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国道477号線(2)

京都府南丹市園部町〜京都府南丹市八木町〜京都府亀岡市〜京都府京都市右京区京北

○国道477号線

 【京都府南丹市園部町〜京都市右京区京北】

【レポートは南丹市→京都市方向(終点→起点方向)です。】

■南丹市園部町〜南丹市八木町

 京都府南丹市園部町(旧:船井郡園部町)河原町のR9との園部河原町交差点を右折すると、R477はR9と重複して京都市方面に向かう。園部大橋で園部川を渡ると園部町市街地へと入る。ほどなくして市街地を抜けるとJR山陰本線を越えて園部川沿いに進んで行くようになり、いくつかの郊外の町を繋ぎながら進んで行く。

 南丹市八木町(旧:船井郡八木町)に入ると、京都縦貫自動車道(京都丹波道路)が接近。R9(R477)とは八木中ICで接続している。自動車道を越えてからはJR山陰本線と並行して進む。やがてr455(府道八木東インター線)の高架道路が現れる。将来はこの付近にR477バイパスが接続する予定となっており、バイパスが全通すればR477分岐点は高架道路側道との交差点ということになるのだろう。

 r455高架橋を過ぎて少し進むと南丹市八木町の市街地に入り、JR山陰本線の八木駅前近くの八木交差点でR477は単独分岐する。南丹市園部町の園部河原町交差点から約8kmである。

1.南丹市園部町河原町からはR9と重複して京

  都市方面に向かう。

2.R9重複区間にもR9とR477の団子標識が

  設置された。

3.南丹市八木町市街地でR477は単独分岐す

  る。この先の交差点で左折する。

<<写真はすべて平成21年(2009年)10月撮影>>

■南丹市八木町〜京都府亀岡市

 八木交差点でR9からR477に入ると、『花のまち』という駅前商店街となっている。アーケードのない商店街で、駅前から離れているためか店は少ないのだが、商店街国道ということになる。このことを知らずに入ると一瞬ルートを間違ったかと思ってしまうが、商店街の外れにR477の標識があるので国道であることが分かる。茶色に舗装されている1.5車線道を400mほど進むと商店街は終わり、交差点を2カ所続けて曲がると大堰橋で大堰川を渡る。

 r25(府道亀岡園部線)との交差点にもなっている大堰橋東詰先のY字交差点を左に向かうと、R477は田畑の中に住宅がちらほらと建ちつつある郊外の町中を2車線道で進んで行く。しばらく進むと京都府亀岡市に入るが、亀岡市内に入っても同じような光景の中を進んで行く。亀岡市旭町地区まで来ると、町が途切れて水田の中を進む平坦な2車線道となる。

 八木交差点から4kmほど進んでr408(府道郷ノ口室河原線)分岐点を過ぎると、右カーブを曲がって三俣川沿いに進むようになる。この付近から沿道には家屋はなくなり徐々に山間へ向かう。やがてセンターラインのない狭い2車線道が現れ始めた辺りで道幅は狭くなり、八木交差点から約6kmで山間の狭路区間へ入って行く。

4.八木交差点をR477から見る。狭路だが路

  線バスが走っている。

5.八木交差点からR477に入ると商店街国道

  となっているが、店は少ない。

6.外れまで来るとR477国道表示がある。R47

  7はこの先で左折する。

7.大堰川を渡ると郊外を2車線道で進んで行く。

  (0707)

8.再び亀岡市に戻ると、水田の中を進む2車線

  道となる。(0707)

9.三俣川沿いに進むようになると山間に入って

  行く。センターラインのない2車線道も現れる。

 

10.部分的に整備された2車線道になるが、ほ

  どなくして狭路になる。(0707)

11.2車線道はここで終わる。ここから先は山間

  を行く狭路区間に入り、3ケタ国道らしくなる。

 

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成21年(2009年)10月撮影>>

■京都府亀岡市〜南丹市八木町

 亀岡市旭町からは小刻みなカーブが連続する山間の狭路区間となる。1.5〜狭い2車線幅の平坦な道が続き、見通しが悪い区間が続くので対向車に注意して走って行かなければならない。北山杉の中を進む平坦な1.5車線道を3kmほど進むと京都市右京区に入る。京都市右京区と言っても何もない山中だ。

