国道383号線 ROUTE383 |
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起点:長崎県平戸市→終点:佐賀県伊万里市(79.6km) |
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●概況 R383は長崎県の平戸島と九州本島を結ぶ離島国道。平戸島と九州本島の間は連絡船ではなく、有料の平戸大橋によって結ばれているので、海上区間の存在しない離島国道である。 正式な終点は佐賀県伊万里市。平戸大橋を渡った所にあるR204との交差点が終点ではない。九州本島におけるR383単独区間は平戸大橋の料金所とR204との間の約50mだけで、R383全区間の半分以上を占める九州本島区間(約42km)は、R204との重複区間となっている。 離島国道なのだが、ほとんど島中央部付近を走るために海を見て走る区間は短い。 |
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●DATA/走行日:2001年4月8日/走行方向:各項参照/レポート記述方向:各項参照 ◆Update:2004年2月6日 |
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○国道383号線 |
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【レポートは長崎県田平町→長崎県平戸市方向(終点→起点方向)です。】 |
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■長崎県北松浦郡田平町〜長崎県平戸市紐差町 |
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長崎県北松浦郡田平町は平戸島への入口の町である。地図を見ると田平町でR204が北西に出っ張ってるが、その出っ張った付近からR383は分岐する。R204との交差点からR383に入る。3車線道(平戸市→田平町方面車線に左折・右折レーンが設置され2車線となっている)を進むと平戸大橋の料金所に到着。R383九州本島での単独区間は50mほどで終わる。 1977年に完成・供用開始となった平戸大橋は高さ30m、全長665mの吊り橋である。対向2車線道路で平戸瀬戸を渡ると平戸島へ入る。平戸島に入って1kmほど進むとT字交差点に到着。直進すると平戸市街地を経由するR383で、左折すると市街地をパスするR383BPである。 市街地を経由するR383は、2車線道で勾配のある坂道を上り下りする。観光地となっている市街地を抜けるために交通量は多く観光客の姿も多い。市街地をパスするR383BPは勾配のある2車線道で何もない山中を突っ切り、1kmほどで市街地経由のR383と合流する。 その先は、しばらくの間少し勾配のある2車線道が続く。やがて道は山中を走る2車線ワインディングとなり、小刻みなカーブが連続するようになる。下り坂を下ると千里ヶ浜へ出る。この付近は海岸近くを走るのは、R383唯一の区間である。 しばらくR383は川内湾に沿って進むが、やがて勾配のある坂道に入って標高を上げて断崖上を走るようになる。雑木林の中を走るために展望はよくなく、時々木々の切れ間から海が見える程度である。道幅はおおむね2車線だが、センターラインのない区間も現れる。カーブのある緩やかな勾配の坂道を下ると、平戸島中部にある平戸市紐差(ひもさし)町にある、r60(県道獅子津吉線)との交差点に到着する。平戸大橋(平戸島詰め)から約22kmである。 |
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■長崎県平戸市【平戸市紐差町〜平戸市志々伎町】 |
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平戸市紐差町の町中を抜けると、R383は平戸島の中央部へ向かう。島の山中に入って行くのであるが、道は山中に入って行くローカル国道といった雰囲気で、島を走っている国道とは思えない風景が続く。 少し勾配のある2車線道を走る。平戸高校の近くを通り過ぎると、R383は島中央部の山中を走るようになる。島にある山の谷間を中津良川に沿って平坦な2車線道を淡々と走ることになる。 平戸市中津良町でr19(県道平戸田平線)と合流する。平戸島の西海岸近くを通るのだが海岸線はほとんど見えない。平戸市津吉町で島の東海岸を南下するr60と合流すると、R383は平坦な1.5〜狭い2車線道となって南西に向かい、やがて平戸市志々伎(しじき)町に到着する。 2車線道を進み、(北側から見て)緩い左カーブの途中に『R383【ここまで】 r19【ここから】』という標識が現れた。これは平戸大橋から進んできた場合の見方で、実際はここがR383起点である。北行き(平戸大橋方面行き)車線側には『R383【ここから】』という標識と起点標識が立っていた。 町中にある農協(JA?)の建物もしくはバス停近くにある交差点がR383起点となっている。田平町のR204分岐点からここまで約38kmである。 |
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<<MEMO>> |
