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国道274号線(5)

国道274号線 (6)

 R274の最東端区間。東西を結んでいますが、r53重複区間を除けば交通量は少ない区間です。ツーリングコース的にはマイナーなルートになるので、@管理人もバイクで走ったのは平成11年(1999年)ぐらいで、あとは平成16年(2004年)にレンタカーで走ったぐらい。平成22年(2010年)で3回目の走行となりますが、道ネタ集めで意図的に走ったというのがホントのところ。r53重複区間はよく走っているんですけどね。

 札幌近郊の大都市国道区間とは違い、酪農地帯を行くローカル国道区間。同じ国道なのですが、ここまでギャップがあるのも3ケタ国道ならではです。アップダウン

を楽しみながら走りたい方にはお勧めの区間です。

北海道釧路市阿寒町〜北海道阿寒郡鶴居村

北海道阿寒郡鶴居村〜 北海道川上郡標茶町

国道274号線 【北海道釧路市阿寒町〜北海道阿寒郡鶴居村】

【レポートは釧路市阿寒町→阿寒郡鶴居村方向(起点→終点方向)です。】

■釧路市阿寒町【阿寒町共和 東側端点】

 釧路市阿寒町(旧:阿寒郡阿寒町)東栄でR274は再び途切れる。このR274徹別道路の未開通区間は迂回路があり、市道仁々志別横断道路〜r666(道道徹別原野釧路線)で阿寒町共和の 西側端点まで通り抜けることが出来る。

 阿寒町共和の西側端点は、表示が無ければどこだか分からないような場所にある。平成22年(2010年)9月に訪れた時は、工事用車両専用出入り口が設置され路面の一部が姿を現していた。現在の西側端点付近に道路が着くようだ。釧路市阿寒町内の分断区間の解消は近々と思われる。

1.r666を北上してくると、R274標識が現れる。この付近

  が西側端点のようだ。工事用道路が設けられていた。

2.国道標識があるので、この付近から国道となるのだ

  が、r666と同じ路面状態の道が続く。

3.写真1を反対側から見る。右側に建設中の道路の一部

  が出来ていた。この場所に道路が付くようだ。

4.写真3の迂回路をしめす案内標識。この標識を見るこ

  とが出来るのも残りわずかだろう。

5.平成16年に訪れた時の写真2の地点。キロポストが

  あった。今は撤去されている。(0406)

6.平成16年撮影の写真3の地点。標識がなければ、どこ

  が西端なのか分からなかった。(0406)

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成22年(2010年)9月撮影>>

■釧路市阿寒町〜阿寒郡鶴居村

 釧路市阿寒町共和からR274が再開する。徹別道路未開通区間の東端部からのR274は路肩の狭い2車線道となる。何となくアスファルト路面が良くなったように思う程度で、r666と同じような路面状態が続く。しばらく北上すると阿寒町共和の酪農地帯を抜け、r666分岐交差点を過ぎると右カーブを曲がって森中に入る。丘陵地帯に入ったようで、アップダウンのある少し見通しの悪い小刻みなカーブが続くが、北海道国道なので2車線の整備された道が続くので問題なく走ることができる。

 阿寒郡鶴居村に入ってからも森中や原野の中を走る。人家は国道から離れた場所に散在しているが、R274沿いには見られない。しばらくアップダウンの連続する2車線道を進み、徹別道路未開通区間東端部から約6kmで、鶴居村幌呂のr829(道道幌呂原野鶴居線)交差点に至る。

