.

国道426号線

起点:兵庫県豊岡市→終点:京都府福知山市(49.6km)

●概況

 兵庫県豊岡市と京都府福知山市を結ぶ3ケタ国道。豊岡市但東町(旧:出石郡但東町)内では東経135度線を越えている。

 豊岡市と福知山市を結ぶ最短ルートとなり、R9和田山経由よりも距離的に短い。登尾峠にBPが出来たこともあり、車の通行量は多くなっている。

 関西圏では唯一のロータリー国道がある。

●取材DATA

>>走行日:各項参照

>>走行方向:各項参照

>>レポート記述方向:終点→起点

●変遷

 1982年(昭57年)4月1日:兵庫県豊岡市〜京都府福知山市の国道として誕生。

 現在に至る。

◆Update:2006年4月16日

>>R391〜R449に戻る

国道426号線

京都府福知山市〜兵庫県豊岡市但東町

兵庫県豊岡市但東町〜兵庫県豊岡市

兵庫県豊岡市

○国道426号線

 【京都府福知山市〜兵庫県豊岡市但東町】

【レポートは福知山市→豊岡市但東町方向(終点→起点方向)です。】

■京都府福知山市〜兵庫県豊岡市但東町

 R426は福知山市野花でR9から分岐すると整備された2車線道で北に向かう。2kmほどで町を抜けると、山間の農村部を繋いで走るローカル国道となって淡々と進んで行く。揺るやかな勾配と適度なカーブが続く2車線道で、交通量が少なければ快適に走ることが出来る。

 やがて福知山市上佐々木地区に至る。r530(府道桑村雲原線)とR426登尾峠旧道(旧TNで通行止め。通行不可能)との分岐点を過ぎると登坂車線のある上り坂となる。この付近は1998年(平10年)11月に供用開始となったR426登尾道路。整備された2車線道となっている。坂を上りきると全長1777mの登尾TNで登尾峠を一気に抜けて京都府から兵庫県に入る。野花のR9交差点から約5kmである。

 トンネルを出ると兵庫県豊岡市但東町(旧:出石郡但東町)に入る。坂を下って兵庫県側のR426旧道分岐点を過ぎると、豊岡市但東町大河内の集落内を通り抜ける。山間の長閑な農村だ。ほどなくしてr63(県道山東大江線)との交差点に到着する。野花のR9交差点から約15kmである。

1.福知山市野花のR9・R426交差点。R426

  はここを右折する。

2.R426は整備された2車線道で始まる。豊岡

  市まで2車線道のままで進んで行く。

3.福知山市北部の山間を進んで行く。長閑な山

  間の農村を繋いでいる。

 

4.やがて登坂車線が現れる。上りきると登尾

  TNに入る。

5.登尾TN(兵庫県側抗口)。高規格のトンネ

  ル。旧TNは閉鎖されている。

 

■兵庫県豊岡市但東町【但東町大河内〜但東町出合】

 但東町大河内から平坦な2車線道となって山間を進んで行く。但東町久畑でr63が分岐すると、進路を北西に向けて出石川に沿って進んで行く。川沿いの2車線道を淡々と進んで行く。豊岡市但東町内も山間に広がる長閑な農村地帯を繋ぐローカル国道区間で、交通量が少なければのんびりと走ることが出来て気持ちが良い区間だ。

 豊岡市但東町栗尾では車道を挟むように2本の黄色いポールが立っている。これが東経135度線を示すポールで、ポール間を東経135度線が通っていることになる。ちなみに東経135度線が通過する国道は、北よりR178・R312(R482)・R426・R9・R427(R429)・R175・R372・R2・R28の9国道となっている。

 但東町栗尾から先も山間の2車線道を淡々と走り、野花のR9交差点から約24kmで但東町出合の出合交差点に到着する。

6.豊岡市但東町内に入っても風景に変化ない。

  ローカル国道区間を進んで行く。

7.のんびりした山間の農村風景が広がる。

  但東町栗尾では東経135度線を越える。

8.但東町出合に到着。この先のR482との交差

  点は左折して出石方面に向かう。

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 登尾峠を挟んだ区間です。この区間は山間のローカル国道という感じの道です。1998年(平10年)11月に登尾TNを含む登尾道路が供用開始されたこともあって、特に問題なく走ることが出来ます。@管理人は供用開始以前からR426を走っており、今は閉鎖された旧道の登尾隧道も何度か通り抜けています。旧道は急カーブの多いワインディングでした。その時に比べるとかなり快適になったのは言うまでもありません。

