国道436号線

起点:兵庫県姫路市→終点:香川県高松市(33.4km)

●概況

 国道436号線は兵庫県姫路市と香川県高松市を小豆島経由で結ぶ本四連絡国道の一つ。本州〜小豆島間と小豆島〜四国間に海上区間を有し、同区間はフェリーにて連絡している。

 四国の高松市内はR30と重複しているので、単独国道区間は小豆島の土庄までとなっている。

●取材DATA

>>走行日:各項参照

>>走行方向:各項参照

>>レポート記述方向:各項参照

●変遷

 昭和57年(1982年)4月1日:兵庫県姫路市〜香川県高松市の国道として誕生。

 現在に至る。

◆Update:平成22年(2010年)8月31日

R391〜R449に戻る

国道436号線

香川県高松市

香川県小豆郡土庄町〜香川県小豆郡小豆島町

兵庫県姫路市飾磨区

○国道436号線

 【香川県高松市】

【レポートは高松港→高松市中新町方向(起点→終点方向)です。】

 R436の四国本島区間は高松港からR30と重複して始まる。そのため国道表示などはR30のみとなっている。高松市北浜町の宇高国道フェリー乗り場前付近が四国本島における、R30・R436の始点となり、『0.6km』ポストが設置されている。起点まで600m では短すぎると思ったら、このポストの計測起点は高松駅前となっていた。

 宇高国道フェリー乗り場を過ぎると片側2車線の4車線道となり東に向かう。高松城趾の北側を進む道路で、『水城通り』という名前が付けられている。四国フェリー乗り場を過ぎてしばらく進むと、サンポート高松玉藻交差点に至り、ここを左折して南に向かう。高松城趾の西側を南下するようになるのだが、道は片側3車線の広い道となる。ここからは『中央通り』と呼ばれる、高松市街中心部を南北に貫く幹線道路になる。

 高松市街中心部に入り、高松港から1.6kmほど進むとR11との番町交差点に到着。ここからはR11と重複。3ケタ国道が表に現れることはなく、R11の表示だけとなる。引き続き片側3車線を500mほど進むと中新町交差点に到着。ここがR436終点となる。

1.宇高国道フェリー乗り場前にある0.6kmポ

  スト。道端にポツンと立っている。

2.R30(R436)の四国本島側端点としては寂しげ

  な端点。

3.写真1の反対側。ポストには『高松駅まで』と記

  されている。

4.高松城趾北側を行く。この先の全日空ホテル

  前で左折して南に向かう。

5.高松市街中心部を片側3車線道路で進む。

  交通量は多い。

6.中新町交差点。R436の他にも、R30・R32・R19

  3・R492・県道の起点終点となっている。(0909)

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成22年(2010年)3月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 都市部を行く幹線道。高松市街と高松駅や高松港を結んでいることもあり、通行量の非常に多い道となっています。走行に注意してください。

●走行DATA

香川県高松市

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:平成21年(2009年)9月10日/平成22年(2010年)3月14日/他

○国道436号線

 香川県小豆郡土庄町〜香川県小豆郡小豆島町

【レポートは土庄町→小豆島町方向(終点→起点方向)です。】

■小豆郡土庄町【土庄町土庄〜土庄町淵崎】

 香川県高松市高松港からのR436は海上区間となる。高松港〜小豆島土庄港の間の海上区間では、四国フェリーと小豆島急行フェリーが共同運行でフェリーを運航している。高松港からの両社のフェリーは土庄港に発着するが、フェリー乗り場のある土庄港は国道端点ではなく、高速艇乗り場がR436小豆島区間の西側端点となっている。

 土庄港を出たR436は2車線道となって小豆郡土庄町の町中を進んで行く。1.2kmほど町中を進むと、r26(県道土庄福田線)との土庄交差点に至る。T字交差点となっており、土庄港から来た場合は右折する。土庄交差点を右折すると緩やかな坂道を上り、平成22年(2010年)3月時点ではR436唯一のトンネルとなる、新町隧道(L=93m)を越えて前島の南岸に出る。この新町隧道は1.5車線幅となっており、トンネル内での車同士の離合は困難な状態となっている。

 海岸線近くのT字交差点を左折すると前島南岸を進み、世界一狭い土渕海峡を渡って小豆島本島に移る。小豆島本島の土庄町淵崎地区の町中を進むとr26との淵崎交差点に到着。R436は右折して小豆郡小豆島町方面に向かう。

