○国道361号線 【岐阜県高山市〜岐阜県高山市朝日町】 |
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【レポートは岐阜県高山市→岐阜県高山市朝日町方向(起点→終点方向)です。】 |
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■岐阜県高山市【R41交差点〜高山市松之木町〜高山市塩屋町】 |
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R361起点は岐阜県高山市内にあるのだが、起点がはっきりしないのでR41・R158交点となる上岡本町南交差点から走り始めた。R41交差点からはR158と重複して高山市街を進んで行く。跨線橋でJR高山本線を越えると、クネクネと曲がりながら高山市街を行く。JRの高山駅近くの国分寺東交差点を右折すると、2車線道の両脇には土産物屋などがずらりと並んでいる。道を横断する観光客も多く、高山が観光地であることを実感出来る。 市街地を抜けると観光客の姿もなくなり、郊外の町中を進んで行く。そしてR41交差点から約5kmで、R158・R361交点となる松之木町東交差点に到着する。 松之木町東交差点でR361はR158から単独分岐し東に向かう。道は見通しの良いほぼ平坦な2車線道。いわゆる快走路で長閑な農村地帯を進んで行く。R158交差点から3kmほど進むと市道(?)との交差点を右に向かい、さらに1kmほど進んだ高山市塩屋町の集落の外れで快走2車線道区間は終わり、狭路区間に入ることになる。 |
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■岐阜県高山市【高山市塩屋町〜美女峠】 |
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狭路区間に入ると民家は無くなり、薄暗い谷間を進むようになる。時々1車線幅ぐらいに狭くなったりするが、おおむね1.5車線程度の平坦な狭路が続く。川沿いに進むためにクネクネと進むため、見通しの悪い小刻みなカーブをいくつも曲がりながら進んで行く。いわゆる悪路区間なのだが、路面状態はそう悪くはない。狭くても国道なので相応の整備はされているのだ。 冬季閉鎖ゲートを越えると徐々に山深い所を通るようになる。狭路区間に入ってから2kmほど進むと、1.5〜狭い2車線道が断続するワインディング区間となり、やがて森の中を進む狭い2車線道のつづら折りを越えて美女峠に到着する。R158交差点から約9kmである。 |
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■岐阜県高山市〜岐阜県高山市朝日町 |
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美女峠を1.5車線道で通り抜ける。峠を越えると高山市久々野町(旧:大野郡久々野町)に入り、美女高原という高原の中を進んで行く。勾配の緩い1.5車線狭路坂道を下って行くと、ほどなくして左側に美女ヶ池という池を見て通る。この付近から高山市朝日町(旧:大野郡朝日村)に入る。 しばらく森の中を進む1.5〜狭い2車線道を進むことになる。急カーブもある山中狭路だが、路面状態は比較的良好だ。美女峠から2kmほど進むと急な左カーブを曲がり、カーブを過ぎると突然明るい場所に出て、ほぼ同時に道も2車線道になった。 これで美女峠を挟んだ狭路区間は終わりを告げ、以後、R361は快適な2車線道となる。 2車線道となったR361は、緩やかな勾配の坂道で一気に斜面を駆け下り、高山市朝日町見座(みざ)の集落内を通り抜け、飛騨川を渡ったところで、r87(県道久々野朝日線)との甲(かぶと)交差点に到着する。R158交差点から約12kmである。 |
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<<MEMO>> |
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■概況・交通量など 2006年(平18年)10月に、1998年(平10年)10月以来実に8年ぶりに美女峠区間を走りました。道路状態は8年前とほとんど変わっていません。変わったのは高山市域が拡大してR361の岐阜県内は高山市域になったぐらいです。 さて R361の岐阜県高山市〜高山市朝日町の美女峠区間は、今では最後となったR361狭路峠越え区間となります。未整備区間も長く、いわゆる悪路区間ということになりますが、道路自体は整備されているので走りやすい峠道となっています。 高山市街から高山市朝日町へはR41〜r87というルートがメインとなっており、R361経由で走る人は少ないようです。 甲交差点にある標識を見ればそんな感じですね。R361は沿道の生活道路、美女高原へのアクセス道路となっているようです。道路の整備計画(バイパス建設計画)があるのかは分かりません。 交通量はかなり少ない区間です。高山祭りや夏休み期間中は交通量が増えるかも知れません。 ■ガソリンスタンド R158・R361交差点角にGSがありますが、そこから甲交差点までの間にはGSはありません。 ■アドバイス 特に問題なく走ることができますが、初心者の方はできれば2人以上で行かれることをお勧めします。 未整備区間(狭路区間)は見通しの悪いカーブが続くので対向車には注意して下さい。また車で走る場合は対向車との離合に注意して下さい。 ■注意点 悪天候時の走行はやめた方が無難です。大雨の後は路面が荒れていたり、土砂災害の可能性があるので、しばらく様子を見てから走る方が良いでしょう。 晩秋、早春は路面凍結・積雪があります。また冬期の積雪のため、美女峠を含む高山市塩屋町〜高山市久々野町辻までの約5kmの区間は12月〜翌年4月下旬(もしくは5月GW明け)頃まで冬期閉鎖となります。 |
