>>R309TOP

>>R309(1)

国道309号線(2)

奈良県吉野郡天川村〜奈良県吉野郡大淀町

奈良県吉野郡大淀町〜奈良県御所市

奈良県御所市〜大阪府富田林市

大阪府富田林市〜大阪府大阪市

○国道309号線

 【奈良県吉野郡天川村〜奈良県吉野郡大淀町】

【レポートは吉野郡天川村→吉野郡大淀町方向(起点→終点方向)です。】

■吉野郡天川村〜吉野郡黒滝村

 奈良県吉野郡天川村川合のr53(県道高野天川線)との交差点を右折すると、R309は整備された2車線道となり北に向かうことになる。r53交差点から少し急な2車線坂道を上り始めると、ほどなくして町から離れて山間へと入って行く。 やがてR309笠木峠旧道が分岐すると、平成9年(1997年)10月に全通したR309笠木道路区間に入る。山間を行く快適な2車線道を進んで行くと新川合トンネルに入る。

 新川合トンネル(L=2751m)は1997年(平9年)10月に供用開始されたトンネルで、このトンネルの供用開始を持って笠木道路が全通した。それまでは30分ほどかけてウネウネと曲がりくねった狭路坂道を通っていたのが、10分ほどで天川村と黒滝村を移動できるようになった。バイパス効果を実感できる道路である。ちなみに、新川合トンネルの全長2751mという長さは、有料道路を除いた奈良県内の道路トンネルとしては最長となる。(最長は第二阪奈道路(R308)の阪奈TN(L=5578m))

 新川合トンネルを出ると五條市西吉野町(旧:吉野郡西吉野村)に入る。しかし周囲は何もない深い山間の場所となっており、ここでR168とR309を結ぶr49(県道勢井宗川野線)との交差点に至る。

 このr49交差点を過ぎるとすぐに新笠木トンネル(L=1693m)に入る。新笠木トンネルを含む区間(旧道北側分岐点〜r49交差点間)は昭和63年(1988年)に開通しながらも、新川合トンネルが開通するまでの約9年の間、R309の盲腸線のような状態にあった。新川合トンネル建設のために先に建設された区間なのだろう。

 新川合トンネルを出ると吉野郡黒滝村に入り、トンネル北側(黒滝村側)抗口前でR309笠木峠旧道と合流。ここからはカーブのある少し急な2車線坂道を下って行く。南行き(黒滝村→天川村方向)車線には登坂車線が設けられており、少し長い距離の坂道となっている。

 笠木川沿いに進む坂道を1kmほど下ると黒滝村笠木地区の集落に入る。つづいて桂原地区の集落を通り抜け、やがてr138(県道赤滝五條線)との交差点に到着する。吉野郡天川村のr53交差点から約10kmである。

1.r53交差点からは快適な2車線道になる。旧

  道分岐点。左に向かうのが旧道。(0604)

2.二車線坂道を進んで行くと、やがて新川合ト

  ンネルに至る。(南口を撮影)

3.全長約2.7kmのトンネルを出ると五條市西吉

  野町に入る。(北口を撮影)

4.r49交差点を過ぎるとすぐに新笠木トンネルに

  入る。(南口を撮影)

5.トンネル北口すぐの所に旧道北側分岐点が

  ある。(北口を撮影)

6.黒滝村内に入り、山間を2車線坂道で下って

  行く。

 

7.長い坂道が続くため、南行き車線には登坂

  車線が設けられている。

8.R309は山間の静かな農村集落を繋いで進ん

  で行く。

 

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成21年(2009年)9月撮影>>

■吉野郡黒滝村〜吉野郡下市町

 r138(県道赤滝五條線)との交差点を過ぎると吉野郡下市町に入る。道の駅『吉野路黒滝』前を過ぎてからも2車線道で進んで行き、丹生川を渡って右岸に渡ると下市町丹生地区の町中に入る。右岸に渡ってしばらく進むと1.5車線狭路となり町中を進んで行く。しばらくすると2車線道となるが、すぐに1.5車線狭路に戻って丹生川沿いに進んで行く。丹生神社上社前を過ぎるとr138が分岐。r138交差点を過ぎると長谷川沿いの山間を狭路で進んで行くが、ほどなくして2車線道となる。

 この下市町丹生〜長谷地区の約3.5kmの広狭混在区間は離合困難により渋滞が起こるため、現在R309丹生バイパス(L=2.4km)が建設中で、平成21年(2009年)12月に一部区間が供用開始されている。この区間が全供用されると、吉野郡下市町〜吉野郡天川村までの間がほぼ2車線道となる。