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■概況・交通量など 平戸島を縦断するR383は、一部に狭い2車線幅区間や小刻みなカーブが連続する区間ががありますが、ほとんどが見通しの良い2車線幅となっており走行には問題ないでしょう。海岸線を見ながら走る区間が少なく、山中の3ケタ国道という感じの道です。 平戸市街を除けば交通量は少ないのでマイペースでの走行が可能です。ただ土日休日は、観光客や釣りに行く人達の車が多いようです。平戸市街地や町中を除けば信号というモノがほとんどないので、流れは良いので問題はないでしょう。 >>平戸大橋 平戸大橋は風速15m以上でバイク通行禁止となります。風の強い日は平戸島に渡ることが出来ません。通行料はバイク・普通車とも片道100円です。(96年3月まで片道720円だったとか・・・)大橋には歩道らしきモノがありましたが、歩行・自転車で渡れるかどうかは調べるのを忘れました。m(_ _)m ■ガソリンスタンド 平戸島内にはGSは少なく、平戸市街を除けば平戸市川内町と紐差町にしかGSがありません。注意して下さい。 ■アドバイス 特に問題なく走ることができます。島国道でありながら、アップダウンがある道なので自転車の場合は、時間・体力に余裕を持った方が良いでしょう。 ■注意点 悪天候時、特に海が荒れている時などは注意して下さい。 |
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●走行DATA |
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長崎県平戸市〜長崎県北松浦郡田平町【両方向を走行】 >>走行日:2001年4月8日 |
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長崎県平戸市(平戸大橋〜平戸市紐差町)【終点→起点方向を走行】 >>走行日:2001年4月8日 |
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長崎県平戸市(平戸市紐差町〜平戸市志々伎町)【両方向を走行】 >>走行日:2001年4月8日 |
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○国道383号線 |
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【レポートは長崎県田平町→佐賀県伊万里市方向(起点→終点方向)です。】 |
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平戸大橋を渡たR383は、長崎県田平町に入ってからR204と重複して進む。道幅は2車線幅区間が続くのだが、町中では狭い2車線区間もある。交通量は多く、流れも悪い区間もあるのでペースはあまり上げられない。 長崎県松浦市に入ると海岸線に沿って進むようになる。道幅は2車線のままで、海岸線に沿って淡々と進む。松浦市街をパスする松浦BPで少しはペースを上げることが出来るが、本道に戻るとまた元のペースに戻り、だらだらと2車線国道を走ることになる。 ようやく佐賀県伊万里市に入る。伊万里湾を見ながら走ることになる。田平町からずっと併走してきた松浦鉄道が、R204を跨いでJR筑肥線伊万里駅に向かう付近から、R204は片道2車線の4車線幅の立派な国道になる。流れはかなり良くなるが、すぐにR202BPと合流する。R202BP手前で、伊万里市街中心部に向かうR204が分岐する。市街地内を進む2車線道はR204となっているが、伊万里市街をパスするR202BPが完成するまではR202との重複区間だった。市街地を走ると、かつてのR202とR204の分岐交差点であったと思われる伊万里駅前交差点に到着。 R383の表示がないので確かなことは言えないのだが、おそらくこの交差点がR383終点と思われる。長崎県田平町のR204・R383交差点より約40kmである。 |
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<<MEMO>> |
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■概況・交通量など R383は長崎県北松浦郡田平町から佐賀県伊万里市までR204と重複して進みます。同区間は伊万里市街地の4車線区間を除けば、2車線道が延々と続きます。幹線道路ゆえ交通量は多いのですが、流れは鈍いために時間がかかります。 走った時は日曜日といことで、大型トラックの姿をほとんど見かけませんでした。それでも田平町のR204・R383交差点からJR伊万里駅前まで約1時間かかりました。大型車が通行した場合は、流れは更に鈍くなります。走る場合はイラつかないでのんびり走りましょう。 この区間、R204とR383は重複しているはずなのですが、R204とR383のお団子標識は見かけませんでした。 ■注意点 悪天候時、特に海が荒れている時などは通行注意です。 |
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●走行DATA |
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長崎県北松浦郡田平町〜長崎県伊万里市【起点→終点方向を走行】 >>走行日:2001年4月8日 |
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【国道383号線終わり】 |
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