国道492号線

起点:香川県高松市→終点:高知県長岡郡大豊町(167.4km)

●概況

 国道492号線は香川県高松市と高知県大豊町とを結ぶ、四国北東部を縦断する3ケタ国道。単独区間となるのは僅か28kmほどで、残る約140kmは他の上位国道と重複している。

 重複しているとはいえ、見ノ越と京柱峠を越えている3ケタ国道でもある。

●取材DATA

>>走行日:各項参照

>>走行方向:各項参照

>>レポート記述方向:起点→終点

●変遷

 平成5年(1993年)4月1日:香川県高松市〜高知県長岡郡大豊町の国道として誕生。

 現在に至る。

◆Update:平成22年(2010年)8月31日

R450〜R507に戻る

国道492号線

香川県高松市〜徳島県美馬市

徳島県美馬市

徳島県美馬市〜高知県長岡郡大豊町

○国道492号線

 【香川県高松市〜徳島県美馬市】

【レポートは高松市→美馬市方向(起点→終点方向)です。】

■香川県高松市〜徳島県美馬市

 R492の起点は高松市中新町交差点となる。この交差点はR30・R436の終点であり、R32・R193・R492の起点となる。

R492は高松市街地内をR11・R32・R193と3国道と共に重複して進むことになる。高松市街地内は片側3車線道路で南下し、上天神町交差点からは片側2車線道となってR193と重複して南下する。

 香川県内のR193(R492)は高松と県南部そして徳島県を結ぶ幹線ルートであるとともに、高松市香南町(旧:香川郡香南町)にある高松空港へのアクセス道路にもなっている。そのため交通量も多く、高松市香川町(旧:香川郡香川町)のR377交差点まで片側2車線道が続いている。

 高松市香川町からはR377とも重複。3国道が重複する対向2車線道を淡々と進んで行く。高松市塩江町(旧:香川郡塩江町)を横断して、木田郡三木町でR377が分岐すると南に進路を向ける。R377分岐点から少し南下すると徳島県美馬市脇町(旧:美馬郡脇町)に入り山間を進んで行く。やがて徳島自動車道脇町ICを過ぎて少し進むと、穴吹橋で吉野川を渡って美馬市穴吹町(旧:美馬郡穴吹町)に入り、R192との交差点に到着する。

■徳島県美馬市【穴吹バイパス】

 平成19年(2007年)12月18日に部分開通したR492のバイパス道路が穴吹バイパス(L=1500m)。このうち開通しているのは、r254(県道田方穴吹線)との交点(新市場橋西詰)までの約1300mだけで、残る南端の200mほどは未開通となっている。そのためバイパスを走っても、最終的には県道経由でR492現道に出ることになる。

 R492穴吹バイパスは、穴吹橋南詰のR192・R193・R492交差点からR192を東(徳島方面)へ300mほど進んだ交差点から分岐する。R492に入ると急な右カーブを曲がる。緩やかな坂道となっており、2車線道のままR192とJR徳島線をアンダーパスする。その先で市道を越えると平坦な2車線道で田畑の中を進んで行き、R192交差点から約1.3kmでr254との交差点に到着する。

 平成21年(2009年)9月時点で、バイパス道路はここで終わる。この先はまだ建設されていない。交差点を右折して県道に入り、少し進むと穴吹の町中を経由してくるR492現道との交差点に到着する。

1.R492穴吹バイパス分岐点。GSのすぐ先にあ

  る。朝だったので逆光となっている。

2.R492バイパスから見たR192との交差点。写

  真右に進むと穴吹橋南詰に至る。

3.ご覧の通り急カーブとなる。2車線坂道で徐々

  に下って行く。

4.R192とJR徳島線をアンダーパスする。

  (r254→R192歩行を撮影)

5.バイパスは町の東外れを進んで行く。田畑の

  中を進む。(r254→R192方向を撮影)

6.見通しの良い整備された平坦な2車線道が続

  く。

   