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●走行DATA |
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岐阜県高山市〜岐阜県高山市朝日町 【起点→終点方向を走行】 >>走行日:2006年10月21日 |
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【終点→起点方向を走行】 >>走行日:1998年10月10日 |
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【合併情報】 ●2005年(平17年)2月1日付けで、岐阜県大野郡丹生川村、清見村、荘川村、宮村、久々野町、朝日村、高根村の大野郡6村1町 、ならびに吉城郡国 府町、吉城郡上宝村の吉城郡1村1町、合計7村2町が岐阜県高山市に編入されました。 このうち、大野郡久々野町、朝日村、高根村は、それぞれ『高山市久々野町』『高山市朝日町』『高山市高根町』になりました。 |
○国道361号線 |
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【レポートは高山市朝日町→高山市高根町方向(起点→終点方向)です。】 |
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■岐阜県高山市朝日町〜岐阜県高山市高根町 |
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岐阜県高山市朝日町(旧:大野郡朝日村)のr87との甲交差点からは、整備された快適な2車線道を走ることになる。甲交差点から2kmほど走ると道の駅『ひだ朝日村』を通る。この付近は旧朝日村役場(現:朝日支所)のあった旧朝日村の中心だった町だが、現道は町中は通らずに町の南側を通っている。 この先は山間の農村地帯を行くようになる。基本的に整備・改良された高規格2車線道路なので、マイペースでの走行が出来るようになっている。R361は木曽川水系の飛騨川に沿って進んで行くが、甲交差点から4.5kmほど進んだ朝日町浅井地区からは飛騨川支流の秋神川に沿って進んで行く。 ほどなくして秋神TNをくぐり、秋神ダムによって出来た秋神貯水池沿いを進む。r435(県道御岳山朝日線)が分岐すると権現TNに入り、トンネルを出ると高山市高根町(旧:大野郡高根村)に入る。トンネルを出ると朝日ダムによって出来た朝日貯水池を渡って貯水池右岸に出て、再び飛騨川に沿うルートを走るようになる。 このルートの旧道は朝日町浅井地区で現R361から分岐し、飛騨川〜久々野貯水池〜朝日貯水池に沿ってウネウネと進む道。現道は山腹をぶち抜いて旧道の南側を進んでいることになる。 快適な2車線道を淡々と進んで行く。道の駅『飛騨たかね工房』を過ぎて少し進むと中之宿TNを越える。最近完成した新しいトンネルだった。この中之宿TNを出ると、快走2車線道は終わって広狭混在の3ケタ国道区間に入ることになる。甲交差点から中之宿TN(東側抗口)まで約15kmである。 |
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■岐阜県高山市高根町【高山市高根町中之宿〜高山市高根町上ヶ洞】 |
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中之宿TNを出ると1.5〜狭い2車線道が断続する未整備区間に入る。しばらく中之宿地区の集落を過ぎて3kmほど進んだ付近で高根第二ダムを過ぎる。この辺りからは少し見通しの悪いカーブが連続する2車線道となり、ダム湖右岸を進むようになる。やがて高根町上ヶ洞の町中に至る。かつての高根村役場(現:高根支所)のある旧高根村の中心だった町である。 上ヶ洞の町を過ぎると徐々に山間に入って行くが、見通しは悪いものの2車線道が続く。しかし町中から1kmほど進んだ付近にある急カーブを曲がると、道幅の狭い黍生(きびゅう)橋を渡る。黍生橋からは1.5〜狭い2車線道が断続する狭路区間となる。急カーブのある坂道を900mほど進むと上ヶ洞1号TNに至り、このトンネルを出ると高根第一ダム横に出る。ここからは高根第一ダムによって出来た高根乗鞍湖右岸を通ることになる。高山市朝日町の甲交差点から約22kmである。 |
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■岐阜県高山市高根町【高山市高根町上ヶ洞〜高山市高根町日和田】 |
