>>R361TOP

>>R361(1)

国道361号線(2)

長野県木曽郡木曽町開田高原〜長野県木曽郡木曽町

長野県木曽郡木曽町〜長野県木曽郡木曽町日義〜長野県塩尻市

○国道361号線

 【長野県木曽郡木曽町開田高原〜長野県木曽郡木曽町】

【レポートは木曽郡木曽町開田高原→木曽郡木曽町方向(起点→終点方向)です。】

■長野県木曽郡木曽町開田高原【県境〜木曽郡開田高原西野】

 長峰峠を越えると長野県木曽郡木曽町開田高原(旧:木曽郡開田村)に入る。峠付近は平坦な2車線道となっている。茶屋を右側に見て峠を過ぎると、岐阜県側とは違って急カーブ・急坂の続く2車線ワインディング道路で峠から下ってゆく。見通しの悪い急カーブをいくつか曲がると、谷間に至り川沿いに進むようになり、しばらくは薄暗い森の中を進む、センターラインのない狭い2車線道を進んで行く。

1.長峰峠付近は平坦な2車線道。この右側に

  茶屋がある。

2.岐阜県側と違い長野県側は急坂・急カーブが

  続く。(R19→R158方向を撮影)

3.やがて谷間に下りる。やや勾配のある2車線道

  を淡々と進んで行く。

4.薄暗い森の中を進んで行く。センターラインは

  あったりなかったりする。

5.写真4の少し先にある反対車線の標識。

  (R19→R158方向を撮影)

6. ここから少し進むと森中から出て高原の中を

  進むようになる。

■長野県木曽郡木曽町開田高原【木曽町開田高原西野〜木曽町開田高原末川】

 木曽町開田高原西野地区の関谷集落付近からは、西又川に沿って進む平坦な2車線道を走って行く。見通しも良くかなり快適に走ることが出来る。しばらく走ると土橋地区の町に至る。r20(県道開田三岳福島線)との交差点から少し進むと急な右カーブを曲がる。

 西野川を渡ると町は途切れてR361は1.5車線〜狭い2車線の道となり、ここからは山原をクネクネ曲がりながら進む狭路ワインディング道路となる。見通しの悪い小刻みなカーブが連続する区間で、ここを過ぎると九蔵峠という峠を越えることになる。ちなみにこの区間では御岳の姿を見ることが出来る。

 峠越え区間を過ぎると2車線道となり、旧開田村役場(現:開田支所)のある把之沢地区に至るが、R361は町中には入らずに町の入口付近で右折して町から離れて行く。ここからは2車線のまま森中を走り、4kmほど進むと木曽町開田高原末川の町中に入り、地蔵峠を越えるR361旧道分岐点に到着する。長峰峠から約17kmである。

7.山中を抜けると高原の中を行く快走路になる。

  (R19→R158方向を撮影)

8.木曽町開田高原西野の土橋地区の町中を

  行く。この先で右に大きく曲がる。

9.やがてR361は九蔵峠越え区間に入る。この

  付近は見通しの良い直線区間。

10.写真9の標識。九蔵峠と表記されているが、

  どこなのか分からなかった。

11.峠越え区間はこんな道が続く。見通しが悪

  いので対向車には注意。

12.峠越え区間を過ぎると2車線道で山中を進んで

  行く。

13.把之沢地区の町を過ぎると、しばらくは山中

  を走る。

14.やがて開田高原末川の町中に到着。この先

  がR361地蔵峠旧道分岐点となる。

15.九蔵峠越え区間では御岳の姿を見ることが出

  来る。1998年10月撮影。

■長野県木曽郡木曽町開田高原〜長野県木曽郡木曽町

 木曽町開田高原末川の町中にあるR361地蔵峠旧道分岐点を過ぎると、R361地蔵峠バイパス区間(L=15590m)に入る。今ではバイパスがR361の指定を受けているが、以前は地蔵峠を越える狭路山道がR361だった。

 旧道分岐点を過ぎると町は途切れ、森中を淡々と進んで行く。道は整備された快走2車線道。マイペースで走行出来る。旧道分岐点から3kmほど走ると新地蔵TNに到着。1987年(昭62年)に開通したバイパストンネルで、全長1645mもある長大トンネルだ。このトンネルを抜けると木曽郡木曽町(旧:木曽郡木曽福島町)に入る。

 新地蔵TNを出ると、R361は黒川に沿って進んで行く。標高の高い場所から川の谷筋に沿って、急勾配の2車線坂道を一気に坂道を駆け下りる。上り車線(R19→開田高原方向)は登坂車線が設けられている。急勾配の坂道をしばらく下ると、やがて道の勾配は緩くなる。木曽町清博士付近からは山間の農村地帯を行くようになり、新地蔵TNからおよそ6.5kmで木曽町渡合の集落に至る。ここでR361地蔵峠旧道が合流する。