 右京区に入り1kmほど進むと右京区嵯峨越畑へ向かう道との交差点に至る。杉林の中の何もない交差点を過ぎ、少し進むと1.5車線幅のヘアピンカーブを曲が って緩やかな勾配の坂道を駆け上がり、右京区嵯峨越畑尻谷でr50(府道京都日吉美山線)と合流。ここからは快適な2車線路となって北西へ進路を変える。

 r50交差点から少し進むと南丹市八木町に戻り、廻り田池という池の畔を通り過ぎると八木町神吉地区の集落に入る。のんびりとした農村で、その中を平坦な2車線路で淡々と進んで行く。どこか懐かしい風景の中を進むローカル国道区間だ。

12.狭路区間に入ると1.5車線道となって山間

  を進んで行く。

13.断崖下を通る箇所もある。見通しの悪い狭

  路が続く。

14.やがて薄暗い杉林の中へと入って行く。標識

  支柱には『大型車右折通抜不可』とある。

15.鬱蒼として薄暗い杉林の中を狭路で進む。

  (R162→R9方向を撮影)

16.嵯峨へ向かう道路の交差点にて。こんな山

  中だが京都市右京区である。

17.再び南丹市八木町に入る。八木町神吉の集

  落内を行く。この先でr50が分岐。

<<写真はすべて平成21年(2009年)10月撮影>>

■南丹市八木町〜京都市右京区京北

 r50が分岐すると進路を北東へ変える。神吉小学校前を通り過ぎ、神吉地区の集落の外れまで来るとY字交差点に至る。左に進むとr50に出るのだが、R477は右に進んで行く。この交差点から先は道幅が狭くな って1.5車線道となる。それとほぼ同時に家屋や田畑は途切れて北山杉の生い茂る山間部へ入って行く。

  山間部に入ると平坦な舗装路が続く。路面が所々荒れているのが3ケタ国道らしい。薄暗い杉林の中を800mほど進むとr3

63(府道宮ノ辻神吉線)との交差点に至る。舗装林道との交差点ような感じする交差点だ。この交差点を左に向かうと、さらに山深い所を進む狭路国道となる。杉林の中を進む薄暗い狭路で、さらに見通しの悪い小刻みなカーブが連続する。やがて細野川に沿って進むようになる。川自体も蛇行するため必然的に道もウネウネと蛇行する。

 京都市右京区京北(旧:京北町)に入ると、部分的に拡幅されて広狭混在区間となるが、基本的に杉林の中の1.5車線狭路を進む。2kmほど狭路道を淡々と進んだ右京区京北中地地区まで来ると周囲は開けて明るくなり、道幅も広がり2車線道となって約6kmの狭路区間が終わり、桂川を渡る日吉橋西詰に到着する。

18.この先の分岐点は右に向かう。再び狭路区

  間が始まる。

19.薄暗い1.5車線狭路道を淡々と進んで行く。

  見通しは悪い。

20.r363交差点に到着。R477は左に向かう。

  舗装林道の分岐点っぽい。

21.r363交差点から日吉橋付近までは異常気

  象時通行規制区間に指定されている。

22.狭路区間にあったR477国道標識。国道で

  あることの証。3ケタ国道らしい光景。

23.この付近は1.2車線幅ぐらいになる。ガード

  レールはない。

 

24.周囲が徐々に明るくなってくると狭路区間の

  終わりが近い。

25.やがて2車線道になり狭路区間が終わる。

  (R162→R9方向を撮影)

 

<<写真はすべて平成21年(2009年)10月撮影>>

■京都市右京区京北【京北中地町〜京北周山町】

 日吉橋からは快適な2車線道となる。それまでの杉林の中を行く狭路とは同じ国道とは思えないほど快適な道路だ。R477は右京区京北栃本町と京北弓槻(ゆづき)町の農村地帯を繋ぎながら淡々と進んで行く。r362(府道愛宕弓槻線)交差点を過ぎると桂川から離れて山間へと向かう。

 京北柏原町山根の集落を抜けて、適度なカーブと緩やかな勾配のある整備された2車線坂道を進むと峠(馬ヶ瀬峠?)を越える。峠南側は平成13年(2001年)12月頃に開通したバイパス道路。旧道は急カーブが連続する狭い2車線道坂道だった。峠を越えて北側に入ると、急カーブが連続する2車線ワインディング道路となっている。峠北側は以前からある道を整備しているようだ。

 峠を越えて1kmほど急カーブが連続する区間を走ると、平坦な2車線道となり沿道に住宅街が現れる。ほどなくして桂川沿いに進む2車線道となり、淡々と進んで行くと200mほどでR162旧道との交差点に到着する。R162旧道との交差点を左折すると京北周山町の町中に入る。町中を通る区間は以前はR162との重複区間だったが、町の東側にR162周山道路が全通し、R162のルートがそちらに移ったためにR477単独区間となった。そのためR162との重複区間は消滅し、交差するだけとなっている。

