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国道438号線(1)

徳島県徳島市〜徳島県名西郡神山町

徳島県名西郡神山町〜徳島県美馬市

○国道438号線

 【徳島県徳島市〜徳島県名西郡神山町】

【レポートは徳島市→名西郡神山町方向(起点→終点方向)です。】

■徳島県徳島市【徳島本町〜南二軒屋町】

 R438の起点は徳島市市街にある徳島本町交差点となる。同交差点はR192の終点・R439起点でもあり、R438は両国道と重複して徳島市街を片側2車線の4車線道で西に向かう。徳島本町交差点はR11との交差点でもあり、交差点周辺は通行量が大変多く、ラッシュ時は渋滞が頻発する区間でもある。

 R192を西に向かうとJR牟岐線をアンダーパスし、本町交差点から1kmほどでJR徳島駅前近くにある元町交差点に至る。ここでR438はR439と共にR192から分岐し、剣山目指して進むことになる。R192から分岐した直後は中央分離帯のある片側3車線の6車線という広い道で、徳島駅前のメインストリートのような道である。新町橋で新町川を渡ると、正面にある眉山目指して進み、元町交差点から400mほどで東天神前交差点に至り左折する。

 東天神前交差点を左折すると徳島市街を片側2車線の4車線道で南下するが、1.7kmほど南下した南二軒屋町交差点を右折すると徳島市の町中を進む対面通行の2車線道となって剣山を目指すことになる。

1.R438起点の徳島本町交差点。R11南行き

  車線から撮影。R438へは右折する。

2.市街地を1kmほど西に向かい、元町交差点

  でR192から分岐する。

3.分岐直後、R438側から元町交差点を見る。道

  幅の広い道路。

4.新町橋北詰。眉山が見える。いずれ歩道より

  も道幅が狭くなるとは思えない道路状態。

5.この先、東天神前交差点を左折する。目の前

  にある建物はロープウェイ乗り場他。

6.徳島市街地を4車線道で南下する。市街地国

  道という感じの道。

   

7.やがて二軒屋駅近くの交差点で右折する。

  追い越し車線が右折レーンになる。

 

 

<<写真はすべて2008年7月撮影>>

■徳島県徳島市〜徳島県名東郡佐那河内村

 南二軒屋町交差点を右折すると、R438は2車線道となって徳島市郊外の町中を進んで行く。町中国道といった感じの道で、

沿道には民家や商店などが並ぶ。徳島県八万町の町中を3kmほど進んで園瀬川を渡ると、郊外を進むようになる。

 徳島市上八万町の町中に至り、上八万町下中筋からはR438上八万バイパス区間に入る。以前は町中を経由していたのだが、平成20年(2008年)6月末に、下中筋交差点をパスするバイパス区間(L=0.6km)が開通している。先行供用区間(L=1.5km)区間と含めて約2kmのバイパス区間を走り終えると、園瀬川沿いに進む 未整備道路に戻り、蛇行する川に沿ってウネウネと平坦な2車線道となって進んで行く。

 徳島市内とはいえ、この付近は田圃が広がる長閑な農村地帯。R438はローカル2車線国道となる。再び園瀬川を西地橋で渡って左折すると、川の左岸に出て一部センターラインのない狭い2車線道となり、少し山間っぽい場所を通って行く。

 西地橋から少し南下すると名東郡佐那河内村に入るが、R438は蛇行する園瀬川に沿ってウネウネと進む。 R438上八万バイパスは佐那河内村市ノ瀬地区まで建設予定となっており、いずれは園瀬川に沿って蛇行する区間は旧道となるのだろう。

 R438はr18(県道勝浦佐那河内線)との交差点を過ぎると佐那河内村高樋の町中に至り、ここからは整備された2車線道となって佐那河内村を横断するようにして町を繋いで進んで行く。そして3kmほど進んだ佐那河内村宮前地区からはR438府能バイパス区間に入り、整備された快適な2車線道路を一気に進む。