 下市町長谷地区からは整備された2車線道となり山間を進んで行く。長谷地区からは平成13年(2001年)11月に開通したR309広橋バイパス区間に入る。 整備された快適な2車線道を進んで行くと、広橋峠を越えるR309旧道が分岐する。その先で長谷川を渡ると登石トンネル(L=117m)を過ぎ、下市町広橋地区の集落を見ながら進んで行き、やがて広橋トンネル(L=674m)

に入る。

9.r138交差点を過ぎてからも2車線道が続く。

  道の駅入口前にて。

10.やがて狭路となり、山間のローカル国道にな

  る。

11.山間の町中を狭路で進む。この区間を迂回す

  るバイパスが建設中。

12.町中を過ぎると山間を行く狭路が続く。観光

  シーズンは渋滞する。

13.下市町長谷地区からは整備された2車線道

  になる。

14.走りやすい2車線道が続く。広橋バイパス区

  間に入った。(0803)

15.登石トンネル(南口)。

                         (0803)

16.登石トンネルを出ると下市町広橋地区を進ん

  で行く。この先で旧旧道が右に分岐。(0803)

17.やがて広橋峠下を貫く広橋トンネルに入る。

  南口を旧旧道から撮影。(0803)

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成21年(2009年)9月撮影>>

■吉野郡下市町〜吉野郡大淀町

 広橋トンネルを出で橋を渡ると峠から下ってきた旧道と合流する。そこから先は急勾配・急カーブが連続する2車線坂道となる。広橋トンネルまではほぼ平坦な快走路だったので、そのままのつもりで突入するとコースアウトしかねない。ウネウネと曲がる2車線坂道を下って行く。やがて広橋峠の旧旧道と交差すると、ほどなくして下市町栃本地区の町に入る。再び旧旧道と交差すると町外れを進み、秋野川の左岸を進む平坦な2車線道となって下市町市街地を目指す。

 2.5kmほど進むと下市町下市地区の町に入る。下市町役場前を過ぎ、r20(県道下市宗桧線)交差点の先で下市中学校前を過ぎると明神橋西詰に到着する。R309は西詰を右折して秋野川を渡り、その先でr48(県道洞川下市線) との交差点を左折すると下市町市街に入る。市街は昔の宿場町の雰囲気が色濃く残 っており、そんな町中を狭い2車線道で進んで行く。この市街地内は時間帯やシーズンによってはよく渋滞が発生する区間だ。市街地内を通り抜けると、r39(県道五條吉野線)との千石橋南詰交差点に到着。その先、千石橋で吉野川を渡ると吉野郡大淀町に入り、R370との岡崎交差点に到着する。

18.広橋トンネルを出ると急な2車線坂道を下る。

  急カーブが続く。速度に要注意。(0909)

19.この先でr48との交差点に至る。2車線ワイ

  ンディング道路も終わる。

20.秋野川沿いに平坦な2車線道を進んで行く。

  (下市町→黒滝村方向を撮影)

21.中学校を過ぎると右折して明神橋を渡る。

  市街地からはこの先を左折。

  (下市町→黒滝村方向を撮影)

22.明神橋を渡ってからほどなくして、今度はr4

  8交差点を左折する。この先がr48交差点。

  写真21の反対側を撮影している。

23.千石橋から黒滝村方向に向かう場合、下市

  市街を進むとこの先で右折する。直進するとr4

  8に入る。(下市町→黒滝村方向を撮影)

 

24.昔の宿場町の雰囲気を残す下市町下市の

  町中を進んで行く。(0211)

25.千石橋を渡るとR370との岡崎交差点に至

  る。交差点角のGSは今はない。(0211)

 

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成20年(2008年)3月撮影>>

<<MEMO>>

■概況

 新川合トンネルが開通する平成9年(1997年)以前の吉野郡黒滝村〜吉野郡天川村間のR309は悪路区間で、『秘境・天川村への道』らしい雰囲気 がする狭路が続く道でした。広橋トンネルが開通するまでは、広橋峠南側で少しばかりそういう雰囲気が残っていましたが、平成13年(2001年)秋に広橋トンネルが開通すると、一部区間を除いて快適な2車線国道に進化し、運転初心者でも安心して訪れることが出来るようになりました。

■交通量など

 吉野郡大淀町から吉野郡天川村に向かうメインルートなので、土日や観光シーズンは交通量が多くなりますが、整備改良された区間が多いので流れは比較的良いです。ただ吉野郡下市町南部の広狭混在区間では、車・バスとの離合が困難な箇所が多く、夏休みや土日・祝日はかなりの渋滞が発生します。

