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国道425号線(4)

国道425号線(5)

奈良県吉野郡下北山村〜奈良県吉野郡上北山村

○国道425号線

 【奈良県吉野郡下北山村〜奈良県吉野郡上北山村】

【レポートは吉野郡下北山村→吉野郡上北山村方向(終点→起点方向)です。】

■吉野郡下北山村【下北山上池原】

 吉野郡下北山村上池原の上池原交差点を左折すると、R425はR169と重複し急勾配の2車線坂道を一気に上って行く。急勾配の坂道を1.2kmほど上ると音枝トンネル前に至り、トンネル前の交差点でR169から単独分岐する。R425はR169のカーブの途中から分岐するような形となっているため、上池原から来た場合はトンネル内から出てくるR169の南行きの車には十分な注意が必要となる。

 交差点付近のR425は平坦な2車線道。池原ダム建設時に建設された代替道路なので道幅は広い。『大型車通行できません』という標識が設置されていることから狭路国道であることが予想できる。

1.上池原から急カーブが連続する2車線急坂を

  上る。交差点手前に案内標識が現れる。

2.音枝トンネル南口直前にR425分岐点がある。

  ご覧の通り対向車には要注意となる構造。

3.R425側から分岐点を見る。カーブの途中からR

  425が分岐しているのが分かる。

 

4.分岐点にある分離帯上の案内標識。R169と

  R425が並んでいる。

5.『大型車通行できません』の標識が・・・。

  狭路の悪路国道であることが予想できる。

 

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成21年(2009年)4月撮影>>

■吉野郡下北山村【池原ダム】

 R169との交差点から少し進むと池原ダムが見えてくる。昔は池原ダムの広報館があった広場横を過ぎると、ダムの堰提上を走る。ダムの堰提上にある道路が国道というのは、@管理人が走った限りでは、他にもR169七色ダムとR303横山ダムがあり、ダム上国道というのは いくつか存在している。

 堰提上は緩やかなカーブを描く広い2車線道となっており、道路左側には池原ダムによって出来たダム湖を見ながら400mほどで堰提を渡りきるとダム湖対岸に 移り、R425はダム湖湖畔を1.5車線路で進んで行く。やや見通しの悪い平坦な狭路を7

00mほど進むと池原ダムの発電所に至り、ウノス橋で洪水吐(こうずいばき)を通り抜ける。ここから先のR425はダム湖湖畔を行く3ケタ国道区間になる。人が居るような施設があるのもここが最後となり、この先は三重県尾鷲市のクチスボダム付近まで人がいそうな施設や家屋はなく、ほとんど無人地帯を進むことになる。

6.この先右側にダムの広報館のような建物が

  あった。その先にダムがある。

7.距離標識がある。尾鷲の地名が出てくる。尾

  鷲まで47kmとある。

8.ダム堰提上は2車線幅のコンクリ舗装路。この

  区間で最も走りやすい区間。向こうは南岸。

9.ダム堰提上の道路を北岸の丘上から見る。

 写真右側がR169との交差点となる。(0106)

10.ダムを渡り池原ダム湖南岸に移り、湖岸を

  行く平坦な狭路となる。

11.しばらく進むと池原ダムの洪水吐を渡る。洪水

  吐上からは先ほど走った堰提が見える。(1005)

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成21年(2009年)4月撮影>>

■吉野郡下北山村【下北山村下池原〜下北山村大瀬】

 ウノス橋を渡ると平坦な1.5車線道となって、池原ダム湖(池原貯水池)の湖岸を進んで行く。見通しの悪い急カーブが連続するので対向車に注意が必要になる。もともとはダム建設に伴う代替道路として建設された道路なのだが、建設されたのが昭和30年代なので、道幅や線形がこうなるのも仕方ない。道路の線形改良を行う様子は全くないが、路面状態は整備されており走りやすい。