8.町中国道となって、2車線道で郊外の町中を

  西に向かう。

9.園瀬川を渡ると田畑が目立つようになる。交

  通量は多い。

10.徳島市上八万町では部分開通している上八万

  バイパスを通る。

11.園瀬川右岸に出ると田圃が広がる農村地帯

  を進む。

12.やがてセンターラインがなくなり、一部では

  1.5〜狭い2車線道区間が現れる。

13.佐那河内村に入る。少し薄暗い場所を通るよう

  になる。

14.佐那河内村高樋の町中からは再び整備され

  た2車線道となる。

15.佐那河内村内を横断しながら淡々と進んで

  行く。

16.佐那河内村宮前地区からはバイパス区間に入

  る。右に向かうのが府能峠を越える旧道。

<<写真はすべて2008年7月撮影>>

■徳島県名東郡佐那河内村〜徳島県名西郡神山町

 名東郡佐那河内村宮前からはR438府能バイパス区間に入る。府能バイパスは、新府能トンネル(L=1387m)を含む全長約5kmのバイパス道路。一部区間が先行供用されていたが、平成19年(2007年)12月末にトンネル区間も含めて全区間が供用開始となった。狭路坂道が続く府能隧道経由の旧道とは違い、快適な2車線道で一気に峠下を通り抜ける。

 新府能トンネルを抜けると名西郡神山町鬼籠野(おろの)に入る。r21(県道神山鮎喰線)との交差点を過ぎて1kmほど行くと府能バイパス区間は終わるが、道はそのまま整備された走りやすい2車線道が続く。道の駅『温泉の里神山』を過ぎてからも快適な2車線道で山間の町々を繋いで進んで行く。r20(県道石井神山線)交差点から西は鮎喰川に沿って進んで行く。神山町役場のある神山町神領の町を迂回するように進むと、r43(県道神山川島線)が分岐。その先は鮎喰川に沿って2車線道を淡々と進んで行く。

 道の駅から8kmほど進んだ神山町下分地区からは整備・未整備道路が混在する広狭混在区間となり、ウネウネと川の流れに沿って進む未整備区間を2kmほど進むと、神山町上分地区の町中に至り、やがて川又のR193交差点に到着する。徳島市の本町交差点から約37kmである。

17.府能バイパスは快適な2車線道。坂を上ると

  新府能トンネルに入る。写真は東口。

18.”新”と付くからには旧道に”初代”トンネルが

  ある。写真は新府能トンネルの西口。

19.神山町に入ってからも快適な2車線道が続い

  ている。

20.神山町内のほとんどは整備された2車線道

  に改良されている。

21.鮎喰川沿いに進みながら、神山町の町々を

  通り過ぎて行く。

22.神山町下分地区からは徐々に山間に入って行

  き、3ケタ国道らしくなってくる。

23.未整備の狭路区間も残っている。この付近は

  ローカル3ケタ国道の風景。

24.神山町上分の町に到着。昔の町の雰囲気が

  残る山間の町。この先がR193交差点。

25.四国縦断国道のR193との交差点。R438は

  重複して写真右方向に進む。

<<写真はすべて2008年7月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 都市部〜山間の町に至る区間です。徳島市街から走り出すと町や都市の変化を見ながら進み、やがて山間の小さな町にたどり着けます。変遷を見ながら走るのもおもしろいです。R193交差点まで徳島市街から約40km で、意外と短い距離でした。府能バイパス開通前、現旧道の府能隧道を経由していた時は60kmぐらいに感じたものです。

 この区間を走るのは平成9年(1997年)6月の初走行を含めて3回目ですが、さすがに10年以上経過するとバイパス道路があちこちで開通して道の様子が大きく変わって行くのがよく分かります。

 ちなみにこの区間、平成5年(1993年)3月末まではR439の単独国道区間。R438の経路変更に伴い、同年4月からR43

8・R439重複区間となり、上位国道となるR438が優先的に表示されるようになっています。所々にR439の国道標識や表示を見かけるのはそういう経緯があったからでした。

 交通量は都市部から離れるに従い減って行きます。都市部は渋滞頻発区間なので、通勤時間帯は要注意です。

■ガソリンスタンド

 都市部はあちこちにありますが、徳島市上八万町から西は数キロおきの町にポツポツとある程度です。

■アドバイス

 ほとんど問題なく走ることが出来ます。見通しの悪い区間が一部にあるので注意してください。

■注意点

 悪天候時は土砂災害などに注意してください。冬期は路面凍結があるかも知れません。

●走行DATA

徳島県徳島市〜徳島県名西郡神山町

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:2008年7月24日

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:1997年6月2日/2002年7月21日

○国道438号線

 徳島県名西郡神山町〜徳島県美馬市

【レポートは名西郡神山町→美馬市方向(起点→終点方向)です。】

■徳島県名西郡神山町

 名西郡神山町上分からはR193と重複して進むが、重複区間は1kmほどですぐに分岐する。R193から分岐すると、R438は1〜1.5車線道が断続する狭路区間に入る。鮎喰川に沿って進む平坦な狭路が続き、ポツポツと山間に建つ民家や集落を繋いで進んで行く。

