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国道336号線(1)

国道336号線 (2)

 R336の広尾郡広尾町〜十勝郡浦幌町間は、平成16年(2004)10月と平成22年(2010)9月の2回しか走っていません。平成22年の時は浦幌道路を経由して、広尾から直別まで海岸沿いを移動しています。そのためR336(1)とはレポート方向が逆になっています。m(_ _)m

 初回走行時は雨の中を、2回目は快晴のもとを走行。両極端な気象条件下でしたが、この区間に限らず北海道の道は晴れた日に走ると楽しさは倍増します。バイクだとさらに楽しめる道です。

 浦幌道路は平成23年(2011)度中に開通予定なので、それ以後に訪れる機会があれば走ってみようかと思っています。

北海道広尾郡広尾町〜北海道十勝郡浦幌町

北海道十勝郡浦幌町〜北海道釧路市

R336浦幌道路

国道336号線 北海道広尾郡広尾町〜北海道十勝郡浦幌町

【レポートは広尾郡広尾町→十勝郡浦幌町方向(起点→終点方向)です。】

■広尾郡広尾町〜広尾郡大樹町

 広尾郡広尾町市街から帯広方面に向かってきたR336は、広尾町豊似でR236と合流する。しかし重複区間はすぐに終わり、R236から単独分岐したR336は北東に向かって進んで行く。 広尾町豊似から先の区間は、R336誕生時からのオリジナル区間である。

 R236分岐交差点からはちらほらと農家が点在する広大な農村地帯を進む。見通しの良い2車線道を淡々と進み、広尾町豊似から約4kmで紋別川を紋別大橋で渡ると広尾郡大樹町に入る。紋別川の支流(?)のリュウ川を渡るとr501(道道旭浜大樹線)交差点に至る。この付近も広大な農村地帯で、R336は2車線道で進んで行く。r501が分岐すると歴舟川を歴舟橋で渡り、ほどなくして大樹町芽武のr55(道道清水大樹線)との交差点に至る。R236交差点から約10kmである。

1.R236帯広側から分岐交差点を見る。左に別れるのが

  R336。そのまま進むとR236・R336重複区間に入る。

2.R336側から交差点を見る。写真右側が帯広方向で、

  R336は左に向かう。案内標識は重複表記。(0410)

3.R236から単独分岐すると、アップダウンのある2車線道

  で北東に向かう。

4.広尾郡大樹町に入り、r501との交差点に至る。右折

  するとトーチカ群のある旭浜に向かう。

5.見通しの良い快適な2車線道が続く。沿道にはちらほ

  らと農家がある。

6.交通量は少ないのでマイペースで走行できるが、ずっ

  と同じような風景の中を走っている錯覚に陥りやすい。

7.大樹町芽武のr55交差点。左折するのがr55で、大樹

  町市街に向かう。

8.大樹町芽武からも平野部を進んで行く。晴れていると

  気持ちよく走れるが、雨の日はかなりつらい。

9.北海道らしい光景の中を進んで行く。ついつい速度を出

  しがちになるので注意。

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成22年(2010年)9月撮影>>

■広尾郡大樹町〜中川郡幕別町忠類〜広尾郡大樹町

 広尾郡大樹町芽武のr55交差点を過ぎると丘陵地帯を越えて大樹町美成地区に入る。r657(道道美成忠類線)交差点を過ぎるとカーブが連続するようになり、丘(山?)を迂回するように麓を進んで行く。当縁橋で当縁川を渡り少し進むと少しだけ中川郡幕別町忠類(旧:広尾郡忠類村)晩成地区を走る。この近くで昭和44年(1969)に約10万年前のナウマン象の化石が発掘されている。R336が『ナウマン国道』と呼ばれる所以である。

