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国道193号線(2)

国道193号線(3)

香川県高松市〜徳島県美馬市

○国道193号線

 【香川県高松市〜徳島県美馬市】

【レポートは香川県高松市→徳島県美馬市方向(起点→終点方向)です。】

■香川県高松市【高松市中新町〜高松市香川町】

 R193の起点となるのは高松市中新町の中新町交差点。よくある市街地の交差点なのだが、R193以外にR32・R492の起点であり、R30・R436の終点となる重要な交差点なのだ。

 R193は片側3車線の立派な都市型道路で南下して行くが、高松市街を南北に走るR11・R32と重複するため国道標識などは現れない。高松市街地を3kmほど南下すると、高松自動車道の高架道路が見えてくる。そしてR11バイパスとの上天神町交差点でR193はR492と共に、R11・R32から離れて南に向かって分岐する。

 上天神町交差点からのR193は片側2車線の4車線道路。高松空港へのアクセス道路にもなっており、別名『空港通り』と呼ばれている。R492も重複しているが、国道標識や表記はR193のみとなっている。上天神町交差点からは淡々と郊外の町中を下って行く。別ルートで建設されたバイパス道路なので、ほぼ直線で見通しの良い平坦な道路が続く。

 やがて郊外を進むようになるとちらほらと田畑も見えてくる。高松琴平電鉄を跨線橋で過ぎて少し南下すると、高松市香川町(旧:香川郡香川町)に入る。香川町内も田畑の目立つ郊外の町を繋ぎながら進んで行く。香東川を渡ると高松市香南町(旧:香川郡香南町)に入り、入ってすぐの岡交差点でr45(県道高松空港線)が分岐する。『空港通り』の名称はr45に移り、R193の『空港通り』区間は終わることになる。

 岡交差点から少し進むとR193旧道と合流。一筋東を南北に走るr280(県道高松香川線)が旧道なのだが、r13(県道三木綾南線)より南の区間はまだ国道指定されているようだ。旧道合流付近から再び高松市香川町に入る。そしてR193旧道合流交差点からほどなく進むと、R377との交差点に到着する。上天神町交差点から約11kmである。

1.R193起点の中新町交差点。早朝なので車は

  少ない。R11と重複して南に向かう。

2.上天神町交差点を北側から撮影。ここでやっ

  とR193の表示が出てきた。R193へは直進。

3.上天神町交差点から片側2車線道を南下する。

  国道標識はR193のみ。

4.淡々と郊外の町中を南下する。早朝なので交

  通量少なめ。表示はR193のみだった。

5.この先でR193旧道と合流する。赤いトラス橋

  みたいなのは高松空港の進入灯。

6.写真5からほんの少しでR377との交差点に至

  る。交差点のすぐ先から対向2車線道になる。

<<写真はすべて平成21年(2009年)9月撮影>>

■香川県高松市〜香川県木田郡三木町

 R377交差点を過ぎると高松市塩江町(旧:香川郡塩江町)に入る。交差点を過ぎると道は対向2車線道となり、山間の町を繋ぎながら淡々と進んで行く。高松と徳島を結ぶ幹線ルートの一つとなるため、大型トラックの姿が目立ち、ローカル国道という雰囲気は少ない。

 R377交差点から約8km、r7(県道美馬塩江線)との交差点を過ぎるとすぐに道の駅『しおのえ』に至る。道の駅を過ぎると、だんだんと山間へと入って行き、車や大型車が走っていなければローカル3ケタ国道らしい道となる。やがて山中を進む2車線道路となりカーブが多くなる。

 香川県木田郡三木町に入り、r42(県道小簑前田東線)を過ぎてからも山中を進む。小刻みなカーブをいくつか繰り返しながら走り、香川県・徳島県境を過ぎてR377交差点に至る。高松市香川町のR377交差点から約17kmである。この区間はR193

・R377・R492の3国道の重複区間となるが、表示はR193だけであった。

7.R377交差点からは対向2車線道となる。3国

  道の重複区間だが、表示はR193のみ。

8.道の駅『しおのえ』。道の駅のすぐ近くにr7交

  差点がある。(R192→R11方向を撮影)

