●国道172号線〜国道206号線 

 R101〜R244は昭和28年(1953年)5月18日付けで国道になったグループで、3ケタ国道『第1期生』です。このうちR172〜R206は、関西・中国・四国・九州地区で設定されたグループとなります。

 後年になってから起点終点やルートの変更、区間の改定で延長されたら『悪路区間』が復活したという国道も多く、中にはR170やR173のように一度消滅して後年復活した国道もあります。

●DATA

 指定路線:35路線

 未開通路線:なし

 

3ケタ国道走行記

HOME

 

国道172号線

起点:大阪府大阪市大阪港〜終点:大阪府大阪市中央区(8.0km)

 大阪府大阪市内にある『港国道』。全国にある『港国道』の中では一番距離の長い『港国道』ですが、港町を走っているのはわずかな区間だけで、ほとんどは都市部を走る『大都市国道』となっています。

 大阪市内を東西に横断する幹線道路でもあることから、交通量は大変多い幹線道となっています。『みなと通り』という名前が付けられています。

国道173号線

起点:大阪府池田市〜終点:京都府綾部市(70.3km)

 大阪府池田市と京都府綾部市を結ぶ3ケタ国道。阪鶴連絡ルートの一部を形成しており、大阪と舞鶴を結ぶ最短経路の一部となっています。

 阪鶴連絡ルートの中核を担う道路だけあって道の改良・整備は進んでおり、全区間が快適な2〜4車線道路になっています。

 

国道174号線

起点:兵庫県神戸市神戸港〜終点:兵庫県神戸市中央区(187m)

 兵庫県神戸市内にある『港国道』。全国にある約450本(区間)の『国道』の中で一番距離の短い『国道』です。

 歴史ある港町であり重要港である神戸港と神戸市街を結ぶ国道ですが、国道としての存在感は薄くわずか2枚だけの国道標識と日本最短を示す案内標識があるだけです。

 

国道177号線

起点:京都府舞鶴港〜終点:京都府舞鶴市魚屋(700m)

 京都府内唯一の『港国道』です。典型的な『港国道』の一つで、総距離は1kmにも満たない700mほどの短距離国道です。

 日本海側の重要港である舞鶴港(西港)とR27を結ぶ国道ですが、交通量の少ない静かな町中を走る道となっています。

 

 

国道178号線

起点:京都府舞鶴市〜終点:鳥取県岩美郡岩美町(201km)

 京都府舞鶴市と鳥取県岩美郡岩美町を結ぶ3ケタ国道。丹後半島を周遊して日本海に沿って延々と続きます。

 自動車専用道区間があったり高規格道路の2車線道区間があるなど整備・改良が進んでいますが、丹後半島には狭路 が続く悪路区間が残っています。

 

国道185号線

起点:広島県呉市〜終点:広島県三原市(68.4km)

 広島県呉市と広島県三原市を結ぶ広島県内で完結している3ケタ国道。瀬戸内の海岸線に沿って進みます。整備・改良が進んだ国道で、海岸線近くを快適に走ることが出来ます。

 江戸時代末までは広島県南部に東西を結ぶ街道はほとんどなく、東西交通は船が主流でした。東西方向の道路が造られるのは明治時代に入ってから。軍事上の必要性から整備された道路が前身となります。

国道193号線

起点:香川県高松市〜終点:徳島県海部郡海陽町(159.1km)

 四国東部を縦断する3ケタ国道。『一休さん』と呼ばれることもある国道ですが、R192以南の区間は狭路が続く悪路となっており、R439と並ぶ四国を代表する悪路国道となっています。

 3ケタ国道らしく、途中で分断区間がありますが、県道で連絡されており通り抜け可能です。なお、平成16年(2004年)夏の台風で大きな被害を受けましたが新トンネルを建設して復旧しています。

国道194号線

起点:高知県高知市〜終点:愛媛県西条市(88.3km)

 四国中央部を走る四国縦断国道。高知県高知市と愛媛県西条市を最短距離で結んでいます。

 かつては途中にある峠をウネウネ・クネクネした狭路で越える3ケタ酷道でしたが、整備・改良が進んだため、今では快適な2車線国道に生まれ変わっています。

 高知県・愛媛県県境にある寒風山トンネルは、無料一般道路のトンネルとしては日本最長のトンネルです。

国道198号線

起点:福岡県門司港〜終点:福岡県北九州市門司区西本町(0.6km)

 全国に何本か設定されている『港国道』の一つで、九州唯一の『港国道』です。北九州の主要港である門司港と北九州市門司区西本町を結びます。全長約600mの短距離ですが、道は広くて片道2〜3車線もある立派な国道となっています。

 距離的には全国道中、第3位の短さとなっています。

 

3ケタ国道走行記

HOME