 ここからのR361は山間の長閑な農村地帯を行くローカル国道となる。平坦で見通しの良い2車線道を淡々と進んで行く。一部に狭路区間もあるが、拡幅工事中なのでいずれは2車線道になるのだろう。やがて木曽町杭の原地区に至る。ほどなくして黒川ダム湖を右手に見て進み、木曽福島市街に向かう旧道が分岐すると木曽大橋を渡り、大橋の東詰でR19との交差点に到着する。長峰峠から約34km、岐阜県高山市のR158交差点からだと約80kmである。

16.地蔵峠旧道分岐点を過ぎると快適な2車線

  道で森の中を進んで行く。

17.山中のこんな場所も通る。快走2車線道で

  気分良く走ることが出来る。

18.やがて新地蔵TNに到着する。TN北側抗口を

  撮影。

19.TNを越えて南側抗口を撮影。直前にR361

  おにぎり標識が立っている。

20.新地蔵TNを出ると2車線急坂を下る。反対

  車線には登坂車線がある。

21.やがて緩やかな勾配の2車線坂道となり、山

  間の農村地帯を進んで行く。

22.一部区間を除けば道路改良は進んでいる。

  平坦な2車線道でR19を目指す。

23.黒川ダム湖横を進んで行く。この少し先で市

  街経由の旧道が分岐する。

24.写真23の地点から少し走り木曽大橋を渡ると

  R19交差点に到着する。

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 長峰峠以東の長野県木曽郡木曽町内の区間は、南信州有数の観光地である開田高原へのアクセス道路ということもあって、道路整備は比較的早くから行われていたようです。新地蔵TNを含むR361地蔵峠BPは1979年(昭54年)頃から事業化され、新地蔵TN開通(1987年)後は前後区間の道路拡幅工事が行われています。その工事もまもなく完了とのこと。しかし九蔵峠区間内は狭路のまま。長野県側の最後の未整備区間となりそうです。ちなみに九蔵峠〜長峰峠間は1998年(平10年)に走った時とほとんど変わっていませんでした。

 R19ならびに岐阜県側から開田高原へのアクセス道路ということもあり、土日祝日・シーズン中は観光客の車・観光バスで混雑します。冬期はスキー・スノボ客の車で混雑しそうです。交通量は比較的多い道です。

■ガソリンスタンド

 長峰峠以東では、木曽町開田高原の土橋地区、末川地区の町にGSがあります。このほかの区間にはGSはありません。

とくに土橋地区のGSから以西(岐阜県方面)へは、長峰峠を越えた高山市高根町日和田地区までGSはないので注意して下さい。

■アドバイス

 長峰峠区間と九蔵峠区間は見通しの悪い区間が続くので、対向車には特に注意して下さい。観光地なのでいろんなレベルのドライバーが運転する車と出会います。センターを割って曲がってくる対向車が多いので要注意です。2車線区間ではほとんど問題なく走ることが出来るでしょう。

 急坂が続く区間です。自転車の場合は体力・時間に余裕を持って計画を立てて下さい。新地蔵TN〜R19間は自転車だとかなりの急勾配です。下りは速度と追い抜く車や大型車に要注意です。

■注意点

 悪天候時は崖崩れや土砂災害が発生する恐れがあります。大雨時は走らない方が無難でしょう。また冬期は路面凍結・積雪のある区間です。それなりの装備・対策をして走ることをお勧めします。

 町中では歩行者に注意して下さい。蕎麦屋の近くでは観光客が結構歩いています。

●走行DATA

長野県木曽郡木曽町開田高原〜長野県木曽郡木曽町

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:2006年10月21日

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:1998年10月10日

【合併情報】

●2005年(平17年)11月1日付けで、長野県木曽郡木曽福島町、日義村、開田村、三岳村の3村1町が対等合併して『長野県木曽郡木曽町』になりまし

 た。日義村、開田村、三岳村はそれぞれ『木曽町日義』『木曽町開田高原』『木曽町三岳』になりました。

○国道361号線

 長野県木曽郡木曽町〜長野県木曽郡木曽町日義〜長野県塩尻市

【レポートは長野県木曽郡木曽町→長野県塩尻市方向(起点→終点方向)です。】

 長野県木曽郡木曽町(旧:木曽郡木曽福島町)の木曽大橋南詰を左折すると、R361はR19と重複して長野県塩尻市に向かって進んで行く。しばらく進むと木曽郡木曽町日義(旧:木曽郡日義村)に入る。整備された交通量の多い2車線道を8kmほど進むと木曽町日義宮ノ越のR19山吹TN南側抗口前に到着。ここがR361単独分岐点となる神谷入口交差点である。

 神谷入口交差点を右折すると、R361は整備された2車線道で神谷川に沿って進んで行く。かつては川沿いの狭路だった区間なのだが、2002年(平14年)12月のR361姥神峠道路(部分)供用開始にあわせて整備された。