7.この先でr254と接するが、その先は未開通。

 R492現道へは右折する。

 

 

<<写真はすべて平成21年(2009年)9月撮影>>

■徳島県美馬市【穴吹町穴吹〜穴吹町口山】

 穴吹橋南にあるR192・R193との交差点からR492は単独分岐する。R193と重複して進んできたR492は交差点を直進し、すぐにJR徳島線を越えて 美馬市穴吹町(旧:美馬郡穴吹町)穴吹の町中を進んで行く。町中は路肩のない狭い2車線道で人通りも多い。

 平成19年(2007年)12月中旬に、穴吹町中心地の東側を進むR492穴吹バイパス(L=1.5km)のうち末端の200mを除いた1.3kmの区間が部分開通したことで、R192へは2ルートで向かうことが出来るようになった。ただバイパス経由でR193に入るよりも、R193に直接入ることが出来る町中を経由する現ルートの方が早いように思う。

 町中にあるr254(県道田方穴吹線)との交差点を過ぎて少し進むと、町は途切れて清流の穴吹川沿いに進むようになる。蛇行する川に沿って進むのでウネウネとカーブが連続する。しばらくは平坦な2車線道が続くのだが、やがて1.5〜センターラインのない狭い2車線道が断続するようになり、やがて穴吹町口山地区の中野宮の町中に至る。

8.R192・R193交差点。R193穴吹橋から見る。

  R492はそのまま直進する。

9.R492側から見てみる。朝日の関係で逆光状

  態。  

10.穴吹町穴吹の町中を行く。歩道のないやや狭

  い2車線道。

11.淡々と町中を進む。朝7時前なので通行量

  は少ない。

12.町を抜けると穴吹川に沿って進む。平坦な2

  車線道が続く。

13.ローカル国道らしい道が続く。

  (R438→R192方向を撮影)

14.所々で整備が進む。剣山まで52kmと表示

  されている。

15.穴吹町口山地区に至る。この先で穴吹温泉

  に向かう町道が分岐する。

16.町道が分岐すると1.5車線狭路のローカル

  国道になる。国道標識が木に隠れている。

<<写真はすべて平成21年(2009年)9月撮影>>

■徳島県美馬市【穴吹町口山〜穴吹町古宮】

 穴吹町口山地区の中野宮からは1.5車線狭路道となるが、ほどなくしてセンターラインのある2車線道が現れる。拡幅工事が進んでいるようだが、所々には狭路区間が残っており、1.5〜2車線の広狭混在区間が続く。

 r255(県道端山調子野線)との交差点を過ぎると、穴吹町口山地区の宮内の町に入る。道は町の外側を迂回するように2車線道で進んで行き、穴吹の町中で分岐したr254との交差点を過ぎると、谷間の川沿いを進む平坦な狭路に戻る。蛇行する川の流れに沿って進むため、見通しの悪いカーブが続く。場所によっては狭い2車線〜2車線幅の箇所や拡幅工事中の場所があるのだが、基本的には狭路国道だと思った方が良い。

 狭路区間を進むと、やがて渓谷沿いに進んで行く。『剣峡』と呼ばれる渓谷で景色は良いのだが、前後の区間は3ケタ国道らしい断崖下を狭路で進んで行くことになる。渓谷を過ぎると谷間を行く広狭混在区間となり、多少は走りやすくなる。淡々と進んで行くと、道沿いに民家がポツポツと現れる。ほどなくして穴吹町古宮の町に至り、内田谷川を渡るとr259(県道一宇古宮線)との交差点に至る。中野宮の町から約10kmである。

17.再び道幅は広がり、整備された2車線道を

  進んで行く。

18.やがて道幅は狭くなり、川沿いを進む平坦な

  1.5車線道になる。

19.3ケタ国道らしい光景。断崖下を進んで行く。

  見通しは悪い。対向車に注意。

20.場所によっては道幅が広くなる。離合のた

  めの場所にもなる。

21.この付近は1車線ぐらいしかない。こんな道

  でも通勤車は速度を緩めず走ってくる。

22.やがて民家がポツポツと建ち始める。

  (R438→R192方向を撮影)

