国道424号線TOP

国道424号線(1)

国道424号線(2)

和歌山県有田郡有田川町〜和歌山県田辺市龍神村

和歌山県田辺市龍神村〜和歌山県日高郡みなべ町

和歌山県日高郡みなべ町〜和歌山県田辺市

○国道424号線

 【和歌山県有田郡有田川町〜和歌山県田辺市龍神村】

【レポートは有田郡有田川町→田辺市龍神村方向(終点→起点方向)です。】

■有田郡有田川町【有田川町徳田〜有田川町宇井苔】

 有田郡有田川町(旧:有田郡吉備町域)徳田の徳田交差点からは整備された2車線道となる。少し進むと旧有田郡金屋町域に入る。有田川町吉原までは町中を走る2車線道で、交通量も多く追い越し禁止規制が行われているのでペースは上がらない。2kmほど進んだ町外れ付近から有田川に沿って走る 整備された2車線道になり、その付近からは追い越し禁止区間は終わり走行ペースが上がる。

 有田川町吉原地区の町を出ると、R424は有田川に沿ってウネウネと進みながら山間に入って行くが、道は整備された2車線道が続くのでハイペースで走ることが出来る。やがて有田川支流の修理川沿いに進むようになると、修理川右岸に渡るとほどなくして有田川町修理川(すり がわ)の町中に至る。

 修理川の町を過ぎると山間を進んで行くようになり。2kmほど修理川沿いに進んで行くと、修理川を渡ってR424修理川バイパス区間に入る。修理川バイパス(L=3.6km)は、平成8年(1996年)度に事業着手され、平成21年(2009年)10月11日に供用開始となった 地域高規格道路。開通前は修理川に沿って広狭混在の道でウネウネと進んでいたのだが、バイパスは寒風トンネル(L=238m)と宇井苔トンネル(L=982m)で一気に山を貫くようにして建設された。距離的にも時間的に大幅な短縮が実現し、このR424修理川バイパスとr22(県道吉備金屋線)バイパスの全通で、和歌山県の内陸部骨格道路(X軸ネットワーク)整備が大きく進展。阪和道有田ICから龍神方面へのアクセスが飛躍的に向上している。

 寒風トンネルを出ると勾配のある2車線坂道となり山腹を上って行く。木瀬戸大橋(L=182m)を渡り小さい谷筋を渡る橋を過ぎると宇井苔トンネルに入る。高速道路並の立派なトンネルを出ると宇井苔橋で修理川を渡り、橋の東詰で旧道と合流。その先も整備された2車線道で進み、有田川町宇井苔地区にある道の駅『しらまの里』前に到着する。徳田交差点から約13kmである。

1.有田川町徳田からは町中2車線道となって

  山間に向かう。

2.やがて有田川沿いに進む2車線道になる。

  この付近から走りやすくなる。

3.平坦で走りやすい2車線道が続く。交通量も少

  なくなる。

4.修理川沿いに進む快走路を走る。

  (龍神村→有田川町方向を撮影)

5.修理川バイパス区間に入る。最初に寒風トン

  ネルを越える。

6.龍神方面に向かうと上り坂となる。走りやすい

  2車線道が続く。

7.やがて宇井苔トンネルに入る。1km近い長い

  トンネル。

8.宇井苔トンネルを出ると旧道と合流する。

  (龍神村→有田川町方向を撮影)

9.宇井苔地区の集落脇を2車線道で通る。この

  先左側に道の駅がある。

<<写真はすべて平成21年(2009年)11月撮影>>

■有田郡有田川町〜日高郡日高川町

 道の駅『しらまの里』前からも整備された2車線道が続く。道の駅前からの区間はR424美山金屋バイパスと呼ばれる区間。

旧道は急勾配の極狭路で現道の遙か上を進んでいる。この旧道が現役国道時代は、明らかに車の通行には向いていない道路であった。

 道の駅前を通り過ぎると、R424は民家のない山間を急勾配の坂道で駆け上がり、緩やかな右カーブを曲がって白馬トンネル(L=1892m)に入る。白馬トンネルは平成2年(1990年)に着工され、平成6年(1994年)に開通している。