 R193交差点から5kmほど進むと急カーブが連続する狭路坂道区間に入り、鮎喰川から離れて川井峠に向けて標高を上げて行く。見通しの悪い山道を5kmほど上ると川井隧道に到着。R193交差点から10kmである。R438はトンネルで川井峠を越えて徳島県美馬市木屋平(旧:美馬郡木屋平村)に入る。

1.神山町上分の川又地区からはR193と重複

  する。標識はR193のみ。

2.重複区間は1kmほど。この先でR438が分

  岐する。

3.坂道がR193で、左に平坦な道がR438とな

  る。分岐点には案内標識がある。

4.R438は鮎喰川に沿って進む狭路となる。

  R193交差点からはローカル国道となる。

5.淡々と山間を進んで行く。1〜1.5車線の平

  坦な狭路が続く。

6.所々に民家や小さな集落がある。

  (美馬市→神山町方向を撮影)

7.やが急カーブの連続する狭路坂道となる。

  (美馬市→神山町方向を撮影)

8.薄暗い山中を行く狭路坂道を走る。3ケタ国道

  らしくなった。

9.やがて川井峠に到着。R438は川井隧道で峠

  を越える。隧道神山口を撮影。

<<写真はすべて2008年7月撮影>>

■徳島県美馬市

 川井隧道(L=186m)は狭い2車線道ぐらいの幅の短いトンネル。昭和41年(1966年)11月に供用開始となったトンネルである。川井隧道を越えると徳島県美馬市木屋平に入る。川井隧道を越えると山間の集落内を通り抜ける。その先は民家はなくなり 、山中を通る見通しの悪い急カーブが連続する1.5車線幅の狭路坂道を下って行く。所々に路面に亀裂があるなど路面状態はあまり良くない。

 ヘアピンカーブを含めていくつかの急カーブを曲がって下って行くと麓の集落に至り、路面状態の悪い1.5車線幅の狭路区間を少し進むとR492との交差点に至る。川井隧道から約6.5km、R193交差点から約1 5kmである。

10.川井隧道の美馬市側口。昭和41年開通のト

  ンネル。

11.見通しの悪い狭路坂道を下る。薄暗い山中を

  通る。

12.路面状態はあまり良くないが、走行に支障は

  ない。(美馬市→神山町方向を撮影)

 

13.やがて麓の集落に至る。山間を淡々と進ん

  で行くローカル国道が続く。

14.R492との交差点に到着。狭路区間は終わ

  り、ここから先はしばらく2車線道区間となる。

 

<<写真はすべて2008年7月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 名西郡神山町上分〜美馬市木屋平間の川井峠越え区間は、1〜1.5車線(一部に狭い2車線道)が続く狭路区間で、ここまで来てやっとこさローカル3ケタ国道らしい道路になります。基本的には山間を行く区間で、山間に建つ民家や集落を繋いでいます。交通量は少なめです。

 神山町上分地区ではR193・R438・R439の3国道の重複区間があることになりますが、重複区間は1kmほど。しかも国道標識はR193のみとなっています。

■ガソリンスタンド

 神山町上分の川又地区とR492との交差点先にGSがありますが、川井峠越え区間内にはGSはありません。

■アドバイス

 見通しの悪い区間が続きます。対向車には注意が必要です。

 川井峠越え区間は急坂が続きます。自転車の場合は時間に余裕を持って走ってください。

■注意点

 悪天候時は注意して走行してください。大雨時は土砂崩れなどが起こる可能性があります。

 冬期は路面凍結・積雪の可能性があるので注意して走行してください。

●走行DATA

徳島県徳島市〜徳島県名西郡神山町

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:2008年7月24日

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:1997年6月2日/2002年7月21日

【合併情報】

●平成17年(2005年)3月1日付けで、徳島県美馬郡の脇町、美馬町、穴吹町、木屋平村の1村3町が対等合併して『徳島県美馬市』になりました。

  各町村はそれぞれ、『美馬市脇町』『美馬市美馬町』『美馬市穴吹町』『美馬市木屋平』となりました。

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