23.この付近は2車線幅あった。広狭混在区間

  を進んで行く。

24.やがて穴吹町古宮地区の町中に至る。町

  中は狭路。(R438→R192方向を撮影)

25.この先の橋を渡るとr259との交差点に至る。

  この付近から進行方向を東に変える。

<<写真はすべて平成21年(2009年)9月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 R492唯一の単独区間は、穴吹川の流れに沿って谷間を進む平坦なローカル国道です。 美馬市穴吹町穴吹のR192交差点〜穴吹町古宮付近までは、ほぼ南北方向で進んで行きます。この区間は整備区間と未整備区間が 混在しており、一部区間では拡幅工事が進んでいます。未整備区間は運転が難しい国道ではありませんが、見通しの悪い区間があり対向車に注意が必要となります。

 交通量はR192交差点からR438(美馬市穴吹町→美馬市木屋平方向)に向かうにつれて減少して行きます。走っている車も地元車が多いようです。 朝の通勤時間帯はR192に向かう車が結構見られます。また夏場は穴吹川での川遊びに向かう方達の車が多いので、特に夏休みシーズンの土日・祝日は要注意です。

■ガソリンスタンド

 穴吹町穴吹地区、口山地区、木屋平村川井地区の町中にGSがありました。ただ山間の小さな町のGSなので、終業時間が早かったり、日曜日は休業かも知れないので注意して下さい。

■アドバイス

 特に問題なく走ることが出来ます。町中では歩行者・自転車などに注意して下さい。

 夏場は穴吹町口山地区付近まで川遊びに来た家族連れや観光客などの車が路駐しています。子供などが車の影から飛び出すこともあるので要注意です。中にはとんでもない所に車を停めている輩もいます。口山地区から先の穴吹川は遊泳禁止となっているので、口山地区から先には路駐車の姿はほとんどありません。

 平成21年(2009年)9月は平日の朝7時台にR192からR438に向けて走行しましたが、R192方向に向かう通勤車と多数すれ違いました。地元車はほぼ毎日走って慣れているようで、狭路区間でも速度を緩めずに突っ込んできます。狭路区間で対向する場合は、道を譲った方が無難でしょう。

■注意点

 穴吹町宮内から先は深い山中の谷間を進みます。大雨や台風時は土砂崩れの恐れがあるので走らない方が良いでしょう。日没後は真っ暗となる区間でもあるので、日没後の走行は要注意です。

 冬期は路面凍結・積雪があるかも知れませんので注意して下さい。

香川県高松市〜徳島県美馬市(R193重複区間)

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:平成13年(2001年)年11月16日/平成21年(2009年)9月10日

徳島県美馬市穴吹町

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:平成14年(2002年)7月21日/平成21年(2009年)9月10日

【合併情報】

●平成17年(2005年)3月1日付けで、徳島県美馬郡の脇町、美馬町、穴吹町、木屋平村の1村3町が対等合併して『徳島県美馬市』になりました。

 各町村はそれぞれ、『美馬市脇町』『美馬市美馬町』『美馬市穴吹町』『美馬市木屋平』となりました。

●平成17年(2005年)9月26日付で 、香川県香川郡塩江町が香川県高松市に編入され、『高松市塩江町』になりました。

●平成18年(2006年)1月10日付けで、香川県木田郡庵治町、香川郡香川町、香川郡香南町、綾歌郡国分寺町の4町が高松市に編入されました。

 各町はそれぞれ、『高松市庵治町』『高松市香川町』『高松市香南町』『高松市国分寺町』になりました。

○国道492号線

 徳島県美馬市

【レポートは美馬市穴吹→美馬市木屋平方向(起点→終点方向)です。】

■徳島県美馬市【穴吹町古宮〜木屋平樫原】

 R492は美馬市穴吹町古宮地区のr259(県道一宇古宮線)交差点を過ぎると進路を東に向ける。古宮の町を抜けると穴吹川に沿って深い山中を進んで行く。途中で 少しだけ穴吹川右岸を通るが、ほとんどは穴吹川左岸に沿って進む。周囲は深い山中で民家の姿は見あたらない。脇を流れる穴吹川は清流となっているが、対向車が気になりそれを見る余裕はあまりない。