 白馬トンネルを抜けると和歌山県日高郡日高川町(旧:日高郡美山村域)に入る。カーブのある急勾配の2車線坂道を1.5kmほど下ると日高川町弥谷地区の集落脇を通り抜け、宇井峠を越えてきた旧道と合流する。その先は再び急カーブが続く2車線坂道を下り、日高川町川原河地区でr26(県道御坊美山線)との交差点に到着する。金屋町の町中から約23kmである。

 r26との交差点を過ぎると美山大橋で日高川を渡り日高川左岸に出る。R424は日高川町川原河地区を蛇行する日高川に沿わずに、下流方向に向かって川沿いを進んで行く。美山大橋東詰で急カーブを曲がり少し進むと、急勾配の2車線坂道で一気に標高を上げて浅間峠を越える。峠を越えて坂を下ると日高川左岸に出て、今度は上流方向に向かって蛇行する日高川に沿って狭い2〜2車線道を淡々と進んで行く。

 しばらくは平坦な道が続くが、日高川町熊野川地区〜初湯川地区にかけて狭い2車線幅の急坂と急カーブが残る未整備区間が残っている。R424の内陸部骨格道路(X軸ネットワーク)区間内に残る最後の未整備区間であることから、同地区では滝頭(たきがしら)トンネル(仮称)建設を含む道路改良事業(R424滝頭拡幅:L=3.5km)が行われており、いずれは走りやすい2車線道になる。

 日高川町初湯川(うぶゆかわ)地区に至ると、椿山ダム完成前の旧道が分岐して笠松橋で日高川を渡る。右岸に出ると椿山ダム建設にともない建設された付け替え道路区間に入る。集落を過ぎて急勾配の2車線坂道を上るとダム横を通り抜け、椿山ダム湖湖岸を行く快走路になる。一部に急カーブがあるものの、整備された平坦な2車線道を進んで行く。

 2kmほど進むと初湯川大橋を渡り、急坂を上って鍵原トンネル(L=110m)を出ると長い坂道を下って行く。猪谷橋を渡ると再び平坦な2車線道となりダム湖北岸を淡々と走る。対岸には付け替え道路(R424旧道)を見ることができる。清滝第1トンネル(L=

285m)と清滝第2トンネル(L=256m)を過ぎ、その先にある小森トンネル(L=327m)を過ぎると田辺市龍神村(旧:日高郡龍神村)に入る。

10.白馬トンネル有田側町側抗口。トンネル内

  にカーブがあるので速度に注意。

11.トンネルを出て2車線坂道を下る。この先も

  r26交差点まで急坂が続く。

12.滝頭地区にある未整備区間。この付近ではト

  ンネルが建設される。(0205)

13.笠松橋を渡るとダム建設による付替区間に

  入る。合併前の美山村時代に撮影。(0205)

14.日高川右岸に渡り、2車線の急坂を上ると

  椿山ダム横にでる。

15.椿山ダム湖北岸を行く。整備された2車線道

  だがカーブが多い。

   

16.ダム湖沿いの区間は走りやすい2車線道が

  続く。(龍神村→日高川町方向を撮影)

 

 

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成21年(2009年)11月撮影>>

■田辺市龍神村

 小森トンネルを出るとすぐにr29(県道田辺龍神線)交差点に至る。r29と合流してから山間を2kmほど2車線道で進むと金比羅橋で日高川を渡り、再び 水の流れが戻った日高川に沿って整備された快走2車線道で進んで行く。蛇行する日高川に沿って右岸を淡々と進んで行き、やがて田辺市龍神村(旧:日高郡龍神村)小家地区に至り、r26交差点から約19kmでR425との交差点に到着。ここからはR424・R425重複区間となる。

 龍神村小家地区からも整備改良された2車線道で淡々と日高川沿いに山間を進んで行く。龍神村小家〜甲斐ノ川間は一部別ルートで建設された区間もあるが、ほとんどが元々の道を拡幅している。3kmほど進むと龍神村甲斐ノ川の集落に至り、旧道が分岐すると甲斐ノ川トンネル(L=603m)に入る。