■ガソリンスタンド

 吉野郡大淀町と吉野郡下市町の市街にGSがありますが、下市町の町中を過ぎると、道の駅『吉野路黒滝』近くまでGS はありません。さらにその先は吉野郡天川村川合の町中までGSはないので注意して下さい。

■アドバイス

 吉野郡下市町の町中を過ぎると、R309は山中の3ケタ国道の雰囲気が徐々に濃くなって行きますが、ほとんど整備された2車線道となっています。下市町南部に狭路が残っていることを除けば走行にはあまり問題はありません。

 整備された道路が続く、広橋バイパス区間や新川合トンネル内などは、車・バスともかなり速度を出して走ります。自転車では危険なので目立つ格好で走って下さい。 急坂が続きますが、自転車ならば旧道を走った方が安全でしょう。

■注意点

 整備された道路が続くとは言え、大雨の時は土砂崩れの恐れがあるので注意して下さい。 通行規制が行われているときは素直に従いましょう。晩秋〜早春にかけての冬期は路面凍結・積雪がある区間です。トンネル内では路面凍結があるので注意して下さい。とくに吉野郡黒滝村から南は冬期は積雪がある地域となるので、タイヤチェーンは必携です。

 なお、新川合トンネルなどの長大トンネル内では、トンネル内であるにもかかわらず、追い越しをかけてくる自己中でアホなドライバーがたまにいます。@管理人も一度追い抜かれました。ご注意を・・・。

●走行DATA

奈良県吉野郡天川村〜奈良県吉野郡大淀町

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:平成14年(2002年)11月28日/平成20年(2008年)3月13日/

平成21年(2009年)9月24日/他多数

注意>>この区間は、走行方向問わず頻繁に走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

【合併情報】

●2005年(平17年)9月25日付けで、奈良県吉野郡西吉野村と吉野郡大塔村の2村が奈良県五條市に編入されて、『奈良県五條市西吉野町』 と『奈良

 県五條市大塔町』になりました。

○国道309号線

 奈良県吉野郡大淀町〜奈良県御所市

【レポートは吉野郡大淀町→奈良県御所市方向(起点→終点方向)です。】

 岡崎交差点を左折するとR370と重複して町中を進んで行くが、重複区間は1kmほどで終わり、大淀病院西交差点を右折するとR309単独区間に戻る。近鉄吉野線をアンダーパスすると急な2車線坂道を上って行く。R309旧道との交差点を過ぎ、その先の車坂峠交差点を左折してからも、引き続き2車線急坂を上って行く。

 吉野郡大淀町下渕地区の町中を坂道で過ぎると、新興住宅地に向かう2車線道との交差点に至る。この交差点を過ぎるとゴルフ場横を2車線坂道で下り、下った先のS字カーブを過ぎると吉野郡大淀町今木の町中でr222(県道今木出口線)との交差点に至る。バイパスと旧道の2つのr222との交差点を過ぎると、ローカル国道っぽい平坦な2車線道を進んで行くことになる。

 やがて戸毛地区の旧道が分岐する今木北交差点を過ぎるとバイパス道路区間に入る。すぐに奈良県御所市に入り、高架橋でR309旧道と近鉄吉野線、そしてJR和歌山線を越えると整備された2車線道となる。 そしてJR和歌山線の線路を右に見ながら淡々と進んで行くと戸毛交差点に到着。町中を経由してきた旧道と合流する。

 R309はJRから離れて北西に向かう。御所市戸毛地区の町を過ぎると2車線坂道を上り大口峠を越える。急な2車線坂道を下ると急な左カーブを描きながらr116(県道大和高田御所線)とr212(県道玉出芽原線)との富田交差点に至る。この交差点は少し複雑な構造をしているため、渋滞しやすい交差点となっている。

 富田交差点からは田畑の中を行く見通しの良い2車線道となって西に向かう。2kmほど進むと御所市室の町中に至り、ほどなくしてR24との室交差点に到着する。岡崎交差点から約12kmである。

1.大淀町内のR370重複区間に見られる団子

  標識。この組み合わせはレアな存在。

2.この先の大淀病院西交差点では右に向かう。

  道なりに左に向かうとR370に入る。

3.戸毛地区のバイパス区間は走りやすい2車線

  道。(御所市→大淀町方向を撮影)(0104)

 

 

4.富田交差点〜室交差点間は田畑の中を行く

  2車線快走路。

  (御所市→大淀町方向を撮影)(0103)

 

 

