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国道494号線(2)

愛媛県上浮穴郡久万高原町〜高知県吾川郡仁淀川町

高知県吾川郡仁淀川町〜高知県高岡郡佐川町〜高知県須崎市

○国道494号線

 【愛媛県上浮穴郡久万高原町〜高知県吾川郡仁淀川町】

【レポートは愛媛県久万高原町→高知県仁淀川町方向(起点→終点方向)です。】

■愛媛県上浮穴郡久万高原町

 愛媛県上浮穴郡久万高原町(旧:上浮穴郡美川村)東川にあるr12(県道西条久万線)の交差点で、R494は鋭角で交差点を曲がって久万高原町東川の町中を進んで行く。それまでの整備された2車線道ではなく、1〜1.5車線幅の平坦な狭路が断続するローカル国道となってのんびりと進んで行く。

 R494は東川川に沿って淡々と進んで行く。部分的に2車線幅となっている箇所もあるが、基本的には狭路が続く。山間にあるいくつかの小さな集落を繋ぎながら進む。r12交差点から5kmほど進むと人気のない山中に入り、杉林の中を進む1〜1.5車線狭路となる。やがて勾配のある狭路坂道となる。見通しの悪いカーブをいくつか過ぎると、高知県との県境にある境野トンネルに到着する。r12交差点から約8.5kmである。

1.東川のr12交差点でR494仁淀川町方面に

  向かうとこんな道になる。(0504)

2.それまでの快走2車線道からうって変わって

  狭路のローカル国道に変わる。(0504)

3.こんな場所も走る。

  (仁淀川町→久万高原町方向を撮影)(0504)

4.所々では整備され た道になっており、思い出

  したかのように快適な道になる。(0504)

5.やがて勾配のある狭路となり山中を進んで

  行く。(0504)

6.高知県との境にある境野TNに到着。狭い2車

  線幅のTNだ。(愛媛県側抗口を撮影)(0504)

■高知県吾川郡仁淀川町【境野TN〜仁淀川町百川内】

 境野トンネルを越えると高知県吾川郡仁淀川町(旧:吾川郡池川町)に入る。高知県に入っても杉林の中を進む1〜1.5車線幅の狭路が続く。トンネルを過ぎてすぐの所にはヘアピンカーブがあり、これをクリアすると急勾配の狭路坂道となり、見通しの悪い急カーブが連続するようになる。

 2.5kmほど進むと折尾地区の集落に出る。集落を過ぎると谷間を進む平坦な狭路道となる。場所によっては断崖下を通る所もあり、3ケタ酷道らしい風景の中を進んで行く。山間にある用居地区の集落を過ぎると断続的に2車線道となり、かなり走りやすくなる。土居川に沿って淡々と走って仁淀川町百川内(ももがわうち)に至る。

7.境野TNを出ると高知県に入る。合併前に走

  ったので『池川町』である。(0504)

8.高知県に入ると断崖下を行く。3ケタ国道らし

  い道となる。(0504)

9.平坦な道となって土居川に沿って進む。

  (仁淀川町→久万高原町方向を撮影)(0504)

10.渓谷沿いを走るのだが、道の方は断崖下を

  進む。(仁淀川町→久万高原町方向を撮影)

(0504)

11.山間の静かな集落を繋いで走る。用居地区

  の集落に到着。

(0504)

12.道は土居川に沿う平坦な2車線道となる。

  ここで川を渡って右岸に渡る。

(0504)

■高知県吾川郡仁淀川町【仁淀川町百川内〜仁淀川町川口】

 百川内からは何度か土居川を渡り、左岸右岸と走る場所を変えながら谷間を進む。1.5〜狭い2車線幅が断続する平坦な道を6kmほど走ると仁淀川町土居地区の町中に入る。かつての吾川郡池川町の町役場(現:池川総合支所)のある町である。

 町中は1車線幅の狭路で、道ギリギリにまで家や商店などが建っている。もともとはR439だった道だが、池川川対岸に完成したバイパスに移ったので、今はR494単独区間になっている。800mほどで町中を抜けると、池川川に沿って進む平坦な2車線道となり、R439池川大橋西詰でR439と合流する。愛媛県久万高原町東川から約25kmである。

 池川大橋西詰からはR439に重複して川沿いに進む。整備された快適な2車線道を4kmほど走ると、吾川郡仁淀川町(旧:吾川郡吾川村)川口のR33交差点に到着 。さらにここからR33と重複して高岡郡佐川町に至る。

13.右岸に渡ると整備・未整備区間が混在する。

  見通しの悪い狭路が続く。(0504)

14.土居の町に近付くにつれて家の数も多くなり

  始める。(0504)

