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国道371号線(3)

和歌山県伊都郡高野町〜和歌山県田辺市龍神村

和歌山県田辺市龍神村

○国道371号線(旧:高野龍神スカイライン区間)

 【和歌山県伊都郡高野町〜和歌山県田辺市龍神村】

【レポートは和歌山県高野町→和歌山県田辺市龍神村方向(起点→終点方向)です。】

■和歌山県伊都郡高野町〜和歌山県伊都郡かつらぎ町花園

 奥の院駐車場脇の交差点を曲がると、R371は整備された2車線道となり南に向かう。もともとは『高野龍神スカイライン』という有料道路だった区間。 平成15年(2003年)10月1日に無料開放されてR371となった。

 奥の院前から1kmほど進むと料金所跡を通り抜ける。料金所のブースはきれいになくなり、有料道路だった名残は広い路肩ぐらいだろう。ここからしばらくは平坦な2車線道が続く。急カーブが連続するが比較的走りやすい。料金所跡から4kmほど進むと急勾配の坂道となりヘアピンカーブが連続して現れるようになる。先ほど走った道がすぐ足下に見えている。この付近から山深い所に入って行く。

 料金所跡から約8kmで奈良県吉野郡野迫川村に向かう道が分岐。有料道路時代は高野山側の料金所をパスする裏道だった。この付近からは山の尾根付近を進んで行く。ちょうど和歌山県と奈良県の県境付近となるため、R371は時々奈良県内を走ることがある。

 アップダウンを繰り返す2車線ワインディング道路を進んで行く。急カーブを何カ所もクリアしながら淡々と走る。時折登坂車線のある坂道もあり、淡々とアップダウンを繰り返し 進んで行き、奥の院前から約20kmで箕峠に到着。ここで伊都郡かつらぎ町花園(旧:伊都郡花園村)中南から上ってくる舗装林道(R371旧道)と合流する。

1.高野山側料金所跡。広い路肩が往事を偲ば

  せる。

2.無料化されてしばらくしてからR371標識が

  設置された。

3.この付近から2車線ワインディング区間となる。

  急カーブが連続するようになる。

4.野迫川村に抜ける道との交差点。左に向かう

  と野迫川村に至る。かつての裏道。(0805)

5.R371は県境付近の尾根づたいに進んで行

  く。アップダウンが続く。地名は合併前。

6.この付近で標高約930m。

  (龍神村→高野山方向を撮影)

 

 

7.箕峠に到着。左の道が中南に抜けるR371

  旧道。(龍神村→高野山方向を撮影)(0711)

   

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2004年4月撮影>>

■和歌山県伊都郡かつらぎ町花園〜和歌山県田辺市龍神村

 箕峠を過ぎてからしばらくは急カーブが連続する区間を走るが、やがて見通しの良い区間に出る。この付近 でも和歌山県有田郡有田川町(旧:有田郡有田町)と奈良県吉野郡野迫川村を行ったり来たりしながら進んで行く。やがて和歌山県側を通るようになり、箕峠から約4kmで笹ノ茶屋峠に到着。有料道路時代のAB区間(料金区分)の境だった峠でドライブインがある。ここからR480に下る舗装林道が分岐している。

 ここから1.2kmほど進むと田辺市龍神村(旧:日高郡龍神村)に入る。この付近から急勾配・急カーブが連続する区間に入る。わずかな距離で一気に標高を上げると尾根づたいに進む勾配の緩い2車線道となり、やがて休憩ポイントである護摩壇山展望台に着く。奥の院前から約31kmである。

 展望台を過ぎるとアップダウンが連続するようになる。少し先でR371最高地点である標高1239m地点を通り抜けると、あとは下り坂となり龍神村に向かう。急カーブと急勾配の坂道が多くなり、一気に標高を下げて行く。護摩壇山から10kmほど進むと日高川の支流である古川沿いの谷間を進むようになるが、道自体はアップダウンが連続する2車線ワインディングのまま。いくつもカーブを曲がりながら進んで行く。