 再び広尾郡大樹町に戻ってからもカーブのある2車線道を進む。丘陵地帯を進むのでアップダウンが続くが、そう苦にならずに走ることが出来る。北海道らしい快走路をしばらく走ると平野部に出て、大樹町生花(せいか)のr319(道道生花大樹線)・r881(道道ホロカヤントー線)との交差点至る。

10.アイポシマ川を渡りしばらく進むとr657交差点に

  到着する。この付近からカーブが多くなる。

11.やや狭い2車線幅の当縁橋で当縁川を渡る。大型車

  とのすれ違いに注意。

12.ずっと先まで見渡せる。北海道らしい道路風景。R336

  は先に見える丘(山?)を迂回して進む。

13.ここから幕別町忠類地区に入る。絵はナウマン象だ

  った。

14.淡々と丘陵地帯を進む。緩やかなアップダウンが連

  続する2車線道を走る。

15.再び大樹町に戻って少し進むと晩成温泉入口に至る。

  右折すると晩成温泉に向かう。

16.淡々と丘陵地帯を2車線道で進んで行く。カーブが

  多い。

17.やがて大樹町生花地区に至る。淡々と2車線道を進

  む。対向車は少ない。

18.大樹町生花の町でr319(左)とr881(右)との交差点

  に至る。

<<写真はすべて平成22年(2010年)9月撮影>>

■広尾郡大樹町〜中川郡豊頃町

 広尾郡大樹町生花を過ぎると丘陵地帯に入る。北海道らしく見通しの良い直線のアップダウン道路が続く。キンモントウ沼の近くの湿地帯を通り過ぎてしばらく行くと中川郡豊頃町に入り、大樹町生花から約6kmで豊頃町勇洞に至る。

 勇洞川を渡ってr318(道道勇洞豊頃停車場線線)・r1051(道道勇洞線)交差点を過ぎるとアップダウンの続く2車線道で勇洞町営牧場が広がる丘陵地帯を抜ける。しばらく進むと長節川沿いの農村地帯を進むようになり豊頃町長節(ちょうぶし)地区に至る。大樹町生花から約9kmでr91

2(道道大津長節線)交差点に至り、アップダウンの続く坂道で再び丘陵地帯を越え 、約2kmでr911(道道旅来豊頃線)交差点に至る。

19.大樹町生花の農村地帯を進む。北海道らしい光景の

  中を進む。

20.生花を過ぎると丘陵地帯をアップダウンの坂道で進

  んで行く。見通しの良い道が続く。

21.しばらくは何もない丘陵地帯を進んで行く。雨天の時に

  走ると結構つらい。

22.豊頃町勇洞地区に到着。向こうに見えるのは町営牧

  場。

23.勇洞川を渡るとr312(左)・r1051(右)交差点に至

  る。カーブの先にあるので対向右折車などに注意。

24.再び丘陵地帯を進む。走りやすい2車線道が続く。

 

25.淡々と2車線道を進むが、ずっと同じような風景の中

  を進んで行く。

26.豊頃町長節地区に至る。左に分岐する道は十勝河

  口橋開通までのR336で、渡船乗り場に続いた。

27.r912交差点を過ぎると丘陵地帯を越えて十勝川に向

  かう。

<<写真はすべて平成22年(2010年)9月撮影>>

■中川郡豊頃町〜十勝郡浦幌町

 r911交差点を過ぎると十勝川に出る。国道昇格後、平成4年(1992)まで渡船があった区間だ。渡船の場所は橋から上流寄りの地点にあったが、最後の”国道渡船”は平成4年(1992)の十勝河口橋の竣工で廃止となり姿を消している。

 十勝河口橋を渡ると十勝郡浦幌町に入る。畑の中をしばらく走ると浦幌町豊北のR336浦幌道路分岐交差点に到着。R336本道はこの交差点を左折して、やや狭い2車線道で農村地帯を進んで行く。見通しの良い直線道路を進み、浦幌町共栄でかつての渡船乗り場に向かうR336旧道と合流すると、約1.2kmで浦幌町共栄の町中にあるR38との吉野共栄交差点に到着する。浦幌道路分岐点から約6km、広尾郡広尾町豊似のR236交差点から約58kmである。