 谷間を進む平坦な道路が続くが、古宮地区から先は1.5〜狭い2車線幅が断続する狭路区間となる。所々で拡幅されて2車線道区間もあるのだが、その一方で断崖下を進む狭路区間もあるなど、整備・未整備区間が混在している。

 穴吹町古宮地区から4.5kmほど進むと、かつての美馬郡穴吹町と美馬郡木屋平村との町村境に到着。R193交差点から約19kmで美馬市木屋平(旧:美馬郡木屋平村)に入ることになる。美馬市木屋平樫原地区に入っても平坦な狭路にであることには変わりはない。相変わらず深い谷間を進んで行く。一部区間では1車線幅となる区間もあったが、おおむね1.5車線道が続いていた。旧町村境付近がR492単独区間で一番「3ケタ国道」っぽい区間だろう。

1.穴吹町古宮地区からは進路を東に向ける。

  朝なので逆光状態で走ることになる。

2.平坦な広狭混在区間となる。1車線区間も現

  れ、対向車との離合が困難な場合がある。

3.所々には2車線幅の場所もある。センターライ

  ンはない。

4.生子屋敷という辺りではセンターラインのある

  2車線道になる。

5.ほどなくして1.5車線道になる。珍しく直線

  道路になる。

6.狭路で谷間を進んで行く。

  (R438→R192方向を撮影)

7.やがてかつての穴吹町・木屋平村との境に

  到着。旧穴吹町から旧木屋平村方向を撮影。

8.写真7の同じ場所を旧木屋平村から旧穴吹

  町方向をで撮影。

9.この付近が最も「3ケタ国道」らしい区間だっ

  た。(R438→R192方向を撮影)

<<写真はすべて平成21年(2009年)9月撮影>>

■徳島県美馬市【木屋平樫原〜木屋平川井】

 美馬市木屋平に入ってから2kmほど進むと、道は整備・改良された2車線道になる。そこから先は一部に狭路区間が残り、見通しの悪い区間があるものの快適に走ることが出来るようになる。穴吹川に沿って淡々と進み、旧町村境から5kmほど進むと 、木屋平三ツ木地区のr250(県道三ツ木宮倉線)との分岐点に到着する。

 r250交差点を過ぎると、R492は穴吹川と共に進路を南に向ける。ここから南は整備・改良の進んだ平坦な2車線道となっているので快適に走ることが出来るが小刻みなカーブが続く。道は改良されても相変わらず谷間を進んで行く。

 r250分岐点から2.5kmほど進むと穴吹川を渡って、川の右岸を進むようになる。南に向かって右側に穴吹川を見ながら更に2kmほど進むと、整備された2車線坂道を上って美馬市木屋平川井地区の町中に入る。

10.旧木屋平村域に入ると2車線区間が増える。

  平坦だが小刻みなカーブが続く。

11.淡々と平坦な2車線道を進んで行く。カーブ

  が多いが走りやすい。

12.r250交差点。R492は右に向かう。この付近か

  ら狭路になる。

13.狭路区間。崩土があったのか、鉄骨と鉄板

  が設置されていた。

14.再び2車線道に戻る。山間の快走2車線道

  となり、木屋平川井に向かう。

15.最近整備された区間。緩やかな2車線坂道に

  なっている。

<<写真はすべて平成21年(2009年)9月撮影>>

■徳島県美馬市【木屋平川井】

 美馬市木屋平川井の町に入る手前で整備された2車線坂道を走るが、道は途中で終わり狭路に誘導される。木屋平川井の町中をパスするR492川井バイパスはまだ建設中となっている。