9.山間の町を繋ぎながら淡々と進んで行く。時間

  帯によっては車が走っていないことがある。

10.山間のローカル国道らしい道を進むが、大型

  車の通行が多いため路面は窪んでいる。

11.三木町奥山の町を抜けるとR377が分岐す

  る。その手前に県境がある。

12.R193とR377交差点から香川県側を見る。交

  差点は徳島県美馬市脇町にある。

<<写真はすべて平成21年(2009年)9月撮影>>

■徳島県美馬市

 徳島県美馬市脇町(旧:美馬郡脇町)に入ると、すぐにR377交差点がある。R377は単独分岐するとすぐに香川県に戻るので、徳島県内を走るのはほんの少しだけということになる。R377が分岐すると、R193は再びR492との重複国道となる。

 美馬市脇町にはいると、曽江谷川に沿って南に向かう。カーブの続く2車線坂道で山間を淡々と進んで行く。脇町清水の町を抜け、夏子ダムによって出来たダム湖湖畔を過ぎてからは約1〜2kmおきに小さい町などを繋ぎながら進むことになる。やがて脇町落合の町に至る。

 r106(県道穴吹塩江線)交差点を過ぎると山間から抜けて平野部へ入って行く。やがてR193旧道が分岐すると、曽江谷川右岸を進んで行く。しかし川には水の流れはない。徳島道脇町ICを過ぎて少し進むと川沿いから離れる。ほどなくしてr12(県道鳴門池田線)交差点を過ぎると、穴吹橋で吉野川を渡る。橋を渡ると美馬市穴吹町(旧:美馬郡穴吹町)に入り、橋の南詰にあるR192との交差点に到着する。高松市の中新町交差点から47km、上天神町交差点から約44kmである。

13.R377交差点。右に向かうのがR377。

  (R192→R11方向を撮影)

14.R377交差点から南はカーブが連続する2車

  線坂道となる。

15.ひたすら山間を進んで行くが、大型車などの

  通行量が多い。

16.平野部に下りてくる。この先でr12交差点に

  至る。

17.この先で吉野川を渡ることになる。

  早朝なので逆光気味。

18.穴吹橋南詰で旧穴吹町に入る。橋は少し狭い

  2車線幅。

   

19.この先がR192交差点。R193は重複していっ

  たん徳島市街方面に向かう。

 

 

<<写真はすべて平成21年(2009年)9月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 香川県高松市〜徳島県美馬郡穴吹町の区間は、高松市街と高松空港を結ぶ空港アクセス道路としての役割と、香川県と徳島県を結ぶ幹線道路としての役割があります。R192以南のローカル国道区間とは全く違う、交通量がたいへん多い幹線道路となっています。4車線区間の歩道ぐらい(場所によってはそれより狭い)の道幅しかない狭路が続く道と同じ国道なのです。

 道路的にもR11とR192を結ぶ道で、高松〜徳島を結ぶ主要輸送ルートの一部となるため、大型トラックやトレーラなどの通行も目立ちます。なので高松空港付近より以南の2車線区間、特に県境以南の徳島県美馬市域の急勾配区間では、大型車を先頭にしてゆっくりと進む車列に出くわすことがあります。さすがに4車線区間では流れが良いので渋滞はさほどないようです。平成21年は走ったのが早朝だったので、あまり参考にはならないかも知れませんが・・・。

■ガソリンスタンド

 適度な距離にあります。

■アドバイス

 特に問題ありません。

■注意点

 悪天候時は注意してください。冬期の山間では早朝・深夜に路面が凍結する可能性があります。

 4車線区間では『速度取り締まり』をしていそうな場所が至る所にあります。速度には要注意です。

●走行DATA

香川県高松市〜徳島県美馬市

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:平成21年(2009年)9月10日

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:平成13年(2001年)11月16日

【合併情報】

●平成17年(2005年)3月1日付けで、徳島県美馬郡の脇町、美馬町、穴吹町、木屋平村の1村3町が対等合併して『徳島県美馬市』になりました。

 各町村はそれぞれ、『美馬市脇町』『美馬市美馬町』『美馬市穴吹町』『美馬市木屋平』となりました。

●平成17年(2005年)9月26日付で、香川県香川郡塩江町は香川県高松市に編入され、『高松市塩江町』になりました。

●平成18年(2006年)1月10日付けで、香川県木田郡庵治町、香川郡香川町、香川郡香南町、綾部郡国分寺町の4町が、香川県高松市に編入されまし

 た。各町はそれぞれ、『高松市庵治町』『高松市香川町』『高松市香南町』『高松市国分寺町』になりました。

国道193号線【終】

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