 甲斐ノ川トンネルを出ると龍神村福井に入り、再び日高川沿いを700mほど進むと道の駅『水の郷日高川龍游』を過ぎて福井バイパス区間に入る。福井バイパスは重複しているR425のバイパスとして整備された区間で、それまでの川沿いから少し山寄りの付近に整備された2車線道が建設され、カーブも緩くなり走りやすくなった。バイパス区間を500mほど進むとR425福井バイパスの大正橋西詰に到着する。有田郡有田川町徳田のr22交差点から約44kmである。

17.小森トンネルを出ると山間の農村地帯を2

  車線道で進んで行く。

18.龍神村小家でR425との交差点に至る。日高

  川町側から交差点を見る。

19.龍神村側から見る。R425の国道標識があっ

  た。

20.R424・R425重複区間だが、標識の設置は

  R424しかない。

21.甲斐ノ川トンネル(西側)。歩道も設置されて

  いる立派なトンネル。

22.トンネルを出ると龍神村福井地区に入る。

  (龍神村→日高川町方向を撮影)

23.道の駅を過ぎると福井バイパス区間に入る。

  新道は右の整備された道。

24.緩やかな左カーブを曲がるとR424とR425の

  分岐交差点に至る。(1009)

25.R425大正橋西詰がR424・R425交差点となっ

  た。R42へは右に向かう。(1009)

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成21年(2009年)11月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 R424の中間に当たる区間です。この区間は近年になって整備改良が急速に進み、平成21年(2009年)10月の修理川バイパス開通により、一部を除いてほとんどが2車線道になりました。残る日高郡日高川町内の未整備区間もバイパス工事が進んでおり、この区間のバイパスが開通すればR424の内陸部骨格道路(X軸ネットワーク)は完成することになります。

 実際に走ると分かりますが、阪和道有田ICからr22〜R424〜R425〜R371で走ると、龍神温泉や高野龍神スカイラインへのアクセスは飛躍的に向上しており、かなりの時間短縮が実現しています。そのため観光客の車や観光バスの通行量が増えています。またr198(県道龍神中辺路線)経由でR311を走ると、和歌山市街から本宮方面への最短ルートになるため、R42から迂回してくる大型トラックの姿もちらほらと見かけるようになりました。

 交通量が少ない時期であればバイクで走るにはお勧めの道です。

■ガソリンスタンド

 旧金屋町や旧吉備町の町中に数軒ありますが、そこを過ぎると日高川町川原川地区の旧道沿いまでGSはありません。注意して下さい。椿山ダム湖湖岸にもGSはありませんが、大体5kmおきぐらいの集落や町にGSがあります。

■アドバイス

<<自転車>>

 アップダウンが続くので、時間などには余裕を持った方が良いでしょう。適度な所に休憩ポイントがあるので助かります。

 バイク・車やトラックはかなりの速度で走っています。追い越しされる時の横風には注意が必要です。甲斐ノ川トンネル内には歩道が設けられていますが、他のトンネルには歩道はないので車道を走ることになります。車やトラックはかなりの速度を出して走るので大変危険です。距離の長い白馬トンネル内は特に危険なので、必ず目立つ格好で走って下さい。

<<バイク・車>>

 バイク・車での走行には全く問題ありません。見通しの悪い区間や未整備区間では対向車に注意して下さい。大型トラックとすれ違う場合があります。

 白馬トンネルですが、日高川町側から走る場合は注意して下さい。日高川町(旧:美山村側)から入ると勾配のある直線道路が続き、その気になればかなりの速度を出すことが出来ます。ところが白馬 トンネル西口(有田川町側)付近は緩やかな左カーブとなっており、速度を出しすぎているとカーブを曲がりきれずに対向車線に飛び出してしまいます。抗口近くになったら速度を落として下さい。ちなみにあめふらし@管理人は、白馬トンネル西口で減速し損ねて曲がりきれずに対向車線にはみ出したことがあります。

■注意点

 悪天候時・大雨の時は崖崩れの危険があるので走らない方が無難です。冬期も路面凍結・積雪があるのでバイクでは走らない方が良いでしょう。 距離の長い山間のトンネル内は凍結している可能性が高いです。

