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国道439号線(2)

徳島県三好市東祖谷

高知県長岡郡大豊町

○国道439号線

 【徳島県三好市東祖谷】

【レポートは三好市東祖谷新居屋→京柱峠方向(起点→終点方向)です。】

■徳島県三好市【東祖谷新居屋〜東祖谷樫尾】

 見ノ越方面からやって来て、r32(県道山城東祖谷山線)との分岐点を左折すると、R439は1車線狭路となって新居屋地区の集落へと入って行く。100mほど進むと集落を抜けて杉林の中を進む急勾配の1車線道となり、早くも悪路となる。坂道を登りきると三好市東祖谷(旧:三好郡東祖谷山村)小川地区の集落を通り抜ける。山間にある小さな集落で、のんびりと1車線の狭路で通り抜けるR439はローカル国道そのものである。

 小川地区の集落を抜け、r32分岐点から3kmほど進むとヘアピンカーブを曲がる。このヘアピンカーブの途中からは熊谷林道が分岐している。その後も淡々と狭路を進み、r32分岐点から5kmほど進むと三好市東祖谷樫尾地区の集落へ到着する。この樫尾地区が京柱峠の徳島県側最後の集落となる。ここから先 には京柱峠に茶屋があるだけで、高知県側の大豊町西峰地区まで民家はない。

1.r32交差点からすぐに集落内を通る狭路とな

  る。『異常気象時通行規制』の標識が悪路で

  あることを物語る。

2.集落を外れるとすぐにこんな感じの狭路とな

  る。杉林の中を進む狭路坂道を進んで行く。

  見通しの悪い区間が続く。

3.小川地区ではのどかな山間の農村を進んで

  行く。1車線の狭路坂道で、典型的な山間の

  ローカル国道区間。

4.淡々と山間の農村地帯を進んで行く。道は

  概ね1車線狭路。見通しの悪い坂道が続く。

5.部分的に2車線道が現れる。狭路道は全区

  間ではなく部分的に改良する方針だとか。

6.熊谷林道分岐点にあるヘアピンカーブ。左右ど

  ちらの狭路もR439。京柱峠には右に向かう。

7.写真6から右に進む。小刻みな見通しの悪い

  カーブが続く狭路坂道となる。

8.鬱蒼とした山中を通る狭路坂道が続く。3ケタ

  国道らしい道になる。

9.崩れやすそうな斜面と舗装が剥がれている路

  面。まだ状態はマシな部類に入る。

<<写真はすべて2008年7月撮影>>

■徳島県三好市【東祖谷山樫尾】

 樫尾集落を抜けると、R439は完全1車線幅の狭路となって杉林の中を進んで行く。急カーブとやや急な坂道が続く狭路道で、路面はやや荒れている。樫尾集落から2kmほど進むとダート林道の林道樫尾阿佐線(祖谷山林道)分岐点に到着。分岐点は急勾配のヘアピンカーブとなっており、ここを過ぎると急勾配・急カーブが連続する狭路区間に入る。

 R439は杉林の中を走る鬱蒼とした暗い狭路となる。路面は舗装されてるが、苔が生えており場所によっては落石が転がっている区間もある。舗装されているとは言え、舗装は剥がれて荒れ放題。改修されているのはごくわずかという状態だ。谷側にはガードレールが設置されていない区間もあるなど、樫尾集落から林道樫尾線分岐点付近までの区間はR439最悪路区間といえるだろう。

10.林道樫尾阿佐線(祖谷山林道)分岐点。R

  439は急勾配の急カーブで右に向かう。

11.写真10のカーブを曲がるとご覧の通り。急カ

  ーブの路面は荒れている。

12.やがて杉林の中を通る鬱蒼とした狭路坂道に

  なる。

13.いく筋かの谷を渡る。地名は『おすのうち』。

  (京柱峠→r32方向を撮影)

14.走った08年7月時点では改良区間がった。

  今は舗装されていることだろう。

15.淡々と山中を進んで行く。

  (京柱峠→r32方向を撮影)

16.荒れた路面もある。雨の日はかなりつらい。

  3ケタ国道らしい道路状態。

17.ただひたすら山中を走り続ける。見通しの悪

  い狭路坂道が続く。

18.ガードレールの設置区間も増えてきたように思

  う。(京柱峠→r32方向を撮影)