1.土庄港高速艇ターミナル前がR436小豆島

  区間の西側端点。

2.土庄港からは町中を進んで行く。町中2車線

  道を進んで行く。

3.土庄の町中を淡々と進んで行く。町中を行く3

  ケタ国道区間。

4.この先の土庄交差点は右折する。左折すると

  r26に入る。

5.坂道を上ると新町隧道に至る。トンネル内部

  の道幅は1.5車線幅と狭い。北口を撮影。

6.前島の南岸に出ると2車線道となる。整備され

  た2車線道を進んで行く。

7.この先の橋で土渕海峡を越える。川を渡る橋

  のようだが海峡を越える橋。

8.小豆島本島に渡り淵崎地区の町中を進んで

  行く。

9.r26との淵崎交差点に至る。土庄港から来た場

  合はここは右折する。

<<写真はすべて平成22年(2010年)3月撮影>>

■小豆郡土庄町〜小豆郡小豆島町

 淵崎交差点を右折してからも2車線道が続く。淵崎の町を過ぎるとアップダウンのある峠道となり、小さな峠を下ると小豆郡小豆島町の旧小豆郡池田町域に入る。小豆島町蒲生地区の町中を2車線道で淡々と通り抜け、再び小さな丘を越えて小豆島町池田地区の町中に至る。池田港フェリーターミナル入口前を過ぎるとr250(県道三都港平木線)との平木交差点に到着し、交差点を左折してからも町中を進んで行く。

 やがて町から離れると長く緩やかな2車線坂道となり山間へと入って行き、大峠と呼ばれる峠を越える。峠東側の坂を下る途中で旧小豆郡池田町域に入り、小豆島町竹生(たこ)地区の町中に入る。道の駅『小豆島オリーブ園』前を通り過ぎると、瀬戸内国道らしい穏やかな内海湾沿いに進む平坦な2車線道となる。2.5kmほど海岸沿いを進むと小豆島町草壁本町の町中に入り、草壁港前を通り過ぎてr29(県道寒霞渓公園線)との草壁本町交差点に到着する。

10.小豆島内の幹線道路なので、淵崎交差点か

  らは交通量が多くなる。

11.小豆島町蒲生地区を走る。よくある3ケタ国

  道らしい光景。

12.池田港フェリーターミナル前を通り過ぎて、池

  田の町中を進んで行く。

13.淡々と町中を進んで行く。歩道のない2車線

  道が続く。

14.やがて大峠に向けて緩やかで長い坂道とな

  る。

15.やがて小豆島町竹生地区に至る。道の駅前

  付近からは平坦な2車線道になる。

16.瀬戸内国道らしい光景。穏やかな瀬戸内海

  沿いを進んで行く。

17.町中を進む。右にある堤防の外側は海となっ

  ている。

18.海岸線のすぐそばを進んで行く。島国道という

  感じはあまりしない。

<<写真はすべて平成22年(2010年)3月撮影>>

■小豆郡小豆島町【小豆島町草壁本町〜小豆島町岩谷】

 草壁本町交差点を過ぎると町の中心地を進んで行く。1kmほど進んでr28(県道坂手港線)を左折すると、小豆島町安田地区の町中を進む。町を抜けるとそれまでの平坦な2車線道からは一変し、急坂・急カーブが連続する2車線ワインディング区間に入る。

 葛折りのカーブが連続する峠道を進んで橘峠に到着。峠から少し下ってr248(県道橘大角坂手港線)交差点を過ぎ、ここより先は進路を北向きに変える。急カーブの続く2車線下り坂を進んで行くと、やがて小豆島町橘地区の町に到着する。この橘峠ではR436橘バイパス(L=1900m)が建設中で、峠下を貫く橘トンネル(L=654m)がすでに貫通。平成23年度(2011年度)の開通を目指して工事が進められている。

 小豆島町橘地区を過ぎると、R436は小豆島東海岸を北上するようになる。南海岸沿いのように海岸線近くを走らずに海岸近くの断崖上を進むため、アップダウンが連続する区間となる。時折見通しの悪い急カーブもあったりするが、整備された2車線道なのでさほど問題なく走ることが出来る。そんな道を2kmほど 進み、小豆島町岩谷の町に到着する。