15.集落間は1.5車線狭路のまま。

  (仁淀川町→久万高原町方向を撮影)(0504)

16.土居の町に到着。町中は1車線狭路で進

  む。R439から来ると間違えやすい場所。

(0504)

17.町を過ぎると川沿いの2車線道となり快走

  出来るが、やがてR439と合流する。

(0504)

18.R439交差点。R439と合流するとR33に向

  かう。R33側から撮影。  

(0705)

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 愛媛県〜高知県にかけての区間は、ローカル国道区間が続きます。狭路と2車線道が混在した区間で、愛媛県側はまだ整備が始まったばかりのようです。境野TNを越えて高知県に入ると、山間の3ケタ酷道区間となりますが、距離的には短くすぐに川沿いに進むローカル3ケタ国道となります。

 愛媛県と高知県を結ぶ道で旧街道にあたる区間ですが、R33経由の方が整備されており時間的にも短く移動できるようなので交通量は少なめです。走る車のほとんどは地元車でした。

■ガソリンスタンド

 この区間内にはGSはありません。愛媛県久万高原町東川のGSを過ぎると、高知県仁淀川町土居の町までGSがないので注意して下さい。

■アドバイス

 この区間も四国らしい狭路酷道区間が続きます。バイク・車の運転初心者の方は2人以上で行かれることをお勧めします。

 平坦な区間が長いのですが、県境付近は標高差のある峠道なので、自転車の場合は時間的・体力に余裕を持って計画を立てて下さい。峠越え区間には民家はないので、飲料水・食料の購入は早めにすることもお勧めします。

■注意点

 悪天候時、大雨の時や台風接近時、夜間は大変危険なので走らない方が無難です。通行規制が行われる場合はそれに従いましょう。冬期は路面凍結・積雪のある区間です。晩秋〜早春の冬期は走らない方が無難です。

●走行DATA

愛媛県上浮穴郡久万高原町〜高知県吾川郡仁淀川町

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:2005年4月22日

【合併情報】

●2004年(平16年)8月1日付けで、愛媛県上浮穴郡久万町、面河村、美川村、柳谷村の1町3村が対等合併して『愛媛県上浮穴郡久万高原町』になり

 ました。

●2005年(平17年)8月1日付けで、高知県吾川郡池川町、吾川郡吾川村、高岡郡仁淀村の1町2村が合併して『高知県吾川郡仁淀川町』になりました。

○国道494号線

 高知県吾川郡仁淀川町〜高知県須崎市

【レポートは高知県須崎市→高知県吾川郡仁淀川町方向(終点→起点方向)です。】

■高知県須崎市〜高知県高岡郡佐川町

 R494は高知県須崎市のR56吾桑(あそう)TNの南で分岐する。R56(高知方面)から左に分岐するのがR494。R494は路肩の狭い2車線道で須崎市吾井郷地区の町中を進んで行く。吾井郷地区のR494は吾桑TN開通前のR56旧道となる。町中にある旧道との交差点はR56時代の面影が残っていた。

 R56旧道との交差点を直進して進む。 町を抜けるとしばらくは2車線道が続く。小刻みなカーブが続く2車線道をしばらく走ると、部分供用されているR494佐川吾桑バイパスへの連絡道路分岐点に到着。R494はここを右折して進む。ほどなくすると道はセンターラインのない狭い2車線道となり、急勾配の坂道と急カーブが続く道となる。

 多くの車が連絡道路経由でR494BPへ流れたようで、以前は混雑していた区間も今は交通量の少ない道になっている。バイパスが全通すれば旧道となるのだろうが、実質的には旧道と言っても良いだろう。のんびりした狭い2車線ローカル道を進んで行く。

 連絡道路分岐点から2kmほど進むとR494佐川吾桑バイパスへ本道との合流点に到着する。そして高岡郡佐川町に入り、

R56交差点から5kmほどで斗賀野トンネル(L=1067m)を通過。将来的にはR494BPの一部となるトンネルで、このトンネルの前後だけは整備された2車線道となっている。

 トンネルを出ると再び狭い2車線道となり、須崎市側よりは少し揺るやかな坂道を下って行く。佐川町中組の町中を抜けて、猿丸峠という小さな峠を越えると佐川町甲の町中に入る。JR土讃線の佐川駅前付近で右折して町中を進み、JR土讃線と春日川を渡るとR33との交差点に到着する。R56交差点から約12kmである。

1.須崎市のR56との交差点がR494終点。

  ここは左に向かう。(0504)

2.道は山間のローカル国道風の2車線道だが、

  交通量は非常に多い。(0504)

3.センターラインのない狭い2車線道を進む。

  (佐川町→須崎市方向を撮影)(0504)