 この区間は福知山から出石を抜けて豊岡に向かう最短ルートの一部となります。また蕎麦で有名な出石へのアクセス道路でもあるので、土日や連休時は車や観光バスの通行量が大変多くR9との野花交差点付近は渋滞気味となります。

 2004年(平16年)10月の台風23号ではR426も大きな被害を受けていますが、今は復旧しています。

■ガソリンスタンド

 豊岡市但東町内にGSが数軒ありますが、登尾峠より南側の福知山市内のR426沿いにGSはありません。

■アドバイス

 特に問題なく走ることが出来ます。

■注意点

 峠前後では悪天候時は注意して下さい。

 冬期は路面凍結・積雪のある道路です。冬期の走行には要注意です。

●走行DATA

京都府福知山市〜兵庫県豊岡市但東町

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:2005年4月23日/他多数

注意>>この区間は、走行方向問わず頻繁に走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

【合併情報】

●2005年(平17年)4月1日付けで、兵庫県豊岡市と兵庫県城崎郡城崎町、城崎郡竹野町、城崎郡日高町、出石郡出石町、出石郡但東町の5町が対等

 併しました。出石町と但東町は、それぞれ『豊岡市出石町』『豊岡市但東町』になりました。

○国道426号線

 兵庫県豊岡市但東町〜兵庫県豊岡市

【レポートは豊岡市但東町→豊岡市方向(終点→起点方向)です。】

■兵庫県豊岡市但東町〜兵庫県豊岡市出石町

 豊岡市但東町出合の出合交差点を左折するとR482と重複したまま西に向かう。出石川に沿って進む平坦な2車線道が続き、適当なカーブが連続する快走をひた走る。豊岡市出石町(旧:出石郡出石町)に入り、出合交差点から8kmほど走ると出石川を渡る乙女橋東詰に到着する。ここから分岐するr2(県道宮津八鹿線)がR426旧道で出石市街を通り抜ける。

 乙女橋東詰はそのまま直進。橋から先はR426出石BPと呼ばれるバイパス区間に入る。出石川の西側に建設された2車線の高規格道路。出石TNを含む約4kmのBPだが出石町長砂までしか開通していない。北端のT字交差点を右折して長砂橋を渡った東詰で、出石市街を通り出石川右岸を通るR426旧道と合流。東詰交差点を左折して、以後は出石川右岸を進んで行く。

1.出合交差点からはR482と重複して西に向

  かう。団子標識はない。

2.川沿いの平坦な快走2車線道が続く。快晴だ

  と気持ちよく走ることが出来る。

3.R426出石BPに入る。高規格道路で快適に

  走行出来る。

 

 

4.出石BP内にある出石TN。このTNを出て少

  し北に進むとBPは終わる。

 

 

■兵庫県豊岡市出石町〜兵庫県豊岡市

 長砂橋東詰から少し北にある鳥居橋交差点でR482が分岐すると、R426は再び単独国道となって豊岡市市街に向かう。出石川右岸は見通しの良い平坦な2車線道。川の流れに沿って緩やかなカーブを描いている。

 しばらく走ると出石川は円山川と合流し、R426は円山川右岸を進んで行く。対岸の左岸にはR312が見えている。円山川の両岸を国道が走っていることになる。1.5kmほど円山川右岸を走るが、やがて円山大橋で円山川を越えて左岸に渡り、大橋西詰でR312と合流。R426はR312と重複して豊岡市街を進んで行く。市街地内は歩道のない狭い2車線道。交通量が多いので渋滞気味である。2kmほど市街地内を走ると、R312立野大橋西側にある立野交差点に到着。R312は右折するが、R426はそのまま直進する。

 豊岡市但東町出合の出合交差点から約23kmである。

5.鳥居橋(東詰)。ここでR482が左に向かって

  分岐する。

6.R426は出石川右岸を走る。見通しの良い

  平坦な2車線道が続く。

7.見通しの良い区間が続く。出石川の河原には

  台風23号の痕跡が残っていた。

 

8.円山川右岸を走る。赤い橋が円山大橋。この

  先で左折して橋を渡ってR312と合流する。

9.豊岡市街のR312との重複区間。交通量が

  多く渋滞しがち。

 