●走行DATA

和歌山県有田郡有田川町〜和歌山県田辺市龍神村

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:平成14年(2002年)5月9日/他多数

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:平成14年(2002年)5月9日/平成21年(2009年)11月19日/平成22年(2010年)9月9日/他多数

注意>>この区間は、走行方向問わず頻繁に走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

【合併情報】

●平成17年(2005年)5月1日付けで、和歌山県日高郡龍神村、西牟婁郡中辺路町、西牟婁郡大塔村、東牟婁郡本宮町の2村2町 と和歌山県田辺市が

 対等合併して『和歌山県田辺市』になりました。

●平成17年(2005年)5月1日付けで、和歌山県日高郡川辺町、同郡中津村、同郡美山村の2村1町が対等合併して、『和歌山県日高郡日高川町』とな

 りました。

●平成18年(2006年)1月1日付けで、和歌山県有田郡吉備町、有田郡金屋町、有田郡清水町の3町が対等合併して『和歌山県有田郡有田川町』になり

 ました。

○国道424号線

 和歌山県田辺市龍神村〜和歌山県日高郡みなべ町

【レポートは田辺市龍神村→日高郡みなべ町方向(終点→起点方向)です。】

■田辺市龍神村

 平成22年(2010年)8月28日にR425福井バイパスが開通したことで、R424とR425との交差点はR425福井バイパスの大正橋西詰となった。信号機のない西詰交差点を右折すると、R424は龍神村福井の町中を1.5車線狭路で進み手谷橋を渡り南詰を右折する。手谷橋南詰はR425旧道分岐点でもあり、左折すると福井の町中を経由して田辺市龍神村(旧:日高郡龍神村)柳瀬地区に向かう。

 手谷橋南詰を右折するとR424は南西に向かう。すぐに山間に入るので沿道に民家は無くなり、山間をセンターラインのない2車線道で進んで行く。急カーブが連続するほぼ平坦な2車線道を3.5kmほど進むと切目辻隧道(L=419m)に至る。切目辻隧道は昭和32年(1957年)に開通したトンネルで、抗口だけがコンクリートの抗口だが内部は素堀のまま表面をコーティングされているだけ。昔ながらの「隧道」を味わえる。トンネル幅は1.5車線幅ほどしかないので対向車があれば抗口で通り過ぎるのを待った方が無難だ。

 『龍神村誌』(昭62年刊)によると、切目辻隧道には峠を越える大正時代に建設された旧道があるとのこと。旧道は隧道開通で廃道になったので、50年以上も経過していることから自然に還ったものと思われる。また古道(南部往来)の切目辻は現在よりも400mほど西に位置しており、古道と現道とでは切目辻(峠)そのものの位置が異なっている。

1.手谷橋北詰。福井バイパス開通後も案内標

  識にはR425の表記が残っていた。

2.手谷橋南詰。右に進んで橋を渡って大正橋西

  詰に向かう。

3.南詰はR425旧道との交差点でもある。角に標

  識が立っている。(1009)

4.R425の国道標識も残る。矢印だけが撤去さ

  れた。(1009)

5.手谷橋南詰からR42方向を見る。1.5車線の

  狭路となって南に向かう。

6.R424はすぐに山中を進むようになる。見通しの

  悪い道が続く。

7.山間を狭い2車線道で進む。切目辻隧道まで

  こんな道が続く。

8.やがて切目辻隧道に到着する。隧道北側(龍

  神村側)抗口を撮影。

9.隧道南側(みなべ町側)抗口。隧道は1.5車

  線幅で狭い。対向車に注意。

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成21年(2009年)11月撮影>>

■日高郡みなべ町【切目隧道〜みなべ町滝】

 切目辻隧道を越えて日高郡みなべ町(旧:日高郡南部川村域)に入ると、1.5〜狭い2車線道が断続するようになる。小刻みなカーブが続く広狭混在道路で山間を1kmほど進むと2車線道になるが、相変わらず見通しの悪い小刻みなカーブが続く。