28.十勝川右岸を走るr911との交差点を過ぎると、十勝

  川を渡る。橋上での写真は撮り忘れました・・・・。

29.十勝川を渡ると十勝郡浦幌町に入る。見通しのよい

  2車線道を進む。

30.この先が浦幌道路との交差点。R38に向かうR336本

  道はこの先で左折する。信号はないので注意。

31.H16年に雨の中を走行したときの写真。共栄側から

  写真30の交差点を撮影。(0410)

32.吉野共栄交差点までの約6kmの区間はやや狭い2

  車線道。(R38→R236方向を撮影)(0410)

33.吉野共栄交差点をR38白糠側から撮影。R336へは直

  進する。(0410)

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成22年(2010年)9月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 広尾郡広尾町〜十勝郡浦幌町の区間は広野と丘陵地帯を行く典型的な北海道国道区間です。道は整備された2車線道が続き、何ら問題なく走ることが出来ます。 ただし同じような風景がひたすら続きます。快晴の日に走ると気持ちよく走ることができますが、雨の日は少々つらいかも知れません。

交通量はかなり少なく、マイペースで走行することができます。

■ガソリンスタンド

 R336に入る前に給油しておくことをお勧めします。

■アドバイス

 問題なく走ることが出来ます。 R336はほとんど無人地帯を走るので、自転車で走る場合は飲料水や食料などは予め購入してからの方が良いでしょう。また夜間は真っ暗となります。日没までに走破することをお勧めします。

■注意点

 海岸線近くを通るので横風には注意が必要です。

●走行DATA

北海道広尾郡広尾町〜北海道十勝郡浦幌町

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:平成22年(2010年)9月21日

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:平成16年(2004年)10月11日

注意>>平成16年(2004年)10月、平成22年(2010年)9月とも車(Spike)にて走行しています。

【合併情報】

●平成18年(2006年)2月6日付けで、北海道広尾郡忠類村と中川郡幕別町の1村1町が対等合併しました。広尾郡忠類村は『中川郡幕別町忠類』になりました。

■この項終わり

国道336号線 北海道十勝郡浦幌町〜北海道釧路市

【レポートは十勝郡浦幌町→釧路市方向(起点→終点方向)です。】

 十勝郡浦幌町共栄の吉野共栄交差点からはR38と重複して釧路を目指す。浦幌町市街近くを過ぎるとJR根室本線に沿って進むが、やがてJRから離れて山中をウネウネと進んで行く。この区間は昭和42年(1967年)に開通したR38のバイパスで、それまでは海岸沿いを行くr1038(道道直別共栄線)がR38であった。

 r1038と合流するとJR根室本線と併走するようになり、釧路市音別町(旧:白糠郡音別町)を進んで行く。音別の町を過ぎると海岸沿いを進み、やがて白糠郡白糠町に入る。しばらくは広野の中を進む北海道的な道路風景が続く。白糠町の町でR392と合流すると、釧路市大楽毛交差点までは3国道の重複区間となる。しかし表示はR38のみで、残る3ケタ国道2本の表示はない。

 白糠町から釧路市大楽毛(おたのしけ)までは海岸線近くを進む。釧路市に入ると大楽毛の町から市街地内を進むようになり、新釧路川を渡ると市街中心部に入って行く。R44との交差点を右折すると南に向かい、釧路川を渡る幣舞橋(ぬさまいばし)を渡り、橋南詰にある幣舞ロータリーに到着。ここがR38/R336終点、R44起点である。十勝郡浦幌町の吉野共栄交差点から約79kmである。

1.R38重複区間は幹線国道なので交通量が多い。

  トラックの通行も多い。

2.”M7.8パネル館”のある付近だと思う。帯広方面に

  登坂車線がある。この付近取り締まりが多い。(0410)

