>>R101(3)

国道101号線(4)

青森県西津軽郡深浦町〜青森県西津軽郡鰺ヶ沢町

青森県西津軽郡鰺ヶ沢町〜青森県五所川原市〜青森県青森市

○国道101号線

  青森県西津軽郡深浦町〜青森県西津軽郡鰺ヶ沢町

【レポートは青森県深浦町→青森県鰺ヶ沢町方向(終点→起点方向)です。】

■青森県西津軽深浦町〜青森県西津軽郡深浦町

 県境を越えると青森県西津軽郡深浦町(旧:西津軽郡岩崎村)に入る。R101は日本海を左側に見ながら、淡々と海岸沿いを進んで行く。道は整備された2車線道だが、アップダウンやカーブが多いので海を見ながら走ることは難しい。県境から北側は、ポツポツと数軒の民家があるだけで、ほとんどは何もない海岸線を進んで行く。JRをオーバークロスして山側に出る。やがて大間越TNを越える。県境から約4kmだ。TN南側抗口手前で旧道が分岐しており、旧道を走ると大間越の町中に入るが、現道は町の山側を進んで行く。

  深浦町大間越を過ぎるとカーブなどは少なくなり、若干走りやすくなる。北に進むにつれ、沿道にはポツポツと民家が増え始める。黒崎地区に入ると水田なども広がるようになり、松神地区を過ぎると町が現れる。大間越TNから約10kmで森山TNを越え、TNから3kmほど進むと、 深浦町岩崎地区の町中に到着する。県境から約18kmである。

 岩崎の町中を2kmほどで通り抜けると、R101は進路を西に向ける。艫作崎(へなしさき)に向かって海岸線に進むためだ。

坂道を上ると 合併前の青森県深浦町に入り、深浦町艫作(へなし)と月屋の集落を抜けて日本海沿いを進んで行く。この付近ではR101とJR五能線が何度かクロスし、位置を変えながら進んで行くが、基本的には両者は併走して進んでいる。

 深浦町岡崎地区に来ると深浦港とその向こうに広がる深浦の町を見下ろすことが出来る。『夕日展望所』という展望台もあって休憩ポイントにはちょうど良い。そこを過ぎると急勾配・急カーブを下って深浦町深浦の町中へ入って行く。県境から約30kmである。

1.青森県 深浦町(旧:岩崎村)に入ると、海岸

  沿いを進んで行く。日本海が広がる。

2.黒崎地区からは少し内陸を走る。長閑な農村

  地帯の光景が広がる。

3. 深浦町岩崎の町中を進んで行く。久々に通る

  町だ。

 

4.深浦町艫作地区を進んで行く。この付近は山

  中を走る。

5.深浦町岡崎地区の岡崎海岸近くにて。この先

  急勾配・急カーブの道で町へと下って行く。

 

■青森県西津軽郡深浦町〜青森県西津軽郡鰺ヶ沢町

 青森県深浦町深浦の町を過ぎると、R101は再び海岸線に沿って進むようになる。この先、町→海岸→町というパターンが続くことになる。2車線道を10kmほど進むと深浦町追良瀬(おいらせ)の町中へ。追良瀬地区では少し内陸部を走るが、町を抜けると再び海岸沿いを進むようになり、小さな漁港町などを繋ぎながら淡々と進んで行く。海岸線に沿って延々と進んで行く。いつまで経っても同じような風景が続く。深浦の町中から23kmほど進むと千畳敷に到着。大戸瀬崎を過ぎるとR101は進路を東に向けて進むが、相変わらず海岸線に沿って進んで行く。

 深浦町北金ヶ沢〜関地区にかけてはJRの山側を通り、町中をパスするBP区間を通る。町中を通る旧道と合流し、3.5kmほど進むと青森県鰺ヶ沢町に入る。鰺ヶ沢町に入り1.2kmほど進んだ赤石川の手前で旧来のR101とR101赤石BPの分岐点が現れる。実走時は、海岸沿いに進み鰺ヶ沢町の町中を経由するルートではなく、R101赤石BPを進んだ。赤石BPはそのままR101鰺ヶ沢BPに繋がっており、鰺ヶ沢町大字舞戸町鳴戸地区まで町中をパスして一気に進むことが出来る。鰺ヶ沢BPの西半分の区間は、2002年(平14年)10月9日に開通した最後の区間。

