>>R256(2)

国道256号線(3)

長野県木曽郡南木曽町〜岐阜県中津川市/岐阜県 中津川市〜岐阜県加茂郡白川町

○国道256号線

  【長野県木曽郡南木曽町〜岐阜県中津川市

【レポートは長野県南木曽町→岐阜県中津川市方向(終点→起点方向)です。】

長野県木曽郡南木曽町〜岐阜県中津川市

 長野県南木曽町でR19と合流したR256は木曽川に沿って南に進む。 やがて岐阜県中津川市に入り、R19合流交差点より6kmほど進んだ中津川市山口(旧:長野県木曽郡山口村)にある添生交差点でR19から単独分岐する 。R19から単独分岐するとR256はすぐに川上大橋で木曽川を渡る、ここから先は岐阜県内をウロウロしながら横断して岐阜県岐阜市を目指すことになる。

  中津川市坂下(旧:恵那郡坂下町)の町中は2車線道で進む。交通量は多い方だ。R19の分岐から1.2kmほど進むとr3(県道福岡坂下線)が分岐する。r3の分岐交差点では直進する2車線道がr3で、そこから左に分岐する2車線道がR256となる。交差点のR256側入口には『大型車両通行通行不能』という警告標識がある。典型的な3ケタ国道の分岐点だ。

 r3が分岐してからも2車線道が続く。勾配はやや急となるもののまだ走りやすい道路だ。しかしr3分岐点から3kmほど進んだ所でカーブを曲がると、突然道幅が細くなり1車線幅の狭路国道となった。とても大型車が通行できる道幅ではない。3ケタ酷道区間に入ったようだ。

 点在する集落を繋ぎながらR256はクネクネと水田地帯を進む。道幅は1〜1.5車線幅の狭路が断続するが平坦な道が続く。水田の中をのんびりと進んで行く典型的なローカル国道である。 しばらく同じ様な風景が続くが、R257と合流する1kmほど手前から急勾配の坂道を下りて行く。幾つかカーブを曲がると道幅が2車線となり、やがてR257と合流 する。R19交差点から約15kmである。

1.この交差点でR256は分岐する。R19南木

  曽町方向から来た場合は右折する。

2.r3が分岐するとR256は2車線となって進ん

  で行く。警告標識がある。

3.やがて長閑な水田地帯を進む。道幅は1.5〜

  狭い2車線ぐらい。

4. 中津川市坂下地区のR256の多くは農村地

  帯を進む 平坦な1車線狭路のローカル国道

  となっている。ゆっくりと進んで行く。

5.R256は坂下 地区をクネクネと進んで行く

  が、交差点などには案内があるので迷うこと

  はないだろう。

6.長閑な農村地帯を進んで行く典型的な狭路ロ

  ーカル国道。

  ( 中津川市福岡→坂下方向を撮影)  

岐阜県中津川市【中津川市恵那郡福岡〜中津川市加子母】

  中津川市福岡の下野交差点から先、中津川市付知(旧:恵那郡付知町)を経て中津川市加子母(かしも)(旧:恵那郡加子母村)までの間はR256とR257の重複区間。元々はR257単独区間だったのが、1993年(平8年)4月にR256が延長された時に重複区間となったのだ。『数字の小さい国道の方が上位』という決まりからR257が『間借り』している形になっているが、それは逆で実際はR256が『間借り』しているような状態だ。

 この区間のR257はすでに拡張・整備工事が完了しているため快適に走行出来る区間だが、中津川市内から高山市に抜ける主要道なので交通量が多い。山間の農村を繋ぐ2車線国道を淡々と付知川に沿って進んで行く。

  中津川市付知に入り同地区を縦断。r486(県道王滝加子母付知線)が分岐すると山中へと入って行き、塞之神TNを抜けて中津川市加子母に入る。山間を少し進むと飛出山TNを抜けて、R257分岐交差点である万賀交差点に到着する。 中津川市福岡の下野交差点から約16kmである。

7.下野交差点をR256加子母方向より見る。

  左折するのがR256で、直進する2車線道は

  R257である。

  ( 中津川市福岡→坂下方向を撮影)