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成21年(2009年)9月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 この区間のR309は、大阪南部と吉野地方を結ぶ主要ルートの一部となるため交通量の多い区間です。平日でもトラックの姿を良く見かけます。土日祝日や観光シーズンは乗用車の通行量が大変多く、流れが悪くなります。

 特に御所市内のr116(県道大和高田御所線)との富田交差点は、交差点の構造がややこしく信号待ちの間隔が長いため、平日でも渋滞が発生します。土日・祝日は富田交差点を中心として両方向に向かって1〜2kmもの渋滞の列が発生することも珍しくありません。車坂峠交差点〜 大淀町市街にかけての区間とR24との室交差点手前でも渋滞がよく発生します。

■ガソリンスタンド

 R24との室交差点や御所市戸毛地区、大淀町の町中など、数軒のGSがあります。

■アドバイス

 走りやすい道路が続きますが、いかにも速度取り締まりをしていそうな道路なので速度には注意してください。

■注意点

 大雨の時は注意して下さい。冬期は路面凍結・積雪がある かもしれません。

●走行DATA

奈良県吉野郡大淀町〜奈良県御所市

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:平成21年(2009年)9月24日/他多数

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:平成13年(2001年)3月19日/4月26日/他多数

注意>>この区間は、走行方向問わず頻繁に走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

○国道309号線

 奈良県御所市〜大阪府富田林市

【レポートは奈良県御所市→大阪府富田林市方向(起点→終点方向)です。】

■奈良県御所市

 R24との室交差点からも2車線道で西に向かう。室交差点から少し進むと緩やかな坂道となり、2kmほどでr30(県道御所香芝線)との名柄交差点に到着する。名柄交差点を過ぎると急勾配の2車線坂道となる。急カーブが連続するワインディング道路区間に入るのだが、ここからの区間が後年建設されたバイパス道路。狭路の旧道は現道の南側を通っており、途中で一度交差する。

 急坂と急カーブが続く2車線道をしばらく進むと、これから走るR309のループ橋が見えてくる。そこから少し進むとR309旧道が合流するが、すぐに水越峠に向か て分岐する。水越峠旧道分岐点から先は急カーブの続く2車線坂道でどんどん標高を上げて行く。この区間、大阪府から奈良県に向かう場合(R24へ向かう場合)は、長い下り坂となり速度が出やすくなるため路面に凸凹舗装をしている。そのためバイクでは走りにくい区間となる。

 急な2車線坂道を上りきると関屋トンネル(L=202m)を通過。続いて水越トンネル(L=2703m)に入る。共に平成9年(1997年)3月末に供用開始されたバイパス道路のトンネルだ。水越トンネル内の道路は揺るやかな勾配があり、大阪府から奈良県に向かう場合(R24に向かう場合)は知らず知らずの間に速度が出ていることがあるので注意が必要だ。

1.室交差点からも2車線道が続く。この区間は

  別ルートで建設されたバイパス道路区間。

2.御所市豊田地区内を進む。坂の先に見える

  のがr30との名柄交差点。

3.名柄交差点からは急坂の2車線道が続く。

  急カーブが連続する区間。

4.急カーブの連続する2車線道が続く。

  (水越トンネル→R24方向を撮影)

5.意外と急な勾配が続く。

  (水越トンネル→R24方向を撮影)

6.急な2車線坂道を上ると関屋トンネルに入る。

  トンネルを出るとすぐに水越トンネルが現れる。

   

7.水越トンネル奈良側抗口。全長約2.7kmの

  長大トンネル。

 

 

<<写真はすべて平成22年(2010年)3月撮影>>

■大阪府南河内郡千早赤阪村〜大阪府南河内郡河南町

 水越トンネルの途中で大阪府南河内郡千早赤阪村に入る。トンネルを出ると水越峠旧道と合流。その少し先で南河内郡河南町に入り、河南町青崩(あおげ)地区の集落内を通り抜ける。この付近、車や大型トラックが走っていなければ山間のローカル2車線国道らしい風景が楽しめる。

 急カーブが続く2車線坂道を淡々と下る。しばらく進むとr200(府道上河内富田林線)交差点を通過。その先は山間に入り、

水越川沿いの谷間を進んで行く。やがて見通しの悪い左カーブを曲がると南河内郡千早赤阪村に入る。右カーブを曲がると山間の農村地帯を進んで行くようになる。この付近も車や大型トラックが走っていなければ、長閑なローカル国道となる区間だ。

