○国道260号線 【三重県度会郡南伊勢町〜三重県志摩市浜島町】 |
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【レポートは三重県南伊勢町→三重県志摩市浜島町方向(終点→起点方向)です。】 |
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■三重県度会郡南伊勢町【南伊勢町大江〜南伊勢町下津浦】 |
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r22分岐交差点から少し進むと三重県度会郡南伊勢町(旧:度会郡南島町)大江地区に入る。ここを過ぎるとR260は海岸線近くから離れて、徐々に山中へと入って行く。3.5kmほど進むと相賀浦TNを越えて旧度会郡南勢町に入る。この相賀浦TNは三浦峠を経由していた旧道のBPとなる。 度会郡南伊勢町(旧:度会郡南勢町)迫間浦地区まで来ると海岸線を通るようになる。かなり入り組んだ地形で典型的なリアス式海岸だ。迫間漁港近くを過ぎると迫間TNを抜けて南勢町押渕地区に入る。この町中で三浦峠を抜ける旧道が合流。その先、平坦な2車線のまま淡々と進んで行く。 r22分岐点から約10kmで南伊勢町内瀬にあるサニーロードことr719(県道伊勢路伊勢線)との交差点に到着。ここからは五ヶ所湾北岸の海岸線に沿って進んで行くが、海岸線を走るためほとんど平坦な道が続く。さらに5kmほど走ると南伊勢町五カ所浦地区に到着。役場のある大きな町だ。町中でr12(県道伊勢南勢線)との交差点がある。 平坦な2車線道を約3km進むとr16(県道南勢磯部線)の分岐交差点に到着する。R260は右折して橋を渡るのだが、多くの車はそのまま直進してR167方面に向かう。R260とr16との交差点付近は大きく改良されており、かつての面影はほとんど残っていない。 r16交差点からのR260も整備・改良が進んでおり、快適な2車線道となって南に進む。海岸線に沿う旧道とは別ルートで建設された高規格道路となっており、山中に神原TNを建設して一気に貫くようになっていた。神原TNを抜けても高規格2車線道路のまま進み、やがてr152(県道南勢浜島線)との交差点に到着する。この交差点も大きく改良されていた。 |
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<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成17年(2005年)12月撮影>> |
■三重県度会郡南伊勢町〜三重県志摩市浜島町〜三重県度会郡南伊勢町 |
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R260は『Ω』型した五ヶ所湾の海岸線に沿って進むため、r152分岐点を過ぎると南西に向かって進むようになる。2000年頃までは 海岸線近くの山中をウネウネと進む未整備の狭路国道だったが、バイパス工事が進み整備された高規格2車線道路になりつつある。 それでも一部は以前の未整備狭路区間が残っており、r152分岐点から900mほど進むと突然未整備の狭路国道となる。しばらくはウネウネと進み、狭路3ケタローカル国道然とした所を通ることになる。中でも度会郡南伊勢町木谷地区〜志摩市浜島町(旧:志摩郡浜島町)南張地区の区間は小刻みなカーブが連続する1.5〜狭い2車線道となる。所々に拡幅された場所もあるが、見通しの悪い区間が続き、また路面状態もあまりよくないので運転には注意を要する。 |
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<<写真はすべて平成17年(2005年)12月撮影>> |
■三重県度会郡南伊勢町〜三重県志摩市浜島町 |
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未整備の狭路区間を4kmほど進むと、道は唐突に高規格2車線道になった。宿浦第一〜第三トンネルを抜けると、南伊勢町宿浦地区の町中に入る。ほどなくして南伊勢町田層浦地区に到着。ここからは再び針路を東に向ける。 整備された走りやすい2車線道が続き、2車線坂道を一気に駆け上がると南張TNを抜けて、志摩市浜島町(旧:志摩郡浜島町)に入る。3kmほど進むとr730(県道檜山路南張線)との交差点を道なりに右に進む。さらに磯笛TN・黒崎TNを抜けて約3kmで浜島温泉に到着する。 r17(県道浜島阿児線)が分岐すると、浜島町市街の南側を海岸線に沿って進んで行き、およそ1.5kmで浜島港に到着する。三重県南伊勢町道方のr22交差点から約33km、紀北町紀伊長島区の片上南交差点から約70kmである。 ここから先、R260は浜島港から対岸にある志摩市志摩町(旧:志摩郡志摩町)の御座港に渡ることになる。しかしフェリーはかなり以前に廃止され、現在運行されているのは旅客のみの連絡船だけなので、バイク・車では渡ることは出来ない。バイク・車の場合はr17経由で大きく迂回する必要がある。 |