8.R256とR257の重複区間には、両国道の

  標識が設置されている。R256の方が後から

  追加されたのだが・・・。この区間の整備・改

  良は進んでいる。

9. 中津川市加子母のR256・R257交差点。

  R256白川町方向より撮影。R256は右折し

  て福岡町を目指す。左折するとR257単独区

  間に入り下呂町を目指す。

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 この区間内のR256は、1993年(平5年)4月に延長された区間の一部となります。国道に昇格してからそう年月が経っていないこともあってか、R19から走り始めてすぐに3ケタ国道の典型的な変移(2車線→1車線)を見ることが出来ます。またすぐにローカル国道区間へと突入するのも3ケタ国道らしい展開です。

 2車線区間は問題ないでしょう。1車線狭路区間は水田の中を延々と走り、また平坦な区間が多いのでゆっくり走れば問題ないでしょう。自転車で走ると気分爽快になれる区間かも知れません。ただ集落内では人や動物(?)の飛び出しや地元車がゆっくりと走っている場合があるので注意が必要です。

  中津川市福岡ではR19から来た場合ミスコースしやすい交差点があるので、案内標識をよく見て走って下さい。

 R256・R257重複区間はR19(中津川)〜R41(高山方面)に抜ける車・トラックが目立ちます。流れは良いのでそうイライラしませんが、地元車がいきなり停まったりするので車間距離は十分にとって走ることをお勧めします。

■ガソリンスタンド

 大きな町中にはGSがありますが、ローカル国道区間の農村内にはGSはありません。

■アドバイス

 アップダウンも少ないのでのんびりと走ることが出来ます。

■注意点

 冬期は路面凍結・積雪があるので注意して下さい。

●走行DATA

長野県木曽郡南木曽町〜岐阜県中津川市

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:2000年7月21日

【合併情報】
●2005年(平17年)2月13日付けで、岐阜県恵那郡の坂下町、川上村、加子母村、付知町、福岡町、蛭川村の3町2村が岐阜県中津川市に編入され、

 『岐阜県中津川市』になりました。

●2005年(平17年)2月13日付けで、長野県木曽郡山口村が岐阜県中津川市に編入・越県合併され、『岐阜県中津川市』になりました。

○国道256号線

  【岐阜県中津川市〜岐阜県加茂郡白川町

【レポートは岐阜県中津川市→岐阜県白川町方向(終点→起点方向)です。】

岐阜県中津川市〜岐阜県加茂郡東白川村〜岐阜県加茂郡白川町

 岐阜県 中津川市でR257が分岐するとR256は単独国道となって西に向かう。岐阜県東白川村までは白川沿いに進む平坦な1.5〜2車線が断続する田舎の中を進むローカル国道区間である。

 R257分岐交差点から2.5kmほどで岐阜県東白川村に入る。道は相変わらず平坦な1.5〜2車線道が断続しており淡々と走って行くが、のんびり走ることが出来るのは東白川村役場近くまでとなる。R257分岐交差点から8kmほど進んだ付近にある中学校を過ぎた辺りにあるr62(県道下呂白川線)との交差点で、R256は右折して北に進路を変える。直進する2車線道から分岐する狭路が国道という、典型的な3ケタ国道分岐点の光景を見ることが出来る。

 r62との交差点を右折すると、しばらくは1.5〜狭い2車線幅の道が断続するが、やがて1〜1.5車線幅の道が断続する狭路区間に入る。やがて急勾配の坂道となって、東白川村の町を見下ろして山腹を一気に駆け上る。山中の農村地帯を淡々と進んで行くが、山村が途切れると深い山中へと入り、急カーブが連続する狭路ワインディング区間となる。

 東白川村内のr62交差点から約5.5km進むと、鬱蒼とした桜峠を越えて岐阜県白川町に入る。白川町に入っても道路状態は変化はなく、相変わらず1〜1.5車線幅の狭路ワインディング道路が続く。勾配はそうきつくはないのだが、見通しの悪いカーブが続くので対向車に注意し続けなければならず疲れる区間だ。

 桜峠から2.5kmほど進むと山間の農村に到着する。白川町上佐見地区の農村である。1〜1.5車線幅の狭路で農村内を少し進むと、R256よりも立派な2車線道との交差点に到着した。R257交差点より約16kmである。

1.R257が分岐してしばらくは2車線国道が続

  く。

2.東白川村内に入ると、1.5車線区間も現れ

  る。白川に沿って淡々と進んで行く。

3.東白川村内を桜峠に向かって走る。いくつかの

  山村を繋ぎながら進んで行く。

 