<<写真はすべて2008年7月撮影>>

■徳島県三好市【三好市樫尾〜京柱峠】

 三好市東祖谷樫尾の集落から6kmほど完全1車線幅の悪路区間を進むと林道樫尾線の分岐点に到着。分岐点から少し進むと薄暗い山中から明るい南斜面に出た。ここからは明るい道となる。標高の高い所を通るので見晴らしは良い。谷底には走ってきたR439の道筋が白い線となってウネウネと進んでいるのが見える。周囲に見えるのは山また山だけで、四国の深い山々を一望できる。山深い所を進んでいることを実感する。

 勾配はやや緩やかになるが、路面には落石が転がっているなどして荒れている。やがて平坦な1.5車線幅の道となると程なくして徳島県・高知県の県境である京柱峠に到着する。r32分岐交差点から約15kmの道程であった。

 京柱峠は標高約1120mの峠。ここからは四国の深い山々が一望することが出来、R439が四国の急峻な山岳地帯を走っていることを再認識する。徳島県側からは剣山、高知県側からは石鎚山と、四国を代表する山々を見ることが出来る。峠には茶屋があり、食事をするのもよいだろう。

19.見通しの悪いカーブの続く狭路を行く。周囲

  は明るくなった。

20.やがて南斜面に出て明るい狭路となる。

  眺めは大変良い。地名は『とんば』。

21.淡々と狭路坂道を進む。標識の地名は『九度

  折れざこ』。

22.路面の荒れている箇所もある。雨天時は路

  上河川になる場所のようだ。

23.倉庫代わりで運んできたのか?廃バスがあ

  る。ここまで来ると峠までもう少し。

24.峠まで緩やかな勾配の坂道が続く。

  (京柱峠→r32方向を撮影)

25.京柱峠直前の徳島県側は走りやすい坂道

  となっている。(京柱峠→r32方向を撮影)

26.標高約1120mの京柱峠に到着。晴れてい

  ると眺めが良い。高知県側から撮影。

27.京柱峠の標。ここからの眺めは気持ちがよい。

  近くに冷たい水が湧いている。

<<写真はすべて2008年7月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 標高1120mの京柱峠を越えるこの区間は、R439全区間の中で一番の悪路区間です。中でも徳島県三好市東祖谷地内(旧:東祖谷山村内)の林道樫尾阿佐線(祖谷山林道)分岐点〜京柱峠の約7kmが極悪狭路区間でしょう。荒れた路面の急勾配の狭路と急カーブが連続するので、走るにあたっては運転技術はさることながら時間と気力、体力が必要となります。

 徳島県側から走り始めると、いきなり悪路区間に入るので否応なしに悪路走行をしなくてはなりません。一方、高知県側(R32から)走り始めると、急勾配が続きますが、2車線道→1車線道というように段階的に悪路走行に慣れてゆくことが可能です。峠近くまで民家・集落があるので気分的にも楽です。

 京柱峠を越えて高知県側から徳島県に入ると、しばらくは緩やかな勾配の道が続きますが2kmほどで急勾配の狭路 悪路区間に入り、あとは緊張しっぱなしで走ることになります。高知県側から走る場合は、峠を越えてからの緩やかな坂道区間で気を抜かないように注意しましょう。

■ガソリンスタンド

 徳島県側には三好市東祖谷京上地区に1軒あるだけで、峠を挟んで高知県長岡郡大豊町西峰地区までGSはありません。

R439に入る前には必ずガソリンのチェックをして下さい。

■アドバイス

 『日本の酷道BEST10』があれば、間違いなく上位5位以内に入るハードな国道なので、バイク・車の運転初心者は1人では絶対に走らないようにして下さい。ベテランと行くか複数人数で行くようにして下さい。

 長距離ツーリングのコースには組み入れない方が良いかも知れません。もし組み入れるのならば、十分な時間と迂回路を確保しておいて下さい。日没後の走行は絶対にしないで下さい。大変危険です。

 自転車の場合、どちらの方向に進むにせよ、かなりの時間・体力が必要となります。急勾配の坂道も続くので運転には要注意です。ブレーキワイヤーが切れてしまうことはないかも知れませんが、パンク修理キットやブレーキワイヤーなどの予備は必携です。飲み物や食べ物は必ず購入してから走った方が無難です。