19.小豆島町草壁本町の町中を進んで行く。旧

  池田町の中心地。

20.この先がr29交差点。R436は左折する。左に

  旧町役場ある。

21.橘峠に向かって2車線坂道を上り始める。急

  カーブが連続する。バイパスが建設中だった。

22.下り坂を下り終えると小豆島町橘地区の町

  中に至る。

23.やがて道は小豆島の東海岸を北上するよう

  になる。アップダウンの続く2車線道を行く。

24.小豆島町岩谷の町に至る。町を抜けると上り

  坂となって断崖上を進んで行く。

<<写真はすべて平成22年(2010年)3月撮影>>

■小豆郡小豆島町【小豆島町岩谷〜小豆島町福田】

 小豆島町岩谷の町を過ぎると、R436はアップダウンが連続する2車線道となって島の東海岸を北上する。東海岸は山がそのまま海に入り込むような地形となっているので、R436は標高の高い場所を進んで行く。そのため 見晴らしの良い場所があったりするが、走っていると急には止まれない。

 小豆島町当浜地区の町を過ぎると再び坂道となる。急カーブの続く2車線ワインディング区間となり、山中の3ケタ国道となる。

やがて民家が現れ、長い下り坂を下って行くと小豆島町福田の町中に至り、姫路港に向かう小豆島急行フェリーの福田港フェリーターミナル前に到着。土庄港から約30kmである。

 R436は福田港フェリーターミナル前からもう少し進むようで、福田港前のすぐ先にある伊豆川を渡り、橋の北詰にあるr26との福田交差点が小豆島区間の東側端点のようだ。ここで小豆郡土庄町の町中で別れて小豆島北岸沿いに進んできたr26と再び接することになる。

25.アップダウンが連続する整備された2車線道

  を行く。

26.海岸沿いを進むが海は遠い。山中を行く3ケ

  タ国道っぽく感じる。

27.急坂・急カーブが連続する2車線道を進む。

  山間を進んで行く。

28.やがて小豆島町福田に至る。この先長い坂

  を下る。

29.福田港からは長い坂道となっている。

  (福田港→土庄港方向を撮影)

30.福田の町中を北上。森庄川を渡ると福田港フ

  ェリーターミナル前に至る。

31.福田港前が東側端点? 案内標識は→が

  r26、←がR436となっている。

32.ターミナル前を過ぎて伊豆川を渡る橋の北

  詰が端点か?直進するとr26に入る。

33.福田交差点の案内標識。→がR436、←がr26

  で表記されている。

<<写真はすべて平成22年(2010年)3月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 R436の陸上区間のほとんどを占めるのが小豆島区間。小豆島におけるR436は、本州と四国本島を結ぶフェリーが発着する島東端の福田港と西端の土庄港を南回りで結んでいます。r26(県道土庄福田線)も北回りで同じような役割を担っていますが、南回りルートの方は旧内海町や旧池田町の中心地を経由するため小豆島の幹線道路となっているようです。

 福田港から小豆島町安田までの小豆島東岸を行く区間は交通量の少ない区間ですが、小豆島町安田から土庄町までの区間は町を繋ぐ区間となり、また観光地もあるために交通量の多い区間となります。夏場は海水浴客の車などで混雑することがあります。

■ガソリンスタンド

 福田港〜小豆島町安田まではGSはありませんが、安田以東の区間には町中にGSがあります。

アドバイス

 2車線ワインディング区間がありますが、ほとんど問題なく走行できます。

 島東海岸区間はアップダウンが続くので、自転車での走行時は余裕を持って走行してください。

■注意点

 悪天候時、海が荒れているときは走行に注意してください。

●走行DATA

香川県小豆郡小豆島町〜小豆郡土庄町

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:平成22年(2010年)3月14日/他

【合併情報】

●平成18年(2006年)3月21日付けで、香川県小豆郡内海町と小豆郡池田町が対等合併して『香川県小豆郡小豆島町』になりました。

○国道436号線

 兵庫県姫路市飾磨区

【レポートは姫路飾磨港→R250方向(終点→起点方向)です。】

■姫路市飾磨区【姫路飾磨港〜飾磨区細江】

 小豆島の福田港からは再び海上区間となる。福田港と本州側の姫路港の間は小豆島急行フェリーで結ばれている。本州側のR436端点は姫路飾磨港ということになるが、端点は港のフェリーターミナルから離れた場所にある。

