>>R339(1)

国道339号線(2)

青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩

○国道339号線

 【青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩】

【レポートは青森県外ヶ浜町字三厩竜飛→字三厩本町方向(起点→終点方向)です。】

■青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩【階段国道】

 竜飛崎灯台入り口付近にある閉鎖された旅館前がR339階段国道入口(上)となる。階段入口に『階段国道』という表示付きのR339おにぎり標識が設置されており、この階段が国道であることを証明している。階段なのでバイク・車の進入は不可能である。

 階段を下りると途中で平らな遊歩道になっている。左側の広場(元小学校)に公民館が建っていた。ここにも標識が設置されている。高台にあるので津軽海峡を挟んで北海道を見ることが出来る。すぐに下半分の階段に入る。手すりの付いた急な勾配の階段。端にコンクリートの坂が付いていることから、自転車であれば押して上り下りすることが可能だろう。

 合計362段の階段を下りると3枚目のおにぎり標識がある。階段をクリアすると三厩村竜飛地区の集落に入る。幅1mちょっとぐらいの通路が国道なのだ。「コの字」に集落内を歩いて行くと民家の駐車場にでる。ここに4枚目のおにぎり標識が建っていた。ほどなくして車道に出る。R339車道区間の端点に出て階段国道は終わる。

1.階段国道の上入口。踊り場からは北海道を

  一望することが出来る。

2.上半分の階段。段差の少ないなだらかな階

  段となっている。

3.途中の平坦な遊歩道区間。石畳となっている。

  ちょうど休憩ポイントになる。

4.下半分の階段。上半分と比べると勾配がや

  や急である。

5.階段を下りた所にある3枚目の標識。下から

  見ると急な階段であることが分かる。

6.集落内を進んで行く。この道が国道なのだ。バ

  イク・車での通行は不可能。  

7.当時は建設中だった民家の前に出てくる。

  そこに4枚目の標識がある。

8.赤い歩道(通路)が国道なのだろう。案内図

  の横付近が車道との交点だ。

9.写真8の案内図。すっかり観光地化されてい

  る。同じ案内図は上にもあった。

■青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩【字三厩竜飛〜字三厩中浜】

 階段国道入口(下)前から車道が再開する。道は竜飛漁港前と集落内を通る1.5〜狭い2車線道で生活道路そのままだ。平坦な狭路を300m程進むと民家は途切れて海岸沿いに進んで行く。短いTNを2つ通り抜けて集落から800mほど進むと、山の峰から下ってくる連絡道路との交差点に到着する。つづら折りの狭い2車線道を上ると、山の峰を通るR339に向かうことになるのだ。

 連絡道路との交差点を過ぎると短いTNを越えて断崖下を進んで行く。三厩湾側は海岸ギリギリまで断崖がそびえたっており、海とのわずかな間にしか平地がない。そのわずかな平地に集落が立ち道路を通している。集落間には海に突き出た断崖があり、R339は2車線幅ぐらいの幅があるTNでその断崖を貫いている。多くのTNには、横に廃棄された旧道の素堀TNがある。1車線幅の車1台が通るのがやっというTN(隧道という方が近い)で、現在の車道が整備されるまでは極悪酷道であったことが伺える。

  字三厩竜飛からは大体1〜2kmおきに小さな漁港集落を通り抜ける。集落内は1〜1.5車線幅の狭路であることが多い。道路のすぐ近くまで民家が建っているので、歩行者などには注意が必要だ。集落間は断崖を貫くTNであることが多い。民家がないので逆に整備しやすいのか、1.5〜2車線道であることが多い。TNだけでなく海岸沿いを進む区間もあるが、道路の脇はすぐに海となっている。

 平坦な広狭混在の道を淡々と進んで行く。 字三厩六條間付近からは狭い2〜2車線道となり、幾分走りやすくなる。地元車の姿も次第に増え始める。字三厩竜飛から10kmほど進むと字三厩中浜の町中に到着する。