 やがて数軒の民家が見えてくると緩やかな勾配の2車線道となり、護摩壇山から約15km、奥の院前から約45kmで田辺市龍神村側の料金所跡に到着。かつての有料道路である『高野龍神スカイライン』区間が終わる。

8.見通しの良い区間が続く。

  (龍神村→高野山方向を撮影)

9.護摩壇山北側の急坂・急カーブを過ぎると

  走りやすい道になる。

10.護摩壇山を過ぎると下り区間に入る。再び急

  勾配・急カーブが連続するようになる。(0805)

10.意外ときついコーナーが多い。

  (龍神村→高野山方向を撮影)(0805)

11.やがて谷間を進む2車線道になる。少し見通

  しの悪い区間になる。

12.この先が龍神側料金所跡。有料道路はここで

  終わりだった。(0805)

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2004年4月撮影>>

■昔のR371

 有料道路時代の『高野龍神スカイライン』は、有料時代末期の126cc以上のバイクの通行料金が1460円だった。料金は途中で分けられ、高野山寄りのA区間が850円、B区間が610円 だったと思う。その関係で高野山と龍神側の2箇所に料金所が設けられて料金が徴収されていた。あまりにも高い通行料金だったので、全区間を通して走るのは年1〜2回ぐらいで、ほとんどはB区間の料金610円だけで通行していた。

 こう書くと、高野山側の料金所で料金を支払わずに強行突破していたように思うかも知れないがそうではない。高野山側には箕峠からのR371(当時の現役国道区間)や奈良県野迫川村に向かう村道などがあり、それらの道の入口には料金所はなく、高いA区間(高野山側)の料金所を通らずにパスすることができたのだ。残念ながら龍神側には迂回ルートがなかったので、龍神側の料金所でB区間(龍神側)の通行料金を支払っていた。

 先の迂回ルートからスカイラインに入り、料金所の手前で折り返して何度も往復して攻めていたライダーがいたのも昔話となってしまった。

 写真は平成15年(2003年)10月末に撮影した写真。無料化された直後のことで、今は撤去されてしまった料金所が写っている。これより以前にも何枚か撮影しているはずなのだが、見あたらないので探しておきます。

1.無料化を知らせる掲示板。『10月1日から龍

  神スカイライン無料化』とある。

2.高野山側の料金所。無料化後なので、料金

  所はすでに無人。

3.龍神側の料金所。こちらも無人。『無料開放』

  というポスターが貼られていた。

<<写真はすべて平成15年(2003年)10月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

 平成15年(2003年 )10月1日をもって有料道路の高野龍神スカイラインは無料化されてR371に指定されました。これにより旧来の高野山〜かつらぎ町花園(旧:伊都郡花園村)中南〜箕峠間のうち、中南〜箕峠間は国道指定が解除されて林道に降格。高野山〜花園中南間はR371(R480重複)のまま残っています。

 高野龍神スカイラインは昭和41年(1966年)8月に開通しています。当時は未舗装のダート林道だったようです。この道を整備して、昭和55年(1980年)7月21日に舗装有料道路(和歌山県道路公社が管轄)の『高野龍神スカイライン』として再開通しています。

 しかしバイクでも1460円(全区間)という高い通行料金で敬遠され、収支は思わしくなく大赤字でした。高野山と龍神温泉を結ぶ一大観光道路であるにもかかわらずです。そこで和歌山県では、供用開始後23年目の平成15年(2003年)で、残る債務残高を一括返済しての無料化を実施しました。高野山と龍神温泉といった観光地への観光客誘致が目的だったと言われています。 この結果、無料化後は交通量が一気に増加。観光バスが数台連ねて走るようにまでになりました。和歌山県の目論見通りです。

 しかし以前から知られていた快走できるワインディング道路であったため、一方で地元を始め、他府県から公道ライダーが押し寄せるようになり ました。レーサー気取りで無茶な運転や追い越しをする一部のライダーが目立つようになっています。それは車も同じで、無茶な運転をする一部のレーサー気取りのドライバーも多くなっています。夏の週末の晩は大変なようです。