 フェリーターミナルへのメインアクセス道路へは向かわず姫路ポートセンター横を通り抜けて北に向かうと、漁船などを係留している入り江のような形の港に出る。港に沿って進んで港の北西角付近で2車線道との交差点に至るのだが、この交差点付近がR436姫路港の端点になる。知っていないと間違いなく見落としてしまう場所だ。

 端点からの国道は平坦な1.5車線道で始まる。姫路飾磨港への国道とは思えない道路で、どうみても町中の生活道路にしか見えない。端点から北に向かい、日本通運横を過ぎると飾磨臨海大橋をくぐる。この付近にR436国道標識が立っている。この狭路が国道であることの証である。

 飾磨臨海大橋から100mほど進むと二差路に到着。R436のルートとしては直進なのだが、直進方向は北→南方向(R250→姫路飾磨港方向)への一方通行区間となっているので、港→R250方向に走ると右に逸れる道路を進まなくてはならない。

 北→南方向(R250→姫路飾磨港方向)に進んだ場合、この一方通区間入口が見落としやすい場所となる。R250からの道路(R436)と姫路飾磨港に向かう片側2車線の4車線産業道路との交差点直前で左に分岐する狭路が国道なのだ。案内標識や国道標識などはなく、知っていないと見落としてR436のルートから外れてしまう。注意していただきたい。

1.姫路飾磨港のR436端点。ガレージ前の道路

  が国道。何の標識もない。知っていないと見

  落とすような場所だ。

2.端点から北(R250方向)を見る。どうみても生

  活道路だ。港近くということで工場や事務所な

  どが建ち並ぶ。

3.平坦な1.5車線狭路を進んで行くと、R436の

  国道標識が現れる。国道の証。

  (R250→姫路飾磨港方向を撮影)

4.姫路飾磨港→R250方向の標識。この先で一

  通区間が現れる。上に見える橋は飾磨臨海

  大橋。

5.R250→姫路飾磨港方向で走ると、見落とす

  可能性の高いのがこの場所。停止線横の狭

  路に進むのが正解。

6.R436の一方通行区間入口。国道は思えない。

  案内標識や国道標識などの設置はない。非常

  に分かりにくい交差点だ。

<<写真はすべて平成22年(2010年)3月撮影>>

■姫路市飾磨区【飾磨区細江〜末広橋交差点】

 一通区間入口からのR436は平坦な2車線道となって北に向かう。浜手緑地を過ぎると姫路市飾磨区の市街地内を進んで行く。R2やR250から姫路飾磨港に向かう車などは4車線道路を走るので、港に向かう国道としての役割はほとんど果たしていない。市街地内の生活道路となっている。

 市街地内を淡々と進み、姫路飾磨港から約1.2kmで末広橋を渡り、R250との末広橋交差点に至る。ここがR436起点である。

7.一通区間迂回路との交差点。R436ではな

  い。(R250→姫路飾磨港方向を撮影)

8.姫路市飾磨区内は2車線道で進んで行く。

  典型的な市街地内国道。

9.市街地区間にもR436国道標識が設置されてい

  る。

 

10.R250→姫路飾磨港方向車線の国道標識。

  市街地内は完全な生活道路となっている。

11.この先がR250との末広橋交差点。R436起

  点である。小さな橋の北詰にある。

 

<<写真はすべて平成22年(2010年)3月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 R436の本州区間。距離にして1.2kmほどの短い区間ですが、400番台の3ケタ国道らしい区間となっています。本文中にも書いたとおり、50mほどの一方通行区間があるのでR250→姫路飾磨港方向に走行しないと一方向走行でのトレースはできません。ただ、この方向で走ると一方通行区間を見逃してコースを見失う可能性があるので注意してください。一通区間入口を知っていないと港近くで間違いなくルートを見失います。

 また姫路飾磨港の端点も知っていないと気付かずに通り過ぎます。野田川の右岸に出てしまったら見落としています。ちなみに@管理人は走行時に端点を見落としてしまいました。

 この区間はR250と姫路飾磨港を結びますが、ほとんどの車が4車線道を走るので、R436は市街地内を行く生活道路になっています。

■注意点

 市街地内は歩行者や自転車に注意してください。

●走行DATA

兵庫県姫路市飾磨区

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:平成22年(2010年)3月14日

◆平成22年(2010年)3月14日はツーリングオフ会でR436を走行しています。同行者:赤の守護神さん

国道436号線【終】

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