なくなり走行ペースは上がります。ただ峠を越える大型車が走っていると走行ペースはかなり落ちてしまいます。

 市内は朝夕のラッシュ時は走らない方が良いでしょう。

■アドバイス

 鹿児島市内のR225は長距離ツーリングには向いていません。鹿児島市市街から指宿や知覧方面に向かう場合は、有料道路の指宿スカイラインを走った方が気分的に楽です。どうしてもという場合は、R225の海側を走るr216・r217を走られることをお勧めします。こちらは大型車の通行量が多い道ですが、R225よりも流れが良いのでまだマシです。

 影原交差点からのR225はツーリングのコースに組み入れても問題ありません。

 自転車の場合は、交通量の多い都市部でも歩道を走ることが出来ます。もし分解・持ち運びできるのであれば、市電やJRで移動するのも手かも知れません。川辺峠越え区間はかなりの時間・体力が必要となります。

■注意点

 大雨時の川辺峠越えは注意して下さい。冬期は鹿児島と言えども路面凍結・積雪がある場合があるので要注意です。

 【走行DATA】 

鹿児島県鹿児島市

(護国神社前交差点〜影原交差点)

【終点→起点方向を走行】

2002年4月10日日

【起点→終点方向を走行】

2002年4月12日

鹿児島県鹿児島市〜鹿児島県川辺郡川辺町

【起点→終点方向を走行】

2002年4月11日<<車で走行>>

*この項の撮影日付のない写真は、4月10日に撮影しました。

国道225号線

鹿児島県川辺郡川辺町〜鹿児島県枕崎市

 両添交差点を過ぎると広瀬橋で万之瀬川を渡り川辺町の市街地へと入って行く。R225は市街地の中心部ではなく、市街地の南側を迂回するように進む。感じからして後で建設されたBPだろう。市街地西側で再び万之瀬川を轟橋で渡ると、R225は2車線のローカル国道となって南西へ向かう。

 両添交差点から平坦な2車線道を12kmほど走ると、周囲は山間の風景となる。勾配のある坂道が現れ、1kmほど進むと峯尾峠を越えて鹿児島県枕崎市に入る。だらだらと長い坂道を下って行き、峠から5kmほど進むと枕崎市桜山地区の町中へ入る。廃止された鹿児島交通南薩線の踏切跡を過ぎてT字交差点を左折すると、花渡川に沿って南に向かう。

 1kmほど進むとR270が合流。ほどなくして枕崎市市街地へと入り、R270合流後1kmほどで起点の町頭交差点に到着する。両添交差点から約21kmである。

1.川辺町市街地は市街地の南側を進んで

  行く。4月12日に撮影。

  (枕崎市→鹿児島市方向を撮影)

2.川辺町の町中を淡々と進んで行く。交通

  量はそれほど多くはない。運転席から撮

  影したことがよく分かる写真。  

3.川辺町中山田地区付近で撮影。川辺町南

  部までは平坦な2車線道が続く。マイペー

  スで淡々と走ることが出来る。

4.峯尾峠越えに入る。川辺町側はこんな感

  じの道が続く。

5.峠を越えて枕崎市へ入る。町をいくつか

  繋ぎながら進んで行く。

6.枕崎市街地は交通量の多い町の道。ここ

  から少し先が町頭交差点となる。

☆★☆ 国道225号線【鹿児島県川辺郡川辺町〜鹿児島県枕崎市】 ☆★☆

■概況・交通量など

 この区間は市街地内を除けばローカル国道っぽい道が続きます。交通量はそれほど多くはありませんが、知覧などへ向かう観光バスの姿が目立ちます。

■アドバイス

 市街地内は歩行者・自転車に注意して下さい。

■注意点

 大雨の時は注意して下さい。

 【走行DATA】 

鹿児島県川辺郡川辺町〜鹿児島県枕崎市

【終点→起点方向を走行】

2002年4月11日<<車で走行>>

【起点→終点方向を走行】

2002年4月12日

*この項の撮影日付のない写真は、4月11日に撮影しました。

【R225終わり】

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