 R169交差点から3.5kmほど進むと、とぼと谷を渡るトボト橋を渡り、さらに500mほど進むとトボトトンネルを抜ける。トボトトンネルからはアップダウンの続く区間となり、見通しの悪いカーブが連続する1.5車線狭路にアップダウンが加わり、運転が少々疲れてくる。

 トボトトンネルから3kmほど先にある清水トンネルを抜けてからもウネウネとダム湖湖岸を進み、いくつかの橋で谷を越えて進む。やがて赤い吊り橋が見えてくる。ダム湖(備後川)を渡る備後橋だ。見え隠れする備後橋を見ながらウネウネとした狭路を進み、清水トンネルから約2kmで林道備後川線分岐点となる備後橋西詰に到着する。R169交差点から約9kmである。

12.池原ダムの洪水吐を過ぎると平坦な1.5車

  線道となるが、急カーブが続く。

13.とぼと谷をトボト橋で渡る。この先もいくつも

  の谷を渡ることになる。

14.逆馬蹄形のトボトトンネルに入る。トンネルを出

  ると急カーブになっている。西口を撮影。

15.狭路で断崖下を進む。路面状態は良い方だ

  が、所々に小さな落石がある。

16.こんな道でも国道であることの証。R425国道

  標識の設置が増えた。

17.狭い2車線道だが、たまには直線区間もある。

  ダム湖湖畔区間には人家はない。

18.R169交差点から見て2つ目となる清水トン

  ネル。対向車に注意。

19.湖岸をウネウネと進むが、左側にダム湖(貯

  水池)はあまり見えない。

20.R169交差点から9kmほどで備後橋西詰に到

  着する。R425は橋を渡る。林道は右に向かう。

<<写真はすべて平成22年(2010年)5月撮影>>

■吉野郡下北山村〜吉野郡上北山村

 備後橋を渡ってからもダム湖(池原貯水池)南岸を進む。風景はほとんど変化無く、見通しの悪いカーブが連続する平坦な狭路をひた走る。備後橋から1.7kmほど進むと吉野郡上北山村に入る。住所的には大字白川となるのだが、沿道に人家は一軒もない。かつては川沿いに集落があったのだが、今は全てダム湖に水没してしまった。

 上北山村に入ってからもアップダウンの続く狭路を進んで行く。地形的には上北山村に入ってからの方が厳しいようで、断崖下を進む区間が長くなった。カーブの続く見通しの悪い1.5〜狭い2車線道を淡々と進んで行く。吉野郡上北山村に入ってから6kmほど進むと平坦な2車線道となり坂本ダムに到着。R169交差点から約17kmである。

21.備後橋西詰から対岸を見る。直線の1.5車

  線幅の吊り橋。

22.備後橋から先は断崖下を進む。落ち葉など

  で道幅が狭くなっている。

23.吉野郡上北山村との村境に至る。標識の反

  対側はもちろん下北山村と書かれている。

24.この付近の路面は荒れていた。所々に狭い

  2車線幅の区間もある。

25.上北山村の地名があるR425標識。これも昔

  はなかった。

26.断崖下を進む。見通しの悪い区間が長く、路

  面と対向車に注意が必要。

27.切り立った断崖下を進む区間もある。防護ネ

  ットがされているが、少し不安になる。

28.突然道幅が広がると坂本ダムに至る。

  (R42→R169方向を撮影)

29.坂本ダムで林道サンギリ線が分岐する。R425

  は右に向かう。尾鷲まで約30km。

<<写真はすべて平成22年(2010年)5月撮影>>

■吉野郡上北山村【上北山村河合〜上北山村白川】

 坂本ダム付近には公衆トイレがあり休憩ポイントとなるが、周囲に民家はもちろん自販機などもない。池原ダム以遠で久々の施設なのだが人気が全くない場所である。

 坂本ダム横では林道サンギリ線が分岐が左に分岐してダムの堰提上を進んで行く。林道を走れば山を越えて上北山村河合の町中に至る。R425はダム上を進まずに分岐点を右に向かう。ダムを過ぎるとすぐに坂本トンネルを通り抜け、坂本ダム湖(坂本貯水池)南岸をウネウネと進んで行くと、再び赤い吊り橋が見えてくる。出合橋である。備後橋と同じく見え隠れする出合橋を見ながら狭路を進んで行くと、坂本ダムから約2kmで出合橋を渡り、橋の東詰にあるr228(県道東川河合線)との交差点に至る。R169交差点から約19kmである。