3.白糠郡白糠町市街に入り、R392交差点に到着。ここか 

  ら大楽毛までは3国道が重複する。

 

4.釧路市のR38・R336起点。幣舞橋南詰のロータリー交

  差点が起点。(0406)

5.写真4の拡大。重複しているR44、R272、R336、R391

  の表記はない。(0406)

 

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成22年(2010年)9月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 R38重複区間は幹線国道でトラックなどの大型車の通行が多いです。流れは良いのでそれなりのペースで走ることができます。

■ガソリンスタンド

 R38重複区間は町毎にGSはあります 。

■アドバイス

 R38重複区間の釧路〜白糠〜音別間は海岸線近くを通るので横風に要注意です。バイクでも流されることがあるので、自転車ではつらい場合があるかもしれません。大型車の通過時は追い越し風などに巻き込まれないよう注意して下さい。

■注意点

 R38重複区間は速度取り締まりの多い道です。丘陵地帯での坂を上りきった付近などにレーダーを構えていることがあります。覆面パトも活動しているようなので、速度には注意しましょう。 白糠郡白糠町西部にある『M7.8パネル館』付近の峠(?)前後では、過去に何度か通るたびに取り締まりをしているのを確認しています。

●走行DATA

北海道十勝郡浦幌町〜北海道釧路市

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:平成22年(2010年)9月21日/他

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:平成16年(2004年)6月3日・10月11日/他

注意>>R38重複区間は、走行方向問わず何度か走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

注意>>平成16年(2004年)6月は車(レンタカー)、平成16年(2004年)10月と平成22年(2010年)9月は車(Spike)にて走行しています。

【合併情報】

●平成17年(2005年)10月11日付けで、北海道釧路市と阿寒郡阿寒町・白糠郡音別町の2町が対等合併。白糠郡音別町は『釧路市音別町』になりました。

 (音別町は飛び地合併)

■この項終わり

国道336号線 浦幌道路

【レポートは浦幌町豊北→浦幌町厚内方向(起点→終点方向)です。】

■R336浦幌道路

 R336浦幌道路は、十勝郡浦幌町豊北〜浦幌町字昆布刈石に建設中の全長13.1kmのバイパス道路。平成4年(1992)度に事業化され、平成9年(1997)に初めてとなる4.3kmの区間が部分供用、平成10年(1998)に浦幌大橋(L=401m)が開通するなどし、平成14年(2002)度までに約9.5kmが部分供用されている。計画では平成18年(2006)度には全区間開通であったが、地権者との交渉が難航・決裂。再度ルート選定と土地買収を行ったため、平成23年(2011)度にまで遅れてしまった。@管理人が走行したのは平成22年(2010)9月で、まだ建設中の時であった。

 浦幌道路は十勝郡浦幌町豊北から始まる。R38との吉野共栄交差点に向かうR366本道との交差点から整備された2車線道で進んで行く。道だけ見ていると直進する立派な2車線道がR366本道と思ってしまうほどだ。R336本道交差点からは畑が広がる農村地帯を進む。3kmほど進むと浦幌大橋で浦幌川を渡り、さらに1.3kmほど進むと浦幌町十勝太(とかちぶと)に至る。

 R336浦幌道路としては最後の町となる十勝太を過ぎると、R336はアップダウンのある2車線道となり海岸線近くを進んで行くが、断崖上を進むので海岸線は見えない。海上保安庁の十勝太ロラン航路標識事務所に向かう道が分岐すると、あとは海岸近くの広野の中を進んで行く。R336の海側には、浦幌道路建設理由の一つとなったダート町道が見えている。そちらが走行できるのかは不明だが、厚内側のダート道入口は閉鎖されていたので、少なくとも通り抜けはできないようだ。