4.東白川村と白川町の境となる桜峠。

  (白川町→東白川村方向を撮影)

5.峠を越えて白川町上佐見地区に到着する。

  (白川町→東白川村方向を撮影。)

 

岐阜県加茂郡白川町【白川町上佐見〜白川町白山】

 T字交差点を左折すると、R256は快適な2車線道となる。しかし2車線区間はr62が分岐する付近までの約2kmほどである。白川町内のr62分岐交差点から先は1.5〜2車線が断続する平坦な区間となる。どちらかと言えば1.5車線区間が多い。

 R256は佐見川に沿ってクネクネ進む。カーブが多いのだが路面状態は悪くはないのでそれなりのペースで進むことが出来る。R256は佐見川沿いの谷間を進みながら、山間の農村を繋ぎながら進んで行く。同じ様な風景が延々と続く。

 川沿いの平坦な道を14kmほど進むとJR高山本線にぶち当たった。JRとぶち当たると、r256はJRに沿って南に進路を向ける。線路に沿って1〜1.5車線幅の狭路が断続する。車同士の離合が困難な箇所もある。狭路のまま白川町白山地区の集落へと入って行く。2kmほど進んで下油井駅駅前を通過すると、JRの線路を踏み切りで渡ってJRと飛騨川の間に移動する。郵便局前の交差点を右折すると坂東橋で飛騨川を渡り、橋の東詰でR41と合流した。白川町内のr62交差点から約16km、加子母村のR257交差点より約33kmである。

6.佐見川沿いの区間を走る。平坦な1.5〜2車

  線道が断続する。

  (白川町→東白川村方向を撮影)

7.R256は佐見川に沿って進んで行く。平坦な

  狭路が続く。

  (白川町→東白川村方向を撮影)

8.白川町の下油井駅近くで、JR高山本線沿って

  南に向かうようになる。集落内も1〜1.5車線

  の狭路が続く。

 

9.下油井駅周辺は道幅が狭くなる。撮影中に

  JRの特急『ひだ』が通過した。

  (白川町→東白川村方向を撮影)

10.飛騨川を1.5車線幅の板東橋で渡るとR4

  1と合流する。この先のT字交差点は右折し

  て下呂市金山町方向へ向かう。

 

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 この区間はローカル国道の雰囲気の濃い区間です。川沿いは平坦な1.5〜2車線道が断続しますが、峠越え区間になると1〜1.5車線の狭路ワインディング道となります。見通しの悪いカーブが多いので対向車には要注意です。走っているのは、ほとんど地元車ばかりでゆっくりと走っている車が多いので、苛つかずにのんびり走りましょう。

 主な交差点は案内があるので迷うことはないと思います。ただ岐阜県白川町上佐見地区のT字交差点は見逃しやすいので注意して下さい。

 またR41との交差点(板東橋西詰)は信号がありません。R41を南(美濃加茂方面)から来てR256に入る場合は注意して下さい。

■ガソリンスタンド

 岐阜県東白川村内にGSが2軒ほどありました。ただ営業時間や休業日は不明です。白川町内のR256沿道には見あたらなかったので、R41まで出てGSを探さなくてはなりません。

■アドバイス

 川沿いの区間は平坦な道なので問題はないでしょう。ただ桜峠越え区間は急勾配・急カーブが連続するので、運転には注意が必要です。自転車の場合は、時間・体力に余裕を持って挑んで下さい。

■注意点

 大雨や悪天候時は峠越え区間は走らない方が良いでしょう。冬期は路面凍結・積雪があるので要注意です。桜峠越え区間は冬期通行止めは無いようですが、冬期の通行は十分注意して下さい。

●走行DATA

岐阜県 中津川市〜岐阜県加茂郡白川町

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:2000年7月21日

【合併情報】
●2005年(平17年)2月13日付けで、岐阜県恵那郡の坂下町、川上村、加子母村、付知町、福岡町、蛭川村の3町2村が岐阜県中津川市に編入され、

 『岐阜県中津川市』になりました。

●2005年(平17年)2月13日付けで、長野県木曽郡山口村が岐阜県中津川市に編入・越県合併され、『岐阜県中津川市』になりました。

>>国道256号線(4)

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