 1.5車線幅の急坂を上ると木屋平川井の町中に入る。町中は1.5車線幅の狭路で進む。民家が密集しており、道路のすぐ近くまで民家が建っている。町中には1車線幅の区間もあり、また小さな道との交差点もいくつかあるので対向車や脇道からの歩行者や車に注意しなくてはならない。

 やがて 町中から離れて少し急な坂道を上り始める。町の外れにある急カーブを過ぎると直線の1.5車線幅の坂道となり、坂を上るとR438との交差点に到着する。美馬市穴吹町のR192交差点から約28km、旧町村境から約13kmである。R492単独区間はここで終わる。

16.2車線坂道はここで終わり、狭路に誘導され

  る。この先は建設中の川井バイパス。

17.狭路区間に入る。急坂・急カーブを曲がって

  木屋平川井の町中に入る。

18.木屋平川井の町中。1〜1.5車線幅の狭路

  で進んで行く。

19.町から離れると狭路坂道を上る。右上は

  R438。(R438→R192方向を撮影)

20.坂を上るとR438との交差点に至る。R492は

  右折してR438と重複して進む。

21.R438剣山方向から交差点を見る。R492へは

  左に向かう。

   

22.剣山から来ると、ここで初めてR492の表示

  が現れる。

 

 

<<写真はすべて平成21年(2009年)9月撮影>>

■昔のR492

 R492を初めて走ったのは平成14年(2002年)7月のこと。当時は広域合併前のことで、穴吹町と木屋平村があった頃。

 平成21年(2009年)9月走行時には美馬市になっている。7年経過すると道路状態も変化があり、一部が拡幅されてバイパス道路も姿を現し始めている。まだ当分は狭路区間は残ることになるだろうが、少しづつ悪路から脱却しているのは確かなようだ。

1.平成14年7月の写真8の地点。『木屋平村』

  と記されている。

2.写真1を反対側から。『穴吹町』と記されてい

  る。今のは町村章がないので味気ない。

3.写真9と同じ標識。当時はまだずれていなかっ

  た。

   

4.写真19と同じ標識。平成14年7月の頃には

  右側の土手に木があった。

 

 

<<写真はすべて平成14年(2002年)7月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 この区間のR492は美馬市穴吹町古宮からは東に向かい、美馬市木屋平三ツ木からは再び南に向かいます。穴吹川の流れがそうなっているためです。朝にR192からR438に向かうと、もろに逆光状態になってしまいます。

 この区間は旧木屋平村域で整備が進んでいます。未整備区間も残っていますが、運転が難しい国道ではありません。しいて言うなら、美馬市木屋平川井地区の町中が少し大変というぐらいでしょう。

 交通量は少なめです。

■ガソリンスタンド

 穴吹町穴吹地区、口山地区、木屋平村川井地区の町中にGSがありました。ただ山間の小さな町のGSなので、終業時間が早かったり、日曜日は休業かも知れないので注意して下さい。

■アドバイス

 特に問題なく走ることが出来ます。町中では歩行者・自転車などに注意して下さい。

 地元車は走り慣れていることもあり、狭路区間でも速度を出して走行しています。対向車との離合の時は道を譲る方が無難でしょう。

■注意点

 美馬市穴吹町古宮以遠は深い山中の谷間を進みます。大雨や台風時は土砂崩れの恐れがあるので走らない方が良いでしょう。日没後は真っ暗となる区間でもあるので、日没後の走行は要注意です。

 冬期は路面凍結・積雪があるかも知れませんので注意して下さい。

●走行DATA

徳島県美馬市

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:平成14年(2002年)7月21日/平成21年(2009年)9月10日