 淡々と2車線道を進んで行くと、r27(府道柏原駒ヶ谷千早赤阪線)との交差点に至る。部分供用されているR309河南赤坂バイパスに向かう場合はr27に入らなくてはならない。多くの車・トラックはr27に向かうことになるのだが、この交差点には信号機がないため、右折時には対向車に注意が必要となる。

 r27交差点を過ぎると千早赤阪村水分地区の町中に入る。狭い2車線道で町中を進むが、見通しの悪いカーブが続く。水分地区の町を抜けて少し進むと、道の駅『ちはやあかさか』入口を過ぎ、千早赤阪村森屋地区の町中に至る。r705(府道富田林五條線)との森屋交差点を過ぎると千早川を渡り、2車線坂道を上るとr202(府道森屋狭山線)との交差点に到着する。この交差点を右に進むとほとんど平坦な狭い2車線道となり、1kmほど走ると再び南河内郡河南町に入ってR309河南赤坂バイパスとの神山南交差点に到着する。

8.水越トンネルの大阪側抗口。トンネルを出て

  からは山間の農村地帯を走る。

9.淡々と2車線道を進んで行く。

  (富田林市→御所市方向を撮影)

10.大阪府唯一の村、千早赤阪村内を進んで行

  く。歩道のない狭い2車線道が続く。

11.車がないとローカル国道らしい風景が続く。

  (富田林市→御所市方向を撮影)

12.r27交差点。バイパスへは交差点を右に向

  かう。本道は左に進む。

13.r27交差点を過ぎると千早赤阪村水分地区の

  町中に入る。

 

14.千早赤阪村森屋地区の町中のr705交差

  点に至る。(0909)

15.淡々と2車線道を走り、神山南交差点に到

  着。R309は左に向かう。(0909)

 

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成22年(2010年)3月撮影>>

■大阪府南河内郡河南町〜大阪府富田林市町

 R309は神山南交差点を左折してR309富田林バイパス区間に入る。以前は直進して富田林市街に入ってR170(旧外環)に達していたのだが、平成12年(2000年)6月の富田林バイパス開通により、神山南交差点以北は国道指定を解除されてr705(府道富田林五條線)となっている。

 神山南交差点を左折すると、R309は片側2車線の4車線道となる。道の駅『かなん』前を過ぎると、アップダウンが続く快走路を走る。坂を上り左カーブを曲がって板持トンネル(L=190m)を越えると、r201(府道甘南備川向線)との板持南交差点に至る。

 以前はここから対向2車線道となっていたが、平成23年(2011年)3月に川西大橋の4車線化工事が終わり、r201〜川西大橋間の渋滞は ほとんど解消された。r201を過ぎてからも片側2車線の4車線道となり、石川を川西大橋で渡るとR170(旧外環状線)との川西南交差点を過ぎて、近鉄長野線をアンダーパスして急坂を上り、R170(大阪外環状線)との新家交差点に到着する。

16.神山南交差点からはアップダウンの続く4車

  線道となる。この先で板持トンネルに入る。

17.板持南交差点でr201と交差する。

  (R170→R24方向を撮影)

18.板持南交差点をR170方向をから見る。東行き

  はここから4車線道となる。

19.以前は板持南交差点を過ぎると対向2車線

  道となっていた。今は4車線道になっている。

20.今は4車線となった川西大橋。撮影時は対

  向2車線だった。(R170→R24方向を撮影)

21.R170(旧外環)を過ぎると4車線道となり、坂

  道を上るとR170(外環)交差点に至る。

<<写真はすべて平成22年(2010年)3月撮影>>

■大阪府南河内郡河南町【河南千早バイパス】

 神山南交差点から 東方向にも整備されたバイパス道路が続いている。平成17年(2005年)3月末に一部供用開始となったR309河南赤坂バイパス(L=2.6km)の第1期区間(L=800m)である。バイパス道路ということで4車線道として建設されているのだが、暫定的に対向2車線道として供用されている。将来東行き車線(水越トンネル→R170方向)となる車線は、ガードレールで囲われており通行できないが、部分的に途切れている箇所があり車の出入りは可能となっている。たまに速度取り締まりのサイン会場として活用されている。

 神山南交差点から御所市方向に向かうと、対向2車線道となり緩やかな坂道を上って行く。千早赤阪村森屋地区にいったん入るが、すぐに河南町に戻り、神山南交差点から800mほど進むとバイパス道路は途切れる。ここから先は連絡道路でr27(府道柏原駒ヶ谷千早赤阪線)につながっているおり、R309本道へはr27経由でアクセスすることになる。