■注意点

 この区間のR439は四国の深い山中を走り、標高1000mを越える所を走ります。麓は晴れていても峠では雨となっていることもあるようです。大雨などの悪天候時は路面が川と化してしまうので非常に危険です。(実体験済) 悪天候時は走らない方が無難です。

 冬期は路面凍結・積雪のある区間なので通行規制が行われます。徳島県三好市東祖谷樫尾地区〜高知県・徳島県県境(京柱峠)までの約9kmは、冬期(12月末〜3月末)は全車両終日通行止めです。冬期は通り抜け出来ません。

 高知県側は通行規制はないようですが、路面凍結もしくは積雪がある可能性が高いので、タイヤチェーンは必携です。もしかしたら夜間通行規制が実施されているかも知れません。

●走行DATA

徳島県三好市新居屋〜京柱峠

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:2001年7月21日/08年7月24日

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:1997年6月2日

【合併情報】

●2006年(平18年)3月1日付で 、徳島県三好郡の三野町、池田町、山城町、井川町、東祖谷山村、西祖谷山村の2村4町が対等合併して『徳島県三好

 市』になりました。このうち、東祖谷山村は『三好市東祖谷』になっています。

取材協力(同行走行)>>かざねがたなさん(2001.07.21)

○国道439号線

 高知県長岡郡大豊町

【レポートは京柱峠→R32方向(起点→終点方向)です。】

■高知県長岡郡大豊町【京柱峠〜大豊町西峰】

 京柱峠を越えると高知県長岡郡大豊町に入る。R439はここから高知県を横断するように進んで行くことになる。京柱峠を越えたR439は1〜1.5車線幅の道が断続する峠道となる。峠から100mほどは緩やかな勾配の坂道を下るが、やがてヘアピンカーブが連続する葛折りの狭路坂道となって一気に標高を下げてゆく。峠から2kmほど進むと民家が数軒現れる。大豊町西峰の沖地区の集落で、徳島県の三好市東祖谷樫尾地区以来の集落となる。

 ここを過ぎると再び薄暗い山中を進む狭路となる。急勾配の坂道と急カーブが連続するが、徳島県側の区間ほど路面は荒れていない。徳島県側よりも整備されているので路面状態は良好だ。峠から約5kmでヘアピンカーブを2つ連続で曲がる。さらに2kmほど山中を進むと大豊町西峰地区の中心集落へ到着。1〜1.5車線幅の狭路急坂沿いに民家や郵便局などが軒を連ねている山間の集落である。京柱峠から約9kmである。

1.京柱峠を越えて高知県に入ると、しばらくは

  緩やかな坂道が続く。京柱峠の標がある。

2.やがてヘアピンカーブを曲がる。

  (R32→京柱峠方向を撮影)

3.やがて1.5車線狭路坂道となって山中を下る。

  路面状態は若干悪いが、徳島県側よりマシ。

4.集落に近づくと杉林の中を進むようになる。

  森林浴がてらのんびり走る。

5.標識には峠までの距離が記されている。

  (R32→京柱峠方向を撮影)

6.大豊町西峰地区の集落を1車線狭路坂道で通

  り抜ける。(R32→京柱峠方向を撮影)

7.所々に待避帯があるので離合はできる。

  (R32→京柱峠方向を撮影)

8.写真7の地点を過ぎると再び鬱蒼とした山中を

  下る。見通しが悪い。

9.集落内を通るのだが、斜面が急なので急坂とな

  る。(R32→京柱峠方向を撮影)

<<写真はすべて2008年7月撮影>>

■高知県長岡郡大豊町【大豊町西峰〜大豊町落合】

 長岡郡大豊町西峰地区の集落を抜けると、R439は完全1車線幅の狭路となって山中を下って行く。急勾配の坂と見通しの悪いカーブが連続する。西峰地区までは町のマイクロバスが走っているので、特に車で走る場合は対向車に注意が必要となる。やがて緩やかな勾配となり、吉野川の支流となる南小川沿いを進む狭路となり、山間の集落を繋ぎながら淡々と進む。