 交通量皆無のアップダウンが続く快適な2車線道で北海道らしい雄大な風景の中をしばらく進む。左側に牧場が見えてきた辺りで『R336国道管理区間終わり』の標識が現れ、ほどなくしてR336浦幌道路端点に到着する。

1.浦幌町豊北の浦幌道路起点。R38に向かう本道交

  差点で、ここを左折すると吉野共栄交差点に向かう。

2.写真1の交差点を直進する。こちらが本道と思ってし

  まうような整備された道路が続く。

3.広大な畑が広がる農村地帯を進んで行く。道路脇にボ

  ウリング場にある巨大ピンが立っていた。謎・・・。

4.十勝太地区を東に向かう。整備された2車線道が続く

  が交通量は皆無。

5.アップダウンが続く。北海道らしい風景の中を進んで

  行く。道路右側にはダート町道が平行する。

6.左側に牧場が見えてきた辺りで標識があった。ダート町

  道は右の電柱が立っている付近を通る。

7.写真6の標識。浦幌道路が開通すれば、この標識も

  撤去されるのだろう。あと残り僅か。

8.走行当時、この先が端点だった。牧場への道路との

  交差点である。

9.頑丈なゲートが設置されている。r1038方面へは右折し

  てダート道に入っていた。

<<写真はすべて平成22年(2010年)9月撮影>>

■浦幌道路未開通区間(ダート町道区間)

 平成22年(2010)9月走行時、R336浦幌道路の末端部は事業中で、r1038(道道直別共栄線)交差点まではダート(未舗装)の町道で迂回しなくてはならなかった。ダート町道は浦幌町十勝太から続いているのだが、浦幌町昆布刈石(こぶかりいし)のR336端点付近のダート町道入口はゲートで閉鎖されているので、少なくとも通り抜けは出来ない状態になっている。

 端点で右折してダート町道に入る。道幅は1.5〜やや狭い2車線幅で、路面は所々に砂利が混じっている。道路建設関係の大型ダンプが通るため凸凹路面となっていて路面状態はあまり良くなかったが、定期的にグレーダーが走行して整地していた。それでも路肩や中央付近はこんもりと土盛があったりした。

 ダート町道に入ると左側に防雪柵が続くが、隙間から建設中の浦幌道路が見えた。路盤は完成しておりあとは舗装すれば完成という状態だった。しばらく進むと急カーブが連続するようになり、”黄金の滝”と呼ばれる滝近くを通り過ぎると少し勾配のある坂道となった。見通しの良い区間に出ると、右側には太平洋を見渡せるようになり、『昆布刈石展望台』を過ぎると急カーブ・急坂区間に入った。もちろんダート道。オンロードバイクだと冷や冷やものの路面が続く。4カ所ほどの急カーブをクリアすると川を渡り、r1038との交差点に到着した。