 連絡道路分岐点からのバイパス道路は急カーブを描いて南東に向かい、千早赤阪村川野邊付近でr27と交差。さらに進んで千早赤阪村水分地区でR309現道に接続する計画となっている。第2期区間(L=750m)として千早赤阪村川野邊地区のr27交点までの区間が事業中であるが、財政再建プログラムのため事業は一時休止となっている。第2期ならびに第3期区間も含めた全区間の開通は未定となっている。

22.現在のバイパス端点。神山南交差点から見

  る。左がr27への連絡道路。将来的にバイパ

  スは右に向かう。

23.ようやく建設が開始された第2区間であった

  が事業は一時休止となっている。平成22年

  は遺跡発掘・調査が行われていた。

24.作業用道路(右端)から左端のコンクリまでが

  車道となるとか。

 

25.暫定供用区間の車線半分はガードレールで

  囲われている。今は大型トラックの休憩所と

  取り締まり所として利用されている。

26.神山南交差点からの暫定供用区間。対向2

  車線となっている。

  (神山南交差点→端点方向を撮影)

27.神山南交差点手前のかつらぎ橋を渡ると4車

  線道となる。左方向がR309本道、右方向がr

  705となる。

<<写真はすべて平成22年(2010年)3月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 この区間は整備されたバイパス区間と未整備の2車線国道区間の混在区間となります。大阪府南河内郡河南町〜千早赤阪村内の2車線ローカル国道区間は、貴重な(?)昔の雰囲気を残す大阪府内のR309ということになります。

 道路整備は年々進んだことで、奈良県御所市〜大阪府富田林市間は平成9年(1997年)の水越トンネルを含めたバイパスの供用開始以後、大きく変わりました。バイパス(水越トンネル)供与開始前は水越峠を越える悪路区間があったことで、通行量は少なく、また大型トラックなどは通行できなかったのですが、トンネル開通後は大型車が通行可能となったことで通行量が多くなりました。

 吉野から大阪南部に向かう主要ルートとなったことで、平日は会社関係の車や運送トラック・大型トラックが多くなりました。土日・祝日は観光客の車や買い物に向かう人の車でかなりの交通量があります。観光シーズン中は水越トンネル内も含めて流れが悪くなります。室交差点から名柄交差点を越えた付近まで渋滞が発生することもあるので注意して下さい。

■ガソリンスタンド

 奈良県御所市の名柄交差点角のGSを過ぎると、千早赤阪村森屋地区のr705分岐点近くまでありません。水越トンネル前後の区間にGSはないので注意してください。

■アドバイス

 水越トンネル内は走りやすいこともあり、皆スピードを出して走ります。バイクで対向して来た大型トラックとすれ違うと、風圧でバランスを崩してかなり危ない状態になることがありますので注意して下さい。自転車での走行は大変危険なので、旧道を走ることをお勧めします。

■注意点

 水越トンネルを挟んだ区間は、冬期は路面凍結・積雪があります。特に長い水越トンネル内では、冬期の早朝などは路面凍結の恐れがあるので走行には要注意です。

■取り締まり情報

 R309河南赤坂バイパスなど、バイパス区間では速度取り締まりが良く行われているようです。速度には注意してください。

●走行DATA

奈良県御所市〜大阪府富田林市

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:平成21年(2009年)9月24日/平成22年(2010年)3月31日/他多数

注意>>この区間は、走行方向問わず頻繁に走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

○国道309号線

 大阪府富田林市〜大阪府大阪市

【レポートは大阪府富田林市→大阪府大阪市方向(起点→終点方向)です。】

■大阪府富田林市〜大阪府堺市美原区

 R170(大阪外環状線)との新家交差点からのR309は、大都市と近郊都市を結ぶ幹線国道区間となる。新家交差点からは中央分離帯のある片側2車線の4車線となり富田林市のニュータウン内を進んで行く。r202(府道森屋狭山線)を過ぎてからも見通しの良い4車線道が続き、r203(府道富田林狭山線)を過ぎ、新家交差点から約2.5kmで大阪府堺市美原区(旧:南河内郡美原町)に入り、久々の信号となる木材団地南交差点に到着する。

 この区間は高速道路を走っているように思えてしまう4車線道で、緩やかな上り坂となっているため速度が出やすいのだが、あくまでも一般道路で最高速度は60k/h。かなりの速度を出す車がたまにいることからも、この区間は覆面パト・白バイによる速度取り締まりがかなり頻繁に行われている。速度には注意が必要だ。