 平成22年(2010年)3月には、スカイライン区間を190k/h近い速度でバイクで走行して逮捕された者が出る始末・・・。しかも搭載カメラで撮影した動画を公開したのが逮捕の決め手だから笑い話にもならない。

 身勝手な運転をするのは爆走する連中だけはありません。特に紅葉シーズンはなると、トロトロ走る車が多くなりました。後続車お構いなしに、車内で談笑して紅葉を見ながらゆっくり走る車とか、突然停まる車とか・・・。さらにはカーブの出口に車を止めて紅葉を撮影している輩とか、とんでもない場所を横断する輩とか、何を考えているのか分からない連中がやってくるようになりました。 ヽ(`Д´)ノ

 土日・祝日、観光シーズン(特に紅葉の季節)は交通量が大変多くなっています。観光バスが数台連ねて走っていたりします。

無理な追い越しは事故のもととなるので、見通しの良い区間で抜くようにして下さい。カーブで追い越しをかける輩を時々見かけますが、はっきり言って自殺行為です。

 ちなみに5〜9月のシーズン中は、月数回どこかで事故が起こっているそうです。バイク単独事故も月2〜3回起こるそうです。尾根づたいに通る道なので、ガードレールを突き破って崖下に転落することもあるそうで、年数件そういう事故も起きているとか。年数件の死亡事故が発生しています。

 携帯電話は通じないので、救援を求めても助けが来るまで相当な時間がかかります。それが命取りになることもあるので、くれぐれも無茶な運転はしないでください。

 そんなわけで毎年2輪車通行禁止という話が出てきます。平成22年(2010年)時点では2輪終日通行止めにはなっていませんが、事故が多いと何らかの規制がかかるかも知れません。気を付けて走りましょう。

■ガソリンスタンド

 高野龍神スカイライン区間内にはGSはありません。高野町側は高野山市街地に2軒(金剛峯寺と金堂近くのみ)、龍神側

は料金所跡直前に1軒あるだけです。R371沿いではありませんが、R371から離れてかっての高野山側料金所をパスする道を走って奈良県野迫川村に向かえば役場近くに1軒あります。(最近走っていないので、現在も営業中かどうかは不明です。)

 スカイラインから分岐する林道にアタックする場合もガソリンには注意して下さい。

■アドバイス

 2車線ワインディング区間で、バイクだとかなり快適に走ることが出来ます。急カーブも多いため、速度の出し過ぎは注意して下さい。カーブでは対向車に要注意です。時々はみ出して走る輩がいます。

 無料化されてから路面状は悪化しています。舗装が剥がれている箇所が目立つようになっているので、路面状態にも注意して下さい。秋の紅葉シーズンには落葉が路面に積もっていることがあります。雨が降った直後は要注意です。無料化されてからは特に落ち葉が目立つようになっています。

 自転車の場合ですが、アップダウンが連続します。また標高1200m付近まで上ることになるので、時間・体力には余裕を持って走って下さい。護摩壇山の展望台を含めて、区間内には3箇所のドライブインがあります。休憩ポイントとしてちょうど良いでしょう。

■注意点

 大雨や悪天候時は土砂崩れなどの危険があるので走らない方が無難です。標高が高いため、麓では晴れていたり曇っていても、尾根付近では雨が降っていることがあります。 

 冬期ですが、晩秋〜早春にかけては路面凍結・積雪があります。早ければ11月20日すぎから積雪があり、北斜面の日陰では路面凍結が始まっています。雪雲が無くても風だけで気温が低くなり凍結することがあるので、11月に入ったら15時以降は走らない方が無難でしょう。

 気温は高野山や龍神村の町中よりもさらに数度下がります。秋や春頃は意外と寒い場合もあるので、晩秋や早春の頃は防寒にも注意が必要です。夏場は涼しくて爽快な気分になれるのですけどね。