 大豊町川井地区に至ると2車線道が現れるが200mほどで終わり、すぐにもとの1〜1.5車線狭路道となる。それから1kmほど進み、発電所前を通り過ぎると立派な橋と高規格2車線道が現れた。R439落合拡幅事業で建設中のバイパス道路だ。全長3kmのバイパスのうち2.3kmが部分開通している。そのうちの東側の0.9kmのバイパス区間に入る。

 南小川を川井大橋(L=120m)で渡ると、快適な2車線坂道を下る。下り終えると福寿草橋(L=115m)に至るのだが、橋を渡ったところでバイパス道は途切れ、町道経由で大豊町落合の町中に誘導される。平20年(2008年)7月時点で、この先の約700mは未開通となっている。

 川井大橋北詰で分岐するR439本道(いずれは旧道)は、1車線狭路のまま落合の町中に入る。町中を1車線狭路で進むという、3ケタ国道らしい光景は落合地区が最後となる。先ほどの町道との交差点を過ぎると、1kmほどで粟生(あおう)トンネル(東口)に到着。ここからは再びバイパス道路(落合拡幅事業)に入る。

10.西峰地区から西もいくつかの集落を狭路で

  通り抜ける。

11.やがて平坦な狭路となり、南小川沿いに進む

  ようになる。

12.高知県側には所々で整備された2車線道が

  現れる。(0107)

13.大豊町落合地区で突然立派な2車線道が

  現れた。旧ルートは右に別れる狭路。

14.写真13の反対側、川井大橋南詰から北詰

  を見る。快適な2車線道が1kmほど続く。

15.南小川を挟んだ対岸を進む本道(将来の旧道)

  は、狭路で町中を行く。最後の狭路区間。

16.バイパスは途切れるので町道でここに誘導さ

  れる。R439は直進。狭路で町中を行く。

17.栗生トンネルに到着。ここから2車線道とな

  る。(トンネル東口を撮影)(0107)

18.粟生トンネル西口。粟生トンネルからはバイパ

  ス道路となる。

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2008年7月撮影>>

■高知県長岡郡大豊町【大豊町粟生〜大豊町土居】

 粟生トンネルを出ると大豊町粟生(あおう)地区に入る。粟生トンネルから先は拡張・整備された快適な2車線道となる。この快走区間もR439落合拡幅事業で整備されたバイパス道路。粟生地区は新道を建設したが、他は旧来の道路を拡幅・整備したようだ。

 定福寺というお寺前を通り過ぎると道は急勾配の2車線坂道となる。2車線の坂道を下ると大豊町東土居地区の町中に入り、JR土讃線の踏切を渡ってR32との交差点に到着する。京柱峠から約18km、徳島県三好市東祖谷新居屋のr32分岐点から約33kmであった。この先、R439はR32・R492と重複して南(高知市方面)に向かう。

19.粟生トンネルから先は快適な2車線道とな

  る。悪路の面影はない。

20.急な2車線坂道を下って大豊町東土居の町

  中に入る。JR土讃線の踏切が見える。

21.JR土讃線の踏切を越えるとすぐにR32との交

  差点に至る。R439は左折する。

22.R439との交差点をR32高知市側から撮

  影。右がR439。左がR32。

23.交差点角にある標識群。R492の表示はな

  いが重複している。

24.徳島県側から見た交差点。信号はないので進

  入時は注意。

<<写真はすべて2008年7月撮影>>

★昔の話

 この区間は1997年6月に初めて走りました。この時はZRX400にキャンプ道具を積んで走っています。道路状態はその頃からほとんど変化ありません。変化があったと言えば、徳島県内にR439の標識が数多く設置されたぐらいでしょう。

 97年6月の時は、曇り空の中R32側よりR439に入りましたが大豊町西峰地区内から雨が降り出しました。峠を越えて徳島県内に入ると大雨となってしまいました。大雨の中、薄暗い極悪狭路を1人だけで走って行ったのですが、心細さと不安感は凄いモノでした。

 京柱峠付近はまだマシだったのですが、少し進むと雨脚が強くなり始めました。路面は川と化し、沢ガニが路面をウロウロし始める始末。派手に水飛沫を上げながら進んで行きました。急カーブでは転けないようにめちゃくちゃ慎重にゆっくりと進むなど、緊張を解くことが出来ませんでした。