 木材団地南交差点からは信号の多い4車線道となるため走行ペースは落ちてしまう。それでもバイパス道路だけあって走りやすい道路が続く。アップダウンの続く4車線道を淡々と進み、r36(府道泉大津美原線)との菅生交差点を過ぎると東除川を渡り、ほどなくすると舟渡南交差点に至る。

 この舟渡南交差点はr35(府道堺富田林線)とr198(府道河内長野美原線)との交差点となっているが、府道に出入りする交通量が大変多い上、すぐ北側にある舟渡北交差点と近接しているために、北行き南行きとも交差点を先頭に慢性的な渋滞が発生している。夕方以降の北行き(大阪市内方面行き)は菅生交差点を過ぎた付近から渋滞が起こることが多い。

1.新家交差点からは幹線道路となって北に向

  かう。高速道路ではない。

2.r202をアンダーパス。この付近は白バイの重

 点取締ポイントなので速度には要注意。

3.木材団地南交差点までは信号のない4車線道

  が続く。(堺市→富田林市方向を撮影)

4.堺市美原区菅生付近。信号が多いが、見通

  しの良い4車線道路が続く。(0909)

5.やがて舟渡南交差点に到着する。交通量が

  多いこともありよく渋滞している。

6.写真5の案内標識。信号待ちの間に撮影。

  ご覧の通りややこしい構造。

   

7.舟渡南と舟渡北交差点間は3車線。先が舟

  渡北交差点。とにかく渋滞している場所。

 

 

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成22年(2010年)3月撮影>>

■大阪府堺市美原区〜大阪府大阪市平野区

 舟渡南交差点とすぐ北にある舟渡北交差点を過ぎると、R309は4車線道のまま堺市美原区の市街を進んで行く。美原区役所を過ぎてしばらく進むと、阪和道の高架道路が上を通るr36(府道泉大津美原線)バイパスとの下黒山交差点に至る。この交差点も時間帯によっては渋滞する交差点である。

 下黒山交差点を過ぎると某菓子会社の工場前を通り抜け、4車線道のまま都市郊外の町中を淡々と進む。交通量が多いため流れが悪くなるが幹線国道ゆえ仕方がない。大阪府松原市に入り、下黒山交差点から2kmほど進むとr2(府道大阪中央環状線)との丹南交差点に到着する。この交差点も南北両方向とも渋滞が良く起こる場所である。

 丹南交差点を過ぎると松原市郊外の町中を進んで行く。交通量の多い道をしばらく進むと、r12(府道堺大和高田線)への連絡道路が分岐。その先は高架となり道幅の狭い4車線道の跨線橋でr12と近鉄南大阪線をオーバーパスする。近鉄線の跨線橋には南北ともに交差点(信号)があることから渋滞が良く起こる。

 近鉄線を過ぎると松原市街を通る。市街地を走る大幹線道路ということで交通量は非常に多い。r187(府道大堀堺線)との三宅新道交差点を過ぎると阪神高速三宅出入口に至る。南行き車線は、三宅出入口付近で1車線道に減少することから渋滞が良く起こっている。

 三宅出入口を過ぎるとほどなくして大阪市平野区に入り、瓜破大橋で大和川を渡る。大橋北詰からは上に阪神高速が通る片側3車線道路となる。平野区瓜破(うりわり)地区の町中を1kmほど進むと、R479とr179(府道住吉八尾線)との瓜破交差点に到着する。

8.下黒山交差点から北は市街地を進む幹線道

  路になる。

9.松原市街を進んで行く。交通量が多く、時間

  帯によっては渋滞している。

10.この先のr187との交差点を過ぎると阪神高速

  が見えてくる。

11.瓜破大橋を渡ると片側3車線道路となる。

  上を通るのは阪神高速松原線。

12.やがてR479と府道との瓜破交差点に到着

  する。交差点は左折する。

13.写真12の拡大。R309は左折するのだが、表

  示はR479だけとなっている。

<<写真はすべて平成22年(2010年)3月撮影>>

■大阪府大阪市平野区【平野区瓜破〜平野区西脇】

 平野区瓜破(うりわり)の瓜破交差点から北の幹線道路はR479(大阪内環状線)となる。R309は幹線ルートから離れ、瓜破交差点を左折しR479と重複する。瓜破交差点から西は長居公園通と呼ばれる大阪市南部の幹線道路となる。平野区瓜破付近は片側4車線となっている。