>>冬期規制

 高野龍神スカイライン区間では、12月中旬〜翌年3月末まで冬期通行規制が行われます。期間中は2輪車は全面通行止め、4輪車の通行は午前7時〜午後5時のみとなります。冬期ですが、4輪車の場合はタイヤチェーン必携です。

■取り締まり

 事故が多いこともあってか、無料化されてからは速度取り締まりが頻繁に行われるようになりました。あめふらし@管理人は取り締まり現場を見たことはありませんが、聞くところでは写真6の付近では頻繁に行われているそうです。路肩の広い場所や見通しの良い下り坂の終わり付近など、見通しの良い区間や速度の出しやすい区間では要注意です。

 またシーズン中の土日などに白バイ目撃情報があります。バイクだからと言って安心はできません。GWや盆休みの時期などは、白バイによる先導(速度抑制)が行われているとか・・・。くれぐれもご注意を。

●走行DATA

和歌山県伊都郡高野町〜和歌山県田辺市龍神村

【両方向を走行】

>>走行日:2003年10月 27日/04年4月12日/05年5月27日/07年11月8日/08年5月22日/

平21年(2009年)6月18日/他多数

注意>>この区間は有料道路時代を含め、また走行方向問わず、かなり頻繁に走行しています。走行日は主な日のみを記載しています。

【合併情報】

●2005年(平17年)5月1日付けで、和歌山県日高郡龍神村、西牟婁郡中辺路町、西牟婁郡大塔村、東牟婁郡本宮町の2村2町と和歌山県田辺市が対

 等合併。和歌山県龍神村は『和歌山県田辺市龍神村』になりました。

●2005年(平17年)10月1日付けで、和歌山県伊都郡花園村は伊都郡かつらぎ町に編入されて『和歌山県伊都郡かつらぎ町花園』になりました。

●2006年(平18年)1月1日付けで、和歌山県有田郡吉備町、有田郡金屋町、有田郡清水町の3町が対等合併して『和歌山県有田郡有田川町』になりま

 した。

○国道371号線

 和歌山県田辺市龍神村

【レポートは高野山→和歌山県田辺市龍神村方向(起点→終点方向)です。】

■和歌山県田辺市龍神村【田辺市龍神村大熊〜田辺市龍神村西】

 かつての高野龍神スカイライン龍神側料金所跡を過ぎると、道は整備された2車線道で日高川に沿って進んで行く。料金所を過ぎてから急勾配の坂道を登るが、r19(県道美里龍神線)との交差点を過ぎるとほぼ平坦な道となる 。蛇行する日高川に沿って進むので急カーブが多いが、見通しの良いカーブが多く、また道路の改良が進んでいるので走りやすい。

 淡々と日高川右岸の快適な2車線道を6.5kmほど進むと温泉TNを越えて龍神温泉の近くを通り過ぎる。TNを出て日高川を渡るとR425と合流。ここからはR425との重複区間となる。R371は整備が終わっており、日高川の対岸に旧道を見ながら進む。蛇行する日高川に沿わず、山腹を湯ノ又TN、広井原TN、宮代TNといったBPTNで貫き、いくつもの集落を通過しながら快適な2車線道を淡々と進む。

 龍神側料金所跡から22kmほど進むと、田辺市龍神行政局(旧:龍神村役場)のある田辺市龍神村(旧:日高郡龍神村)西地区の町中に入る。行政局前を過ぎて少し進むとR425が分岐する上山路橋西詰交差点に到着する。

1.龍神料金所跡からは日高川に沿って進む 快

  適な2車線道になる。(0711)

2.蛇行する川に沿うので、ウネウネと蛇行して

  進むことになる。

3.龍神温泉近くのR425との交差点。R371は

  直進する。

4.龍神温泉から南も整備された快適な2車線道

  が続く。

5.約20kmもの快適な走行が楽しめる。見通し

  の良い道が続く。(0404)

6.龍神村西のR425との交差点。R371はここ

  を左折する。(0711)