 出合橋を渡ってからは古川沿いに進んで行く。この付近は大字河合と大字白川の交錯地のようで、出合橋東詰は大字河合、

西詰は大字白川となっている。橋を挟んで2枚のR425国道標識もあるが、標識の地名も同じようになっている。

 古川右岸に移ったR425を1.5kmほど進むと、正面に滝が見えてきた。ここも休憩ポイントなる場所だ。ほどなくして滝を真正面に見ることが出来る不動橋に到着する。

30.坂本ダムを過ぎるとすぐに坂本トンネルが現

  れる。

31.トンネルを抜けても断崖下を進む狭路が続

  く。この付近は谷側にガードレールがない。

32.出合橋西詰にあるR425標識。地名は『河合』

  だった。(R42→R169方向を撮影)

33.古川を渡る出合橋。こちらも赤い吊り橋とな

  っている。橋の東詰を撮影。

34.東詰はr228との交差点となるが、県道の表

  示は一切ない。(R42→R169方向を撮影)

35.東詰のr228交差点近くにもR425国道標識が

  ある。

36.写真35の国道標識。『白川』となっている。

  これが奈良県内最後の国道標識となる。

37.引き続きダム湖(貯水池)沿いの平坦な狭

  路を進んで行く。

38.やがて滝を眺めることが出来る不動橋を渡る。

  休憩ポイントにもなる。

<<写真はすべて平成22年(2010年)5月撮影>>

■吉野郡上北山村【上北山村白川〜県境】

 不動橋を渡ってからもダム湖(坂本貯水池)沿いを進んで行く。見通しの悪い1.5車線狭路を1.4kmほど進むと、高倉第二トンネルに至る。馬蹄形の狭路幅のトンネルを抜けると、すぐに高倉第一トンネルを通過する。これらのトンネルもダム建設による代替道路の一部として建設されたトンネルだろう。

 高倉第一トンネルを出ると深い谷間を淡々と進む。トンネルから1kmほど進むと2〜3軒の民家がある名古瀬(なごせ)集落に至る。この区間のR425では唯一の集落だが、人が住んで生活している様子はない。この集落が奈良県内最後となり、この先は三重県尾鷲市又口付近までの約10kmの間には人家はない。

 集落を過ぎると貯水池は終わり、流れが戻った古川沿いを進んで行く。名古瀬橋を渡ると古川左岸に移り、古川を左側に見ながら狭路を進む。R425奈良県内最後のトンネルとなる瀧トンネルを過ぎると平坦な1.5車線道を進み、奈良県・三重県の県境に到着する。出合橋東詰から約6km、R169交差点から約25kmである。

39.出合橋からは深い谷間を進む。

  (R42→R169方向を撮影)

40.やがて高倉第二トンネルに至る。トンネル西

  側抗口を撮影。

41.第二トンネルから200mほどで高倉第一トン

  ネルを過ぎる。トンネル西側抗口を撮影。

42.貯水池沿いを進むが深い山中となっている。

  1.5〜狭い2車線道を淡々と進む。

43.奈良県内最後の集落を過ぎると、流れの

  戻った古川沿いを進むが、川は見えない。

44.古川を渡る名古瀬橋を渡ると、深い谷間を行く

  ローカル国道となる。

45.ガードレールにR425ステッカーが貼られて

  いる。部分的に幅広の道となる。

46.奈良県内最後のトンネルとなる瀧トンネルを

  過ぎると県境に向かう。西側抗口を撮影。

47.瀧トンネルからは古川を左に見ながら、断崖

  下を狭路で進む。

<<写真はすべて平成22年(2010年)5月撮影>>

■吉野郡上北山村【県境付近】

 平坦な1.5車線道を進むと奈良県・三重県の県境に到着する。県境付近には道路の他には何もない。県境は峠や川ではなく、谷間の広場に突然現れる。地形図を見ると山の稜線に県境が設けられているようだ。