 南部川支流の軽井川に沿ってウネウネと3kmほど進むとみなべ町清川地区の町に至る。龍神村福井地区以来約7kmぶりの町だ。清川地区でr199(県道芳養清川線)との交差点を過ぎると南部川に沿って進むようになり、r199交差点から少し進むと狭路区間に入る。一部に2車線道もあるが概ね1.5車線幅の狭路が続き、南部川に沿ってウネウネとカーブを描きながら進んで行く。

 3kmほど狭路区間を進む。やがて小さな山間の集落を過ぎると道路が消失していた。平成23年(2011年)9月の台風12号

による土砂崩れ現場である。法手見隧道まで埋まるほどの大きな土砂崩れだったが、隧道内の土砂は撤去されている。現在は迂回路が設けられて通行可能となっているが、同区間については別ルートで新トンネルを建設して復旧するとしており、新トンネル完成(2015年度完成予定)までは迂回路経由となる。

 法手見隧道を過ぎると走りやすい2車線道となる。みなべ町東神野川地区内以南は1.5車線幅の狭路道で南部川に沿って谷間を淡々と進んで行っていたが、高幡山トンネルを含む快適な2車線道になっていた。この区間(みなべ町島之瀬〜滝間)はR424南部川谷拡幅事業(みなべ町島ノ瀬〜西本庄間)の最後の区間(約2.3km)で、平成23年(2011年)3月6日に供用開始となった。この区間の開通により、同事業によるバイパス区間は全線開通。法手見隧道から南の区間は2車線道となった。

 整備された2車線道になると高城橋東詰でr197(県道滝切目停車場線)の分岐点に到着する。田辺市龍神村の大正橋西詰(R425分岐点)から約18kmである。

●改良進んだR424

 みなべ町清川からR42までの区間の道路改良工事はほぼ終了しており、快適な2車線道となっている。以下に掲載した狭路区間での写真は多くが旧道となっている。

 写真15にある法手見隧道区間も新穂手見トンネル(L-482m)と小峠トンネル(L=283m)を含めたR424清川工区が平成29年

(2017年)10月2日に全区間が供用開始となっている。ちなみに旧道区間にある土砂崩れ現場前の迂回路は、平成29年11月時点ではまだ残っていた。土砂崩れ現場も6年経過しているが放置されたままである。

10.切目辻隧道を出ると未整備区間の広狭混在

  区間に入る。

11.見通しの悪い1.5〜狭い2車線幅の緩やか

  な坂道が続く。

12.みなべ町清川地区ではセンターラインのある

  2車線道になる。

13.r199交差点を過ぎると、川沿いの1.5車線

  狭路に戻る。相変わらず見通しが悪い。

14.淡々と川沿いの1.5車線狭路を進む。ロー

  カル国道らしい道が続く。(現在は旧道)

15.法手見隧道前後は2車線道。隧道の南側

  (R42側)抗口を撮影。(現在は旧道)

16.法手見隧道を過ぎると1.5車線狭路に戻

 る。この付近は別ルートのバイパスが出来た。

17.ここから南部川谷拡幅事業で改良された2

  車線道になる。(R42→R425方向を撮影)

18.平成18年度に改良された区間(L=0.3km)。こ

  の先でr197交差点に至る。

<<写真はすべて平成21年(2009年)11月撮影>>

■日高郡みなべ町【みなべ町滝〜みなべ町南道】

 R424はみなべ町滝地区のr197交差点付近から整備された2車線道になる。R424南部川谷拡幅事業(L=5.1km)のうち、平成13年(2001年)度に供用された区間(L=2.0km)である。南部川と川沿いに蛇行する旧道を突っ切るような形でいくつかの橋と明神トンネル(184.5m)で進んで行く。明神トンネルを過ぎると山間を行く快走路となる。ついつい速度を出したくなるが、この区間では白バイを何度も目撃しているので注意した方が良いだろう。

 しばらく快適な2車線道を走る。みなべ町東本庄地区でr30(県道田辺印南線)との交差点を過ぎると、2車線の急カーブを曲がり南部川を渡るとみなべ町西本庄の町中に入る。町中で田辺市に向かうr30が分岐すると平坦な2車線道で南下。ほどなくして南部川を渡り、川の左岸を平坦な2車線道で進んで行く。1.5kmほど進むと南部川から離れ、みなべ町筋地区の町を抜けて阪和自動車道みなべICに至る。