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2008年5月撮影>>

■和歌山県田辺市龍神村【龍神村西〜龍神村小森】

 上山路橋西詰の交差点を左折すると、上山路橋で日高川を渡り東へ向かう。日高川を渡ると狭い2車線道で集落内を進んで行く。1.5kmほど進むと道幅が広く なり、r735(県道龍神十津川線)との交差点を右折すると丹生川を高橋で渡る。以前の高橋は1車線幅しかない狭い橋だったが、今は掛け替えられて立派な2車線幅の橋に変わっている。

 丹生川を渡ると、のんびりした山間の農村の中を進む1〜1.5車線幅のローカル国道となるが、R371の標識などは一切設置されていない。2kmほど進み集落の外れで左カーブを曲がると丹生川を渡る朝潮橋に到着する。この付近が車道としてのR371の龍神側端点となる。

 さて、龍神村側の端点であるが、地図によって違いがあって、どこが正式な端点なのかがはっきりしない。国土地理院発行の地形図では朝潮橋南詰がR371端点となっているが、一部の市販地図では朝潮橋の手前約100mの左カーブ付近が端点となっている。当サイトでは、国土地理院発行の地図に倣い、朝潮橋南詰を端点とみなしておく。

 端点から先は、持平山の西側を越えて田辺市中辺路町(旧:西牟婁郡中辺路町)小松原に続いている点線国道(登山道)があるそうで、この登山道がR371として指定されているとのこと。

7.上山路橋を渡ると狭い2車線道で東に向か

  う。表示にはR371と記されている。

8.r735との交差点。R371はここを右折する。

  直進するとr735に入る。

9.龍神村東にある高橋。2車線の立派な橋に架

  け替えられた。(0511)

10.高橋を渡ると山間の1車線ローカル国道にな

  る。(0805)

11.一部市販の地図上ではこのカーブが端点と

  示されている。

12.写真11からの点線国道区間はこんな狭路だ

  った。いずれは登山道に辿り着くのだろう。

   

13.朝潮橋南詰。国土地理院発行の地図では

  ここが端点となる。渡るとr735に出る。(0805)

 

 

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて平成19年(2007年)11月撮影>>

■和歌山県田辺市龍神村【龍神村殿原】

 朝潮橋を渡るとr735(県道龍神十津川線)に入る。 r735単独区間を3.5kmほど十津川方面に進むと、田辺市龍神村殿原地区に到着する。ここにある神社前で立派な2車線幅の橋が現れる。この宮川大橋から南が先行供用されたR371の一部。R371本道とは接続しておらず、この区間だけ独立している。

 宮川大橋で丹生川を渡ると、整備され走りやすい高規格の2車線道となっている。数軒の民家前を通り抜けて緩やかな勾配ある坂道を進む。すぐ左側に丹生川とr735の道路を見下ろすことが出来る。緩やかなカーブを曲がり、橋を渡って少し進むと

道はダートなる。2007年11月時点で供用されているのはここまで。ここから先はバイクから下りて歩いて進んでみる。

 橋を渡ると山を切り崩して出来た切り通しとなっていた。そこを越えると、山の斜面を切り開いた平坦な2車線幅ぐらいのダート道が延びている。すぐ下を龍神村谷口集落へ向かう道と丹生川が見える。事業中止となってから3年ほど経過したため、ダート路面の端から草木が生え始めていた。300mほど進んだが、これより先は まだ続くようだったので引き返した。

13.龍神村殿原にある宮川大橋北詰。ここから

  R371バイパスが分岐している。ここは右に

  向かう。(0511)

14.走りやすい2車線道となる。『この先通り抜け

  できません』という警告看板が設置されてい

  た。

15.バイパスは2kmほど供用されている。高規格

  の2車線道路が続くが、通る車はほとんど見ら

  れない。(0511)