 京北周山町の町中を300mほど進むと、R477はT字交差点を右折する。そして弓削川を渡るとR162(周山道路)との交差点に到着する。南丹市八木町のR9交差点から約26kmである。

26.日吉橋を渡ると快適な2車線道になる。狭

  路区間と同じ国道とは思えない。

27.京北柏原町を行く。この先のカーブから上り

  坂となり峠に向かう。

28.緩やかな勾配の2車線坂道を上る。この付近

  はバイパス道路で走りやすい。

29.この付近が峠。峠南側(R9寄り)はバイパ

  ス道路が建設された。

30.峠北側は急カーブと急坂が連続する。2車

  線坂道を下る。

31.やがて桂川沿いに進む平坦な2車線道となっ

  て京北周山町の町中に向かう。

32.R162旧道との交差点に到着。ここは左折

  する。

33.京北周山町の町中を行く。この先の交差点

  を右折するとR162に至る。

34.京北周山町のR162交差点。R162交点は

  バイパス道路に移動した。

<<写真はすべて平成21年(2009年)10月撮影>>

■昔のR477

 平成10年(1998年)11月に撮影した北桑田郡京北町周山(現:京都市右京区京北周山)の町中。この先でR162から分岐していた。走行レポの写真33とほぼ同じ地点で撮影。

 撮影当時、R162周山バイパスは事業中で町中を行く道路がR162となっていた。そのためR477は周山市街でR162と500mほど重複していた。

 平成19年(2007年)7月に北側区間が開通し全通。現在は、町中を行く区間はR162の指定を解除されてR477単独区間となっている。この案内標識、バイパス全通直後の平成19年(2007年)7月に訪れた時まではR162の表示があったが、いつの間にやら消されている。

<<写真は平成10年(1998年)11月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 R9とR162を結ぶ区間です。地図を見るだけなら両国道のショートカット路となるルートですが、実際は全長約26kmのうち10kmほどが北山杉の中を進む 狭路となっています。終点(大阪府池田市)から走って来た場合、ここまで来てやっとこさ悪路が現れて3ケタ国道を走ることになります。悪路・狭路区間前後は改良されて2車線道となっていますが、狭路区間でも一部で部分的に拡幅されています。2車線道に拡幅するのは当分先のこととなり、当分の間は3ケタ国道を楽しむことができます。

 この区間の南丹市八木町内は商店街国道となっています。そのため拡幅などが難しいことから、現国道の北西寄りにバイパス道路(西田大藪道路)が建設中です。京都縦貫道八木東ICとR9を結ぶr455に接続するような形で建設中で、開通すれば八木駅前からの商店街国道は指定を解除されることになるでしょう。走るならば今のうちかもしれません。

 町中や市街地内は交通量は多いですが、悪路狭路区間に入ると交通量は少なめになります。基本的に生活道路なので地元車の通行がある程度です。

■ガソリンスタンド

  区間内のR477沿いにはGSはありません。南丹市八木町内のR9沿い、京都市右京区京北周山町の町中などで給油してください。

■アドバイス

 悪路狭路区間がありますが、ほとんど平坦な狭路が続きます。見通しの悪い区間が続くため対向車に注意して走る必要があります。

 右京区京北柏原町にある峠前後は急勾配の坂道が続くので、その前後は自転車だと疲れます。その他はアップダウンも少なく平坦な狭路が続きますので 、自転車で走る分には比較的楽な区間です。ただ山中の区間では見通しの悪い狭路が続くので車などには注意が必要です。

■注意点

 大雨など悪天候時の走行はやめた方が無難です。異常気象時通行規制区間もあるので、大雨の時などは通行止めになることがあります。山中を走るので、冬期は路面凍結・積雪があります。冬期の走行は要注意です。

 悪路狭路区間には街灯はないので、日没後の自転車での走行にも注意してください。

●走行DATA

京都府南丹市園部町〜南丹市八木町〜京都市右京区京北

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:平成19年(2007年)7月19日/平成21年(2009年)10月15日/他

注意>>この区間は、走行方向問わず何度か走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

【合併情報】

●平成17年(2005年)4月1日付けで、京都府北桑田郡京北町は京都市右京区に編入して『京都府京都市右京区京北』になりました。

●平成18年(2006年)1月1日付けで、京都府北桑田郡美山町、船井郡園部町、船井郡八木町、船井郡日吉町の4町が対等合併して『京都府南丹市』に

 なりました。 各町はそれぞれ『南丹市美山町』『南丹市園部町』『南丹市八木町』『南丹市日吉町』となりました。

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