 みなべICを過ぎると日高郡みなべ町(旧:日高郡南部町域)気佐藤地区の町中に入り、工場や農協の撰果場前を通り抜けて進んで行く。やがてJR紀勢本線をアンダーパスするとみなべ町南道の町中に入る。平坦な2車線道を進んで行くと、ほどなくしてR42との南道交差点に到着する。田辺市龍神村福井のR425分岐点(大正橋西詰)から約28kmである。

19.滝から南は快適な2車線道になる。

  (R42→R425方向を撮影)(0603)

20.平成13年度に供用された明神トンネル。北

  口を撮影。

21.山間を快適な2車線道で進む。この付近速度

  取締に注意。(0411)

22.みなべ町西本庄の町中を行く。この先がr30

  交差点。(0603)

23.旧南部町域に入り、南部川左岸を平坦な2

  車線道で進む。

24.町中を淡々と進み、この先でR42との南道交

  差点に至る。R424は左折する。

   

25.南道交差点をR42御坊側から撮影。R424は

  阪和道アクセス道路にもなっている。

 

 

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成21年(2009年)11月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 この区間のR424は和歌山県の内陸部骨格道路(X軸ネットワーク)からは外れますが、阪和道みなべIC(平成15年12月14日開通)と田辺市龍神村を結ぶ道路として整備・改良が進んでいます。みなべ町内で 行われていた南部川谷拡幅事業は平成23年(2011年)3月に最後の区間が開通。全長5.1kmが供用されています。

 しかしながら、平成23年(2011年)9月の台風12号による土砂崩れなどで大きな被害を被り、現在(H25年末)でも一部区間が迂回路経由のままとなっています。その区間の復旧も含めて、みなべ町清川地区ではバイパス建設が進んでおり、数年後には快適な2車線道となる模様です。

 R424はみなべ町から田辺市龍神村に向かう唯一の道路であるので交通量はそれなりにあります。南端のR42南道交差点〜みなべIC間は阪和自動車道へのアクセス道路としての役目もあるので、この区間の交通量は多くなっています。

■ガソリンスタンド

 龍神村福井地区からみなべ町西本庄地区までの 間にはGSがなかったように思います。あるとしても個人経営の小さなGSがあるぐらいでしょう。ガソリンのチェックはして下さい。

■アドバイス

 狭路区間では対向車に注意して下さい。自転車は通り抜ける車やトラックに注意して下さい。

 みなべ町滝以南の2車線道区間では、白バイが頻繁に走っているようです。速度を出しやすい道のうえに、あちこちに隠れる場所(旧道の分岐点など)があり、絶好の取り締まり場所となっているようです。車、特にバイクの方は要注意です。

■注意点

 町中では歩行者に注意して下さい。

 悪天候時・大雨の時は崖崩れなどの恐れがあるので走らない方が良いでしょう。走る場合は道路情報を確認してから走って下さい。冬期は山間部で路面凍結・積雪があるので注意して下さい。

●走行DATA

和歌山県田辺市龍神村〜和歌山県日高郡みなべ町

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:平成16年(2004年)11月13日/平成18年(2006年)3月25日/平成21年(2009年)11月19日/他

注意>>この区間は、走行方向問わず頻繁に走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

【合併情報】

●平成16年(2004年)10月1日付けで、和歌山県日高郡南部川村と同郡南部町の1村1町は対等合併して『和歌山県日高郡みなべ町』となりました。

●平成17年(2005年)5月1日付けで、和歌山県日高郡龍神村、西牟婁郡中辺路町、西牟婁郡大塔村、東牟婁郡本宮町の2村2町と和歌山県田辺市が

 対等合併して『和歌山県田辺市』になりました。

○国道424号線

 和歌山県日高郡みなべ町〜和歌山県田辺市

【レポートは日高郡みなべ町→田辺市方向(終点→起点方向)です。】

 R42との南道交差点がR424起点ではない。R424は南道交差点を左折してR42と重複して田辺市へ向かう ことになる。2車線道で南部湾の海岸線に沿って進み、急カーブを曲がり堺漁港前を過ぎると和歌山県田辺市芳養町に入る。しばらくは芳養湾の海岸に沿って2車線道で進んで行くが、芳養川を渡ると田辺市芳養町の町中に入る。ほどなくしてr210(県道田辺港線)交差点を左に向かい、JR紀勢本線をアンダーパスするとアップダウンのある坂道を過ぎて、南道交差点から8kmほどで稲成川を渡って稲成町交差点に到着する。