注意>>東津軽郡外ヶ浜町字三厩(旧:東津軽郡三厩村)

10.字三厩竜飛の町中を進んで行く。平坦な2

  線道が続く。

11.山上のR339との連絡道路交差点。右に進

  むと山上のR339に出る。

12.字三厩梹榔(ひょうろう)地区の小さな集落を

  行く。1.5車線幅の狭路。

13.こんな感じの短いTNが連続する。

   字三厩梨ノ木間にて。

14.字三厩藤島地区の集落内。広狭混在で、こ

  の先で道幅が広がっている。

15.1〜2kmおきに小さな集落が現れる。R339

  は三厩湾沿いの小さな漁港を繋いで進む。

■青森県東津軽郡外ヶ浜町三厩【字三厩中浜〜字三厩本町】

  字三厩中浜にある義経海浜公園前で道は2つに分かれる。道なりに進む整備された2車線道は、町中を迂回するために造られた道路で、町中に向かう左に分岐する1.5車線道がR339である。R339は1.5車線幅の狭路となり、 字三厩中浜〜本町の町中を進んで行く。生活道路となっている静かな道路だ。しばらく進むと三厩村村役場前を通り過ぎ、ほどなくするとR280との交差点となる三厩港前に到着する。三厩港前のR280との交差点がR339終点となる。字三厩竜飛より約12kmである。

注意>>東津軽郡外ヶ浜町字三厩(旧:東津軽郡三厩村)

16.義経海浜公園前の分岐点。は左に進む狭

  路がR339である。

17.字三厩中浜の町中を進んで行く。

  (字三厩本町→竜飛方向を撮影)

18.役場前にて。この先がR280との交差点。

  町中を進む狭路区間は約900mである。

19.三厩港前のR280・R339交差点。左の狭

  路がR339。右側の道は村道。

20.交差点にはR280とR339の団子標識が

  設置されていた。

21.三厩港前にはR280・R339の分岐標も設置

  されている。

<<MEMO>>

■概況・交通量など

>>階段国道(詳しくはこちら

 すっかり観光地化されています。階段下入口は集落内にあることから、観光バスは上入口に来るようです。観光客の団体さえいなければ静かな所です。

>>青森県 字三厩竜飛〜字三厩本町

 竜飛崎から南東に向かう区間です。西海岸区間と比べると整備は進んでおらず、1.5〜2車線の広狭混在区間が続きます。

竜飛に向かう観光客の車や観光バスが通るので、対向車には注意が必要です。

■ガソリンスタンド

 字三厩竜飛〜字三厩中浜までGSはありません。字三厩中浜地区のGSを過ぎると、竜飛崎を越えて青森県中泊町小泊の町中までGSはないので要注意です。

■アドバイス

 広狭混在区間ですが平坦な道が続くのでそう問題なく走ることが出来ます。見通しの悪い区間が多いので対向車に注意が必要です。自転車の場合は目立つ格好で走って下さい。

■注意点

 集落内では歩行者などに要注意です。子供が飛び出してきたりします。

 悪天候時・大雨、大時化や風の強い日は走らない方が無難です。冬期は路面凍結・積雪に要注意です。

●走行DATA

R339階段国道

【徒歩にて往復】

>>走行日:1998年9月7日/2003年8月30日

青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩村竜飛〜字三厩本町

【往復走行】

>>走行日:1998年9月7日

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:2003年8月30日

【合併情報】

●2005年(平17年)3月28日付けで以下の広域合併が行われました。

◇青森県北津軽郡中里町と北津軽郡小泊村が対等合併して『青森県北津軽郡中泊町』となりました。この合併は飛び地合併となります。

◇青森県東津軽郡蟹田町、平舘村、三厩村の2村1町が対等合併して『青森県東津軽郡外ヶ浜町』となりました。

 なお、旧三厩村地域は外ヶ浜町の飛び地となります。

【国道339号線終わり】

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