●国道391号線〜国道449号線

 R391〜R449は1982年(昭57年)4月1日付けで国道に指定されたグループです。

 国道指定されてから年月が経過しているので整備されている道が多いかと思われるでしょうが、R418やR425、R439などの強者など、今だに悪路区間の多い道が存在します。

 それでも徐々に整備・改良が進んでおり、悪路3ケタ国道から脱しつつある道も存在します。

●DATA

 指定路線:59路線

 未開通路線:なし 

3ケタ国道走行記

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国道391号線

起点:北海道釧路市〜終点:北海道網走市(164.3km)

 北海道釧路市と網走市を結ぶ道東縦断3ケタ国道です。釧路から弟子屈を経由してオホーツク海側に出て、あとはR244と重複して網走に向かいます。

 交通量は多く大型トラックの通行が多い国道です。また道東の観光地を結ぶ国道でもあるので、観光客の車や観光バスの通行も多い国道となっています。

国道392号線

起点:北海道釧路市〜終点:北海道中川郡本別町(83.6km)

 北海道釧路市と北海道中川郡本別町を結ぶ3ケタ国道です。全区間の半分近くを上位国道と重複しているため、単独区間は白糠郡白糠町内のみとなっています。地図を見ると中途半端な長さになっているのはそのためです。

 道路自体は整備された2車線道が続く快走路となっています。

 

国道396号線

起点:岩手県遠野市〜終点:岩手県盛岡市(58.9km)

 岩手県を南北に縦断する3ケタ国道です。

 整備・改良が進み、ほとんど全線が2車線道となっています。町中を通る区間が少なく、東北の農村地帯をのんびりと繋いでいます。

 岩手県盛岡市と遠野市を結ぶ最短距離のルートとなり、ツーリングのルート一部としてお勧めの道です。

国道421号線

起点:三重県桑名市〜終点:滋賀県近江八幡市(72.0km)

 三重県桑名市と滋賀県近江八幡市を結ぶ3ケタ国道。鈴鹿山脈を越える国道群の1つです。

 県境となる石榑峠に『コンクリートブロック』が設置されていることで有名な3ケタ国道でしたが、平成23年(2011年)3月末に石榑トンネル(L=4158m)が開通。快適な3ケタ国道となってしまいました。

*石榑トンネル開通後に走行していますが、記事はまだ更新していません。m(_ _)m

国道422号線

起点:滋賀県大津市〜終点:三重県北牟婁郡紀伊長島町(166.4km)

 紀伊半島縦断3ケタ国道の一つで、滋賀県・奈良県・三重県を通って紀伊半島東部を縦断しています。

 地図だけで見ると、R1と紀伊半島を横断する主要国道を連絡していますが、その役目を果たしているのは北部だけ。後年国道指定された区間は分断区間2区間を含む 悪路区間が多く、『紀伊半島縦断』という使命は全く果たしていません。その使命を果たすのは何年後なのでしょうか?

国道423号線

起点:大阪府大阪市〜終点:京都府亀岡市(53.5km) 

 大阪府大阪市と京都府亀岡市を結ぶ近畿北部の縦断3ケタ国道。大阪市〜大阪府箕面市にかけては『新御堂筋』と呼ばれる都市道路となっており、大阪北部の大動脈となっています。

 一方、大阪府池田市以北は山間を行く3ケタ国道区間。京都府亀岡市内には急勾配・ヘアピンカーブが連続するワインディング区間があるなど、変化に富む国道です。

国道424号線

起点:和歌山県田辺市〜終点:和歌山県紀の川市(118.4km)

紀伊半島西部を走る『紀伊半島縦断国道』。起点・終点とも和歌山県内という『和歌山県内国道』となっています。

 整備が進み高規格道路の2車線区間が増えてきていますが、一部では1車線狭路悪路区間が残っています。最近は路線改良工事が行われており、近年中に悪路区間はなくなるかも知れません。

 

国道425号線

起点:三重県尾鷲市〜終点:和歌山県御坊市(194.3km)

 起点終点ともR42と接続する紀伊半島3ケタ国道。地図上でみるとR42のショートカット路になりそうですが、実際はショートカット路の役割は全く果たしていない悪路となっています。悪路国道を選ぶとすれば、間違いなく上位にランクインすることは間違いありません。興味本位で走ると大変な目に遭います。

 そんな国道ですが、近年は平野部などで改良整備が進んでいます。

国道426号線

起点:兵庫県豊岡市〜終点:京都府福知山市(49.6km) 

 近畿地方北部の3ケタ国道。兵庫県北部の主要都市豊岡市と、京都府北部の主要都市である福知山市を結びます。1998年11月に登尾トンネルが供用開始となり、かなり快適に走ることが出来るようになりました。豊岡市内も川沿いを進む快走路となっています。

 関西圏では唯一のロータリーを有する国道です。

国道429号線

起点:岡山県倉敷市〜終点:京都府福知山市(253.1km)