 道は高規格の2車線道で快適に走ることが出来る。アップダウンのある2車線道で適度なカーブが続く。マイペースで鰺ヶ沢市街の南側を一気に走り、鰺ヶ沢町字舞戸町で市街地を通る旧ルートと合流し、約9kmのBP区間は終わる。秋田・青森県境より約66kmである。

6.町を離れると海岸線をひた走る。日本海を眺

  めながらの走行となる。

7.淡々と集落を繋ぎながら進んで行く。2車線

  のローカル国道だ。

8.R101は小さな漁港町を繋ぎながら進んで行

  く。鰺ヶ沢に近づくにつれて交通量は増える。

9.平坦な2車線道が続く。深浦町関の旧道との

  合流地点にて。

10.鰺ヶ沢BPで市街を一気にパスする。BPから

  風力発電所の巨大風車が見える。

11.高規格の2車線道をマイペースで走行。この先

  が旧道とBPの東側合流点。

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 鰺ヶ沢町までの青森県内のR101は日本海沿いに進んでいます。道は整備が進んでおり、一部にアップダウンがあるものの、概ね平坦な2車線道が続きます。市街をパスするBPも多くが供用されています。ちなみに鰺ヶ沢BPは、全通まで工事着工から28年かかっています。

 なお交通量は鰺ヶ沢に近づくにつれて多くなります。

■ガソリンスタンド

 青森県岩崎村岩崎地区に(秋田県側から来て)県内最初のGSがあります。その先は大きな町であればGSがあります。

■アドバイス

 整備された2車線道が続きます。速度を出しやすい道なので速度には注意して下さい。特に鰺ヶ沢BPでは速度取り締まりが頻繁に行われているようです。

■注意点

 海岸線沿いを進む区間は、悪天候時や時化時などは高波などに注意が必要です。道路情報を確認してから走ることをお勧めします。

●走行DATA

青森県西津軽郡 深浦町〜青森県西津軽郡鰺ヶ沢町

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:2003年8月30日

【合併情報】

●2005年(平17年)3月31日付けで、青森県西津軽郡岩崎村と西津軽郡深浦町は対等合併して『青森県西津軽郡深浦町』になりました。

○国道101号線

  青森県西津軽郡鰺ヶ沢町〜青森県五所川原市〜青森県青森市

【レポートは青森県鰺ヶ沢町→青森市町方向(終点→起点方向)です。】

■青森県西津軽郡鰺ヶ沢町〜青森県五所川原市

 R101は青森県鰺ヶ沢町北部で鳴沢川を渡ると、日本海から離れて進路を東に向け内陸へ向かう。R101は青森県鰺ヶ沢町・ つがる市木造(旧:木造町)・つがる市森田町(旧:森田村)・鶴田町・つがる市柏(旧:柏村)と、平坦な2車線道で淡々と水田の中を進んで行く。別ルートで建設されたBPが国道となっているようで、JR五能線を挟んで併走するr267(県道山田鰺ヶ沢線)r245(県道稲盛千成町山田線)が旧ルートのようだ。

 淡々と約18kmほど水田地帯や農村地帯を走り、乾橋で岩木川を渡ると青森県五所川原市市街に入る。岩木川を渡ってすぐの交差点を右折すると、沿道にアーケドが続く市街中心部を通る。約800mのアーケード商店街を過ぎるとR339旧道と交差。すぐにJR五能線を越え、700mほど進むとR339BPと交差する。鰺ヶ沢BPと旧道交差点から約21kmである。

1.鰺ヶ沢町を過ぎると水田の中を淡々と東に向

  かって進んで行く。五所川原市に向かうにつ

  れて交通量は増えて行く。

2.青森県柏村鷺坂付近にて。この付近まで来

  ると町中を通る区間が多くなる。町中国道と

  いう感じの道となる。

3.五所川原市街中心部ではアーケード商店街の  

  中を進む

  (五所川原市→鰺ヶ沢町方向を撮影)