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高根第一ダムを過ぎると、R361はダム湖である高根乗鞍湖右岸に沿って進んで行く。ダム湖によって水没した旧道の付け替え道路区間となる。高根第一ダムの建設開始が1963年(昭38年)のことなので、それよりも少し前に完成した付け替え道路だ。当時の道らしく狭く細長いトンネルとウネウネした見通しの悪い狭路が続く。1998年(平10年)に走った時は、かなりの距離に渡って見通しの悪いカーブが連続する1.5車線狭路が続いていたのだが、この高根乗鞍湖周辺区間も整備・改良が進み、r39(県道奈川野麦高根線)交差点から先は全く別の快適な道になっていた。 高根第一ダム横から見通しの悪い小刻みなカーブが連続する1.5車線狭路を2kmほど進むと、r39交差点に到着した。以前は、第一ダム横〜r39交差点の間には狭くて細長いトンネルが5つ(上之洞1号〜5号TN)があったのだが、その最終の5号TN手前から湖側に張り出すように建設された、整備された2車線の土倉橋で谷を渡り、その先にr39交差点が設けられた。 r39交差点は高嶺(たかね)大橋西詰にある。R361はここを直進。大橋でダム湖を渡って近城TN西側抗口に至る。この高嶺大橋から北東(野麦峠方向)を見ると、廃止された旧道の高嶺大橋の跡が見える。近城TN抗口直前で廃道となった旧道と交差するとTNに入る。高規格のトンネルだけあって快適に走ることが出来る。TNを出てからも引き続き快適な2車線道を走り、 やがて水屋谷橋と水屋谷TNを過ぎるとダム湖は終わり、日和田川沿いに進む山間のローカル3ケタ国道となる。 |
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■岐阜県高山市高根町【高山市高根町日和田〜県境】 |
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水屋谷TNを過ぎてからも2車線道が続く。山間を進むローカル国道区間で、日和田川に沿って淡々と進んで行く。ウネウネと進む川に沿って進むので、カーブが連続するがさして問題なく走ることが出来る。 やがて渓谷地帯を通り抜けて高原の中を走るようになる。道は相変わらず2車線のまま。快適に走ることが出来る。やがて坂道となったR361は少しづつ標高を上げて、岐阜県長野県の県境となる長峰峠に至る。高山市朝日町の甲交差点から約33kmである。 |
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<<MEMO>> |
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■概況・交通量など 高山市西部、元の朝日村・高根村を行く区間です。この区間は整備・改良が進んでいます。豪快なトンネルや橋で快適に走ることができます。しかし一部には未整備の狭路区間が残っているため、まだ油断はできません。 飛騨川に沿って進む区間ですが、この地域の飛騨川は電源開発(ダム開発)に適した場所ということもあって、戦後は大規模なダム建設が行われました。ダム湖沿いを走る区間が多いのはそのためです。ダム建設で作られた付け替え道路が国道に指定されたため、ウネウネクネクネしたダム湖沿いの悪路区間が生まれたわけです。そのダム湖沿いの区間を中心にバイパス建設が進められ、今の道に至っています。 @管理人が初めてR361を走ったのは1998年(平10年)10月のこと。その当時は、高根乗鞍湖区間は見通しの悪い小刻みなカーブと狭いトンネル(日和田1号〜3号、その他)が連続する狭路で、かなり疲れて高根第一ダム脇の駐車場に着いたことを覚えています。今ではその区間は快適な2車線道となり、走った道は廃道となってしまいました。 黍生(きびゅう)橋西詰付近からはバイパス道路の建設が始まっていたので、いずれは黍生(きびゅう)橋〜r39交差点の間も快適な2車線道に生まれ変わるのでしょう。 この区間は岐阜県高山市と野麦峠、長野県の開田高原などを結ぶメインルートとなり、土日祝日や観光シーズンは交通量の多い区間です。観光バスも走るので追い越しの際は注意して下さい。 快走区間では速度取り締まりも行われているそうなので要注意です。 ■ガソリンスタンド だいたい町中に1軒ぐらいGSがあります。ただ終了時間が早かったり、休日が休みの場合もあるので注意して下さい。早めの給油をお勧めします。 ■アドバイス 2車線区間はほぼ問題なく走ることができますが、未整備狭路区間は対向車に注意して下さい。観光シーズンはサンデードライバーの運転する車が多いので要注意です。見通しの悪いカーブでは特に注意が必要です。 速度の出やすい長いトンネルや狭いトンネルがあります。自転車で走る場合はトンネル内を走るときに注意して下さい。目立つ格好で走ることをお勧めします。あちこちに旧道が残っていますが、多くは廃道となっており自転車での通行はお勧めできません。 ■注意点 悪天候時の走行は要注意です。崖崩れや土砂災害の恐れがあるので走らない方が無難でしょう。 また冬期は路面凍結・積雪のある区間です。冬期の走行はそれなりの装備と準備、心構えが必要となります。 |
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●走行DATA |
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岐阜県高山市〜岐阜県高山市朝日町 【起点→終点方向を走行】 >>走行日:2006年10月21日 |
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【終点→起点方向を走行】 >>走行日:1998年10月10日 |
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【合併情報】 ●2005年(平17年)2月1日付けで、岐阜県大野郡丹生川村、清見村、荘川村、宮村、久々野町、朝日村、高根村の大野郡6村1町 、ならびに吉城郡国 府町、吉城郡上宝村の吉城郡1村1町、合計7村2町が岐阜県高山市に編入されました。 このうち、大野郡久々野町、朝日村、高根村は、それぞれ『高山市久々野町』『高山市朝日町』『高山市高根町』になりました。 |
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