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 豊岡市但東町〜豊岡市出石町〜豊岡市の区間は、出石川〜円山川に沿って進む平坦な2車線道が続き快走できる区間です。以前は出石市街を経由していましたが、現在は出石川西側を行くBPにルートが変更されています。計画ではBPはもう少し先まで延びるとのことです。

 出石川〜円山川の右岸を進む区間は、信号の少ない見通しの良い区間です。交通量が少なければ快適に走ることが出来ます。交通量は多く、土日祝日などは観光客の車や観光バスで混雑します。

 豊岡市街地内は道幅がやや狭く交通量が多いため、平日の昼間でも渋滞気味です。市街地に用事がなければ走らない方が良いでしょう。

■ガソリンスタンド

 豊岡市街地と出石市街地にGSがあります。出石川右岸区間にはGSはありません。

■アドバイス

 特に問題なく走ることが出来ます。

 歩道などがないので、自転車の場合は右岸区間を走るときは注意して下さい。

■注意点

 冬期は路面凍結・積雪のある道路です。冬期の走行には要注意です。

●走行DATA

兵庫県豊岡市但東町〜兵庫県豊岡市

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:2005年4月23日/他多数

注意>>この区間は、走行方向問わず頻繁に走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

【合併情報】

●2005年(平17年)4月1日付けで、兵庫県豊岡市と兵庫県城崎郡城崎町、城崎郡竹野町、城崎郡日高町、出石郡出石町、出石郡但東町の5町が対等

 併しました。出石町と但東町は、それぞれ『豊岡市出石町』『豊岡市但東町』になりました。

○国道426号線

 兵庫県豊岡市

【レポートはR312交差点→R178交差点方向(終点→起点方向)です。】

 豊岡市市街地の立野交差点を直進する。R426は再び単独国道となって円山川左岸を進んで行く。1kmほど北に進むと堀川橋西詰に至る。ここでR426は円山川左岸から離れて市街地方向に進路を変え、急坂を下り市街地へと入って行く。

 1kmほど市街地内を進むとロータリーが現れる。ロータリーはR426に指定されており、関西圏では唯一のロータリー国道となっている。ロータリーには合計6本の道が入ってきており、うち2本がR426となる。円山川方向から来たR426は、ロータリー内を右回りに進み約230度方向からロータリーを脱出する。

 その先はやや狭い2車線道で市街地内を進み、五荘大橋でJR山陰本線と北近畿タンゴ鉄道を越える。その後はJR西側の市街地内を進み、五荘大橋から800mほど進むとR178との交差点に到着する。立野交差点から約4kmである。

1.この先が立野交差点。R426はこのまま直

  進する。

2.R426は1kmほど円山川左岸を進んで行く。

  典型的な町中国道。

3.円山川から離れて市街地内を進む。歩道のな

  いやや狭い2車線道。

4.やがてロータリーが現れる。当然のことなが

  ら右回り一方通行。

5.標識。約230度で脱出する。関西圏では唯

  一のロータリー国道だろう。

6.反対側から撮影。こちら側からだと約130度で

  脱出ということになる。

7.ロータリーを過ぎると市街地内を走る。町中

  の国道らしい風景が続く。

8.JRを越えてJR西側の市街地に入る。平坦な

  2車線道を淡々と進んで行く。

9.やがてR178との交差点に到着。構造が少し

  複雑なのでご注意を。

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 豊岡市街地区間です。この区間は典型的な市街地内の町中国道です。交通量はそれなりにあります。多くは買い物や仕事に訪れる人達の車です。

 この区間の特徴は豊岡駅前近くにあるロータリーです。関西圏では唯一のロータリー国道でしょう。@管理人は何度か豊岡市を訪れていますが、 いつも市街地をパスしていたため、ロータリー国道を走ったのは05年4月が初めてでした。

■ガソリンスタンド

 数軒あります。

■アドバイス

 特に問題ありません。強いて書くなら、ロータリーは右回りで一方通行です。

■注意点

 歩行者・自転車には注意して下さい。またロータリーに入るときは右方向から来る車に注意して下さい。

 冬期は路面凍結・積雪があります。

●走行DATA

兵庫県豊岡市(R312→R178)

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:2005年4月23日

【合併情報】

●2005年(平17年)4月1日付けで、兵庫県豊岡市と兵庫県城崎郡城崎町、城崎郡竹野町、城崎郡日高町、出石郡出石町、出石郡但東町の5町が対等

 併しました。

【国道426号線終わり】

>>R391〜R449に戻る