7.共和からもr666と同じような路面状態が続く。阿寒町

  共和の酪農地帯を行く。

8.やがて小刻みなカーブとアップダウンのある区間へと

  入る。

12.交通量の少ないローカル国道区間が続く。札幌近郊の

  大都市国道と同じ国道とは思えない。

13.酪農地帯を走っていると現れる『牛横断注意』の標

  識。北海道らしい。

14.鶴居村に入ると整備された、走りやすい2車線道にな

  る。

15.やがてr829との交差点に至る。この付近までが徹別道

  路区間らしい。

<<写真はすべて平成22年(2010年)9月撮影>>

■阿寒郡鶴居村【鶴居村幌呂〜鶴居村支雪裡

 r829交差点を過ぎると幌呂川を渡って丘陵地帯へと入って行く。整備された2車線道でアップダウンを繰り返しながら進んで行く。トンネル建設をさけるためか、標高の低い場所を狙ってルートを選択したようでカーブが多い。r829交差点から約4kmでモセツリ川を茂幌橋fr渡るとr1093(道道阿寒公園鶴居線)と交差する。

 r1093交差点から先も山中をアップダウンして進む。適度なカーブが続く快走路で、交通量が少ないのでマイペースで走ることが出来る。6kmほど丘陵地帯を走り続けると阿寒郡鶴居村支雪裡(しせつり)に至り、シセツリ川を支雪裡橋で渡るとr53(道道釧路鶴居弟子屈線)との交差点に到着する。釧路市阿寒町の端点から約16kmである。このr53との交差点 は信号のない交差点。釧路市と弟子屈町を結ぶr53の方が幹線道路的な存在で交通量も多く、走る車も速度を出しているので、R274から右左折する場合は必ず一旦停止して確認することをお勧めする。

16.r829交差点を過ぎてからも丘陵地帯を淡々と進んで

  行く。

17.終点の標茶まで残り約41km。そこまで同じような

  風景の中を走ることになる。

18.交通量の少ない快走路が続く。マイペースでのんびり

  走ろう。

19.やや急な勾配の坂道もある。カーブもあるので、速

  度には注意が必要。

20.丘陵地帯の谷間に川が流れる。茂幌川を渡ると

  r1093交差点に至る。

21.再び丘陵地帯に入るためアップダウンの坂道が始まる。

  r1093交差点を過ぎると急坂で駆け上がる。

 

22.鶴居村支雪裡に入る。急な勾配のアップダウンを繰り

  返す。標識の先辺りでモセツリ川を渡る。

23.急な坂を上るとr53との交差点に到着する。R274は

  左に向かう。交差点に信号はない。

 

<<写真はすべて平成22年(2010年)9月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 釧路市阿寒町(旧:阿寒郡阿寒町)共和の分断点より東側は、終点となる川上郡標茶町のR391交差点まで開通しています。

 この区間は道路的にはR240とR391を結ぶルートの一部となります。広域的にもR38やR240、R391が不通の時に迂回路となるルートになります。丘陵地帯を通るアップダウンの連続する区間。沿道に大きな町などもないこともあり交通量の少ない道です。走行時もすれ違った車は数台程度。それもほとんどが地元車でした。この区間も『広域農道』のような国道です。

■ガソリンスタンド

 R274沿道にGSはありません。道道に入るといくつか小さな町があるようですが、そちらにもGSはないようです。ガソリン残量には注意して下さい。

■アドバイス

 問題なく走ることが出来ます。 整備された2車線道で、実に走りやすい道路なので速度がでがちです。思わぬ場所に急カーブがあったりするので、速度には注意してください。この区間では野生動物の飛び出しに注意が必要です。

 自転車の場合もさして問題なく走ることができます。勾配のある長い坂道やアップダウンが連続するので、意外と時間がかかるかも知れません。沿道には町というものがないので、食料や飲料水の確保は事前にしておいた方が良いでしょう。農家も数キロおきぐらいにしかありません。また日没後、夜間は真っ暗となります。目立つ格好で走るようにして下さい。

■注意点

 悪天候時は走行を控えた方が無難でしょう。

●走行DATA

北海道釧路市阿寒町〜北海道阿寒郡鶴居町

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:平成16年(2004年)6月 3日/平成22年(2010年)9月22日