 稲成町交差点でR42は左折してR42田辺バイパス方面に向かうが、R424はここでR42から分岐して直進して田辺市街に向かう。2車線道を600mほど進むと高雄大橋で会津川を渡り、田辺市湊町の市街地へ入る。交通量の多い街中をさらに90

0mほど進み、r29(県道田辺龍神線)とr207(県道上万呂北新町線)との交差点を相次いで過ぎると愛宕トンネル(L=120m)に入る。

 愛宕トンネルを出ると田辺市宝来町の町中を進み、トンネルから600mほど進むとJR紀勢本線を越えて、r31(県道田辺白浜線)との礫坂交差点に到着する。ここがR424起点である。南道交差点から約9.5km。稲成交差点から約1.5kmである。R424の起点は港国道以外では珍しく、他の国道とは接しない端点となっている。

1.R42との重複区間を進んで、稲成町交差点に

  至る。R424は直進する。

2.案内標識。直進するR424はかつてのR42。田

  辺バイパスがR42本道となりR424となった。

3.田辺市街は交通量の多い2車線道。町中国道

  となる。

4.r207との八幡町交差点を過ぎると愛宕トンネ

  ルが見えてくる。

5.愛宕トンネルを出ると宝来町の町中を行く。

  (r31→R42方向を撮影)

6.ここがR424起点となる礫坂交差点。他国道と

  接しない端点となっている。

<<写真はすべて平成21年(2009年)6月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 田辺市街に盲腸線のように現れるR424です。R424とr31(県道田辺白浜線)を含む、稲成交差点〜礫坂交差点〜田鶴交差点(R42田辺バイパスとの交差点)までの区間は、もともとはR42だった区間。田辺市街北部を迂回するR42田辺バイパスが供用開始され R42本道のルートが変更となり、田辺市街区間が平成10年(1998年)頃にR42の指定を解除されました。その結果、昭和57年(1982年)4月の誕生以来、R42に隠れて影の存在で有り続けたR424(稲成交差点〜礫坂交差点)がR424単独区間として現れたという訳です。

 田辺市街を通る幹線道路なので、交通量は大変多く絶えず渋滞気味です。夏の海水浴シーズンの渋滞は冗談抜きで車列が動きません。(体験済み) R424のトレースするなどの用事が無ければR42田辺 バイパスを走った方が無難です。

 またR42重複区間の日高郡みなべ町南道交差点〜田辺市稲成交差点の間は、土日はもちろんのこと、平日の夕方になると田辺市→和歌山市方向に向かう車で渋滞が起こりますが、阪和自動車道が田辺まで延伸したことから、渋滞距離はかなり短くなっています。

■注意点

 市街地内を通るので歩行者・自転車には注意して下さい。

●走行DATA

和歌山県日高郡みなべ町〜和歌山県田辺市(稲成交差点)

この区間(R42重複区間)は、走行方向問わず頻繁に走行しています。

和歌山県田辺市(稲成交差点〜礫坂交差点)

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:平成10年(1998年)7月3日・5日/平成21年(2009年)6月18日

【合併情報】

●平成16年(2004年)10月1日付けで、和歌山県日高郡南部川村と同郡南部町の1村1町は対等合併して『和歌山県日高郡みなべ町』となりました。

●平成17年(2005年)5月1日付けで、和歌山県日高郡龍神村、西牟婁郡中辺路町、西牟婁郡大塔村、東牟婁郡本宮町の2村2町と和歌山県田辺市が

 対等合併して『和歌山県田辺市』になりました。

国道424号線【終】

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