 県境でR425の奈良県内区間は終わるのだが、上位国道との重複区間も含め、和歌山県との県境となる牛廻越から三重県県境までのR425奈良県内区間の距離は120kmほどとなる。

48.県境近くになると平坦な1.5車線道となる。

  (R42→R169方向を撮影)

49.県境に距離標識がある。奈良県側から見る。

  尾鷲まで残り21km。

50.三重県側から撮影。道路左橋に県境の標識

  がある。ここから下北山まで35kmとある。

 

51.写真50の県境標識。シンプルな表示。

  ここからは三重県尾鷲市に入る。

52.写真50の拡大。こちら側にも『大型車通行で

  きません』の標識がある。

 

<<写真はすべて平成22年(2010年)5月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 R425奈良県内区間はほとんどがダム湖(貯水池)沿いを走る区間となります。池原ダムによるダム湖(池原貯水池)と坂本ダムによるダム湖(坂本貯水池) です。坂本ダムは昭和37年(1962年)、池原ダムは昭和40年(1965年)に完成しており、それに伴い建設された代替道路が現在のR425の前身ということになります。代替道路は昭和30年代中頃に建設されたもので、線形や道路の道幅やトンネルの形も同時代の標準的な形で建設されましたが、今となっては狭路となっています。

 下北山村白川や大瀬、上北山村出合などには集落がありましたが、ダム建設に伴い全て水没。標高の高い現道沿いに移転した家屋もあったそうですが転居などで無人となり、今残るのは上北山村名古瀬地区の集落だけとなっています。名古瀬集落も人は住んでおらず、たまたま出会った方の話では村の宿泊研修施設として利用されているそうで、定期的に掃除などで来るぐらいだそうです。出合橋東詰からのr228沿いにも集落はありますが、すでに人は住んでおらず、年に数日お墓参りや掃除などのために訪れるだけとなっているとのこと。なので奈良県内のR425は事実上無人地帯を進むことになります。

 交通量は皆無に近い状態です。前述の集落に行き来する地元車以外は、好んでR425を走って吉野郡下北山と尾鷲を走る人は少ないようですが、希に車が走っていることがあるので対向車には注意してください。地元車以外ではバス釣りの車か林道に向かうオフロードバイク・車ぐらいでしょう。

■ガソリンスタンド

 GSはありません。最寄りは吉野郡下北山村下池原のGSとなります。

■アドバイス

 基本的に無人地帯を走ります。見通しの悪い狭路が続くのでバイク・車の運転初心者の方は複数人・複数台で行かれることをお勧めします。何か合った場合は助けを呼ぶ手段がありません。時々貯水湖をバス釣りのボートを見かけますが、まず声は届かないでしょう。

 事実上の無人地帯を走ります。自販機はありませんので、バイク・車であっても飲み物などは事前に購入しておくことをお勧めします。また距離が長いため、自転車の場合は時間・体力に余裕をもって走ってください。

■注意点

 悪天候時や大雨の後は土砂崩れなどの危険があるため、走らない方がよいです。 晩秋〜早春や冬期は路面凍結・積雪があります。冬期の通行はやめた方が無難です。道路の通行規制情報を確認してから走ることをお勧めします。

 街灯などの照明も設置されていないので、日没後夜間の走行は大変危険となるので注意してください。

●走行DATA

奈良県吉野郡下北山村〜奈良県吉野郡上北山村

【終点→起点方向を走行】

>>走行日:平成21年(2009年)4月9日/平成22年(2010年)5月13日/他

注意>>この区間は、走行方向問わず何度か走行しています。走行日は使用写真の撮影日のみを記載しています。

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