 2.5kmほど進むと神谷集落(木曽町日義神谷)が見えてきた。それと同時に山間の小さな農村集落には不釣り合いな巨大なループ橋が見えてきた。2002年(平14年)12月に部分開通したR361姥神峠道路の神谷ループ橋である。 姥神峠下を通り抜ける姥神TN(L=1826m)が、山の中腹にあり川沿いから上る必要ある。狭い谷間で標高を稼ぐにはループ橋しかなかったようだ。

 小さな半径で円を描くループ橋を上りきると姥神TNに入る。地域高規格道路『伊那木曽連絡道路』の一部として建設されただけあって、高速道路並みの快適なトンネルである。トンネルを抜けると長野県塩尻市(旧:木曽郡楢川村)大字奈良井羽渕へ出て、r493(県道姥神奈良井線)との交差点に到着する。R19交差点から約5kmである。

1. R19・R361交差点。R19山吹TN南口に

  ある。標識には『伊那』と書かれている。

2. R361に入ると谷間を進む整備された2車線

  道となる。

3. 姥神TN供用に合わせて道は拡幅された。

  淡々と平坦な2車線道を進んで行く。

4. 整備されてR361おにぎり標識も設置され

  た。向こうにループ橋が見える。

5. 山間の農村地帯に不釣り合いなループ橋。

  この先、ぐるりと回って標高を稼ぐ。

6. 将来はここから先に伸びるようだ。

  (R153→R19方向を撮影)

 

7.姥神TN西側抗口。全長約1.8kmの長い

  トンネル。

8.姥神TN東側抗口。TN内にはカーブがある。

  TNを出ると左側に駐車場がある。

 

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 姥神峠を挟む区間です。この区間は以前は分断区間で、木曽郡日義村神谷(当時)の集落内で道が途切れていました。その先は登山道となっており、バイク・車の通行は不可能な状態でした。R361は登山道にて峠を越えて木曽郡楢川村羽渕(当時)の車道端点まで続いていました。

 この区間を最初に走ったのは1998年(平10年)10月のこと。当時は建設工事が本格的になる前のことで、R19〜神谷集落間は神谷川に沿う1〜1.5車線狭路道でした。ループ橋が始まる付近までの道路は改良・拡幅されて2車線道となってしまい、当時の面影は全くありません。

 暫定供用とはいえ、権兵衛峠道路を合わせて木曽〜伊那間の連絡道路の一部になっているので、交通量はかなり多い道となっています。観光シーズン中は観光客の車や観光バスが多いので注意が必要となります。

<<R361姥神峠道路>>

 木曽地方と伊那地方を結ぶ地域高規格道『伊那木曽連絡道路』の一部として建設された道路です。1996年(平8年)に事業化され、翌年に建設工事に着手。2002年(平14年)12月4日に全長8.1kmのうち、姥神TN(L=1826m)を含む2.3kmが部分供用開始となりました。

 残る区間のうち、羽渕TN(L=200m)・番所TN(L=828m)を含む2.3kmがR361権兵衛峠道路開通と同じく、2006年(平18年)2月4日に開通。残るはR19交点〜姥神TN間の約3.5kmだけとなっていますが、いつ頃に開通するのかは不明です。なおR19との交点は、現在の交差点からさらに木曽福島寄りになるようです。

■ガソリンスタンド

 R19との重複区間内に何店かGSがありますが、R361単独区間に入ると権兵衛峠道路を越えて長野県伊那市までGSはありません。注意して下さい。

■アドバイス

 問題なく走ることが出来ます。姥神TN内にはカーブがあるので速度に注意して下さい。

 路肩に歩道があるので、徒歩・自転車での通り抜けも可能なようです。ただ歩道は狭いので自転車での通行は難しいでしょう。おそらく車道を走らないとならないかも知れません。歩くにせよ、自転車で通り抜けるにせよ、トンネル内を通るので通り過ぎる車・トラックの風圧に巻き込まれないように注意して下さい。またライトを点灯するなど、目立つ格好で通り抜けることをお勧めします。

■注意点

 悪天候時は走行に注意して下さい。短い距離ですが谷間を走ります。土砂災害の恐れがあるときは走らない方が無難です。

 冬期は路面凍結・積雪があるのでそれなりの装備・準備をして走って下さい。

●走行DATA

長野県木曽郡木曽町〜長野県木曽郡木曽町日義〜長野県塩尻市

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:2006年10月22日

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:1998年10月9日

【合併情報】

●2005年(平17年)4月1日付で 、長野県木曽郡楢川村が長野県塩尻市に編入。『長野県塩尻市』になりました。

●2005年(平17年)11月1日付けで、長野県木曽郡木曽福島町、日義村、開田村、三岳村の3村1町が対等合併して『長野県木曽郡木曽町』になりまし

 た。日義村、開田村、三岳村はそれぞれ『木曽町日義』『木曽町開田高原』『木曽町三岳』になりました。

>>国道361号線(3)

>>R361TOP

>>R329〜R390に戻る