■青森県五所川原市〜青森県青森市

 R339BPとの交差点を過ぎると五所川原市郊外の町中を進んで行く。この付近は2車線道の町中国道で交通量も多い。2kmほど進んだ五所川原市七ッ館地区を過ぎると、R101は南側遠くに岩木山を望みながら水田地帯を進むようになる。五所川原市福山地区では無料開放されているR101津軽自動車道(浪岡五所川原道路)の五所川原東ICを過ぎる。将来は鰺ヶ沢町まで延びる予定の自動車専用道路だが、現在のところいつ頃出来るかは未定だそうだ。

 五所川原市前田野目地区を過ぎると、R101は少し山中を進むようになる。アップダウンのある坂道をクリアすると、青森県青森市(旧:南津軽郡浪岡町)に入る。山中から出ると平坦な2車線道となり東に向かう。R7浪岡BPを過ぎてJR奥羽本線を越えると、R7との大釈迦交差点に到着する。青森県鰺ヶ沢町のBP・旧道交差点から約37kmである。

 

4.五所川原市福山地区の郊外を行く。淡々と

  水田地帯を進んで行く。

5.山中を越えると浪岡町へ。この先がR7との

  交差点で、R101は左折して青森へ向かう。

 

■青森県青森市

  青森市(旧南津軽郡浪岡町)の大釈迦交差点でR7と合流すると、R101はR7と三度目の重複となって青森市街へ向かう。1.5kmほど進むと青森県青森市へ入る。しばらく進んだr247(県道鶴ヶ坂千刈線:R7旧道)が分岐すると、R7鶴ヶ坂BPへ入り、続いて青森西BPへ入る。

 新城川を渡るとR280内真部BPと合流。そのまま青森市街を進みJRの跨線橋を越えると青森市街中心部へ入り、R7の終点である長島1丁目交差点(R4との交差点)に到着する。R101の起点がどこだが今ひとつ分からないのだが、一応R7の終点をR101起点とみなした。大釈迦交差点から約18kmである。

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 青森県鰺ヶ沢町から東の内陸部を走る区間です。この区間は青森県鰺ヶ沢町〜五所川原市(町中・市街地を除く)にかけて水田地帯を貫く区間で、交通量さえ少なければ快適に走ることが出来る区間です。五所川原市東部の農村地帯では、遠くに岩木山を見ながら走ることが出来るので、天気が良ければ実に気持ちよく走ることが出来ます。

 R7と西津軽の主要都市である五所川原市、続く鰺ヶ沢町などを結ぶ主要幹線道路なので、車・トラックを始め交通量は多いです。町中などでは渋滞も見られますが、農村部ではスムーズに流れているのでそう問題なく走ることが出来るでしょう。R7重複区間は大型トラックなどの通行量が大変多く、流れが悪い場合があります。

>>R101津軽自動車道(浪岡五所川原道路)

 R101津軽自動車道は、青森市を起点に東北縦貫自動車道弘前線の浪岡ICから分岐し、五所川原市を経由して鰺ヶ沢町に至る延長約40kmのR101の自動車専用道路です。このうち、 青森市(旧:南津軽郡浪岡町)〜五所川原市間の約16kmについては整備が進められており、うち浪岡IC〜五所川原東IC間(8.1km)が2002年(平14年)11月25日に部分供用されています。残る五所川原市〜鰺ヶ沢町間の工事は開始されておらず完成は未定です。

 この道路については、現在のところR101の自動車専用道として無料開放されていますが、徒歩・自転車・原付バイクでの通行は出来ません。実走調査時は、在来のR101を走行し、自動車専用道路の方は走行していません。

■ガソリンスタンド

 沿道の他、町中にGSがあります。

■アドバイス

 交通量が多いので自転車での走行時は注意して下さい。R7重複区間の走行はトラックの通過などに注意が必要です。

■注意点

 冬期の走行は注意が必要です。

●走行DATA

青森県西津軽郡鰺ヶ沢町〜青森県青森市

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:2003年8月30日

青森県青森市

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:2003年8月31日

注意>>2003年8月31日は車(レンタカー)にて走行しています。

【合併情報】

●2005年(平17年)2月11日付けで、青森県西津軽郡の木造町、森田村、柏村、稲垣村、車力村の1町4村が対等合併し、『青森県つがる市』になりまし

 た。

●2005年(平17年)4月1日付けで、青森県青森市と青森県南津軽郡浪岡町が対等合併して、『青森県青森市』になりました。

【国道101号線終わり】

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