10.写真9の交差点を右折すると、r1038への連絡道路

  となるダート町道に入る。右折してすぐに左折。

11.ダート町道の十勝太方面入口は閉鎖されていた。

  通り抜けは不可能。

12.防雪柵を左に見ながらダート道を進んで行く。大型ダ

  ンプが通っていたので路面は凸凹だった。

13.右側に太平洋を見ながら断崖上を進む絶景路。

  昆布刈石展望台を過ぎると急カーブ・急坂となった。

14.r1038に向かって下って行く。見通しの悪い急カーブ

  と急坂がしばらく続いた。

15.やがてr1038との交差点に到着。R336浦幌道路は、

  ここの左側付近につくようだ。

<<写真はすべて平成22年(2010年)9月撮影>>

■r1038(道道直別共栄線

 R336とは関係ないのだが、R38への連絡道路ということで記載。

 r1038交差点を右折すると、ほどなくして舗装路に戻る。道道なので整備されている。すぐに厚内トンネル(L=218m)に入る。現在の厚内トンネルは2代目で平成20年(2008)2月に完成した2車線幅のトンネル。昭和19年(1944)に開通した初代厚内トンネルは廃隧道となり、抗口は封鎖されてしまっている。厚内トンネルを出ると、r1038は断崖下の海岸線近くを平坦な2車線道で進む。覆道もあったりするなど、どことなく黄金道路区間を彷彿とさせる区間だ。8kmほど海岸近くを進むと厚内川を渡り、浦幌町厚内の町に到着。十勝太以来の町となる。厚内の町を出てからはJR根室本線と平行しながら進む。しばらく海岸線に沿って進んだ後に内陸に向かう。山間を通り過ぎるとJRを踏切で越え、ほどなくしてR38との交差点に至る。

 現在事業中の区間はr1038までとなっている。R336浦幌道路の終点自体がr1038交点までなので、全通しても盲腸線のような形になる。浦幌町昆布刈石からR38までの区間は、別ルートでR336を建設するのか、r1038を国道に昇格させるのかは不明である。 ちなみにr1038はもともとはR38だった道路。昭和42年(1967)にR38現ルートが開通してから道道に降格となった。

16.H20年に開通した厚内トンネル。R336浦幌道路開通

  に合わせて整備されたのだろう。昆布刈石側を撮影。

17.こちらは厚内側。岩山をくりぬいている。海側に封鎖

  され廃隧道となった初代トンネルの抗口が見える。

18.厚内に向かって海岸近くの断崖下を進む。黄金道路の

  ような感じだ。

<<写真はすべて平成22年(2010年)9月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 何度も北海道を訪れている@管理人ですが、浦幌道路を走ったのは平成22年(2010)9月が初めてでした。過去に一度だけ訪れようとして断念したことがあったので、リベンジを果たしたということになります。

 その一度というのは、平成13年(2001)9月のツーリングでのこと。昆布刈石展望台経由で浦幌道路に向かおうとr1038を共栄側から突入したのですが、当時未舗装&深砂利ダートだったr1038霧止峠手前で通り抜けを断念。荷物満載のオンロード大型バイクで深砂利ダートを走るものではないと痛感。R336経由でもダート町道で四苦八苦しただろうから、同じ結果だったかも知れません。初走行までの間に浦幌道路は着々と延びて行き、初走行時はついに最後の区間を残すのみとなっていました。初代厚内トンネルにも訪れることができなかったのは残念・・・。

 さてそのR336浦幌道路ですが、残る約3.7kmの区間は平成23年(2011年)度中に開通となる予定で、いよいよ全通することになっています。全通によって、R336浦幌道路〜r1038経由の海岸沿いを進む舗装路ルートが完成。アップダウンのある山中を通るR38浦幌〜直別間の迂回路として機能することになります。距離的にもR38経由よりも約8km短縮される他、ダート道だったr1038霧止峠付近も整備されるとのことなので、浦幌町内の道路事情はかなり改善されることになります。アップダウンの少ないルートとなることで大型車を中心にして交通量が増加することが予想され、のんびりしたローカルルートは交通の大動脈になるかもしれません。

 ただr1038は昭和30年後半〜40年前半頃に建設された古いトンネルがいくつかあるので、背の高い大型車の通行はできない他、厚内の町中ではやや狭い箇所もあり離合ができるかどうかといった問題もあり、今後はr1038の整備が問題になるそうです。国道(R336)に昇格させて整備することも含めて検討されるのでしょうか?R336浦幌道路〜r1038をR38にするなんてことも有り得るかも・・・。

■アドバイス

 アップダウンのある道が続きます。町も少ないので、自転車の場合は飲料水・食料などは事前に調達しておくことをお勧めします。

■注意点

 夜間は真っ暗になります。夜間走行は要注意です。悪天候時も走行には注意してください。

●走行DATA

R336浦幌道路〜r1038

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:平成22年(2010年)9月21日

注意>>平成22年(2010年)9月21日は車(Spike)にて走行しています。

■この項終わり
国道336号線【終】

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