 岡山県倉敷市と京都府福知山市を結ぶ本州縦断3ケタ国道です。もともとは岡山県倉敷市と岡山県津山市の間を結んでいましたが、1993年(平5年)4月に区間が延長されて現在の形になりました。

 延長された区間のうち、兵庫県〜京都府にかけての区間には悪路区間が出現。特に兵庫県・京都府間の榎峠は3ケタ国道らしい狭路が続きます。

国道430号線

起点:岡山県倉敷市〜終点:岡山県玉野市(38.8km)

 岡山県倉敷市と岡山県玉野市を児島半島を回って結ぶ3ケタ国道です。

 西瀬戸自動車道を境にして東西の沿道の風景が全く違う道となっています。西側(倉敷市側)は産業道路で咬合地帯を進み、東側(玉野市側)は海岸沿いを進むシーサイドラインとなっており、のんびりと瀬戸大橋を遠くに見ながら走ることが出来ます。

 

国道436号線

起点:兵庫県姫路市〜終点:香川県高松市(33.4km)

本州と四国を結ぶ本四連絡国道の一つ。姫路港〜小豆島福田港、小豆島土庄港〜高松港の間が海上区間となっており、フェリーでの移動となります。

 陸上区間のほとんどを小豆島区間が占めています。姫路市内には1kmほどが指定されていますが、一方通行区間があるので起点→終点方向に走行しないと全区間をトレースできません。

国道437号線

【1】:愛媛県松山市/山口県大島郡東和町〜山口県玖珂郡玖珂町

○本州と四国を結ぶ本四連絡国道。四国と屋代島の間は海上分断区間となっています。

国道438号線

起点:徳島県徳島市〜終点:香川県坂出市(163km)

 徳島県徳島市と香川県坂出市を結ぶ3ケタ国道。四国北東部をL字形のルートを描いて結んでいます。見ノ越を経由する3

ケタ国道で、見ノ越前後の区間は狭路坂道が続く悪路区間となっています。

 徳島市から見ノ越まではR439と重複。美馬市木屋平から見ノ越まではR492とも重複しています。

 1車線狭路から6車線の幅広道路、山間の狭路から高規格道路まで、いろんな道路状態を体験できます。

国道439号線

起点:徳島県徳島市〜終点:高知県四万十市(341.2km)

 通称「よさく」。四国を代表する3ケタ国道。標高1000mを越える峠を通り抜けて四国を横断しています。

 近年は整備改良が進み、高知県内ではバイパス道路があちこちに完成。かつての悪路時代の面影は少なくなっています。しかし京柱峠越え区間や杓子峠越え区間などはまだ当分は狭路3ケタ 国道のままで、かつての悪路時代のR439を今に伝えています。

国道440号線

起点:愛媛県松山市〜終点:高知県高岡郡檮原町(96.2km)

 愛媛県松山市と高知県高岡郡檮原町を結ぶ四国縦断国道。標高1080mの地芳峠を越えています。単独区間はR33〜R197の間だけで、他はR11やR33などの上位国道と重複しています。

 近年は整備・改良が進んでおり、あちこちで高規格道路に生まれ変わりつつあります。かつての狭路3ケタ国道のR440を体験できるのも時間の問題でしょう。

国道441号線

起点:愛媛県大洲市〜終点:高知県四万十市(110.9km)

 四国西部の愛媛県大洲市と高知県四万十市を結ぶ四国縦断国道。地図上ではR56〜R381〜R56と

上位国道と接し、起点終点ともにR56と接しています。

 R381を境として、北部(大洲市寄り)は狭路坂道が続く山越え区間、南部(四万十市寄り)は川沿いの平坦な道が続くローカル国道区間となっています。なおルートを見落としやすい所があるので注意が必要です。

国道442号線

【1】:大分県大分市〜大分県竹田市〜熊本県阿蘇郡小国町

【2】:熊本県阿蘇郡小国町〜大分県日田郡中津江村〜福岡県八女市〜福岡県大川市

○九州横断3ケタ国道の1つ。ローカル国道(酷道)と市街地国道の2つの面を持つ3ケタ国道です。

国道446号線

【1】:宮崎県日向市〜宮崎県東臼杵郡東郷町〜熊本県球磨郡湯前町

○九州横断3ケタ国道の1つ。全区間のおよそ8割が上位国道との重複区間で、単独区間は20kmほどだけという国道です。

国道448号線

【1】:鹿児島県指宿市〜鹿児島県肝属郡大根占町

【2】:鹿児島県肝属郡大根占町〜鹿児島県曽於郡志布志町〜宮崎県宮崎市

○南九州の3ケタ国道。鹿児島湾を渡って大隅半島を横断し、九州の東海岸をひたすら北上します。整備・改良の進んだ快適な国道です。

国道449号線

起点:沖縄県国頭郡本部町〜終点:沖縄県名護市(20.6km)

 沖縄本島北部に突き出た本部半島の南半分を回る3ケタ国道。整備が進み走りやすい国道となっています。

 のんびりと海を眺めて走ることができます。

 

 

3ケタ国道走行記

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