【合併情報】

●平成17年(2005年)9月26日付で 、香川県香川郡塩江町が香川県高松市に編入され、『高松市塩江町』になりました。

●平成17年(2005年)3月1日付けで、徳島県美馬郡の脇町、美馬町、穴吹町、木屋平村の1村3町が対等合併して『徳島県美馬市』になりました。

 各町村はそれぞれ、『美馬市脇町』『美馬市美馬町』『美馬市穴吹町』『美馬市木屋平』となりました。

●平成18年(2006年)1月10日付けで、香川県木田郡庵治町、香川郡香川町、香川郡香南町、綾歌郡国分寺町の4町が高松市に編入 されました。

 各町はそれぞれ、『高松市庵治町』『高松市香川町』『高松市香南町』『高松市国分寺町』になりました。

○国道492号線

 徳島県美馬市〜高知県長岡郡大豊町

【レポートは美馬市→長岡郡大豊町方向(起点→終点方向)です。】

 徳島県美馬市木屋平(旧:美馬郡木屋平村)川井からはR438・R439と重複して見ノ越に向かう。3国道の重複区間であるが、国道標識などの表示は上位国道のR438のみとなる。

 道はしばらく快適な2車線道を進むが、12kmほど進んだ美馬市木屋平川上地区からは急カーブ・狭路急坂が続く悪路区間に入る。約13kmの悪路区間をクリアすると徳島県三好市東祖谷山(旧:三好郡東祖谷山村)見ノ越に到着。ここでR438から離れて、今度はR439と共に三好市東祖谷山京上に向かう。

 見ノ越からは狭路坂道を下り、三好市東祖谷山菅生からは祖谷川に沿って進む平坦な狭路となる。所々整備された道で淡々と川沿いを進み、見ノ越から約30kmで三好市東祖谷山京上地区に到着。ここからはR439と共に京柱峠越えに入る。

 京上地区の集落を過ぎると、山中を行く狭路が続く。路面状態の悪い急カーブ・急坂が連続する悪路区間で、対向車と路面状態に注意を払いながらひたすら悪路を進んで行く。

 京上地区から約15kmで徳島県と高知県の県境となる京柱峠に到着。この峠を越えると高知県長岡郡大豊町に入る。峠の高知県側は、徳島県側と比べると整備されている。それでも狭路山道には変わりはない。峠から7kmほど下ると大豊町西峰地区の集落に至り、以後はいくつかの山間の集落を繋ぎながらR32に向けて下って行く。

 R439(R492)は、京柱峠から約18kmで大豊町東土居の町中に至り、JR土讃線の踏切を越えるとR32との交差点に到着する。ここからはR32と重複する。R32とは高松市街以来2度目の重複となる。

 R492はR32・R439と重複したまま吉野川〜穴内川沿いに進む。重複相手がR32だけあって、整備された快適な2車線道を淡々と高知市方面に進む。12kmほど進んだ大豊町高須でR439が分岐。R439交差点から少しだけ進んだ大豊町役場前がR492終点となる。

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 徳島県美馬市以遠はR438・R439・R32との重複区間となります。この区間は見ノ越や京柱峠といった、四国でもトップレベルの3ケタ国道であるR438・R439の難所を越える区間です。重複しているとはいえR492最大の難所区間といえます。

 この区間のレポートはR438(2)R439(1)(2)をご覧ください。

■注意点

 見ノ越・京柱峠区間は、冬期は路面凍結・積雪のため通行止めが行われます。また大雨などの 悪天候時は走らない方が無難です。

●走行DATA

R438・R439参照

【合併情報】

●平成17年(2005年)3月1日付けで、徳島県美馬郡の脇町、美馬町、穴吹町、木屋平村の1村3町が対等合併して『徳島県美馬市』になりました。

 各町村はそれぞれ、『美馬市脇町』『美馬市美馬町』『美馬市穴吹町』『美馬市木屋平』となりました。

●2006年(平18年)3月1日付で、徳島県三好郡の三野町、池田町、山城町、井川町、東祖谷山村、西祖谷山村の2村4町が対等合併して『徳島県三好

 市』になりました。このうち、東祖谷山村は『三好市東祖谷』になっています。

国道492号線【終】

R450〜R507に戻る