16.ここまでは通行可能だった。ここにも『通り抜

  けできません』という看板が設置されている。

  ゲートで完全封鎖されていない。

17.2007年11月時点ではここまでが舗装され

  ていた。この先は未舗装区間に。道端から草

  木が浸食していた。

18.歩いて進んだ。建設中止となった龍神四BPの

  道路。2004年(H16年)度に事業中止となっ

  た。この先の状態は不明。(0511)

<<撮影年月の記載が無い写真はすべて2007年11月撮影>>

<<MEMO>>

■概況・交通量など

>>龍神側料金所跡〜龍神村西

 日高川沿いに進むこの区間は全区間2車線道で整備されています。大変走りやすい道で、快適に走ることが出来ます。土日・祝日やシーズン中は車や観光バスなどが目立ち、交通量が多いのですが流れは良いのでイラつかずに進みましょう。

>>龍神村西〜龍神村小森

 盲腸線のような区間です。途中まではr735(県道龍神十津川線)と重複しています。高橋から先はローカル国道となっています。交通量は少ないですが、狭路区間では対向車に注意して下さい。

 この区間は暫定的にR371に指定されているようです。現在建設中のR371は龍神村西地区ではなく、龍神村宮代地区に抜けるという話があります。2007年11月時点では、まだR371として指定されていました。

>>龍神村殿原地区

 分断・建設中の龍神村〜中辺路町間のうち、完成・供用開始されている龍神側の区間です。両端部がR371に接続していない孤立区間です。この区間は龍神四バイパスという名称が付けられています。 この工事現場には1998年以来かれこれ9年近く通っています。

 2004年(平16年)度、同バイパスについては事業中止が決定され、工事は中断されています。ゆえに当分の間、この区間は分断区間となります。ちなみに事業中止の理由は、r198(県道龍神中辺路線)が開通してすでに大きな役割を果たしており、R371龍神四BPの必要性が低下したためだそうで。(事業中止で予算などを他の事業に回すことができます。) なら最初からr198をR371として指定すればよかったのではないのかと・・・。造った道路などは どうするんでしょう?何年か先には事業再開するつもりなのかも知れません。>>H29(2017)年5月追記:平成23年(2011年)度に事業再開が決定したそうです。

■ガソリンスタンド

 数店のGSがあります。龍神料金所跡近くにあるGSはR371高野龍神スカイライン方面(高野山方面)への最後のGSとなります。また龍神村西地区のGSを過ぎると、東側 (端点方面。r735方面)にはGSはありません。

 日曜・祝日が休みの店があります。営業時間にも注意して下さい。

■アドバイス

 特に問題ないでしょう。狭路区間での対向車と歩行者、飛び出してくる地元車に注意するくらいです。

■注意点

 大雨や悪天候時は土砂崩れなどの災害が起こりやすい山間を進みます。大雨時は走らない方が無難です。

 冬期は路面凍結・積雪がある地域です。晩秋や早春も注意して下さい。

●走行DATA

和歌山県田辺市龍神村(料金所跡〜龍神村西)

【起点→終点方向を走行】

>>走行日:2002年9月20日/04年4月12日/05年5月27日/05年11月8日/07年11月8日/08年5月22日/他多数

和歌山県田辺市龍神村(龍神村西〜龍神村小森)

【両方向を走行】

>>走行日:1999年11月2日/2002年9月20日/05年11月8日/07年11月8日/08年5月22日/他

和歌山県田辺市龍神村(龍神村殿原)

【両方向を走行】

>>走行日:2005年11月8日/07年11月8日/08年5月22日/他

注意>>この区間は、走行方向問わず 、かなり頻繁に走行しています。走行日は主な日のみを記載しています。

【合併情報】

●2005年(平17年)5月1日付けで、和歌山県日高郡龍神村、西牟婁郡中辺路町、西牟婁郡大塔村、東牟婁郡本宮町の2村2町と和歌山県田辺市が対

 等合併。日高郡龍神村は『和歌山県田辺市龍神村』 、西牟婁郡中辺路町は『和歌山県田辺市中辺路町』になりました。

>>国道371号線(4)

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