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<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成17年(2005年)12月撮影>> |
<<MEMO>> |
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■概況・交通量など リアス式海岸の沿ってひたすら走り続ける区間です。海岸線近くまで山が迫ってきているため、一部では深い山中を進む区間もあります。南勢町のr16分岐点付近までは整備・改良が進んでいるのでそう問題なく走ることが出来ると思います。交通量もr16分岐点を境に大きく変わり、分岐点以南は激減してローカル国道となります。 南伊勢町〜志摩市浜島町にかけての区間は、2000年頃までは未整備区間でウネウネと狭路を進んでいましたが、現在では一部に狭路区間が残っているものの立派なTN と高規格道路に進化しており、かなり快適な2車線道になっています。改良工事は引き続き行われており、いずれは全区間が高規格道路になることでしょう。 夏場は海水浴客などで混雑が予想される区間なので、夏場の走行は注意した方がよい と思われます。 <<浜島港〜御座港>> 浜島港から御座港への連絡船は旅客のみの船しか発着していません。バイク・車では渡ることは不可能なので、r17経由で大きく迂回することになります。以前は『奥志摩フェリー』というカーフェリーが運航されていたそうですが、R260志摩半島区間の整備が進むにつれて客足が遠のき廃止されたようです。(時期は不明) 御座港にはカーフェリーの名残があります。 ■ガソリンスタンド 町中にはGSがあります。営業時間や定休日に注意して下さい。 ■アドバイス 未整備区間では見通しの悪い区間があるので、走行時は注意してください。 ■注意点 悪天候時、特に大時化時や台風接近時などは走らない方が良いでしょう。 |
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●走行DATA |
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三重県度会郡南伊勢町〜三重県志摩市浜島町 【終点→起点方向を走行】 >>走行日:2000年10月21日 /2005年12月3日 |
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注意>>2005年12月3日は車(Spike)にて走行しています。 |
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【合併情報】 ●2004年(平16年)10月1日付けで、三重県志摩郡の浜島町、大王町、志摩町、阿児町、磯部町の5町が対等合併して『 三重県志摩市』になりました。 志摩郡浜島町は『志摩市浜島町』になりました。 ●2005年(平17年)10月1日付けで、三重県度会郡南勢町と南島町の2町が対等合併して『三重県度会郡南伊勢町』 になりました。 |
○国道260号線 【三重県志摩市】 |
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【レポートは三重県志摩市志摩町→三重県志摩市阿児町方向(終点→起点方向)です。】 |
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■三重県志摩市志摩町【志摩町御座〜志摩町片田】 |
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志摩市志摩町(旧:志摩郡志摩町)の御座港からR260は再開する。御座港には旅客専用の小さな船が発着するだけの小さな港となっているが、岸壁にはカーフェリー用の設備跡が残っている。港周辺は活気が少なく寂しい港となっている。 御座港を出てしばらくの間は狭2〜2車線道で町中を進んで行く。港から900mほど進んだ所にあるT字交差点を左折すると、町中から離れて緩い勾配の坂道を進んで行く。 小さな山を越えると志摩半島の南海岸に出て、小さな漁港町をいくつも繋ぎながら進んで行く。集落内では見通しの悪い1.5車線の狭路になることもある。御座港から約5.5kmで志摩町和具の町中に到着。和具は比較的大きな町で、スーパーや薬屋のチェーン店がある。 志摩町布施田では半島北海岸沿いに建設されているR260志摩BPへ誘導される表示が出るが、R260本道は南海岸を経由するルート。この先、一部に狭い1.5車線狭路となる公共混在区間が続く。集落や町は国道沿いに集中しているので、R26 0は完全に生活道路と化している。 志摩町布施田から3kmほど進むと大野浜に出る。1kmほど砂浜に沿って進んで行き、布施田から約4.2kmでR260志摩BPと合流する。御座港から約10kmである。 |
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<<写真はすべて平成12年(2000年)11月撮影>> |
■三重県志摩郡志摩市【R260志摩BP】 |
