国道275号線

起点:北海道札幌市→終点:北海道枝幸郡浜頓別町(315.2km)

●概況

 R275は札幌市と枝幸郡浜頓別町を結ぶ全長約315kmの3ケタ国道。道央から道北にかけて斜めに走っている。今の時点で、全通している北海道国道としては第2位の距離を有する。

 石狩川〜雨竜川に沿って平野部を進むことが多いが、雨竜郡幌加内町より北では山間部に入って峠を越えている。

 札幌市〜雨竜郡北竜町は混雑しやすいR12の抜け道的な道路になるため大型車が多い。

●取材DATA

>>走行日:各項参照

>>走行方向:各項参照

>>レポート記述方向:各項参照

●変遷

 昭和45年(1970年)4月1日:北海道札幌市〜北海道雨竜郡北竜町の国道として誕生。

 昭和50年(1975年)4月1日:雨竜郡北竜町〜中川郡美深町を延長し、札幌市〜中川郡美深町の国道となる。

 昭和57年(1982年)4月1日:中川郡美深町〜枝幸郡浜頓別町を延長し、札幌市〜枝幸郡浜頓別町の国道となる。

 現在に至る。

●歴史

 沿線の市町村誌を調べようにも、さすがに北海道となると簡単に行けるな場所ではなく、情報はほとんど手元にないのが実情・・・。m(_ _)m Wikiなどからの情報を元に書いています。

 R275は札幌市と枝幸郡浜頓別町を結ぶ約315kmの3ケタ国道で、歴史は古く大正9年(1920年)4月の大正道路法施行により誕生した地方費道4号線札幌稚内線が先祖となる。この路線は北海道札幌区(現:札幌市)〜雨竜郡北竜村(現:北竜町)の間を現R275のルートに沿っていた。

 戦後、昭和29年(1954年)3月末に現R275の前身ともいえる北海道道が制定される。r11(札幌沼田線)、r25(士別沼田線)、r26(浜頓別常盤線→浜頓別音威子府線)の3路線で、札幌市〜雨竜郡沼田町〜上川郡士別町、中川郡常盤村(現:音威子府村)〜枝幸郡浜頓別町を結ぶことになるのだが、沼田町〜美深町の美深峠経由のルートは外れている。

 昭和29年以来、各予算(費用)がほぼ全額国から出ていた(実質的には国道とも言えた)”開発道路”として認定されていた道道3路線も、名実ともに国道になる日がやってくる。昭和45年(1970年)4月に札幌市〜雨竜郡北竜町までがR275に指定される。北竜町以北は道道として残っていたが、このr11残区間も含めて、昭和47年(1972年)2月に雨竜郡北竜町〜中川郡美深町はr721(美深北竜線)に指定される。このr721の区間はr157(添牛内風連線)の一部とr433(朱鞠内美深線)、r11残り区間(国道指定から外れた区間)、r25を統合したものだった。

 r721の歴史は短く、道道として指定されてから約3年後の昭和50年(1975年)4月には国道に昇格。札幌市〜中川郡美深町までがR275になった。さらに7年後にはr26がR275に昇格。R275は現在の北海道札幌市〜枝幸郡浜頓別町の国道となった。

 

 

国道275号線(1) 北海道中川郡美深町〜北海道枝幸郡浜頓別町  
国道275号線(2)

北海道雨竜郡幌加内町〜北海道中川郡美深町

 

国道275号線(3)

北海道札幌市〜北海道樺戸郡新十津川町〜北海道雨竜郡幌加内町

 

◆Update:平成23年(2011年)7月22日

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