 しかし片側4車線道区間はすぐに終わる。R309は瓜破交差点から200mほど進んだ所にある喜連西池交差点を右折し、対向2車線道となって北に向かう。R479(大阪内環状線)のすぐ西側を通ることになり、大阪市平野区の町中を進む生活道路になる。歩道のある2車線道を進むが、歩行者・自転車が多い下町っぽい場所を通る。

 r5(府道大阪港八尾線)と阪神高速松原線を越えるとマンションが目立つ住宅街(町中)を進む。幹線国道ではなく町中国道となり北に向かい、やがてR309終点となるR25との平野馬場交差点に到着する。

14.R309『長居公園通』区間は200mだけ。

  この標識はレアな標識。(0821)

15.R479との重複区間は200mほど。この先の

  喜連西池交差点でR309は右折する。(0611)

16.喜連西池交差点からは町中を進む対向2車

  線道の町中を行く生活道路となる。

17.この先でr5との平野区役所前交差点に至

  る。R309の表示は少ない。

18.r5から北側も平野区の町中を進む。マンショ

  ンが増えた。

19.この先がR309終点の平野馬場交差点。長い

  紀伊半島縦断が終わる。

20.R25東行き車線にはR309の表示がある。

  さすがに『熊野』ではない。

21.交差点手前にはR25とR309国道標識が連

  続して設置されている。

22.平野馬場交差点をR25から見る。交差点手前

  にR309国道標識がある。

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成22年(2010年)3月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 大阪市と郊外のベットタウンを結ぶ幹線道路区間です。ほとんどが別ルートで建設されたバイパス道路区間となります。道的には大阪市内の幹線道路である内環状線の続きのような感じの道です。

 大阪市平野区と富田林市の間に、r2(府道大阪中央環状線)やr36(府道泉大津美原線)、阪和自動車道などと交わるために、平日休日問わず交通量が大変多い道となっており、あちこちで渋滞が発生しています。

 平日夕方の堺市美原区の舟渡南・舟渡北交差点(r32・r35交差点)から下黒山交差点(r36交差点)の間と、丹南交差点(r2交差点)前後約2kmの北行き(富田林市→大阪市方向)車線で発生する渋滞は、車がほとんど動かなくな ります。この時間帯の通行は避けた方が良いでしょう。

 内環状線と併走する平野区内の2車線道区間は下町の道という感じの道ですが、平日昼間の喜連西池交差点では信号の都合で南行きで渋滞が発生しやすいので注意が必要です。

 道自体は整備された道なので問題なく走ることができます。

■ガソリンスタンド

 あちこちにあります。

■アドバイス

 渋滞がなければ走りやすい道です。通勤ラッシュが始まる前に走るか、休日に走ることをおすすめします。特に国道走破という目的でもなければ、この区間はツーリングのコースには入れない方が無難です。

■注意点

  走行中の車の割り込み、沿道からの無理な進入などは日常茶飯事なのでよく注意して走ってください。町中では歩行者・自転車、原チャリにも注意が必要です。

 r202のアンダーパスを過ぎると、R309南行き(堺市→富田林市方向)車線は左カーブを描いてR170との新家交差点に至ります。たまに新池交差点でR309から右折してR170に入る車の列が延びることがあるのですが、この渋滞最後尾が確認しずらくなっています。カーブを過ぎると渋滞車列の最後尾が現れることがあるので、くれぐれも速度には注意してください。r202をアンダーパスする付近から減速しておくことをお勧めします。

■取り締まり情報

 富田林市〜堺市美原区の間、新家交差点(R170交差点)〜木材団地南交差点の区間は速度取り締まりと車線変更(一部追い越し禁止区間となっています)取り締まりの名所となっています。交差する道路がすべて立体交差となっていて信号がなく、まるで高速道路のような区間なのでつい速度を出してしまいがちです。白バイは2箇所ある側道合流付近で待機していることが多く、また覆面もさりげなく車列に紛れ込んでいますので、速度と追い越しには十分注意してください。

 この区間以外でもあちこちで取り締まりをしています。松原市内のR309でも白バイが走っているので注意してください。

●走行DATA

大阪府富田林市〜大阪府大阪市平野区

【 起点→終点方向を走行】

>>走行日:平成18年(2006年)11月30日/平成20年(2008年)2月21日/

平成21年(2009年)9月24日/平成22年(2010年)3月31日/他。かなり頻繁。

注意>>この区間はバイク・車含めて、走行方向問わずかなり頻繁に走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

【合併情報】

●2005年(平17年)2月1日付けで、大阪府南河内郡美原町は大阪府堺市に編入されて『堺市美原町』になりました。 その後、2006年(平18年)4月1

 日に堺市の区政実施により『堺市美原区』になりました。

 

国道309号線【終】

>>R309TOP

>>R272〜R328に戻る