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志摩半島の北側 で建設中だったR260志摩バイパスは、最後の区間が平成21年(2009年)6月25日に開通し、これにより全線(L=9470m)が供用開始となった。昭和48年(1973年)に事業化されてから全通まで36年かかったことになる。 平成15年(2003年)以降、志摩町へは訪れていないので、掲載している写真は部分供用されていた平成12年(2000年)秋のもの。以前のレポは部分供用時代のものだったので、更新に合わせて削除させていただいた。いずれ再走行してくる予定である。m(_ _)m |
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<<写真はすべて平成12年(2000年)11月撮影>> |
■三重県志摩市志摩町〜三重県志摩市阿児町 |
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志摩町片田にあるR260本道とR260志摩BPとの合流交差点から東に少し進むと志摩市大王町(旧:志摩郡大王町)に入る。山を切り開いて作れたBPのようで、走りやすい整備された2車線道である。R260は、大王町船越の町外れにある船越海水浴場に沿って進んで行く。アップダウンのある2車線道を進み、大王町波切(なきり)付近からは半島の中央部を走るようになり、海岸線から別れることになる。 r15(県道磯部大王線)、続いてr515(県道波切港線)との交差点を過ぎて少し走ると志摩市阿児町(旧:志摩郡阿児町)に入る。淡々と平坦な2車線道でいくつかの町を通り過ぎて行く。R167から志摩半島方面に向かう幹線道路なので、交通量は結構多い。7kmほど進むとパールロード(r128:県道鳥羽阿児線)の入り口を過ぎる。この付近から徐々に町中に入って行き、r51 4(県道安乗港線)との交差点を過ぎると、阿児町の市街地へ入る。600mほど進むと近鉄志摩線を越えて近鉄鵜方駅前を通過。市街中心部へ入る。程なくしてR167とr17(県道浜島阿児線)との交差点に到着する。ここがR260起点となる。志摩町片田から約13km、御座港より約23kmである。 |
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<<写真はすべて平成12年(2000年)11月撮影>> |
<<MEMO>> |
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■概況・交通量など R260西半分、志摩半島区間です。R260が出来るまで道はなく『陸の孤島』だったそうで、阿児町との連絡は英虞湾を行き来する連絡船か徒歩しかなかったそうです。そういう経緯からでしょうか、R260の整備は進んでいます。 平成21年(2009年)6月25日に、志摩半島の北側を通る志摩バイパスが全通。半島南側を通る以前のルートは旧道になりました。旧道は志摩町布施田〜御座間に狭路がある他は、おおむね整備・改良された2車線道となっています。志摩町片田から海岸沿いを進むルートは、志摩町の生活道路と化しています。道のすぐ際まで民家が建っていたり、見通しの悪いところもあるので歩行者・自転車には注意が必要です。狭路区間では、車同士もしくはバスとのすれ違いも困難な箇所があります。 そういう状況を打開すべく建設 されのがR260志摩BP 。昭和48年(1973年)に事業化されて約36年かかって全通しています。これで夏場の海水浴客の車による混雑が解消されます。将来的に対岸の志摩市浜島町(旧:志摩郡浜島町)まで海上に 架橋するでしょうか? 阿児町から志摩半島への幹線道路なので、交通量は大変多い道です。路線バスも走っています。ただ先に進むにつれて交通量は減って行き、志摩町和具付近から先はローカル国道となっています。ただ夏場の海水浴シーズンは、海水浴客の車で大混雑するようです。 この区間、事実上の行き止まりなので往復しています。 ■ガソリンスタンド 町中にGSがあります。 ■アドバイス 町中の狭路区間では歩行者・自転車、対向車に要注意です。 ■注意点 悪天天候時、特に台風接近時や大時化の時は走らない方がいいでしょう。 |
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●走行DATA |
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三重県志摩市(志摩市志摩町〜志摩市阿児町) 【往復走行】 >>走行日:2000年11月18日/2003年6月6日/他 |
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注意>>2003年6月6日は車にて走行しています。 |
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【合併情報】 ●2004年(平16年)10月1日付けで、志摩郡浜島町・大王町・志摩町・阿児町・磯部町の5町が対等合併。それぞれ『志摩市浜島町』『志摩市大王町』 『志摩市志摩町』『志摩市阿児町』『志摩市磯部町』になりました。 |
国道260号線【終】 |
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