注意>>この区間は、走行方向問わず何度か走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

注意>>平成16年(2004年)6月は車(レンタカー)、平成22年(2010年)9月は車(Spike)にて走行しています。

【合併情報】

●平成17年(2005年)10月11日付けで、北海道釧路市と阿寒郡阿寒町・白糠郡音別町の2町が対等合併。阿寒郡阿寒町は『釧路市阿寒町』になりました。ちなみに音別町は飛び

 地合併となり、釧路本市との間に白糠郡白糠町を挟みます。

■この項終わり

国道274号線 北海道阿寒郡鶴居村〜北海道川上郡標茶町

【レポートは阿寒郡鶴居村→川上郡標茶町方向(起点→終点方向)です。】

■阿寒郡鶴居村〜川上郡標茶町

 阿寒郡鶴居村支雪裡(しせつり)のr53(道道釧路鶴居弟子屈線)との合流交差点を左折するとr53と重複して北に向かう。整備された2車線道を1kmほど北に向かった鶴居村雪裡地区で急カーブを曲がり進路を東に向ける。2.5kmほど進むと久著呂(くちょろ)川を境橋で渡って川上郡標茶町に入る。すぐに標茶町久著呂の町に入るが、r1052(道道クチョロ原野線)が分岐すると町は途切れて原野(クチョロ原野)の中をアップダウンの続く2車線道で進む。

 やがてコッタロ川を渡るためにアップダウンのあるS字カーブ区間に入る。川が流れている場所は谷間に下りるためだが、意外と急なカーブと勾配の坂道が続く。コッタロ川を渡ると再びアップダウンが続く2車線道で原野の中を進み、r53合流交差点から約10kmで標茶町ヌマオロのr53分岐交差点に到着する。この交差点にも信号はないので、対向車に注意が必要である。

1.標茶町支雪裡のr53合流交差点をr53側から見る。弟

  子屈の表示があるがr53のことで、R274は標茶に行く。

2.R274とr53重複区間だが、表示は国道のみとなってい

  る。北海道的な2車線道で弟子屈方面に向かう。

3.川上郡標茶町に入り久著呂の町中を進むが、r1052交

  差点を過ぎると原野の中を進んで行く。

4.アップダウンのある2車線道を進んで行く。標茶まで

  いよいよ残り約25kmだ。

5.コッタロ川を渡る前後は急カーブと急坂となっている。

  意外と急カーブなので速度に注意。

6.原野の中を淡々と進む。上り坂では意外と対向車が見

  えない。

7.北海道らしい2車線道を走る。左の柵は防雪柵で、道

  路上の吹き溜まりを防止する吹き払い式防雪柵。

8.見通しの良い直線のアップダウン区間を行く。北海道

  らしい光景。

9.R274はこの先で右折して標茶に向かう。信号のない交

  差点で対向車も速度を出しているので注意が必要。

<<写真はすべて平成22年(2010年)9月撮影>>

■川上郡標茶町【標茶町ヌマオロ〜標茶町オソツベツ】

 川上郡標茶町ヌマオロのr53分岐交差点を右折すると草原橋を渡る。草原橋を渡るとカーブの続く2車線坂道を上り、丘陵地帯へと入りアップダウンの続く2車線道を進んで行く。約6kmで標茶町御卒別(おそつべつ)の町に至る。R274は町はずれにある十字路を右折するが、案内標識がなければミスコースしてしまう交差点だ。御卒別の十字路を右折すると牧草地が広がる酪農地帯を進むローカル国道となる。

10.r53交差点を右折すると草原橋を渡る。立派な2車線

  道が続くが交通量は少ない。

11.丘陵地帯を進む。アップダウンのある2車線道を進ん

  で行く。

12.カーブのある快走路を進んで行く。

 