4.見通しの悪い急カーブが連続する。正面の道

  路は走行時建設中だったBPの一部。(0504)

5.この先が斗賀野TN。TN前後は整備された

  2車線道となっている。(0504)

6.斗賀野TNを越えると揺るやかな2車線道を

  下って行く。(0504)

7.佐川町中組の町を越えて山間に入って行く。

  猿丸峠という小さな峠を越える。

(0504)

8.佐川町甲の町中に入る。この先の佐川駅前

  で右折する。

(0504)

9.JRと春日川を渡り、R33との交差点に到着

  する。R494は左折して松山方面に向かう。

(0504)

■高知県高岡郡佐川町〜高知県吾川郡仁淀川町

 高岡郡佐川町甲でR33と合流すると、R494はR33と重複して松山市方向に向かう。赤土峠を越えて高岡郡越知町に入ると仁淀川沿いに進む平坦な2車線道となる。淡々と山間を進んで行き吾川郡仁淀川町(旧:吾川郡吾川村)に入り、仁淀川町川口でR439との交差点に到着する。佐川町のR33交差点から約18kmである。

■R494佐川吾桑バイパス

 佐川吾桑バイパスは高岡郡佐川町丙川内賀ヶ谷〜須崎市吾桑(あそう)間に建設中の全長7.7kmのR494BP。ウネウネクネクネと進む現R494のバイパスとして建設されており、この区間は将来的には快適な高規格道路となるとのこと。すでに開通している斗賀野TNは、このバイパスの一部となっている。

 その斗賀野TNに続いて、2007年(平19年)3月末にバイパスの一部が暫定供用された。供用されたのは、桃木坂トンネル・宮ヶ谷トンネルを含む全長約1kmの区間。R33側(北側)のバイパス分岐点から高規格の2車線道で山を貫いている。

 暫定供用ゆえ全通はしておらず、宮ヶ谷トンネルを出たところで道は突然終わり、1.5車線幅の狭路坂道の連絡道路(工事用道路らしい)で現R494に誘導されて終わっている。

 ちなみにバイパスの全線開通は平成20年代後半 を予定しているとか。全通すればR33側の接続場所が現在の場所よりも松山寄りに移動する予定になっている。

10.佐川吾桑BP暫定供用区間北側。左の道が

  ウネウネクネクネの現道。

  (R33→R56方向を撮影)(0705)

11.BPは高規格2車線道路。すぐに桃木坂トン

  ネルに入る。

  (R33→R56方向を撮影)(0705)

12.続いて宮ヶ谷トンネルに入るが、TNを出ると道

  は終わり連絡道路に誘導される。速度に注意。

  (R33→R56方向を撮影)(0705)

13.現道から見上げたR494BP。瀧の下橋と

  いう名らしい。(0705)

14.南側は連絡道路で繋がっている。左に向かう

  とBPへ。右は現道となる。(0705)

15.R494BPから見た現R494。このようなヘア

  ピンカーブがある。(0705)

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 R494で離れて存在する南端の区間です。ツーリングルートの関係で、この区間は須崎市から北上しています。

 この区間はもともとは須崎佐川線という県道だったのですが、1993年(平5年)にR494に昇格しています。道路的にはR33とR56を結ぶショートカット道となるためか、交通量は多めです。

 斗賀野TNが開通していますが、前後の区間は狭い2車線道の急坂・急カーブが続くワインディング区間となっています。その

ためやや流れが悪くなる場合もあり、その状態を解消すべく別ルートでバイパスが建設されています。

■ガソリンスタンド

 適度な距離にGSがあります。

■アドバイス

 狭い2車線道が多い道ですが特に問題なく走ることが出来ます。センターラインの無い場所では対向車に注意して下さい。

 長い坂道が続くので自転車の場合は時間的に余裕を持って走って下さい。斗賀野TN内は通過する車・トラックに要注意です。下る(佐川町→須崎市方向に走行)場合は速度に注意して下さい。

 暫定供用中の佐川吾桑バイパスは、宮ヶ谷トンネルを出ると突然終わります。速度を出さないように走りましょう。

■注意点

 悪天候時、大雨の時や台風接近時 は危険なので走らない方が無難です。通行規制が行われる場合はそれに従いましょう。

●走行DATA

高知県高岡郡佐川町〜高知県須崎市

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:2005年4月22日

高知県吾川郡仁淀川町〜高知県高岡郡佐川町

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:1997年6月1日・2日

R494佐川吾桑バイパス

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:2007年5月12日

【合併情報】

●2005年(平17年)8月1日付けで、 高知県吾川郡池川町、吾川郡吾川村、高岡郡仁淀村の1町2村が合併して『高知県吾川郡仁淀川町』になりました。

 

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