 樫尾地区の集落を抜け、やがて東祖谷山村(当時)のr32分岐点に無事に生きて到着した時はめちゃくちゃうれしかったのを覚えています。その後の見ノ越越えは、感覚が麻痺してしまったのか楽でした。(^^;)

【写真】

1997年6月に走った時に撮影した写真。写真9と同じ地点で撮影している。この後、大雨の京柱峠を越しました。ちなみにこの写真を撮る前に、間違えて写真右下に見える道に入ってしまいました。引き返してR439本道に戻った直後の写真なのです。

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 京柱峠を越えた高知県側の区間は、峠の近くまで集落があるために生活道路としての役目が強く、徳島県側に比べれば整備された狭路坂道が続きます。道の整備も進んでいます。

 徳島県側から走り始めると、いきなり悪路区間に入るので否応なしに悪路走行をしなくてはなりません。一方、高知県側(R32から)走り始めると、急勾配が続きますが、2車線道→1車線道というように段階的に悪路走行に慣れてゆくことが可能です。峠近くまで民家・集落があるので気分的にも楽です。

  徳島県三好市東祖谷見ノ越〜東祖谷新居屋〜R32交差点までのR439はR492と重複していますが、国道標識や表示はR439のみとなっています。

>>R439落合拡幅事業

 長岡郡大豊町川井〜東土居で行われてる道路改良事業です。大豊町落合〜粟生間が未開通で、残る区間2.3km(事業起点〜落合:0.9km/粟生〜事業終点:1.4km)が完成しており先行供用されています。全通後は全長3kmの快適な2車線道となって、大豊町落合の町をパスすることになります。

 ちなみにR439落合バイパスという同じような名称のバイパス事業もありますが、こちらは徳島県三好市東祖谷落合地区のバイパス道路事業です。

■ガソリンスタンド

 京柱峠の高知県側の区間には、長岡郡大豊町のR439分岐点近くのR32沿いにGSが数軒ある以外は大豊町西峰地区・東豊永地区にそれぞれ1軒づつの 計2軒しかありません。R439に入る前には必ずガソリンのチェックをして下さい。

■アドバイス

 『日本の酷道BEST10』があれば、間違いなく上位5位以内に入るハードな国道なので、バイク・車の運転初心者は1人では絶対に走らないようにして下さい。ベテランと行くか複数人数で行くようにして下さい。

 長距離ツーリングのコースには組み入れない方が良いかも知れません。もし組み入れるのならば、十分な時間と迂回路を確保しておいて下さい。日没後の走行は絶対にしないで下さい。大変危険です。

 自転車の場合、どちらの方向に進むにせよ、かなりの時間・体力が必要となります。急勾配の坂道も続くので運転には要注意です。ブレーキワイヤーが切れてしまうことはないかも知れませんが、パンク修理キットやブレーキワイヤーなどの予備は必携です。飲み物や食べ物は必ず購入してから走った方が無難です。

■注意点

 この区間のR439は四国の深い山中を走り、標高1000mを越える所を走ります。麓は晴れていても峠では雨となっていることもあるようです。大雨などの悪天候時は路面が川と化してしまうので非常に危険です。(実体験済) 悪天候時は走らない方が無難です。

 冬期は路面凍結・積雪のある区間なので通行規制が行われます。 京柱峠より東側の徳島県三好市東祖谷樫尾地区〜高知県・徳島県県境(京柱峠)までの約9kmは、冬期(12月末〜3月末)は全車両終日通行止めです。冬期は通り抜け出来ません。

 高知県側は通行規制はないようですが、路面凍結もしくは積雪がある可能性が高いので、タイヤチェーンは必携です。もしかしたら夜間通行規制が実施されているかも知れません。

●走行DATA

京柱峠〜高知県長岡郡大豊町

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:2001年7月21日/08年7月24日

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:1997年6月2日

【合併情報】

●2006年(平18年)3月1日付で 、徳島県三好郡の三野町、池田町、山城町、井川町、東祖谷山村、西祖谷山村の2村4町が対等合併して『徳島県三好

 市』になりました。このうち、東祖谷山村は『三好市東祖谷』になっています。

取材協力(同行走行)>>かざねがたなさん(2001.07.21)

>>国道439号線(3)

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