13.アップダウンが続くのだが、やや急な勾配で長い坂道

  が続くので自転車だと意外と時間がかかる。

14.標茶町御卒別の町はずれにある十字路は右に向か

  う。案内標識がなければ分からない。

15.写真14の交差点を標茶市街方向から見る。R274は左

  折する。直進すると弟子屈に向かう元道道。

16.地区の生活道路という感じの道路だが現役の3ケタ

  国道。R274国道標識が立っている。

17.再びアップダウンの続く快走路を走る。見通しの良い

  道が続くので速度が出やすい。

18.やがて牧草地の中を進むローカル国道区間に入る。

  北海道国道らしい風景が広がる。

<<写真はすべて平成22年(2010年)9月撮影>>

■川上郡標茶町【標茶町オソツベツ〜標茶町開運】

 標茶町御卒別の十字路から4kmほど進むと再びT字路交差点を左折してオソベツ川を渡る。この交差点も標識がなければミスコースしてしまう交差点だが、ちゃんと案内標識が設置されているので間違えることはまずないだろう。オソベツ川を渡ると急なS字カーブを曲がり、楽の内地帯を進むローカル国道となる。牧草地や農家が点在する丘陵地帯を進む。やがて鬱蒼とした森の中に入るが、急な2車線坂道を下るとすぐに森から抜け出して町中に入る。規模的に言えば中川郡本別町本別以来の大きな町となる。

 標茶市街地郊外の住宅街を見通しの良い2車線道で進む。500mほど進むと標茶町開運のR391との交差点に到着。r53交差点から約16km。ここが北海道横断国道であるR274終点。札幌市の起点からおよそ366kmの距離である。

19.この先の交差点は左折する。よほどのことがない限り

  間違うことはないだろう。

20.北海道国道的には未整備の2車線道を進む。北海道

  のローカル国道らしい道。

21.丘陵地帯に入りアップダウンの続く道路を走る。交通量

  は少ない。

22.見通しの良い直線区間もある。マイペースで走ること

  が出来るが速度の出し過ぎには注意。

23.酪農地帯を進む。沿道には広大な牧草地と酪農家が

  点在している。

24.牧草地が途切れて鬱蒼とした森中を進む。この先、急

  な坂道を下ると標茶市街郊外に入る。

25.標茶市街郊外の住宅街に入る。国道というよりは生

  活道路だ。

26.市街地内も少しだがアップダウンがある。ずっと先に

  R274終点が見える。

27.標茶町開運のR391交差点。札幌から延々と続いてき

  たR274終点である。

<<写真はすべて平成22年(2010年)9月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 r53との重複区間は交通量が多く、中でも大型車の通行が多いのか路面はやや荒れ気味です。r53が分岐してR274単独区間に入ると走りやすい整備された道となって丘陵地帯を駆け抜ける快走路となります。

 単独区間も『広域農道』という感じの国道です。交通量は少なめですが、標茶町市街に近付くにつれて農家の車なども頻繁に走るようになり交通量は増えます。

 ちなみに釧路市阿寒町(旧:阿寒郡阿寒町)共和の端点から東には、標茶町市街以外には信号がなかったように記憶しています。

■ガソリンスタンド

 R274沿いは標茶町中久著呂(なかくちょろ)に1軒だけあったように思います。確実にGSがあるのは阿寒郡鶴居村の町中ですが、r53を南下して鶴居村の町中まで行かねばなりません。

■アドバイス

 この区間、R274はいくつかの交差点でクネクネと曲がりながら進んで行きます が、案内標識が設置されているので見落とさない限りは大丈夫だとは思います。

 アップダウンが多いので、自転車の場合は時間的に余裕をもって走って下さい。また交通量が多い区間では目立つ格好で走ることをお勧めします。

■注意点

 悪天候時の走行は控えた方が無難です。また夜間は野生動物の飛び出しに注意して下さい。

●走行DATA

北海道阿寒郡鶴居村〜北海道川上郡標茶町

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:平成22年(2010年)9月21日/9月22日/他

注意>>この区間は、走行方向問わず何度か走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

注意>>平成22年(2010年)9月は車(Spike)にて走行しています。

■この項終わり
国道274号線【終】

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